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    ハッシュタグ「日幸物産」記事一覧

    ウエッジ用シャフト『ZNE』(ゾーン)。日本でもブレイクしたパターシャフト『スタビリティー』と同じ米BGT社のシャフトで、『スタビリティー』同様に、2ピースのウエッジシャフトと異彩を放っている。その『ZNE』というモデル名は、範囲を表す意味の「ZONE(ゾーン)」から来ており、圧倒的な方向安定性が特徴となっている。 ラインアップは重量別に90g、115g、130gだが、90gはカーボンの2ピース、115gと130gはスチールとカーボンの2ピースとなっている。 今回はインストラクターでゴルフ・ユーチューバーの「もちけん」こと處江里加さんが、30ヤード、50ヤード、フルスイングでテストした。 まずは動画で <iframe width="788" height="433" src="https://www.youtube.com/embed/xVA8vt_Pgz8" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe> <h2>もちけんのファーストインプレッション</h2> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2023/08/bgt1.jpg" alt="" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-78271" /> <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>もちけん</strong></span> 全体的には最近流行のマットカラーで、手元側は模様が入っています。そして持った印象ですが、90gだけが手元側が細く感じますね。 <h2>ZNE90(90g)「オートマチックにボールを拾ってくれます!」</h2> <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>もちけん</strong></span> まず、一番軽い90gです。私的には一番振りやすかったです。軽量ということもありますが、先端のカーボン部分のしなりが、コックをリリースしなくても、ボールを拾う動きをしてくれます。ゴルファーが少しトップ気味にインパクトしたと感じても、少しクラブヘッドが落ちてくるシャフト挙動で、ボールを上手く拾ってくれます。ゴルファーを上手にサポートしてくれるシャフトです。 もうひとつ、ボールがフェース面にのっている時間が長いように感じます。ボールをオートマチックに拾ってくれて、ボールがのっている時間が長いので、方向性は抜群だと思いますね。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2023/08/9e7854dc75da5c7c924e07f0b1d1d6e5-1.png" alt="" width="788" height="102" class="size-full wp-image-78343" /> ZNE90 30ヤード <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2023/08/b94d5dd7cd667fc15ab7327415af65c2-1.png" alt="" width="788" height="93" class="size-full wp-image-78344" /> ZNE90 50ヤード <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2023/08/c4529061b71b87d06bb794e16b618109-1.png" alt="" width="788" height="93" class="size-full wp-image-78345" /> ZNE90 フルショット <h2>ZNE115(115g)「ヘッドの位置を感じやすく、タイミングが取りやすい」</h2> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2023/08/bgt2.jpg" alt="" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-78273" /> <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>もちけん</strong></span> 115gのシャフトになると、少しだけボールを拾うという点でアシストが少し薄まります。ただ、90gのシャフトとは異なり、クラブのバランスポイントをヘッドに近い場所に感じます。そのシャフト、クラブの重さによって、ヘッドがインパクトに向けて落ちてくれます。 パワーがあってクラブを軽く感じやすいゴルファーには、スイング中のヘッドの場所を感じにくい方が多いと思います。そういう方が『ZNE115』を使うと、スイング中のヘッドの場所を感じやすくなりますし、それによって、ヘッドを落とすタイミング、リリースするタイミングも取りやすくなると思いますね。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2023/08/782c815175d9e9b611c58e5ed978db52.png" alt="" width="788" height="92" class="size-full wp-image-78347" /> ZNE115 30ヤード <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2023/08/add5339750d6613d03cbc1e779042142.png" alt="" width="788" height="89" class="size-full wp-image-78348" /> ZNE115 50ヤード <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2023/08/f23ef5f78aac25562fc9597e0cd62fbe.png" alt="" width="788" height="91" class="size-full wp-image-78349" /> ZNE115 フルショット <h2>ZNE130(130g)「引っかけ、手打ちを止めたいなら130gがオススメ」</h2> <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>もちけん</strong></span> 130gの『ZNE』になると、バランスポイントをシャフトの手元(グリップ下周辺)に感じます。そのメリットですが、スイング中に手元が浮かない、クラブが身体の近くを通ることがあげられると思います。 もうひとつフルスイングでのショットで感じたのは、左に引っかからないことです。特に『ZNE130』は顕著ですが、シャフト自体が飛球線方法にはしなりますが、ねじれが少ないように思います。それがフルスイングでの引っかけ抑制につながっていると思います。これは『ZNE130』がカウンターバランスの度合いが強く、そのために手だけのスイングでなくなるので、引っかけが抑制されていると考えられますね。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2023/08/8aaef371114ab6f13255f825a4f8499b.png" alt="" width="788" height="95" class="size-full wp-image-78352" /> ZNE130 30ヤード <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2023/08/bc79f715ef3ba4a57cc4bf4a3e009e33.png" alt="" width="788" height="91" class="size-full wp-image-78353" /> ZNE130 50ヤード <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2023/08/fe41f4261409a39cbb8cdaf49d41b02e.png" alt="" width="788" height="89" class="size-full wp-image-78354" /> ZNE130 フルショット <h2>もちけんの総評</h2> <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>もちけん</strong></span> 「90g」はアシスト機能が高く、非力な男性ゴルファー、パワーのある女性ゴルファーに合いそうですね。HSでいえば、42m/s以下ですね。「115g」「130g」は先端がスチールなので、捻じれ度合いが少ないですね。その中で「115g」はウエッジを軽く感じてしまうゴルフファー、「130g」は手元が浮かないのでシャンクが出やすいゴルファーに合いそうですね。 3種類ありますが、重量で選ばず、シャフトの挙動で選んでいただきたいです。 お問い合わせ:日幸物産 03-3994-1033 https://www.nikkobussan.co.jp/brava/
