キャロウェイゴルフは2015年7月中旬、"キャロウェイの、すべてをコレクションした"という特別限定モデル『キャロウェイ コレクション』のドライバー・フェアウェイウッド・ユーティリティ・アイアンを発売する。
同社は本日、都内の本社屋で同コレクションの発表会を実施したが、館内はまるで「キャロウェイミュージアム」と化していた。創業当時(1982年)から現在までに販売したモデルやそのプロトタイプ、さらにはテクノロジーや関連した人物の写真を展示するなど、その集大成とも呼べる『キャロウェイ コレクション』を演出した。
このコレクションは、"分かる人に、その良さを分かってほしい"というだけあり、通常の新製品発表会で行うようなパワーポイントなどを使った細かい機能説明はなかった。ただ、キャロウェイのこだわりを結集したポイントに軸足を置き、今まで採用した中でもベストな素材を最新テクノロジーでアレンジした点を訴求するのみに留めたのだ。
例えば、ドライバーのフェース材は初代『レガシー』に採用した「SP700」だが、これに最新テクノロジーでボールの高初速を生み出す「R・MOTOフェーステクノロジー」を融合した。さらに、ソール形状は高反発モデルの代名詞ともなった『ERC2』のデザインを取り入れ、高音ながら余韻が残るサウンド感も実現しているという。
また、アイアンは、S2H2デザインを復活、名器と呼ばれた『X-14プロ』をモチーフにしつつ、「NEWアンダーカット インナーウェイト」の技術を駆使し、低重心化とボールの高初速化を兼ね備えたモデルに仕上げたとのこと。
「キャロウェイらしさの一つの象徴といえるのが、アイアンの入り方です。決してダウンブローではなく、ややフェースが上を向いてシャローに抜けるとすごくいいボールが打てます。これは『S2H2デザイン』を採用するヘッドの特徴的な動き。こういったキャロウェイらしさの部分に魅力を感じてくれる人に手に取ってほしいモデルです」(マーケティングディレクターの倉島隆夫氏)
このようにキャロウェイらしさを細部にまで詰め込んだモデルとなるが、製品対象者はクラブへの造詣が深いゴルファーやキャロウェイをよく知るファンなどが挙げられるだろう。
なお、『キャロウェイ コレクション』は通常の1~2年サイクルで継続販売するモデルとは異なり、初回生産のみの限定品(ドライバーの価格は1本8万4000円+税など)。第2弾があるのかどうかも未知数というレア感が溢れているという点も、マニアの間で話題を呼びそうだ。
キャロウェイゴルフは、『キャロウェイ コレクション』の発売に伴い、これまでの同社製品や製品にまつわるテクノロジー、また人々を結集した写真や製品展示をキャロウェイゴルフ東京本社で2015年6月11日から7月3日まで一般公開(入場無料)する。詳細は、同社お客様ダイヤル(0120-300-147)まで。