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    ハッシュタグ「UT」記事一覧

    キャロウェイゴルフは、『ELYTEフェアウェイウッドシリーズ』を2月7日から、『ELYTEユーティリティシリーズ』を2月14日から順次発売する。 両シリーズともフェースには「Ai 10 x FACE」を採用している。 フェアウェイウッドにはソール内側から少し浮いた状態に搭載されているタングステン・スピードウェーブと、段差によって後部が高く浮いているような形状のステップ・ソールデザインが新たに導入。価格は1本6万7800円~。 ユーティリティにはツアープレーヤーからの意見を取り入れて採用したウエイトや進化したアジャスタブルホーゼル「ニューオプトフィット4」を搭載している。価格は1本5万7200円。 【ELYTEフェアウェイウッドシリーズ 特徴】 ■どこで打っても曲がらずに飛んでくれる「 Ai 10 x FACE」 ドライバーと同様「Ai 10x FACE」 を搭載。AIによるフェース設計を微細な部分までスキャニングすることができるようになり、コントロールポイントの数を増加。フェアウェイウッドでの大きなミスの1つである打点のブレに対し 前作以上の強さを発揮し、フェースのどこで打っても、より遠く、狭い着弾範囲にボールを運ぶことができる。 ■下部のたわみを阻害しないタングステン ・ スピードウェーブ ソール前方下部のトウ・ヒール方向には設置方法が特徴的なタングステン・スピードウェーブというウエイトを内蔵。フェース内部のフェース面から離れた位置にビスで固定しつつ、フェース面に近い位置でトウ・ヒールに伸びる部分は、ソールの内側から浮いた状態となるよう設計。これにより、トップに近いインパクトであってもフェース下部はしっかりとたわみ、ボールを高く遠くへと打ち出すことが可能となる。 ■余計な跳ね返りを抑えるステップ・ソールデザイン ステップ・ソールデザインは、後方部分がわずかに高くなって浮いていることで、ソールが地面に接する面積は57%減少。これにより、インパクト時のソールの余計な跳ね返りが減ってヘッドの抜けが良くなり、フェース下部でのミスヒットも大きく抑制する。同時に、ソール前方のデザインでは、ソール後方が浮いていることによるヘッドの座りの不安定さにも配慮。地面にセットした際、フェースが開いたりすることを防ぐように設計されている。 【ELYTEフェアウェイウッド 特徴】 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2025/01/1_ELYTE_FW.jpg" alt="" width="1000" height="915" class="aligncenter size-full wp-image-84693" /> ―「浮いた」ウエイトとステップ・ソールを初採用 「Ai 10x FACE」とともに2つのミスを低減― シリーズ中のスタンダードモデルの位置づけ。構えたときの見た目は、前作の「PARADYM Ai SMOKE MAXフェアウェイウッド」の形状を踏襲した丸みを感じる形状で、ボールを拾いやすそうなシャローフェース。ウエイトはタングステン・スピードウェーブのみ。前作以上の飛距離性能と狭い着弾範囲、ミスヒットに対する高いカバー力で、幅広い層のプレーヤーに対応する。 番手ラインアップはシリーズ最多の7種類。W#3、W#3HLのみアジャスタブルホーゼル搭載。 【ELYTE Xフェアウェイウッド 特徴】 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2025/01/2_ELYTE-X_FW.jpg" alt="" width="1000" height="946" class="size-full wp-image-84694" /> ELYTE Xフェアウェイウッド ―飛びとやさしさの進化がもたらす好循環。打つたびに深まる、高弾道ドローへの自信― ドライバー同様に、つかまりの良さと高弾道を追い求めたタイプ。ヘッドは『ELYTEフェアウェイウッド』よりも前後長がやや長く、全体に大きくも見える安心感のある形状でシャローフェース設計。さらに、ヒール部の内側を肉厚にすることで、ドローバイアスの特性も持ち合わせている。ウエイトはタングステン・スピードウェーブのみ。 番手ラインアップは4種類。W#3、W#3HLのみアジャスタブルホーゼルを搭載。 【ELYTE MAX FASTフェアウェイウッド】 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2025/01/3_ELYTE-MAX-FAST_FW.jpg" alt="" width="1000" height="965" class="size-full wp-image-84695" /> ELYTE MAX FASTフェアウェイウッド ―攻めの気持ちを湧き立たせる、 マックスの速さと飛びのポテンシャル― 軽量化でヘッドスピード、ボールスピードを高めるように設計されたタイプ。ヘッドは『ELYTE Xフェアウェイウッド』のように前後長がやや長く、全体も大きく見える安心感のある形状でシャローフェース設計。クラウンには、すべての番手でトライアクシャル・カーボンを採用。さらにソールの一部にもトライアクシャル・カーボンを使用し、軽量化に大きく貢献している。ウエイトはタングステン・スピードウェーブのみ。 番手ラインアップは4種類。すべての番手で接着型ホーゼルを採用。 【ELYTE ◆◆◆フェアウェイウッド】 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2025/01/4_ELYTE_fWhoshi.jpg" alt="" width="1000" height="864" class="size-full wp-image-84696" /> ELYTE ◆◆◆フェアウェイウッド ―飛び、スピン、適度な寛容性、フォルム。すべてが高次元のプロ・上級者向けモデル― プロや上級者など、スキルの高いプ レーヤーに向けたタイプ。ヘッドは『ELYTEフェアウェイウッド』よりもコンパクトな見た目で洋ナシ型。いかにもコントロールしやすそうなフォルム。ウエイトはタングステン・スピードウェーブだけでなく、ソール前方に約5gのスクリューウェイトも設置。より低・浅重心としていることでヘッドが操作しやすく、さらに高いボールスピードと低スピンの強弾道も可能にしている。 番手ラインアップは3種類。W#3のみアジャスタブルホーゼルを搭載。 