    (公開)2023年08月19日
    令和元年にヒットしたパーツといえば、カーボンとステンレスなどの複合パターシャフト<strong>『Stability Shaft(スタビリティー・シャフト)』</strong>だろう。 その最大の特徴はシャフト全体のトルクが1度と、従来品の約半分であり、ストローク中の捻じれが少ないこと、また、インパクト時にヘッドの振動を抑制して、パッティングでの左右のブレ、縦の距離感が安定することだ。 特にカーボン部分は12層のカーボンシートを積層し、パラレル形状。そのカーボン部分にはチップ側に有限要素法解析で設計された22gのアルミインサートが挿入されている。その下のコネクタ部分にはスチール素材の5倍の剛性を持つ7075アルミアルマイトという素材を採用。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2020/03/satbility-tour1.jpg" alt="上級者向け『スタビリティーツアー』シャフトを永井プロが試打検証!その評価は?" width="800" height="533" class="aligncenter size-full wp-image-61386" /> 総合的には剛性が強く、トルクも少ないため、パターシャフトにありがちな手元の緩さがなく、ヘッドの操作性が高いシャフト。その上級者向けが『スタビリティーツアー』だ。 その『スタビリティーツアー』をギアの賢者・ソクラテス永井延宏プロが試打、その性能を紐解いていく。 1969年埼玉県生まれ。アメリカ・オーストラリアでの経験をもとに、グローバルな視野と独自のティーチングメソッドを構築。NPO法人ゴルフアミューズメントパークの理事として、ゴルフ市場の発展や指導者の育成にも携わる。2006年度レッスンオブザイヤー受賞 上級者向け『スタビリティーツアー』シャフトを永井プロが試打検証!その評価は? <iframe src="https://www.youtube.com/embed/eGP6UEjgd7Q?rel=0" width="788" height="433" frameborder="0" allowfullscreen="allowfullscreen"></iframe> <h2>『スタビリティーツアー』をギアの賢者ソクラテス永井プロが解説</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2020/03/satbility-tour6.jpg" alt="上級者向け『スタビリティーツアー』シャフトを永井プロが試打検証!その評価は?" width="800" height="533" class="aligncenter size-full wp-image-61389" /> <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">吉村</span>:今回の『スタビリティーツアー』はスタンダードモデルと比較して、カーボン部分チップ側が13%細身になっていながら、カーボン部分の厚みは30%厚くなっています。 さらに22gのアルミインサートもありません。昨年、永井プロにはスタンダードタイプを試打していただいていますが、その印象からお聞きします。 <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;">永井</span>:そうですね。形状が特徴的で手元側の太さにインパクトがあって、アルミインサートの影響で1本のシャフトの中に節があるようなフィーリングがありました。手元側とヘッド側をセパレートしたイメージです。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">吉村</span>:スタンダードタイプの打感などはどうでしたか? <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2020/03/satbility-tour4.jpg" alt="上級者向け『スタビリティーツアー』シャフトを永井プロが試打検証!その評価は?" width="800" height="533" class="aligncenter size-full wp-image-61383" /> <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;">永井</span>:はい。イメージしやすいのは野球のバットを反対に持ってパッティングしているようなバランス感でした。 アマチュアゴルファーの中には、振り子運動が上手くいかずにヘッドがフラフラして制御できないようなゴルファーがいますが、手元側に重心があって大型ヘッドと相性も良く、ヒットした印象がありますね。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">吉村</span>:今回の『スタビリティーツアー』は、カーボン部分がスリムになってアルミインサートがなくなりました。ワンピースなフィーリングで微妙なタッチを求めるゴルファーに向けた商品です。 <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;">永井</span>:それでは実際に打ってみましょう。 <h2>オートマチックなスタンダード『スタビリティーツアー』はタッチが出しやすい</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2020/03/satbility-tour2.jpg" alt="オートマチックなスタンダード『スタビリティーツアー』はタッチが出しやすい" width="800" height="533" class="aligncenter size-full wp-image-61385" /> <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;">永井</span>:打ってみた第一印象は、スタンダードタイプと違って見た目からくる細さと、アルミインサートがない分、シャフトのワンピース感が感じられます。 手元からの撓りがそのままダイレクトにヘッドに伝達されます。野球のバットの表現でいえば、今回はバットの細い方を持っていて、手元側の撓りがヘッドの重さの挙動に繋がってくるので、フィーリングを感じやすい、タッチが出しやすいシャフトです。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">吉村</span>:カーボン部分から繋がるコネクタだけではなく、ヘッドに繋がるステンレス部分がブラックIPになりました。 <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;">永井</span>:はい。スタンダードモデルはカーボン部分が太く、ステンレス部分はシルバーで、シャフト自体の存在感が強調されていました。 今回の『ツアー』は細くなって、ステンレス部分も黒い。シャープさが増して、ゴルファーが意識するバランスポイントも手元側に来過ぎない形状になっています。