Aデザインゴルフの販売代理店であるテイクスインクは3月10日、「AグラインドCMB」シリーズの『AグラインドCMBハイブリッドアイアン』(ヘッド単価2万円)、『AグラインドCMBブレードアイアン』(ヘッド単価1万6000円)、『AグラインドCMB HCアイアン』(ヘッド単価1万8000円)を発売する。「CMB」とはコンビネーションの意味で、シリーズの3モデルから自由にマッチング、または既存の使用セットに1本だけ加えるクラブという位置づけで展開される。
『AグラインドCMBハイブリッドアイアン』は、昨年のツアー選手権で優勝者が使用した『Aグラインドハイブリッド』を踏襲しながら、ヘッドはやや小さく重心距離が短くなっており、アイアンと同じシャフトを装着しても違和感なく打つことできるという。また、アイアンとの相性を考えて重量も2gずつ重たく設定。ロフトライアンアップも#2(18度)、#3(20.5度)、#4(23度)、#5(25。5度)、#6(28度)とバリエーションが多いことから、ロングアイアンが苦手だが、アイアン型UTを使用したいゴルファーにとっての武器となりそうだ。
『AグラインドCMBブレードアイアン』も、ツアーでの勝利に貢献している『Aグラインドブレードアイアン』から派生したモデル。軟鉄鍛造のブレード型という本格的な形状と打感を残しながら、FP値を5→3・5に改良。#4~PWのラインアップだが、#4、#5はストロングロフトの設定。ブレードアイアンでも、しっかり捉まり、そして飛距離を稼ぐことができる設計を施している。
『AグラインドCMB HCアイアン』はキャビティモデル。上記の『CMBブレードアイアン』と同じロフト設定だから、1本だけ、またはロング・ミドルアイアンだけ『HCアイアン』を組み合わせるなど多彩なセッティングを支えるモデル。
「今回のシリーズは如何なる組み合わせにしても、設計値など数値的な側面でフローするようなコンセプトです。また、ツアープロはアイアンの流れに合うハイブリッドを1~2本だけ使用する場合もあるわけです。工房には、同じようなセットを希望するトップアマも多いと聞いています。そのようなゴルファーに勧めてもらいたいですね」(Aデザインゴルフ主宰・赤穂勇介氏)
地クラブメーカー側が3つのモデルから、積極的にコンボアイアンを推奨するケースは少ない。何故なら、セットとして生産してセットとして販売した方が効率的だからだ。新たな挑戦に挑むAデザインゴルフの動向から目が離せない。
尚、掲載写真は左から『CMBハイブリッドアイアン』、『CMBブレードアイアン』、『CMB HCアイアン』の順に掲載。
問い合わせは販売代理店・テイクスインクへ、045-949-8001。