"感性と一体化する軟鉄鍛造キャビティ"というキャッチフレーズをつけた『VG3』アイアンの想定競合ブランドは、『レガシー』(キャロウェイ)、『ゼクシオ』(SRIスポーツ)、『インプレス』(ヤマハ)など。市場で人気のやさしい軟鉄鍛造モデルをターゲットに捉え、シャフト別に様々なゴルファーへ訴求していく。
①NSプロ950GH装着モデル=やさしい軟鉄鍛造モデルを好むゴルファー全般。日本人にとって最適重量を達成したとのこと。②タイトリスト・モトーレ6.0i=ハードヒッターのレディスゴルファーや年配者など。③ダイナミックゴールド=従来のタイトリストユーザー。広範囲にわたって、ユーザーをカバーしようとする意図が伺える。
番手構成は、4~9番、PWだが、番手毎に最適性能も搭載したとか。4~7番は、軟鉄・ステンレス・タングステンニッケル・ニッケルプレートの複合素材ヘッド。打球感、打球音、操作性などを進化させたモデルという位置づけだ。
また、フィーリングの向上を目指しフェースからネックまで一枚の軟鉄鍛造プレートを採用、ターフの取れにくい日本の芝に適したプレウォーンソールを全番手に導入。これに加えて、アドレス時にショットイメージの出しやすさを追求したトップライン、日本人が好むやや角ばったフォルムなど、随所に差別化されたアイアンモデルの印象を与える。芹澤信雄プロも使用中だ。
アクシネットジャパンはすでに取引先へ『VG3』アイアンを紹介しているが、「反応はすごくいいです。『VG3』ドライバーやボールの販売実績もあるので、シリーズとしての認知度が上がっているという実感があります」ーー。
9月下旬の発売に弾みがつきそうだ。なお、価格は「NSプロ950GH」装着の6本セット(5~9番、PW)が11万3400円、「タイトリスト・モトーレ6.0i」装着の同セットが12万6000円、そして「ダイナミックゴールド」装着の同セットが11万3400円となっている。
同社は『VG3』アイアンの商品サイクルを2年と考え、大切に販売していきたい意向も明らかにしている。