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">吉村</span>:ハイブリッドシャフトだけど違和感がない? <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;">永井</span>:その通りです。そしてシャフトが細くなっている分、撓り量は多くなりながらも、スチールシャフトにありがちなモタツキ感をカーボンの積層に厚みを持たせることで軽減しています。 『スタビリティー』独特の形状や構造による旨味を持ちつつ、手にした印象はオーソドックスな印象を受けます。スタンダードタイプも同じですが、ショートパットにおけるテイクバックからの切り替えし、レスポンスの良さは『スタビリティー』の大きな特徴です。 ショートパットでのブレの少なさは『ツアー』にも踏襲されています。意外と始動でのシャフトのモタツキがないので、緊張する場面でもスッと手が動いてくれる安心感のあるシャフトです。 <h2>シャフトが仕事をするから転がるソフトインサートと相性抜群</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2020/03/satbility-tour5.jpg" alt="シャフトが仕事をするから転がるソフトインサートと相性抜群" width="800" height="533" class="aligncenter size-full wp-image-61382" /> <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">吉村</span>:スタンダードモデルはオートマチックで、転がりのブレや方向性が良く、大型マレットとの相性が抜群でしたが、『ツアー』はどうでしょう? <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;">永井</span>:スタンダードと比べて『ツアー』は少しマニュアル的な部分があるので、シャープなヘッドとの相性は良いと思います。また、転がりが良いですね。 そのような意味では、シャープなヘッドでソフトインサートのパターを使用していて、ボールの弾きが物足りないゴルファーには距離感が出しやすくなるでしょう。 一方でネオマレット型でも、ヘッドの深重心と『ツアー』のヘッドに当たり負けない強靭さ、剛性の強さはマッチすると思います。ショートパットの安定感、始動からのタイミングの取りやすさなど、慣れてくればミドルパット、ロングパットにも効果が出てくると思います。
    (公開)2020年03月11日
    日幸物産はこのたび、ゴルフ場及びインドアゴルフを複数経営している株式会社ゴルフレボリューションへ全株式を譲渡したことを発表した。 それに伴い、下記の通り役員の選任も発表した。 ・代表取締役(新任) 石川  卓 ・監査役(新任) 冨田 祥平  なお、前代表取締役の松浦真也は技術顧問に就任、取締役の松浦慶治、松浦章吾、監査役の松浦ひとみは退任した。
    (公開)2019年07月31日
    10年以上、ロングセラーだった日幸物産の『DIRETTO』が新たにリニューアル。二代目となる『DIRETTO Opus2』はフェースに高反発クラブに多用されるDAT55Gを採用して、適合モデルながら最大限の反発性能を搭載。 そこで、永井プロに初代『DIRETTO』と二代目の『DIRETTO Opus2』を打ち比べて評価してもらった。 1969年埼玉県生まれ。アメリカ・オーストラリアでの経験をもとに、グローバルな視野と独自のティーチングメソッドを構築。NPO法人ゴルフアミューズメントパークの理事として、ゴルフ市場の発展や指導者の育成にも携わる。2006年度レッスンオブザイヤー受賞 永井プロが『DIRETTO』を詳しく解説 <img class="size-full wp-image-55873" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/04/diretto10.jpg" alt="日幸物産 DIRETTO Opus2" width="788" height="525" /> DIRETTO Opus2 構造的には現代的なソールのフェース側付近にはトレンチ状の溝を大きく配置。フェース下部でヒットした際の過剰なスピンを抑制しています。 これにより低い弾道でコントロールショットした際の「吹け上がり」を防止しています。 <img class="size-full wp-image-55867" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/04/diretto4.jpg" alt="日幸物産 DIRETTO Opus2" width="788" height="525" /> DIRETTO Opus2 また、ソールのウエイトもヒール側に配置されており、初代と形状を変えることなく重心距離を約2㎜シャフト側に設定することで、操作性と捉まりを向上させていますね。 初代は10年以上のロングランということで、世代的な進化を感じますね。サイズは445㎤ですが、ディープフェースで美しいパーシモンライクな顔で、上級者が好む形状ですね。 <img class="size-full wp-image-55870" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/04/diretto7.jpg" alt="日幸物産 DIRETTO Opus2 構えたときの見た目" width="788" height="525" /> DIRETTO Opus2 また、10年という歳月で考えると、シャフトのマッッチングも変わりそうですね。 昔は硬くて重いシャフトが定番で、アッパー気味に当てて飛ばすという、ジャンボさん的なスイングをしていた方が、少しずつパーシモンからメタル、そしてチタンに変わってスイングも変わってきたと思います。 <img class="size-full wp-image-55868" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/04/diretto5.jpg" alt="日幸物産 初代DIRETTO" width="788" height="525" /> 初代DIRETTO そのようなゴルファーにとっては、DAT55Gという反発素材とソールの溝構造という最新テクノロジーが集約されたヘッドといえるでしょう。 <img class="size-full wp-image-55871" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/04/diretto8.jpg" alt="日幸物産 初代DIRETTO" width="788" height="525" /> 初代DIRETTO <h2>永井プロトラックマン試打データ</h2> <img class="aligncenter size-full wp-image-55864" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/04/diretto1.jpg" alt="日幸物産 DIRETTO トラックマン試打データ " width="788" height="525" /> やはり初代は自らアッパー軌道でスイングをすると、弾道の高さが十分になり、キャリーも出て低スピンの感じも出てランも出て飛距離を稼ぐというイメージですね。 一方の『Opus2』は、キャリーだけで約10ヤードほど伸びています。DAT55Gのフェース採用やソールの溝構造が大きく寄与しています。 また、トータル的にみて、少ししなやかな現代のシャフトとのマッチングも、『DIRETTO Opus2』を新しい飛びの世界観に導いてくれていると思います。 <img class="aligncenter size-full wp-image-55872" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/04/diretto9.jpg" alt="日幸物産 DIRETTO 永井プロ試打 " width="788" height="525" /> ボール初速も1m/sほど伸びていて、トータル飛距離で15ヤード伸びています。 