同社によると、
「舘ひろしさんは、以前よりオノフブランドのクラブ、バッグの愛好者であり、そのプレースタイルやライフスタイルがブランドイメージと合致した」―。
『オノフ』は「こだわり派の大人ゴルファー」という消費者の精神性に着目して、ブランドの個性を確立。ゴルフ業界はそれ以前、年収やゴルフ歴、HSといったように消費者を外形的に分類してきたが、そこに新たな「軸」を刺したもの。広告コピーに白州次郎や狼等を取り上げて、ブランド演出を図り、独自の視点で商品の位置づけを求めてきた。
しかし、過去10年で類似性のあるブランドが登場。差別化が難しくなったことは否めず、今秋よりブランド力の底上げを図るため、伊藤忠ファッションシステムとライセンス契約し、「オノフ」ブランドのウエア事業へ本格参入した経緯がある。
今回の舘ひろし起用も枠組みの一環で、新たな舞台演出を画策する。