【ELYTE TITANIUMフェアウェイウッド 特徴】 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2025/01/5_ELYTE-TITANIUM_FW.jpg" alt="" width="2550" height="2226" class="size-full wp-image-84697" /> ELYTE TITANIUMフェアウェイウッド ―大きな飛距離をやさしく稼いでいける、 フルチタンの高初速ヘッド― 独自色の強いタイプ。ヘッド形状は、『ELYTEフェアウェイウッド』と『ELYTE◆◆◆フェアウェイウッド』の中間のようなサイズとフォルムで、フェース、クラウン、ソールのすべてをチタンで製作している。フルチタンにしたことで、大きな飛びを簡単に実現できるようになり、「Ai 10X FACE」からはスピンがやや少なめの力強い弾道が生み出される。 番手ラインアップは2種類。全番手でアジャスタブルホーゼルが採用されており、ウエイトはタングステン・スピードウェーブに加えて、ソール前後に2つ、スクリューウェイトを設置。初期設定はフロント約6g、バック約10gで、前後を入れ替えることでスピン量や打ち出し角を調整することが可能。 【ELYTEユーティリティシリーズ 特徴】 ユーティリティにも「Ai 10x FACE」を採用。また、ソール後方のトウとヒールに設置された台形型のウエイトは、特にアメリカのLPGAプレーヤーから、「もっとユーティリティの弾道を調整できるようにしてほしい」という要望を取り入れたもの。トウとヒールのウエイトを入れ替えることにより、左右約12ヤードの幅で球筋を変えることが可能。 【ELYTEユーティリティ 特徴】 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2025/01/1_ELYTE_UT.jpg" alt="" width="1000" height="880" class="size-full wp-image-84698" /> ELYTEユーティリティ ―より進化した弾道補正能力と調整機能で、 確信を持って狙っていける弾道を可能に― フェアウェイウッドの前後長を抑えたような丸みのある形状。構えやすいフォルム。 番手ラインアップは3種類で、ロフト角は19度、22度、24度。 また、ニューオプティフィット4と呼ばれるアジャスタブルホーゼルを全番手に新たに搭載したことでフィッティングの調整幅を拡大。従来の同社ユーティリティに搭載されていたものよりもライ角の設定パターンが増え、計7つのロフトとライ角のコンビネーションが可能となっている。ウエイトは初期設定ではトウが約13g、ヒールが約3g。 【ELYTE Xユーティリティ 特徴】 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2025/01/2_ELYTE-X_UT.jpg" alt="" width="1000" height="915" class="size-full wp-image-84699" /> ELYTE Xユーティリティ ―あらゆる場面で頼りになる、 最新フェースと安心のサイズ感― シリーズのなかでも、よりやさしく飛ばしていけるモデル。『ELYTEユーティリティ』と比較すると、フェースのトウからヒールまでの距離と、フェース面からヘッド後端までの距離が長くなっているため、構えたときの安心感は大きい。 番手ラインアップは5種類で、ロフト角は18度、21度、25度、29度、31度。また、ニューオプティフィット4を全番手に新たに搭載したことでフィッティングの調整幅が拡大。ウエイトは初期設定ではトウが約13g、ヒールが約3g(7Hのみヒールが約9g)。 【ELYTE MAX FASTユーティリティ 特徴】 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2025/01/3_ELYTE-MAX-FAST_UT.jpg" alt="" width="1000" height="885" class="size-full wp-image-84700" /> ELYTE MAX FASTユーティリティ ―軽快に飛ばせる充実感 番手はアイアンに合わせやすい6種類― アジャスタブルホーゼルではなく、接着型ホーゼルを採用することによって軽量化。しっかりと振り切れることにより生み出される高いヘッドスピードとボールスピードで、大きく飛ばしていくことができるモデル。 構えたときの見た目は、『ELYTE X ユーティリティ』と似ているが、フェースのトウからヒールまでの距離と、フェース面からヘッド後端までの距離が長い、安心感のある大きめのサイズ。フェース面は『ELYTE Xユーティリティ』よりもシャロー化。ボールを簡単に拾っていけるイメージをプレーヤーにもたらすようにもなっている。 番手ラインアップは6種類。アイアンとのさまざまなパターンの組み合わせが可能で、ロフト角は全体的に少なめの設定。ウエイトは初期設定ではトウが約13g、ヒールが約3g。 お問い合わせ先 キャロウェイゴルフ 0120-300-147
    (公開)2025年01月16日
    ダンロップスポーツマーケティングは11月9日、スリクソン史上最速のボールスピードを実現するスリクソンの新モデル『スリクソン ZXi(ゼットエックスアイ)シリーズ フェアウェイウッド/ハイブリッド』を発売した。価格は『スリクソンZXi フェアウェイウッド』が1本5万600円、『スリクソンZXi ハイブリッド』が1本4万700円~。 【スリクソンZXi フェアウェイウッド 特長】 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/11/ZXi_FW.jpg" alt="" width="788" height="1029" class="size-full wp-image-83974" /> ZXi_FWアドレスカット 1)ドライバーに搭載した新開発のフェース構造「i-FLEX」をフェアウェイウッドにも採用。フェアウェイウッドのヘッド特性に合わせて特徴的に配置された肉厚部分が、インパクト時におけるヘッドの過剰な振動を防ぎ、スムーズな変形(たわみ)を促すことで、最大限のエネルギーを効率よくボールに伝える。 2)フェース角、ライ角、ロフト角をチューニングすることで、プロ・上級者をはじめ、あらゆるレベルのゴルファーが求める弾道にセッティングすることが可能。 3)はっきりと見えるフェースラインを全面に施すことにより、ウエット時でもボールがフェースに食いつき、しっかりスピンコントロールすることで飛距離性能を安定させる。 4)番手ごとの目的に合わせたサイズながら、丸みのあるヘッド形状に統一することで、異なる番手でも違和感なく構えることが可能。 5)3番には軽量カーボン素材を採用。複合クラウンとステップクラウンを組み合わせ、余剰重量を最適配分し、慣性モーメントが増大するとともに、低重心化により、高く強い弾道で大きな飛びを実現する。