私の場合は重心距離が短くなっている分だけ、余計なフェースローテーションなどが不要なので、一気に振り抜けることの心地よさもボール初速以上の飛距離増に繋がっているようです。 対象者は自分でラインを出して打つゴルファーなどで、ベストマッチなヘッドだと思います。 <h2>永井延宏のスイング論からワンポイント</h2> <img class="aligncenter size-full wp-image-56081" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/04/diretto_nagai.jpg" alt="永井延宏のスイング論からワンポイント" width="788" height="525" /> 『DIRETTO Opus2』のようなディープで小ぶりなヘッドは、スイング的に相性の良いスイングがあります。それは、アッパーな軌道を自分で作れるゴルファーですね。 ヘッドの特性としては、シャフト軸から重心が近い短重心距離のヘッドで、逆に長い重心距離のヘッドであれば、ヘッドが暴れてしまいがちです。 もうひとつ感じられると思うのは、『DIRETTO Opus2』のような小ぶりでディープなヘッドは歯を食いしばってスイングしがちですが、しっかりヘッドが撓んでくれますので、リラックスしてスイングしても飛距離は落ちませんし、過剰な捉まりを抑制できますね。 <h2>『DIRETTO Opus2』スペック</h2> <ul> <li>ロフト角:9.5/10.5度</li> <li>ライ角:60度</li> <li>フェースアングル:S1</li> <li>フェースプログレッション:18㎚</li> <li>ヘッド体積450㎤</li> <li>ヘッド重量:195g</li> <li>価格:5万円(税別)</li> </ul> <iframe src="https://www.youtube.com/embed/puBysa3fSqE?rel=0" width="788" height="433" frameborder="0" allowfullscreen="allowfullscreen"></iframe>
    (公開)2019年04月11日
    月刊ゴルフ用品界2017年8月号に掲載された「現場放浪記 第3回」をWeb用にアップしたものです。なお、記事内容は本誌掲載時のものであり、現況と異なる場合があります。 <hr /> ゴルフヘッドの一大生産拠点である中国の工場現場から、チタンドライバーはどうやって出来るのか。鋳造ドライバーヘッドを例にお伝えしています。前回までは鋳造に欠かせない鋳型「シェル」の製造までをお伝えしました。今回はその続きです。 ▼第2回はこちら   ⑥真空鋳造機で鋳造 400℃の加熱炉で2時間ほど加熱した鋳型(シェル)をチタン用の鋳造機にセットします。高温で加熱しているので、常温では白い「コロモ」だった鋳型が真っ赤になっています。チタン用の鋳造装置には真空釜があり、内部に鋳型(シェル)を4つ同時にセットできる回転機構があります。鋳型をセットして回転させ、遠心力を使って隅々にまで溶けたチタンを行き渡らせるわけです。単に溶けたチタンを流し込むだけではないのですね。 江西省のチタン鋳造工場、龍南新晶の謝 健さんによると、メインのチタン用鋳造機では一回の鋳造工程でドライバーヘッド96個が鋳造可能とのこと。その際に一度に使うチタン材量は重さ80㎏にもなるそうです。 クラウン部品(別体の場合)など薄物を鋳造する場合はもっと小型の装置を使ったり、大量の鋳造の場合はもっと大型の装置を使ったりします。最も大きな鋳造機では一度に144個のドライバーが鋳造できるそうです。 一回の鋳造にかかる時間は、まず釜を真空引きして内部の空気を抜き、それから溶けたチタンを回転している鋳型(シェル)に流し込み、放冷して取り出すまでに約42分。意外に早く出来るのが印象的でした。 龍南新晶工場では、1日で2000個のドライバーヘッドの製造キャパがあり、多くの大手ブランドのヘッドを鋳造していました。   <h2>⑦チタン材料って何使う?</h2> 代表的なチタン材料は純チタンに6%のアルミニウム、4%のバナジウムを配合した6―4チタンですが、少量のクロムや錫を加えたベータ系チタン、よりアルミ製成分を多くした軽比重のメーカー独自のチタンを使うことがあるとのこと。 特に近年では、ヘッドにカチャカチャや錘ネジといった付属品があり、鋳造後の機械加工(CNC加工)のため加工性も重要な要素とのことでした。   <h2>⑧鋳型を壊して剥離</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/06/matsuura2-1.jpg" alt="" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-44765" /> 鋳造後、真空釜を開けて大気開放し、自然放冷します。取り出したばかりの鋳型(シェル)はまだ熱いですが、工具を使って、作業員が殻を割るように砕いてしまいます。つまり鋳型(いがた)は一回コッキリの使い捨てです。窯から出した陶器を割るように、簡単に割れて中からチタンのドライバーヘッド本体が姿を現します。   <h2>⑨冷えたら「大切?」</h2> 鋳造したヘッドは24個がブドウのように連なっているので、それを房から切断します。これを中国語では「大切」(ダー・チエ)と呼ぶそうです。でも作業は豪快そのもの! 大きな電動ノコギリでヘッドを房から切り落としていきます。 切り落としのとき、熱を持つのでヘッド本体に影響が出ないように切断位置は少し離していました。   <h2>⑩粗研磨と溶接</h2> 切り離したヘッドにはまだ切断面のバリ、湯溜まりなどの不要部分が残っているので、それを研磨機で落としていきます。工場では回転ベルト研磨機を使って研磨しますが、非常に重労働。猛烈な音と振動で作業者の負担は相当なもの。しかも立ち仕事が殆どです。   <h2>⑪完成へ</h2> 最後に鋳造したヘッドのピンホールの修正をします。鋳造製法ではどうしても不純ガスの巻き込みでピンホール(微細な穴)が出来ることがあり、表面に穴が見えていて、比較的小さな穴の場合はスポット溶接で埋めて、その後研磨して修正します。また、仕様によってはヘッドや部品をレントゲン撮影して、内部に不良がないことを確認します。中に空間(巣)があると強度的にNGとなり製品になりません。 またソールのロゴも鋳造で綺麗に出ていない場合は、機械加工でロゴを彫り込んで修正します。 最後に、全体にサンドブラストをかけて表面を均一にして完成です。この工程によって表面は光沢がなく、ザラザラした状態になっています。   <h2>ヘッド製造工場へ</h2> こうしてようやく鋳造したドライバーヘッドの本体部品(アズキャスト=AC)が完成しました。これが中国各地や台湾、ベトナムなどに所在するヘッド製造工場に出荷され、フェースなどの部品を取り付け、溶接、メッキ、塗装といった「後工程」に回されるとのことでした。 次回以降はこの「後工程」について、ヘッド製造工場からレポートします。いよいよドライバーの最終形に近づいていきます。お楽しみに。
    (公開)2018年07月12日
