決算発表資料によると、「利益面については、売上高の減少および円安による輸入コスト高等、営業利益、経常利益の大幅減となりました。また、ゴルフ生産設備の減損損失を特別損失に計上したこと等で、当期純損失5億6900万円となりました」――。
ゴルフ事業については、売上高72億6300万円(同26・2%減)、営業損失7億8000万円となっているが、「製品開発部門を強化し、提案営業に努めるとともに、コスト削減に努めましたが、海外の廉価品との価格競争の激化や円安バーツ高による為替の影響等からタイ国子会社からの輸入コストが上昇した結果」としている。
また、OEM事業のリスクとして、相手先メーカーの営業施策や外注施策により影響を受け、特定取引先への依存度が高くなると、その取引先の販売政策の影響を強く受ける可能性があるとしている。一方で、取引先数の拡大を図れば主要取引先との関係の希薄化の懸念もあり、取引先拡大と関係強化の面で慎重な対応が必要としている。
さらに、海外廉価製品との価格競争、原材料高騰でのリスクなどにも慎重に対応することとし、さらに製造技術、製品品質の向上を図り、欠かせない存在を目指すという。加えて、新しい領域の取引先の開拓や、自社製品の直販等の新規分野に挑戦するという。