沖縄県・琉球ゴルフ倶楽部で開催された国内女子開幕戦「ダイキンオーキッドレディースゴルフトーナメント」で、3日目に出場選手中唯一60台で回り優勝戦線に加わったのが藤田さいき。今シーズンからクラブはフリー契約で、実戦に投入したのが地クラブのウエッジでJ・GREED『ラズルダズルCS―01W』だった。
『ラズルダズル』は工房向けのパーツブランドで、昨年8月に元地クラブメーカーのスタッフだった阿部歩氏が立ち上げたブランド。幅広ソールにハイバウンス、そしてソールのトゥが大胆に削ぎ落とされている「CLAWING(かぎ爪)SOLE」が特長だ。
今回、藤田さいきが使用したのにはワケがあった。「昨年まではローバウンスのウエッジを使用していましたが、少しでも手前からボールにアタックすると距離や方向性にミスするなど、緊張した場面だとプレッシャーも感じてアプローチが苦手でした。それが『CS―01W』だとグリーン周りで助けになってくれます」――。
使用ウエッジは3本で、ロフト50度を1度立てて49度に調整。さらに、52度、58度を使用しており、市販されているウエッジと同じモデルだということだ。
近年、地クラブがプロのトーナメントで使用されるシーンが多く見られるようになった。一昨年からは男子ツアーで「Aデザインゴルフ」のクラブが活躍し、昨年の日米の女子オープンを制したチョン・インジは、「イーデルゴルフ」のウエッジを使用。そして、今回の藤田さいきだ。今後、クラブのフリー契約が増加すれば、地クラブがツアーでさらに活躍する可能性も否定できない。
ラズルダズルの商品問い合わせは、03―6280―3407。