    月刊ゴルフ用品界2017年7月号に掲載された「現場放浪記 第2回」をWebにアップしたものです。 なお、記事内容は本誌掲載時のものであり、現況と異なる場合があります。 ▼第1回はこちら <hr /> まずはワックス作り チタンドライバーの鋳造をするためには、金属を流し込むための鋳型(いがた)を作る必要があります。ロストワックス鋳造法ではその鋳型を作るために、まずは「ワックス」を作ります。実は、ワックスといっても整髪料のようなジェルではなくて、ロウソクのロウ(蝋)と言い換えたほうが分かりやすいかもしれません。 前回お伝えした「金型」は手で運べる重さ(1kg以下)なので、手で運んでワックス成型機にセットします。成型機にはドロドロに溶けたワックス(温度は50度~60度)が流れています。金型を架台に手でセットして、スタートボタンを押せば、自動的に左右から金型にワックスの流れるパイプが接続され、溶けたワックスを注入してくれます。 約20秒ほどで金型の全ての箇所に注入が終わるので、自動動に接続パイプも外されます。「金型」を手で取り出して分解すれば、中には製品と全く同じ形のワックスが出来ているわけです。 でも、その取り出しには注意が必要です。金型を分解する際、変形しないようにしなければならず、また空洞部分や凹んでいる部分には「抜き子」と呼ばれる分解パーツも入っているので、慎重に取り除かないといけません。この作業にも熟練の技が必要です。傷を付けたら全く使い物にならないからです。 このように、ドライバーヘッドの形をしたワックスが一つひとつ出来上がっていきます。実際の作業では、熟練の作業員一人につき二台の機械を同時に操作していて、自動注入の20秒の間に別の機械の金型からワックスを取り出す作業をしていました。 江西省、龍南新晶の謝さんによると、ワックス製造は17人の従業員で、1日あたり2500個を製造出来るとのことです。   <h2>ワックスのツリー?</h2> ワックスは一つひとつドライバーヘッドの形をしていますが、鋳造の鋳型(いがた)はそれを複数個まとめて一気に鋳造します。そのため「ツリー」と呼ばれる集合体を作ります。ウッドなら24個でひとつの集合体になります。 ツリーの作り方ですが、それぞれのワックスを繋げるための同じロウで出来た「幹」の部品をあらかじめ準備し、それにワックスを溶着する方法を取ります。 専用の「電熱コテ」で幹とワックス双方の接着面を加熱して少し溶かし、冷めないうちに接合してくっつけるのです。一つのツリーに多くのワックスがつくのでまるで大きなブドウのようです。モタモタしていては冷めて溶着出来なくなるので熟練の技が必要です。こうしてできたツリーは35立方㎝の大きさです。 同工場では13名がこの作業を担当しています。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/06/matsuura1.jpg" alt="鋳造の工程とは? ワックスツリーと鋳型の作り方" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-44576" />   <h2>鋳型作りはまるで天ぷら?</h2> 次の工程はいよいよ鋳造の鋳型(いがた)作りです。まずはドラム缶のような回転槽に水ガラス(ケイ酸ナトリウム)やシリカ(二酸化ケイ素)の粉末をドロドロに水に溶かしておき、沈殿しないように回転して撹拌しておきます。その中に先ほどのツリーを手で持って、ドボッっと漬け込み、取り出します。まるで天ぷら粉に付けるようです。 それを今度はすぐに砂(ケイ砂)の入った槽に入れ、バサバサッと砂をまぶします。まるでパン粉をまぶしているようです。まぶしたら、専用の乾燥台に吊り下げて乾燥させます。最初は24時間の自然乾燥です。 工場では専用の乾燥室を設けて温度・湿度をコントロールし、空気をファンで強制対流させて、乾燥ムラの防止。残留水分のコントロールをしており、これには独自のノウハウがあるようです。 このドブ付け~砂まぶしの工程を何と9回半(最後は砂無し)も繰り返し、この工程だけで6日間もかかります。なお、同工場ではこの工程を24人の作業員で行っています。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/06/matsuura2.jpg" alt="鋳造の工程とは? ワックスツリーと鋳型の作り方" width="640" height="480" class="aligncenter size-full wp-image-44577" />   <h2>中身を取り出してコロモだけに</h2> 乾燥された鋳型はまだ中身のワックス(ろう)が残っています。これを加熱機に入れて、中のワックスを溶かして抜き取ります。具体的には約400℃の電気炉に入れて、1時間ほどで中のワックスは完全に溶けてなくなります。周りのコロモはケイ砂ですから、溶けずに残るわけです。電気炉から取り出したら放冷し、鋳型の完成です。 専門的にはこの鋳型を「シェル」と呼びます。天ぷらの衣だけ残った状態のこの白い鋳型は、「殻」のように簡単に割れるので、このような呼び方になったのですね。   <h2>さぁ鋳造、その前に。</h2> 次に、完成した鋳型に金属を流し込んでいよいよ鋳造するわけですが、その前にその鋳型を加熱します。加熱しないと、溶けた金属が鋳型に触れた瞬間に固まって、隅々にまで流れていかないからです。チタン鋳造の場合は1060℃になるように電気炉に鋳型を入れ、チンチンに加熱します。約4時間も加熱し、加熱ムラが出ないように注意します。 これでいよいよ鋳造の準備ができました。次回はいよいよ鋳造の本番と、その後の工程について紹介する予定です。お楽しみに。   ※ワックス種類 柔らかいワックスは割れにくい為、製造効率が上がるが、薄物では変形が問題になる。堅いと割れるので工場独自のノウハウで堅さ(溶解温度)選定しているようです。 ※鋳型の「コロモ」「砂」の種類・粘度・粒度 使う砂の粒の大きさ。コロモのドロドロ具合、水の配合割合は企業秘密でした。天ぷら屋と同じ?
    (公開)2018年06月08日
    コンポジットテクノ社との共同開発で生まれた日幸物産の「CLOZSER(クローザー)」をティーチングプロの永井延宏氏に試打検証していただきました。   1969年埼玉県生まれ。アメリカ・オーストラリアでの経験をもとに、グローバルな視野と独自のティーチングメソッドを構築。NPO法人ゴルフアミューズメントパークの理事として、ゴルフ市場の発展や指導者の育成にも携わる。2006年度レッスンオブザイヤー受賞     全体的にはしなやかで中間部の高い剛性が特徴 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/05/clozse1.jpg" alt="日幸物産 CLOZSER" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-44107" /> 『クローザー』は手元からミッドにかけて独特なグラデーションのデザインで、ミッド部はカーボン繊維の素材感が出ていて特徴的なコスメです。 ワッグルしてみると、Rフレックスで大きなしなりを感じます。ただし、中間部は高い剛性感もフィーリングとして伝わりながら、先端はしなやか。では実際に試打してみましょう。    <h2>大型ヘッドならフェースを左に VIVALはハイドローに</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/05/clozser_imp.jpg" alt="日幸物産 CLOZSER" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-44105" /> まずは大型ヘッド装着の『クローザー』ですが、シャフト挙動が大きく、大型ヘッドですが、ヘッドをしっかりと左に向けてくれます。重心距離の長いヘッドでも、シャフトの仕事量が大きい。特にスライサーでも良い結果が生まれますね。 一方で、同社のヘッド『VIVAL』との相性も考えられています。ですので、『VIVAL』装着のシャフトも打ってみると、先ほどより少しシャフトの挙動が変わります。 『VIVAL』の性能を引き出し、ハイドロ―が打てて相性はバッチリ!      <h2>大型ヘッドの深重心設計を生かす大きな横しなり</h2> それではギアーズのデータを見ていきましょう。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/05/clozser_gears.jpg" alt="日幸物産 CLOZSER ギアーズデータ" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-44103" /> 大型ヘッドを装着した仕様だと、シャフト挙動はしなり戻りの動きを強く感じました。フェースが左に向いていて、シャフトの「ツイスト」(捻れ)で見ると大きめの数値が見えます。次に左に行かないように調整して打ってみましたが、「グリップロール」の数値(手を返す度合い)を少なくしてストレートボールに近づけていきました。 その動作の割にはシャフトの挙動は変わらず、縦横のしなりは大きい。アマチュアゴルファーにありがちな手元が流れる現象。それのような状態でもシャフトの反応が強い。逆の言い方をすれば、手元が流れてしまうゴルファーでも、シャフトが助けてくれる。それも大型ヘッドでもシャフトが仕事をしてくれるという点は特筆すべき点です。 インパクトでは、大型ヘッドの深重心よりシャフトの横しなりが強く、ヘッドが前に出る挙動で、且つトゥダウン量も大きいので、フェースセンターでヒットできます。