5、7番はメタルクラウンを搭載。ステップをなくした最適重心位置設計により、高弾道で安定した飛距離と方向性を生み出す。 <h2>【スリクソンZXi ハイブリッド 特長】</h2> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/11/ZXi_FB2.jpg" alt="" width="788" height="901" class="size-full wp-image-83975" /> ZXi_FBスリーブフィッティングシステム 1)ドライバーに搭載した新開発のフェース構造「i-FLEX」をハイブリッドにも採用。ハイブリッドのヘッド特性に合わせて特徴的に配置された肉厚部分が、インパクト時におけるヘッドの過剰な振動を防ぎ、スムーズな変形(たわみ)を促すことで、最大限のエネルギーを効率よくボールに伝える。 2)フェース角、ライ角、ロフト角をチューニングすることで、プロ・上級者をはじめ、あらゆるレベルのゴルファーが求める弾道にセッティングすることが可能なスリーブフィッティングシステムを新搭載。 3)全番手でサイズアップしたヘッド形状と深重心化により、安心感と方向性が向上。安心してピンを狙える お問い合わせ ダンロップスポーツマーケティング 0120-65-3045
    (公開)2024年11月25日
    多くのトップアマが使用するマスターズのアストロシリーズ。今回はロフト30度台までラインナップするUT『TH/001 HYBRID』と軟鉄鍛造のシンプルなキャビティアイアン『RV.CB FORGED IRON』。「アストロツアー」の2モデルについて“ギアの賢者”こと永井延宏プロは、コースで真価を発揮する実戦的なクラブと言う。そのインプレッションを聞いた。 まずは動画で <iframe title="YouTube video player" src="https://www.youtube.com/embed/2q4aUeo699I?si=ccWcocQZVnZqEQgY" width="788" height="433" frameborder="0" allowfullscreen="allowfullscreen"></iframe> <h2>『TH/001 HYBRID』 見た目の安心感とスクエア感、適度にハジく心地よい打球感</h2> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/10/masters2.jpg" alt="" width="787" height="525" class="alignnone size-full wp-image-83511" /> <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>永井</strong></span> このモデルはロフトが20度から4度ピッチで36度までありますが、従来のUTにはなかなかないハイロフト帯をカバーしていますね。その中で今回は、24度と32度を打ちました。どちらのロフトも、ヘッドの後方はキレイな丸みを帯びて“ウッド的”ですが、フェース側はロフトが寝ていてもかぶって見えずスクエアに構えやすい“アイアン的”な見え方。前方と後方が一つのデザインとして調和している辺りは、モノ作りのこだわりや丁寧さを感じますね。フェース面にはスコアラインに加えてミーリングがハッキリ見えます。地べたから打つ2打目以降に、ボールとフェースの間に挟まる水分や芝による“スリップ”をかなり防いでくれるでしょう。ソールの形状は、真ん中がフラットでトウ・ヒール側はかなりラウンドしてます。ラフ、バンカー、ベアグラウンドなどさまざまライや傾斜に対応できるに違いありません。 24度を打つと、それほど強く振らなくてもキャリーで200ヤード近く飛びました。マレージングフェースならではの高めの金属音や心地よいハジき感、そしてソールのフェース側に刻まれたスリットが初速につながっているのでしょう。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/10/f3922c364e47bf29ed08578fd8e8c71b.jpg" alt="" width="787" height="388" class="size-full wp-image-83513" /> TH/001 24度 試打データ 続いて『TH/001』の特徴でもある32度。見た目や打感・打音は、24度の流れをしっかりと継いでます。そして、深重心ヘッドならではの後ろから押してくれる感じや弾道の高さがアリ。ハイロフトでもミート率が1.43と満点に近くて、キャリーで 175ヤードと、同じロフトのアイアンより飛距離が出ますね。HSが足りなくてアイアンだと球が上がり切らない、#7でもハザード越えのグリーンを狙うのが厳しい、という人たちにオススメ。グリーンの手前に迫る池やバンカーを越えてキャリーで狙わなきゃいけない状況で、このUTの32度ならば球の高さを出してくれて止められるでしょう。 と同時に、HSがある人ほど従来のハイロフトのUTやFWだと、球がめくれてしまい散らばるイメージがあったのではないでしょうか。でも『TH/001』の32度は、打ち出し角が高すぎず・スピン量が多すぎずで、ラインを出しやすくて球が狙った通りに飛ぶのでピンを狙っていける。UTの新時代を切り開く「ハイブリッド2.0」と呼べるでしょう。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/10/2cd3748917cb1499d12bf86d68fc3aa1.jpg" alt="" width="1873" height="920" class="size-full wp-image-83512" /> TH/001 32度 試打データ 価格は、クラブが4万1800円~。ヘッド単品/3万5200円。 <h2>『RV.CB FORGED IRON』 ヤマ型ソールが支えてくれて ロフト=距離感がブレにくい</h2> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/10/masters3.jpg" alt="" width="787" height="525" class="alignnone size-full wp-image-83514" /> <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>永井</strong></span> 試打するクラブは♯7、ロフトが32度と現代のアスリート系アイアンとしては標準的なロフトです。奇をてらわないシンプルなデザインの軟鉄鍛造キャビティで、ウッド系やウェッジ系など“上下の番手”にどういうタイプのクラブを入れても、セットとして違和感なく馴染むでしょう。