東芝は先ごろ、若手女子プロゴルファーの豊永志帆選手、堀琴音選手と3年間のスポンサー契約を締結したことを発表し、記者発表を行った。
同社の田中久雄代表執行役社長は会見の場で、今回の契約締結についてコメントを発表した。
「両選手のひたむきに挑戦し続ける姿勢に共感し、その実力と将来性を期待しています。また当社の事業の柱のひとつであるヘルスケア事業の側面からも、両選手の健康的なイメージと合致すると考え、契約締結に至りました」
これまでにも同社は、野球部やラグビー部などを保有しており、スポーツイベントに協賛するなど、文化的価値の向上に貢献してきたが、プロ契約を結ぶのは同社にとっても新たな挑戦。今後も引き続き、スポーツ界の発展やスポーツを通じての社会活性化に意欲的だ。
両選手は今後、「TOSHIBA」のロゴが入ったキャップ・サンバイザー、ウエア、キャディバッグ、アンブレラを使用して、トーナメントへの参戦を予定している。
ではなぜ男子プロではなく、女子プロなのか? 同社によれば、
「女子プロゴルフは、世界を舞台に活躍する日本人若手選手の台頭がめざましく、注目・関心が集まっていると感じています」
グローバルに事業を展開する同社としては、今回のスポンサー契約を通じて、世界に向けてのPRを目論む。
「今回のスポンサー契約により、当社のヘルスケア事業のさらなる発展と、世界中のあらゆる人がいきいきと暮らせる社会、Human Smart Communityの実現へとつなげて行きたいと考えています」――。
今後の具体的なサポート体制については現在検討中とのことだが、当面はリストバンド型活動量計『アクティバンド』を用いた活動・睡眠・食事のトータル管理など両選手の健康サポートを行うほか、東芝病院での高酸素室の提供等を検討しているという。