その点は縦横のしなり量の数値からも表れています。 <iframe src="https://www.youtube.com/embed/mPVmqUqehjY?rel=0" width="788" height="433" frameborder="0" allowfullscreen="allowfullscreen"></iframe>   <h2>VIVALなら相性抜群 ハイドローも夢じゃない</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/05/clozser_bagai.jpg" alt="日幸物産 CLOZSER" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-44104" /> 一方の『VIVAL』装着仕様ですが、こちらはコンパクトなヘッドで重心距離も短い。ギアーズデータにも表れていますが、深重心の大型ヘッドに比べてキックバックが少ない分、縦方向のしなり量が多い数値になっています。 とはいえ、流石に相性の良いヘッドということで、縦横のしなり量のバランスは理想値に近づいています。つまり、シャフト本来の性能が強く発揮されています。 大型ヘッド装着時より縦方向のしなり量(トゥダウン)が多いということは、打点がフェース上部トゥ寄りに集中します。ギア効果も発揮してハイドローが打てる組合せになります。 いずれにせよ、ゴルファーに大きな恩恵を与えるシャフトということが、ギアーズの数値からも証明されました。 <iframe src="https://www.youtube.com/embed/nFFKoj3A_vg?rel=0" width="788" height="433" frameborder="0" allowfullscreen="allowfullscreen"></iframe>   <h2>クローザーのお問い合わせ</h2> <strong>日幸物産</strong> TEL:03-3394-1033 <a href="http://www.nikkobussan.co.jp/clozser/" rel="noopener" target="_blank">http://www.nikkobussan.co.jp/clozser/</a>
    (公開)2018年06月06日
    月刊ゴルフ用品界2017年6月号に掲載された「現場放浪記 第1回」をWebにアップしたものです。 なお、記事内容は本誌掲載時のものであり、現況と異なる場合があります。 <hr /> 初めまして。ゴルフクラブや各種ゴルフ用品の製造卸に携わっている日幸物産の松浦です。仕事柄中国の工場へ通う頻度が高く、その様子をレポートしてもらいたいとの要請を受けて、本号から「現場放浪記」と題して、製造現場を紹介することになりました。 近年はネット環境があれば仕事を進められ、わざわざ「現場」に出向いて部品を見たり触ったりする機会が減っています。たしかにITは便利ですが、「現場」から疎遠になると物作りの嗅覚が衰えるような気もします。そこで、この連載では「現場観」にこだわりましょう。初回は「チタンドライバーヘッドができるまで」です。 <h2>精密加工と手作業のコラボ</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/05/genba3.jpg" alt="チタンドライバーができるまで ~その①カナガタってなんだ?~" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-44088" /> まずはヘッド形状の大元といえる「金型」です。中国江西省の鋳造メーカー「LONGNAN XINJING TITANIUM INDUSTRIES INC.」(龍南新晶?業有限公司)の謝健さんによれば、 「金型は、ヘッド製法の違いによって意味が異なり、ヘッド製法は大別して鋳造と鍛造に分けられます」――。今回は、多くの製品で採用される鋳造製法(ロストワックス精密鋳造)の金型を見ます。   <h2>基本設計</h2> クラブメーカーはまずドライバーのコンセプト、想定ユーザー、ロフト・ライの構成やヘッド体積、素材などの基本スペックを決定し、ヘッドのデザインを決めます。ヘッド全体の外形デザイン、重心調整機構や可変機能、ロゴの配置や大きさ、ヘッドの色や加飾、スコアラインなどです。この情報を基にクラブ製造工場に発注するという流れが大半です。   <h2>マスター作り</h2> 次はマスターの作製です。マスターは製品の最終形状通りに模したモックアップで、素材は木型や樹脂型、アルミなどがあり、材料から削り出したり3Dプリンタを使用します。 この工程はメーカーのコンセプトや設計者の意図が現れるのでとても重要。メーカーと製作工場の間でやりとりが繰り返され、数か月かかることも‥‥。費用は最低数十万円程度です。マスターが完成し、最終チェックが完了したら、その外形を3Dスキャンしてデータ化します。   <h2>面貼りと内部設計</h2> スキャンしたデータは3次元的な点の集合体で、これを3D・CADを使って面貼りという作業により「曲面のデータ」を作成します。3D・CADのソフトは「ProENGINEER」や「SOLID WORKS」といった高額(100万円以上)な3Dソフトを使います。これはヘッド製造工場とクラブメーカーで共通化している場合が殆どです。 次に内部構造の設計をします。これは単に各部の肉厚を決めるだけではなく、補強のためのリブ、重心調整のための重量ネジ、荷重物やフェースの肉厚、クラウンなどの内部構造を設計します。 謝さんによると、外形と内部構造を決める3D・CADでの作業には、10年以上の経験が必要ということです。なぜなら、机上論で性能を求めればいいわけではなく、その構造が製造工程で不具合を起こさないよう「製造技術」を熟知する必要があるからです。 具体的には補強リブや溶接ための耳、湯溜まり、湯流れなどの知識です。ただ、内部構造の設計以後は、製造工場から金型専門メーカーに移管される場合が大半とのことでした。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/05/genba2.jpg" alt="チタンドライバーができるまで ~その①カナガタってなんだ?~" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-44089" />   <h2>設計の完了</h2>  ヘッド内部と外部の設計が終わったら、製品の重心位置、CORやその分布が決定されます。場合によってはFEM解析や打球音の音響解析をすることもあります。その結果によって設計の変更・手直しを何度も繰り返し、最終的なヘッド構造が完成します。   <h2>製造金型としての設計</h2> ヘッド構造が完成しても、それで終わりではありません。ロスワックス鋳造の金型製作は、ワックスを流し込むための設計も必要です。鍛造製法とは異なり、鋳造の金型にはワックスを流し込む経路や溶けた金属が貯まる場所(湯溜まり)、空気の抜き孔やバイパス経路についても設計します。 また、金型は分解してワックスを取り出す必要があるので、分解するための部品配置、「抜き子」と呼ばれる内部空洞の金型を抜く部品などの設計も行います。   <h2>金型製造</h2> その後、CADデータを実際に工作機械に合ったデータにするためにCAMというソフトを通し、工作機械のプログラミング言語に変換します。使う工具の種類や工具の送る速度、回転スピードや加工の順番などを決めていきます。  その後NC工作機械を使って材料のブロックを削り、金型を製造していきます。なお、鋳造の金型(ワックス金型)はアルミのブロックから製造します。これが鍛造の金型と大きく異なる点です。 また、金型は複数(多いときは10個以上)のパーツが組み合わさる構造のため、各パーツが完成したら仮組し、すり合わせと研磨を施しますが、実は、これは手作業で行います。非常に精密な作業であり、経験10年以上の職人でないと任せられません。手の感覚だけで0.02mmほどの凹凸の修正をします。 以上の作業を終えたら、各パーツを組み立ててワックスを流すテストをします。全ての箇所にきちんと流れるか、段差等の不良はないか、内部構造は確保されているか、作業性の良さなどをチェックして問題がなければ完成です。謝さんの工場では外形データ受領後、約3週間で完成するそうです。 <iframe src="https://www.youtube.com/embed/xoDn6Silhck?rel=0" width="788" height="433" frameborder="0" allowfullscreen="allowfullscreen"></iframe> <hr /> 如何でしたか? 金型は多くの部品で出来ていること、手作業が多いことにも驚かされます。実は金型は1モデルにひとつではありません。ワックス射出成形の作業効率を上げるために、同じモデルで複数個作ります。こうしてできた金型は一組数十万円もします。次回はこの金型を使い、ワックスの射出成形からチタンを鋳造するまでの工程を紹介しましょう。
