これによると、過去1年以内にプレーをした層は11%で、過去1度もプレーしたことがないノンゴルファーは67%。さらに1年以内にプレーをしていないが、それ以前にプレー経験がある「休眠・リタイア層」が22%と、3種類に大別できると指摘している。注目点は、ノンゴルファーでありながら「ゴルフに興味がある」と回答した層が未経験者の約30%、全体の約20%を占めること。GAPKは日本の総人口に換算すると約2000万人に相当すると結論付け、「ゴルフ潜在層」と命名した。
ゴルフ潜在層の特徴は、若年層ほど多いことだ。15~19歳=29%、20代=26%、30代=23%、40代=15%というもので、「潜在層の活性化には30代までが重要」と強調する。また、性別では男性=19%、女性=21%であることから、女性ノンゴルファーの関心度は男性より2ポイント高いことも明らかになった。
ノンゴルファーがゴルフをしない理由は、1位が「プレーが高額」(潜在層52%、無関心層44%)、2位は「用具が高額」(潜在層43%、無関心層38%)で、「ゴルフは高い」というイメージが障壁になっている。
ゴルフは必ずしも高額ではなく、レンタルシステムの活用などで敷居を下げれば、潜在需要を掘り起こせるかもしれない。調査を終えたGAPKは、「従来型の視点と発想を変え、新しい仕組みを考えてゴルフ界全体で展開すれば、ゴルフ市場の健全な成長は可能です」と結んでいる。