セミグースネックですが、ネックがわりと細身でヒール側がスッキリしているので、シャープな印象だしフェースの向きをターゲットに合わせやすいです。大きすぎず・小さすぎずのサイズ感で、操作性もあるしスイング中にフェースの向きを感じやすい。アイアンらしくフェースが向いた方向へ素直に球が飛び出すところは、コースを攻める上で肝心なところですね。それから、ヘッドのトウ側とヒール側の高さに差があってややアップライトに見えるので、トウ側が程よく返って球がつかまりやすいイメージがありました。 この『RV.CB FORGED』で特徴的なのが立体的なソールのデザイン。ウェッジでいうところの“バウンス効果”のような作用があって、ある程度ダウンブローに打ち込んでもソールが支えてくれて地面に入りすぎないので、インパクトロフトが安定するし、打点が重心より上になりません。それによってタテ距離が安定するんです。しかも、ソールのヒール側もトウ側も落としてあり、傾斜にも対応しやすくてスムーズに抜けるでしょう。 軟鉄鍛造ならではの軟らかさの中にも、ややハジきがあるフィーリングで初速感もアリ。この感触は今どきアイアンのトレンドに合っているし、前述したUTの打感ともマッチします。だからこそワンピースの軟鉄鍛造としては、ロフト32度の#7でミート率が1.44と高く出たし、キャリーが160ヤードをしっかり超えました。『RV.CB FORGED』は打ち手の技術をフルに引き出せて、コースを攻略できる“優等生的”でスタンダードなキャビティアイアンと言えますね。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/10/d3f225aac5260782a6d9ff02215216f3.jpg" alt="" width="788" height="389" class="size-full wp-image-83516" /> RV.CBアイアン #7 試打データ 価格は、クラブが6本セット(♯6〜PW)が16万5000円〜、#5単体が3万3000円〜。ヘッド単体は、6個セット(13万2000円)、#5ヘッド単体が2万6400円。 マスターズ アストロツアー TH/001 HYBRID アストロツアー RV.CB FORGED IRON お問い合わせ: マスターズ TEL06-6974-2717  <a href="http://www.mastersgolf.co.jp" target="_blank" rel="noopener noreferrer">www.mastersgolf.co.jp</a>
    (公開)2024年10月14日
    キャスコは、9月6日に「UFO AIR UT by POWER TORNADO」と 「UFO AIR UT Ladies by POWER TORNADO」を発売した。 上から攻める、あらゆるライから抜ける「UFO」のテクノロジーを継承しつつ、グリーンまでの最短ルートを可能にするユーティリティクラブに進化した。 150ヤードの目標飛距離をアイアンと打ち比べたテストでは、目標地点の直径15ヤード以内に入る確率がアイアン22%に対し、『UFO AIR UT by POWER TORNADO』は1・75倍の38・5%に向上している。 **■つかまりが良く、球が上がる! ** ヘッドから飛び出たウイング部分はソリッド構造。ウェイトの効果があり、理想的な重心設計を可能にし、重心深度が深く、重心角も大きいためつかまりが良く高い弾道を実現する。また、安定性を向上させるエアータービュレーターを新たに搭載。空力特性を向上させスイング時のヘッド挙動を抑えミスショットを減らし優れた方向性を可能にする。さらにブレード部分も中空化したことにより、前モデルよりも重心距離を短く設計。つかまりが向上した。 また、今回新たにソール輪郭より外側にリブ構造を配置する「グラビティブリッジ」を採用することで重心が低くなり、 より楽に球が上がるようになっている。 フェースにはキャスコ独自素材「鍛造スーパーハイテン」を使用。極薄偏肉設計で球離れが速く、インパクト時のスピン量を抑制し、ボール初速がアップし高い直進性を発揮する。 <strong>■さらに抜けの良さアップ!</strong> ソールのトゥ側に3枚のブレードを装着。芝の抵抗が抑えられ、ヘッドスピードを落とすことなく振り抜くことが可能。ブレードの後方部分をバック側までつなげたディフューザー形状は、ボールが芝などに沈んだ状況でも、角度のついたソール前方の面からヘッドが入りやすく、少ない接地で抜けてくれる。 <strong>■どんな距離からも狙える!</strong> ロフト角 15 度の#33からウェッジをカバーするロフト角46度の#AAまで9ロフトをラインアップ。理想的な弾道が得られる重心高さのフロー設計は、苦手な距離がやさしく楽にグリーンを狙える。 <strong>■ブレない飛びを生む!オリジナルシャフト</strong> 一般的なユーティリティクラブのシャフトチップ径よりも太い9・5㎜を採用。先端部は剛性を上げ、ブレを抑え方向性を安定、手元側は剛性を下げ、しなりを感じてやさしく振ることができる。Lシャフトは、チップ径9㎜で球を上がり易くしたレディス専用設計。先端のしなりは維持しつつ、打点のバラツキによるヘッドのブレを小さくすることでインパクト時に当たり負けしにくい。 価格は1本4万4000円。
    (公開)2024年09月10日
    シャフトメーカー・スリリングから今春発売された『SHUHARI』(シュハリ)のFW、UT用シャフト。手元側の緩やかな剛性によってタメができるから、ダフリ・トップが軽減される。その実力をギアの賢者・永井延宏プロが徹底的に検証した。 <iframe width="788" height="433" src="https://www.youtube.com/embed/T-nMNLNRYjk?si=i8UlnEh4z8vphFeE" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" referrerpolicy="strict-origin-when-cross-origin" allowfullscreen></iframe>
    (公開)2024年04月17日