    (公開)2018年05月22日
    永井延宏プロが日幸物産 CLOZSERを徹底検証! その評価は? 1969年埼玉県生まれ。アメリカ・オーストラリアでの経験をもとに、グローバルな視野と独自のティーチングメソッドを構築。NPO法人ゴルフアミューズメントパークの理事として、ゴルフ市場の発展や指導者の育成にも携わる。2006年度レッスンオブザイヤー受賞 <iframe width="788" height="443" src="https://www.youtube-nocookie.com/embed/v7_qQbFYiGw?rel=0&amp;controls=0&amp;showinfo=0" frameborder="0" allowfullscreen=""></iframe> チェックポイント <ul> <li>爆発的なしなりでスピードを作る</li> <li>手元の鈍さで暴れすぎを相殺</li> <li>低価格、高機能で分かり易い商材</li> </ul> <h2>爆発的な走り、弾きの中にも暴れない手元 コンポジットテクノと共同開発の高機能シャフト</h2> <strong>試打クラブ=Vival(9.5度)×CLOZSER(SR)</strong> ギアーズの数値を見ると、インパクト時における横のしなり戻り(Shaft Path/Deflection)と縦のトゥーダウン方向のしなり量(Shaft Path/Droop)が多く、シャフト全体の変形量、特にミッドから先端のしなりが大きいことも映像から分かりますね。 ただし、縦と横のしなり量のバランス(Shaft Path/Ratio)が非常に良い。スイングすると、しなり量の多さがスピード感を生んでおり、シャフトが爆発的なスピード感で仕事をするというイメージです。 それに対して、手元のトルクを少し絞って(Shaft/Grip Speed)手元の挙動を抑えているため、全体的な挙動としては暴走するシャフトではありません。つまり操作性も良い。でも、大きな括りでいえば、全体的にアクティブなシャフトというのが分かりますね。 さらにグリップスピード(Shaft/Grip Speed)が比較的遅いことにも表れていて、手元を減速させてシャフトを走らせる。そういうシャフトです。 また、手元のカウンターバランスを作り上げるタングステン繊維も、シャフト全体の挙動の安定性を向上させています。具体的には、シャフト全体が鞭のようなアクティブな挙動をするなか、金属繊維特有のシビア過ぎないフィーリングが伝わってきて、シャフト自体は弾く、走るシャフトですが手元の感覚は鈍さがある。 シャフト全体としての暴れる挙動を相殺しているといえるでしょう。その意味では高機能なシャフトといえますね。 シャフト全体としては分かりやすい機能で、価格も4万5000円とリーズナブル。シャフトとしては個性的ですから、重量やフレックスをしっかりフィッティングして、理想の飛距離を実現してもらいたいと思います。 <h3>CLOZSER スペック</h3> <table> <thead> <tr> <th>フレックス</th> <th>重量(g)</th> <th>全長(inch)</th> <th>Tip径(mm)</th> <th>Butt径(mm)</th> <th>トルク(°)</th> <th>C.P.M</th> </tr> </thead> <tbody> <tr> <td>R2</td> <td>52</td> <td>46.5</td> <td>8.5</td> <td>15.2</td> <td>5.3</td> <td>227</td> </tr> <tr> <td>R</td> <td>54</td> <td>46.5</td> <td>8.5</td> <td>15.3</td> <td>5.2</td> <td>237</td> </tr> <tr> <td>SR</td> <td>58</td> <td>46.5</td> <td>8.5</td> <td>15.4</td> <td>4.9</td> <td>247</td> </tr> <tr> <td>S</td> <td>68</td> <td>46.5</td> <td>8.5</td> <td>15.4</td> <td>3.6</td> <td>257</td> </tr> <tr> <td>SX</td> <td>71</td> <td>46.5</td> <td>8.5</td> <td>15.6</td> <td>3.4</td> <td>267</td> </tr> </tbody> </table> <h2>商品のお問い合わせ:日幸物産</h2> TEL:03-3994-1033 URL:<a href="http://www.nikkobussan.co.jp">http://www.nikkobussan.co.jp</a> <h2>今回測定に使用したギアーズの紹介動画</h2> <iframe width="788" height="433" src="https://www.youtube.com/embed/SPvjzyVVZ70?rel=0" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen=""></iframe>
    (公開)2017年05月30日
    <h2>飛距離・方向性ともに安定感抜群の高反発モデル</h2> <ul> <li>安定した方向性と高い平均飛距離性能</li> <li>ミスヒット時の好打感、飛距離ロスもなし</li> <li>ヘッドスピードUPのシャフトを選ぼう</li> </ul> <h2>永井プロの試打インプレッション</h2> まずは見た目ですが、丸いボールの一部分(フェース部)を切り取ったような形で、フェースはディープフェースながらクラウン部分が盛り上げっています。これは、クラウンがゴルファーの方を向いてくれますし、それによってフェースが若干左を向いたように見えますので、ドローの弾道を楽に実現できるイメージをもたらしてくれます。性能的には、インパクト時にフェースの反発をボディが受けてヘッド全体でボールを押し出すというような、エネルギー効率の高いヘッドだという印象です。 そしてフェースには強度の高い「Ti983」という素材を採用していることで、先のボディの形状との相乗効果でインパクト時の当たり負けを感じることはありません。 <img alt="日幸物産 DIRETTO Limited" src="http://www.gew.co.jp/tieup/images/1610-nikko_1.jpg" width="720" height="479" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;"> もうひとつ、特徴である高反発ドライバーという点では、インパクトで芯を捉えたときに非常に速いボール初速を記録していますし、打音も1オクターブ上がるような高い音を奏でます。逆にオフセンターヒットになってしまった場合でも、弾道が不安定になることもなく、スイートエリアの広さを感じるドライバーヘッドですね。一言で言えば、飛距離性能、そして方向性に安定感のある高反発ドライバーといえるでしょう。 新素材、構造に由来するインパクトで当たり負けないヘッドの強さやエネルギー効率の高さを生かし、196gという比較的軽いヘッド重量をスピードからインパクトパワーに変換させたいヘッドですので、ゴルファーにとって一番ヘッドスピードが速くなるシャフトの重量、フレックス選びがフィッティングの重要点になると思います。 <img alt="日幸物産 DIRETTO Limited" src="http://www.gew.co.jp/tieup/images/1610-nikko_2.jpg" width="720" height="479" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;"> <h2>商品データ</h2> 日幸物産は10月20日、創業50周年を記念してドライバーヘッド『DIRETTO Limited(ディレットリミテッド)』を全国300個限定で発売する。 『DIRETTO』は同社のオリジナルモデルとして長年販売してきたパーツブランド。イタリア語で「DIRETTO」とは英語のダイレクト。直進という意味から、ドライバーの弾道をイメージして名付けられている。 今回発売されるモデルはかつて好評を博した『DIRETTO』の高反発バージョンで、フェース素材に「Ti983」を採用。TVCチタンより高強度で加工性が高く、伸び率も高い素材。比重も軽く、素材コストはSP700よりも高価な素材だとか。 その「Ti983」を使用することで、フェースの薄肉化に成功。CT値280μs(反発係数0.84相当)で、素材自体の強度の高さからヘッドスピードが50以上のゴルファーでもフェースの割れがない高反発ドライバーだ。 形状はフェース長とフェース高は若干短く低く、芯がぼやけないようにデザイン。しかし、クラウン部が盛りあがっており、ヘッド高は高い。結果、低重心を実現。見た目はコンパクトなディープフェースでも、高い打ち出し角で高弾道を実現するという。 「DIRETTO」はその名前通り、直進性に優れたモデルとしてロングセラー商品となっているが、同社の松浦真也社長によると、「直進性が高いのはバルジとヘッドの慣性モーメント値が絶妙なバランスなんだと思います」 工房の差別化商品となるのは間違いない。 <ul> <li>価格:ヘッド単体5万円</li> </ul> <img alt="日幸物産 DIRETTO Limited" src="http://www.gew.co.jp/tieup/images/1610-nikko_3.jpg" width="720" height="479" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;"> <h2>商品のお問い合わせ 日幸物産</h2> <ul> <li>TEL:03-3994-1033</li> <li>URL:<a href="http://www.nikkobussan.co.jp/">http://www.nikkobussan.co.jp/</a></li> </ul> <iframe width="760" height="428" src="//www.youtube-nocookie.com/embed/4kUgZa1YACg?rel=0&color=white&theme=light&showinfo=0&vq=hd1080&fs=0&autohide=1" frameborder="0" allowfullscreen></iframe>
    (公開)2016年10月12日
    日幸物産は10月20日、創業50周年を記念してドライバーヘッド『DIRETTO Limited』を限定数量で発売する。『DIRETO』は同社のオリジナルモデルとして長年販売してきたパーツブランド。イタリア語で「DIRETTO」とは英語のダイレクト。直進という意味から、ドライバーの弾道をイメージして名付けられている。 今回発売されるモデルは『DIRETTO』の高反発バージョンで、フェース素材に「Ti983」を採用。TVCチタンより高強度で加工性が高く、伸び率も非常に高い素材。比重も軽く、素材コストはSP700よりも高価な素材だとか。その「Ti983」を使用することで、フェースの薄肉化に成功。CT値280μs(反発係数0・84相当)で、素材自体の強度の高さからヘッドスピードが50m/s以上のゴルファーでもフェースの割れがない高反発ドライバーだ。 形状はフェース長とフェース高は若干短く低く、芯がぼやけないようにデザイン。しかし、クラウン部が盛りあがっており、ヘッド高は高い。結果、低重心を実現。見た目はコンパクトなディープフェースでも、高い打ち出し角で高弾道を実現するという。「DIRETTO」はその名前通り、直進性に優れたモデルとしてロングセラー商品となっているが、同社の松浦真也社長によると、 「直進性が高いのは、バルジとヘッドの慣性モーメント値が絶妙なバランスだからだと思います」 全国300個限定。工房の差別化商品となるのは間違いない。 問い合わせは日幸物産へ、03-3994―1033。
    (公開)2016年10月03日
    日幸物産は3月中旬、カスタムクラブ初心者へ向けてゴルフレベルの初中級者向け『VivalU』を発売する。 「はじめてUTを使ってみるゴルファーに使ってもらいたい」(同社) というように、形状はロング~ミドルアイアンからの移行でも違和感の少ないタラコ型を採用し、セットアップしやすさは、アイアンをイメージさせるデザインを採用した。初中級者向けUTヘッドという位置づけであるが、シニア~女性向けの軽めのクラブにも対応可能なよう、シャフトとの相性を考慮し、ヘッド重量は#4で234gと他社平均より軽め。ただしソールのウエイトビスは脱着可能で、重量調整も可能となっている。 フェースにはマレージングのカップフェース構造を採用し弾き感とスイートエリアに拡大に成功。ボディにはステンレス(17-4)を採用し、ソール厚さを増やすことで低重心設計となっていてあらゆるライからのボールの拾いやすさを重視。ヘッドスピードの低めのプレーヤーでも掴まった弾道でボールを上げてくれる。もちろん同社らしい「顔」の良さは健在で、中上級プレーヤーでも違和感なくセットアップできるヘッドに仕上がっている。 さらに、番手間のヘッド高さを統一し、重心高さも揃っている印象であるため、各番手で弾道高さが揃いやすい。グースネックデザインではあるがトップラインがシャフトから真っ直ぐ伸びている設計であるため、方向性も出しやすく、打ち出しの高さと相まって、ピンを狙ってボールを止めるUTだ。 問い合わせは日幸物産へ、03~3994~1033。
    (公開)2015年02月03日
    敢えてチタンフェースを使用しなかったのには理由があるという。 「工房の方々には"チタンフェースのFWは重い弾道になりにくい"との声を頂いています。クラブに煩いゴルファーと工房さんとの間のコミュニケーションで売る商材ですから、敢えてチタン材を採用する必要は無いと判断しました」(同社・松浦眞也社長) 理由は他にもある。この『VIVAL』シリーズは、カスタム初心者でも手の届く価格設定も特長のひとつ。材料費の高いチタン材を使用せずとも、 「飛距離はチタンフェースのFWと比較しても、遜色はありません」 それならば、弾き感の強いマレージング鋼をフェースに採用した。マレージングフェースをカップフェース構造で採用した『VIVALf』は、通常よりスイートスポットも拡大し、ミ スヒット時の寛容性が高い。 形状は、3番で160cm3、5番で150cm3と、現在トレンドのぶっ飛びFWと比較して一回り小ぶり。見た目の形状もドライバーヘッド『VIVALα』を踏襲して、洋梨型を採用した。そこにも理由がある。 「パーシモン時代のクラブは、FWも含めて様々な打ち方ができましたよね。FWに限れば使用する際のライは様々で、だから様々なショットが要求されます。しかし、昨今の流行りのFWは打ち方が一通りしかイメージできないクラブが多いですね」――。 そんな悲哀が、『VIVAL F』のサイズや形状に表れている。操作性も高く、低スピン過ぎないことで、グリーン上でボールを止めることができるFWに仕上がっている。 また、フェースアングルはスクエア。工房の職人が、ゴルファーに対してフィッティングを行い、組み付けるには扱いやすい設定だ。 ヘッド単体の希望小売価格は1万8000円(税別)。ドライバーヘッド『VIVALα』がヘッド単品希望小売価格が4万5000円(税別)と、シリーズを通してカスタムクラブが高価だと先入観のあるゴルファーでも食指を伸ばすことができる価格帯だ。 問い合わせは日幸物産へ、03~3994~1033。
    (公開)2014年02月07日

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