ヨネックスは2月上旬、進化したカーボンクラウン複合ヘッドで安心して叩いて飛ばす『EZONE XPG』シリーズ(価格はすべてオープンプライス)をフルラインアップで発売する。
対象ゴルファーは、ずばりヘッドスピード43m/s前後のアベレージゴルファーだ。
同シリーズのドライバー、FW、UTには、ヨネックスの代名詞ともいえるカーボン複合技術を惜しみなく投入。クラウンのカーボンエリアを従来よりも30%拡大させた新構造と、ソール部に装着した8gのタングステンウェイトで、これまで以上に低重心化とワイドなスイートエリアを実現。
スピン量の多さと打点のバラつきに悩むアベレージゴルファーがまっすぐに、そして、ロースピンで飛距離アップできる設計だという。
また、205gの重ヘッド(ドライバー)と、グリップエンドに20gのタングステンパウダーを内蔵した「デュアルタングステンパワーシステム(DTP)」を採用。さらに、一般のシャフトよりも重心位置を40mm手元側に移動させた手元重心設計の自社製シャフトを採用することで、スイングバランスの適正化に成功。
その結果、パワーのある重ヘッドの重さを感じさせず、いつも通りの振り心地で、軽く振り抜けボール初速がアップするという。
さらに、シリーズ専用設計のシャフト手元部分には80tの超高弾性カーボンを採用。手元剛性を高めたことで、インパクト時のしなり戻りが向上。振り遅れを気にせず、安心して思いっきり叩いていける弾き感のあるシャフトに仕上がったという。
そして、8つのポジションで打ちたい弾道を調節できるアジャスタブル機能(ロフト角を最大1・5度調整可能)を搭載。FW、UTにも同機能を搭載し、シャフト交換を容易に行えるこだわりも、エンドユーザーにとって嬉しいポイントといえるだろう。コースのセッティングや当日のコンディションによって、ロフト角を調整する楽しさもありそうだ。
ちなみに、ドライバーは9度、10・5度の2タイプを用意。FWは3W(15度)、5W(18度)、UTは#3(19度)、#4(22度)、#5(25度)で展開する。
続いて、ミスヒットに強く、飛距離性能に優れていると前評判の高いアイアンを紹介しよう。同アイアンは、先述したウッド類同様、重ヘッド&DTPを採用。こちらも、力むことなくいつも通りのスイングで軽く振り抜け、ボール初速がアップするという触れ込みだ。
構造面では、キャビティ内部に凹みを設けた360度アンダーカットキャビティを採用。フェース下部まで反発エリアを拡大したことで、オフセンターヒット時の飛距離ロスを大幅に軽減するという。
また、#4~#7のヘッド素材に軟鉄アイアン並みに軟らかい打感と高い反発力が特徴のクロムモリブデン鋼を採用(#8~SWは、ステンレススチールを採用)。さらに、特殊な熱処理技術によってネック・ホーゼル部分は素材を軟らかくしてライ角調整にも対応できるという点も、ゴルファーのことを考えた同社ならではの心遣いといえるだろう。
番手構成は、#4~#9、PW、AW、SW。オリジナルカーボン装着モデルとNSPRO950GH装着モデルの2タイプで展開するという。
同社契約のキム・ヒョージュ、アン・ソンジュも2016年シーズンは、同シリーズで戦うという。プロも選ぶ、進化したカーボンクラウン複合ヘッドで、あなたも未知なる飛ばしのゾーンを体験してみてはいかが? 問い合わせはヨネックスへ、03‐3833‐3526。