    SYB(サイブ)ブランドを展開するコンセプトより『EZ/915』シリーズのフェアウェイウッドとユーティリティが発売された。テクノロジーは先行発売のドライバー『EG‐05』を踏襲。さらに今作は335、350、370と内径の異なる3つのスリーブを用意し、様々なシャフトやセッティングに対応する。 特にユーティリティのセッティングは、アイアンからの流れとフェアウェイウッドからの流れの2通りに加え、単体で使う考え方もある。それだけにシャフト迷子になるゴルファーも多い。 そこでギアの賢者・ソクラテス永井がユーティリティ(4番)を試打。実験的に335(FW用シャフト)、350(UT用シャフト)、370(アイアン用シャフト)の3本をテストし、その違いを検証・解説する。 【動画】『EZ/915』ユーティリティを徹底試打 まずはソクラテス永井の試打動画を観てもらいたい。 <iframe width="788" height="433" src="https://www.youtube.com/embed/7j6hzBwQJNI?si=XsGk9VXX-670giK4" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe> <h2>3サイズのスリーブで『EZ/915』ユーティリティを試打</h2> <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>永井</strong></span> シャフト選びで最も難しいのがユーティリティです。理由は番手ごとに求められるシャフトが異なるからです。私も普段工房でネックを加工してもらってアイアンシャフトを入れるなど工夫していますが、今作はしっかりスリーブを3タイプ用意してくれているので手間もかからず興味深いと思っています。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/02/15aedb14a2c1e5a260ef4076d559a95a.jpg" alt="EZ/915 UT コンセプト SYB" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-80253" /> まず構えた時のヘッドですが、リーディングエッジとバックフェースの輪郭が左右対称になっており、全体的に丸みのある顔に見えます。 一般的な4番ユーティリティだとフェース面が多く見えて左に行くような不安が出てくるのですが、トゥ側を逃がしフェース面にブラック処理を入れることで、それを軽減しゴルファーが心地良く打てるようにしています。またフェース面にしっかり溝をつけることで雨露を逃がす効果もあり、実践的な構造と言えそうです。 まずは350のスリーブでシャフトはハイブリッド用のフジクラ『MCH 60・S』を使用しました。打感はマレージングらしい心地良い弾き感と打音があり、直進性のある弾道になりました。スタンダードなユーティリティ用のシャフトということもあり、先端がヘッドをしっかり押し込んでくれました。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/02/UT350--scaled.jpg" alt="EZ/915 FW UT コンセプト SYB" width="2560" height="1151" class="size-full wp-image-80260" /> UT350 続いて335のスリーブでシャフトはフェアウェイウッド用のフジクラ『MCF 60・S』を使用しましたが、まずワッグルの段階で先端の動きを感じます。 打ってみると明らかに350と違いシャフトが動くので、自分でタイミングを作って打った分、ヘッドスピードも落ちてクラブパスもインサイドアウトが強く出ました。 弾道も撓り戻りがある分つかまった球になり、打ち出しと高さが出ました。このことからも3番ユーティリティなどの長い番手で335を装着し撓りで距離を稼いでいくような使い方が見えてきます。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/02/UT335--scaled.jpg" alt="EZ/915 FW UT コンセプト SYB" width="2560" height="1153" class="size-full wp-image-80259" /> UT335 最後は370のスリーブでシャフトはアイアン用のフジクラ『MCI 60・S』を使用しましたが、335とは対照的にシャフトが仕事をしなくなるので自分で積極的にスピードを出して働きかけていくイメージになります。その分ロフト通りの弾道になるためデータ上も一番打ち出しと高さが出ました。 シャフト先端の強さがヘッドのパフォーマンスをそのまま出した印象です。硬いシャフトを自分でスピードを出して振っていくアイアン的なイメージになりますので、5番ユーティリティなどの短い番手で使用すると、よりヘッドの性能が出せそうです。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/02/UT370--scaled.jpg" alt="EZ/915 FW UT コンセプト SYB" width="2560" height="1141" class="size-full wp-image-80261" /> UT370 <h2>無限セッティングを実現</h2> <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>永井</strong></span> 以上スリーブとシャフトを変えながら試打しましたが、今作は3番~5番まで用意されていますが、番手ごとにスリーブとシャフトを変えるセッティングも見えてきます。それも3サイズのスリーブを用意してくれているからこそできること。正にコンセプトの「コンセプト通り」といったところでしょうか。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/02/su.jpg" alt="" width="1000" height="558" class="aligncenter size-full wp-image-80232" />
    (公開)2024年02月08日
    リョーマゴルフは9月、累計販売数5万本の前作を8年振りにフルモデルチェンジしたユーティリティ『MAXIMA U』(マキシマU)を発売した。今作はドライバーのぶっ飛び構造をそのままユーティリティにしたという意欲作。 そこで同製品をGEW記者の2人がマイクラブとガチンコ10球対決。ティーチングプロの常住充隆氏が解説する。 【動画】GEW記者2人が『マキシマU』とガチンコ10球対決 <iframe width="788" height="433" src="https://www.youtube.com/embed/4UEkX5YxYZg" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe> リョーマゴルフの試打会は、ナイスショットもミスショットも含めてマイクラブとガチンコ比較をする点が特徴だ。そこで、アマチュアゴルファーを代表してGEW記者2人がマイユーティリティと『マキシマU』で真剣10球勝負をした。まずはその模様を動画で観てもらいたい。 <h2>ガチンコ対決結果【室井】</h2> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2022/12/fc4e1c48e56cb64132aab7e716a96865.jpg" alt="リョーマゴルフ マキシマU" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-75017" /> まずGEW室井は平均スコア70台でドライバーの平均ヘッドスピード50m/sのハードヒッターだ。以下のスペックで試打をした。 ■マイクラブ:4U ■マキシマU:4U/標準シャフト(S) その結果は以下の通りだった。マイクラブは白、『マキシマU』はオレンジで色分けしている。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2022/12/17f6c5730992e801a38fa1b6adca5c8b.jpg" alt="リョーマゴルフ マキシマU" width="1923" height="966" class="size-full wp-image-75018" /> GEW室井比較データ <strong>常住</strong> 上級者ゴルファーの室井さんは、縦距離がバラつくことはほとんどなく、どちらかというと横距離をどれだけ合わせていけるかで勝負していると思います。ハードヒッターですので左へのミスを懸念することが多いと思うので、カット軌道で右に逃がしてから左に戻していくという攻め方が多いのではないでしょうか。 その観点で考えると、マイクラブの方は右に打ち出したまま戻ってこないという結果だったのに対して、『マキシマU』の方はセンターにほぼ戻ってきているのが分かります。室井さんのヘッドスピードを考えると、標準シャフトのSはおそらくロースペックだったと思いますが、振れる方にもしっかりついてきてくれるのが今作のシャフトの特徴です。 そのシャフト特徴が奏功し、飛距離もマイクラブの220ヤード前後に対し、『マキシマU』は230ヤード付近に着弾しています。中には1球250ヤード飛んでいる球もあったのは驚きました。高さと方向性も揃っているので、『マキシマU』の方が好結果が出たということになるでしょう。 <h2>ガチンコ対決結果【大矢】 </h2> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2022/12/320e0822721d24d69acaa051dba65234.jpg" alt="" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-75022" /> 一方、大矢は典型的なアベレージゴルファーで、平均ヘッドスピード38m/sと男性にしては飛ばない方だ。スペックは以下を試打をした。 ■マイクラブ:4U ■マキシマU:4U/ビヨンドパワー その結果は以下の通りだった。マイクラブは赤、『マキシマU』は緑で色分けしている。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2022/12/dd34ab777c97757fb42547ab9add8327.jpg" alt="リョーマゴルフ マキシマU" width="1918" height="967" class="size-full wp-image-75019" /> GEW大矢比較データ <strong>常住</strong> 大矢さんはシャフトの縦軸の動きが多い、典型的なアベレージゴルファーのスイングです。トップオブスイングからインパクトまで縦の動きが多いので、いわゆるトゥダウンになりアタックアングルがアッパー目に入る傾向があります。そうなるとクラブが手前から入り過ぎてしまい飛距離もロスしてしまいます。実際にダフリやトップなどのミスヒットが何球か見受けられました。 ただ結果を見ると、ミスヒットした球も意外と飛距離ロスをしておらず、しっかりと打ち出しが取れていることが分かります。マイクラブ、『マキシマU』共に、大幅に曲げてしまっている球が1球ずつありましたが、全体的な平均飛距離と着弾点の安定感も『マキシマU』の方が好結果になっています。このことからもダフリやトップなどのミス、そしてレベルブローのゴルファーでもしっかりと球を上げ、飛距離も稼いでくれるのが『マキシマU』の特徴だと言えます。 大矢さんは実際のゴルフ場でも2打目が170ヤード以上残ることが大半だと思いますが、フェアウェイウッドで狙うのはリスクが大きい。その点、『マキシマU』ほどのミスヒットへの寛容性と飛距離があればユーティリティで無理せず2打目を打っていけます。アベレージゴルファーにはかなり武器になるクラブだと思いますね。
    (公開)2022年12月19日
    リョーマゴルフは9月、累計販売数5万本の前作を8年振りにフルモデルチェンジしたユーティリティ『MAXIMA U』(マキシマU)を発売した。今作はまさにドライバーのぶっ飛び構造をそのままユーティリティにした意欲作。 そこで同製品をティーチングプロの常住充隆氏が試打。同社の宇野仁氏と共に徹底解説する。 【動画】『マキシマU』vs マイユーティリティでガチンコ試打対決 <iframe width="788" height="433" src="https://www.youtube.com/embed/VOm8BZrOc6Y" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe> リョーマゴルフの試打会は、ナイスショットもミスショットも含めてマイクラブとガチンコ比較をすることで有名だ。そこで、常住プロがマイユーティリティと『マキシマU』で真剣10球勝負。本当に飛んで曲がらないのか検証した。シャフト別試打インプレッションやリョーマゴルフの宇野仁氏による解説など、まずは動画で観てもらいたい。 <h2>『マキシマU』4番をシャフト別に試打</h2> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2022/12/27cb43b0605a9438ee0c544090908036.jpg" alt="リョーマゴルフ マキシマU" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-74989" /> <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;"><strong>常住</strong></span> 今作は標準シャフトの『Tour AD MU2』(フレックス:S・SR・R・A・L)、1フレックスの『BEYONDPOWERU2』(ビヨンドパワー)、『BEYONDPOWERU2LIGHT』(ビヨンドパワーライト)の3タイプをラインアップしています。 