「他の選択肢はなかったです」――。昨年プロに転向、大型新人として注目される柏原明日架(かしわばら・あすか)選手の心の中には、キャロウェイゴルフとの契約しかなかったという。
「小学5年生の時から使ってきたブランドで、他の選択肢はなかったです。クラブの顔つきが好きで、格好いいイメージもあります。このブランドと契約できたことを誇りに、今シーズンは、自分の持ち味である、飛距離や思い切りの良さを出して、早めに1勝できるように毎試合戦っていきます」
小さい時からキャロウェイゴルフで育った、いわゆるキャロウェイキッズといえる柏原選手だが、これは同社契約プロとして活躍中の藤田光里選手も同様。ゴルフを始めた時から同社製品に慣れ親しんでいる選手が、プロになっても継続使用する傾向が目立つ。キャロウェイ世代の台頭といえる現象かもしれない。
この傾向を違った視点から見れば、同社のプロ契約におけるポリシーの影響もありそうだ。キャロウェイゴルフは以前から一貫して、「当社製品を気に入っているプロとしか契約しない」というポリシーを持つ。これは世界のトップ選手も例外ではなく、アニカ・ソレンスタム選手やフィル・ミケルソン選手も、この政策に則って契約選手になっている。幼少期からキャロウェイゴルフ製品で育ちプロレベルまで達した選手なら、「気に入っているから契約したい、他に選択肢はない」と考えるのも自然な話だ。
キャロウェイゴルフにしても、ジュニア時代から選手を見てきた経緯があるので、契約に際し、「プレーヤーとしての才能に可能性を感じており、今後キャロウェイゴルフの製品を使用し、柏原プロが活躍することを期待しています」(アレックス・ボーズマン社長)過去の実績、そして未来への期待を込めた気持ちが言葉となって表れている。正に、二人三脚といえる関係だ。
柏原プロのキャロウェイゴルフに対する信頼度の高さは、今季使用するモデルにも表れている。それを列記すると、〇ドライバー:XR、〇フェアウェイウッド:XR(#3、5)、〇ユーティリティ:XR(4H、5H)、〇アイアン:APEX(#6~PW)、〇ウエッジ:マックダディ2(ロフト角47度)、マックダディ2ツアーグラインド(同52、58度)、〇パター:オデッセイ・プロトタイプツアーシリーズ#2、〇ボール:SR2.5
ギア・ボールともに全製品をキャロウェイで揃えた。両者の関係の深さを物語るセッティングといえるだろう。
柏原プロは、1996年1月30日生まれの19歳。宮崎県の日章学園高校在学中、ナショナルチームの一員として数多くの国際大会に出場。2012年度、第10回「ジュニアオープン選手権」では、日本女子選手初の優勝を果たしている。2014年にプロ転向。
なお、この件に関する問い合わせは、キャロウェイゴルフお客様ダイヤル(0120-300-147)まで。