3年ぶりに発売する5代目『PHYZ』を永井プロに試打検証をお願いした。
また、今回の『PHYZ』はヘッドスピード38m/s以下の全ゴルファーが対象ということで、様々なタイプのゴルファーの需要にマッチする必要がある。
そこでアマチュアゴルファーを代表してGEW記者の大矢が試打。その結果を基に永井プロがレッスンの観点から、クラブ性能を解説する。
1969年埼玉県生まれ。アメリカ・オーストラリアでの経験をもとに、グローバルな視野と独自のティーチングメソッドを構築。NPO法人ゴルフアミューズメントパークの理事として、ゴルフ市場の発展や指導者の育成にも携わる。2006年度レッスンオブザイヤー受賞
『PHYZ』見た目の印象
<img class="aligncenter size-full wp-image-55391" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/03/phyz3.jpg" alt="ブリヂストンゴルフ PHYZドライバー" width="788" height="525">
まずデザインですが、深みのあるグリーンをあしらった、落ち着きのある雰囲気で、『PHYZ』らしさが出ています。シャフトデザインも含め、一貫してブランド感を守っているという印象があります。
今回の特徴は、『PHYZ』史上最軽量ということで、ヘッドスピード38m/s以下のゴルファーに訴えたいというのもうなずけます。
<img class="aligncenter size-full wp-image-55513" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/03/phyz10.jpg" alt="PHYZ 構えた印象" width="788" height="348">
構えた印象ですが、クラブ長さを45.75インチに抑えていますので、ヘッドのサイズ感とマッチしています。また、ヘッド形状は、丸型というよりも四角形に近いので、慣性モーメントが大きく重心が深いということを連想させる安心感があります。
見た目からして方向性とボールの上がりやすさが期待できますね。 打った感想ですが、今回の『PHYZ』はヘッド重量とシャフト重量のバランスが非常に良くとれています。
<h2>HS38m/s以下の幅広いゴルファーへ バランスの取れた軽さで易しく飛ばす</h2>
<img class="aligncenter size-full wp-image-55389" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/03/phyz2.jpg" alt="ブリヂストンゴルフ PHYZドライバー 永井試打" width="788" height="525">
部分ごとの軽さに偏りがなく、全体的な均一感を保ちながら軽量化できていますので、クラブとしての振り心地はけして軽すぎるということもありません。
自分で何かをするのではなく、バックスイングからダウンスイングまでシャフトの動きに素直に合わせて振り下ろしてあげるだけで、手元からムチのようにしっかりしなって、その先にある軽いヘッドが戻ってきてくれます。
打感はマイルドで、音も穏やかになっている点も歴代の『PHYZ』から進化した点だと感じます。
<h2>『PHYZ』トラックマンデータ ~永井プロ編~</h2>
<img class="aligncenter size-full wp-image-55392" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/03/phyz5.jpg" alt="ブリヂストンゴルフ PHYZドライバー トラックマン試打データ" width="788" height="544">
非常に気持ち良く振り抜けました。トラックマンの辛口のデータでもキャリー207ヤード、トータル226ヤード飛んでいますので、実際のコースではもっと距離も計算できるのではないかと思います。
ブリヂストンスポーツのビッグデータからヘッドスピード38m/s以下というボリュームゾーンに訴えるクラブということですが、その名の通り多くのゴルファーにとって使いやすいドライバーになっていると思います。
<h2>『PHYZ』はこんなゴルファーに最適! 永井プロのレッスン</h2>
<img class="aligncenter size-full wp-image-55391" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/03/phyz4.jpg" alt="ブリヂストンゴルフ PHYZドライバー 大矢試打" width="788" height="525">
アマチュアゴルファーを代表してGEW記者の大矢が試打。その結果を基に永井プロがレッスンの観点から、クラブ性能を解説する。
<span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">永井</span>:今、何球か打ってもらいましたが、大矢さんのスイングはアマチュアゴルファーに共通する、手打ちの傾向があります。
<span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;">大矢</span>:はい、それが悩みなんです。
<span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">永井</span>:軽いクラブだとつい手先でスイングしたくなりますが、今回の『PHYZ』は肘の先ではなく、肘の内側つまり体幹を使ったスイングがおススメです。するとどうでしょう?
<span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;">大矢</span>:良い球が出ました!しっかりヘッドが戻ってきてくれますね。
<span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">永井</span>:そうです。今回の『PHYZ』は完成度が高いので、良くも悪くもゴルファーの振った通りの弾道が出てしまいます。ですので、今のように体幹を使って素直に打ってあげるだけで、勝手にヘッドが戻ってきてナイスショットになりますので、クラブを信じたスイングをしてほしいですね。
<h2>試打インプレッション ~アマチュア編~</h2>
<img class="aligncenter size-full wp-image-55391" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/03/phyz6.jpg" alt="ブリヂストンゴルフ PHYZドライバー 大矢試打 トラックマンデータ" width="788" height="525">
<span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;">大矢</span>:普段のヘッドスピードが36~37m/sと同年代の男性の平均に比べて遅く、飛距離不足に悩んでいました。 『PHYZ』は今までのシニアゴルファー向けのイメージを一新し、「ヘッドスピード38m/s以下の全ゴルファー対象」と謳ったことで、筆者と共通の悩みを抱えるゴルファーの選択肢も広がったのではないかと思います。
構えると、やはり非常に軽量で、振り遅れて右に出るイメージを払しょくできる安心感があります。
実際に打ちましたが、自分で頑張ってクラブを振ろうとする必要がありません。ゆったりとしたリズムでシャフトに合わせて振ってあげれば結果がついてきてくれます。非常に楽なクラブだと感じました。
これまでのトラックマンの平均飛距離は200ヤード弱でしたが、結果はキャリー186ヤード、トータル209ヤード。ヘッドスピード38m/s以下の対象者という点で、確かに結果が出ました。
<iframe src="https://www.youtube.com/embed/BkJOf6T3Vew?rel=0" width="788" height="433" frameborder="0" allowfullscreen="allowfullscreen"></iframe>
<strong>『PHYZ』クラブスペック</strong>
・ロフト角:10.5度
・シャフトフレックス:R
・価格:7万2000円