その中から、まずは標準シャフトのRを何球か打ってみましたが、まず驚いたのはその飛距離。4番ユーティリティで216ヤードは私の中ではかなり飛んでいます。中には230ヤード以上飛んだ球もありました。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2022/12/c072a602b43d6e01a675175518235424.jpg" alt="リョーマゴルフ マキシマU" width="1909" height="957" class="size-full wp-image-74987" /> 標準シャフト(R) インパクトした瞬間はロースピンかつ強弾道で飛んでいく感じですが、実際のデータを見ると高弾道。打ち出しも取れていますし、最高到達点34ヤード、着地角46.3度というデータからも高さでグリーンに止められるユーティリティだと言えます。 そしてRとは言え、普通に振っても意外とシャフトがついてきてヘッドを走らせてくれる。しっかり振っていくゴルファーでも十分使えると思います。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2022/12/01bb85b0e7a9701d0e91bc47ba1ffb17.jpg" alt="リョーマゴルフ マキシマU" width="1918" height="959" class="size-full wp-image-74988" /> 標準シャフト(S) 一方、Sは結構しっかりしていて、普段通りにスイングしてもつかまり過ぎない。これならヘッドスピード40~45くらいの方でもしっかり叩いていけると思います。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2022/12/6660350e21188a40c4e00107dca42b62.jpg" alt="リョーマゴルフ マキシマU" width="1921" height="963" class="size-full wp-image-74985" /> ビヨンドパワー そして『ビヨンドパワー』は、持った時は比較的軽量シャフトという感じですが、打ってみると球がつかまり過ぎず真っ直ぐ飛んでくれました。インパクトで合わせにいった感じはなかったので不思議な感覚です。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2022/12/088156664efffbb78d3b409a280ae141.jpg" alt="リョーマゴルフ マキシマU" width="1920" height="961" class="size-full wp-image-74986" /> ビヨンドパワーライト 『ビヨンドパワーライト』はさらに軽いので、打った瞬間に左に飛ぶことを懸念したのですが、これも軽いドローになりました。ヘッドスピード35~40m/sくらいもターゲットになってくると思うので、女性にも合うと思います。 『ビヨンドパワー』2モデルに共通して言えることは、打ち手やヘッドスピードが違ってもシャフトが勝手に合ってくるという不思議なシャフトだということ。いろんなスイングタイプに対応するシャフトだと思います。初めて打ったのですが正直驚きました。 <h2>リョーマゴルフの宇野仁氏と『マキシマU』を大解剖</h2> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2022/12/8071812cc6d241e99939081eaa331f57.jpg" alt="リョーマゴルフ マキシマU" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-74992" /> <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;"><strong>常住</strong></span> 今回4番で3番相当飛んでいたので、飛距離性能を実感できました。打った感覚に反してかなりロースピンだなという印象だったのですが。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>宇野</strong></span> 実は、ヘッド前方のフェース直下に60gのタングステンウエイトを置くことでロースピン構造にしています。 <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;"><strong>常住</strong></span> やはりそうですか。ただ打ってみるとミスヒットの寛容性があります。つまり重心が深いということになりますが。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>宇野</strong></span> はい。深いです。ロースピンを求めて重心を前にしているので、通常ではスイートエリアが狭くなります。懐中電灯の光を壁から離して当てた時よりも、近づけた時の方が光の大きさが小さくなるイメージです。 <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;"><strong>常住</strong></span> 普通はそうですよね。だから私の中ではロースピンと深重心がイコールにならないのですが。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>宇野</strong></span> 今作はフェースとクラウンに鍛造チタンを使って余剰重量を生み出し、後方にも60g近いウエイトをつけることで、スイートエリアを広くしています。つまり前方と後方に明確に分けて重量を配分しています。だから低重心であり深重心なのです。 <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;"><strong>常住</strong></span> その2つを同時に実現する技術はすごいですよね。ロースピンかつスイートエリアが広い。その段階でめちゃくちゃ飛ぶイメージしか湧きません。それと、もう一つ驚いたのはダウンブローに上から抑えていっても意外と打ち出しが取れていたことです。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>宇野</strong></span> 前方のウエイトを下側に配置することで低重心にしていますので、仮にボールの上に当たってもボールの下にフェースが潜り込む作用をするため打ち出しが取れる構造です。 <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;"><strong>常住</strong></span> なるほど。だからトップ気味でも球が上がったんですね。やはりアベレージゴルファーは200ヤードくらいを4番ユーティリティで狙う場合、力んだり、自分で球を上げにいったりする動作が入りがちです。ただ、このクラブならいつも通りのスイングをするだけで勝手に飛距離も出て高弾道になってくれる。非常に武器になりますね。 <h2>ユーティリティ型のドライバー</h2> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2022/12/7b09d507379d7d3d7fe50935f2349f60.jpg" alt="リョーマゴルフ マキシマU" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-74993" /> <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>宇野</strong></span> なります。それと今作はカップフェースが特徴的で、上部と下部のリップをそれぞれ10㎜と長くして実質的なフェース面積を極端に広くしています。 <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;"><strong>常住</strong></span> すごい。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>宇野</strong></span> しかも肉厚をわずか0.8㎜にしていて、特に曲がり角の部分は薄さを出すために何度も鍛造を繰り返しています。これだけ手間とコストをかけているユーティリティは他にないと思います。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2022/12/c694990d70be545c213704ff7d7ab617.jpg" alt="リョーマゴルフ マキシマU" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-74994" /> <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;"><strong>常住</strong></span> つまり実際のフェース面+上下のリップ部全体でたわませて飛ばすというイメージですね。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>宇野</strong></span> そうです。それによって初速も上がり、飛距離アップするという仕組みです。その証拠にCT値はドライバーと同じ数値が出ています。 <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;"><strong>常住</strong></span> え? ユーティリティのフェースサイズでそれは驚きですね。つまりこの大きさでドライバーと同じ威力を持っているということですね。 <h2>不思議なシャフト『ビヨンドパワー』</h2> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2022/12/48157ba40d8a51f61b73e3f413b8c8f2.jpg" alt="リョーマゴルフ マキシマU" width="788" height="525" class="size-full wp-image-74991" /> 上から『ビヨンドパワーライト』、『ビヨンドパワー』、『標準シャフト』 <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;"><strong>常住</strong></span> それと『ビヨンドパワー』ですが、標準シャフトよりも飛距離が出ていました。正直持った瞬間は軽いので左に行くんだろうなと思ったのですが、打つと行き過ぎない。不思議なシャフトですよね。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>宇野</strong></span> 『ビヨンドパワー』はフレックスの概念がないシャフトなんです。信じられないと思いますが、振る方にシャフトが合わせてくれるからフレックス無限大∞なんです。 <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;"><strong>常住</strong></span> まさしくそうですよね。これまでの概念が覆された感じです。それと標準シャフトもRとSで全く挙動が違っています。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;"><strong>宇野</strong></span> はい。対象のヘッドスピードに合うようにフレックスごとに設計をしているので、そのように感じるんだと思います。 <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;"><strong>常住</strong></span> なるほど。ヘッドスピード別に豊富なフレックスがある標準シャフトと、シャフトの概念を覆す『ビヨンドパワー』と『ビヨンドパワーライト』がある。ゴルファーには一度全てを試打して選んでほしいですね。いずれにしても『マキシマU』はアマチュアゴルファーが苦手とする200ヤード前後を2オンできる武器になりうるクラブだと思います。
    (公開)2022年12月16日
    特長は前モデル同様の抉れたクラウン。前作ではソールのヒール側に15gのタングステンウエイトを配置して深重心を実現したが、09年モデルはソール形状で深重心を実現して、さらにソールのトゥ側に35gのタングステンウエイトを配置して徹底した低重心設計を採用している。   これは昨年12月に発売した『JPX E600』ドライバーの設計理論と同じ考え方を用いている。つまり、後方の重量分布で縦の慣性モーメントを拡大して、前方の重量物でスイートエリアの位置もフェースの中心に近づけたということだ。   同モデルは一番クラブ選択に迷う170ヤードから200ヤードを簡単に狙うクラブとして開発されているが、同社独自の縦慣性モーメントに注視したUDSコンセプトを踏襲している。   ラインアップは、3U/19度/39・75インチ、4U/22度/39・25インチ、5U/25度/38・75インチで、初年度1万5000本を計画する。   問い合わせはミズノへ、0120~320~799。
    (公開)2009年06月03日

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