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    高反発ボール『韋駄天(いだてん)X』シリーズの販売が好調だ。 非力なゴルファーが打っても飛ばせる、をコンセプトに開発へ着手した有賀園ゴルフのPBボールで、累計15万ダースを突破。 通常のボールより大きさが1ミリ小さく、重量を軽くすることで空気抵抗を抑制し、「高反発ボールは硬くて打感が悪い」という概念を覆してもいる。つまり、やわらかくても飛ぶということだ。 昨年、高崎市のふるさと納税の返礼品にも選定され、NHKの大河ドラマ「韋駄天」の勢いに乗って、日本中から注文が寄せられるという。 有賀史剛社長の話を聞こう。 「高反発クラブがあるんだから、ボールもあってもいいじゃないかと。3年前に、ボールメーカーのダンロップ、ブリヂストン、プロギア、キャスコに絶対作るべきだとお願いしたんです。でも、大手メーカーからするとルールは守らないといけないから、出せないという判断だったのでしょう。なかなか前に進まなかった。であれば、有賀園で出しちゃおうと。女性でも簡単に飛ばせるので、返礼品の人気も高い。レディス用『韋駄天エンジェル』の返礼率は3割を超えます」 大手メーカーが出来ないことを有賀園ゴルフがチャレンジした結果、累計15万ダース強の販売実績。価格も1ダース3980円~と手が出しやすく、『韋駄天』のネーミングも時流に肖った。 同社営業部熊谷高副部長が次のように話す。 「お客様が何を求めているのか?店頭でアンケートを取ると、飛びを求めている方が非常に多い。そして、二番目は打感なんですよ。『韋駄天』はその両方に拘ったボールです。三番目が価格。1ダース3980円、スーパー韋駄天は同4200円に抑えました」 四番目は直進性なのだとか。曲がらないボールは、コアをやわらかくするとスピン量が減るというのが定説だ。 <h2>ボールからクラブへ派生 試金石となるか</h2> この余生を駆って、同ブランドの高反発ドライバー、飛び系アイアン、シューズへ派生させて総合ブランドへ育てる方針だ。 ドライバーはもちろん高反発、アイアンは3番手以上の<strong>飛び系</strong>に属するが、 「一般アマチュアゴルファーに楽しくゴルフをプレーしてもらいたいというのが我々の願い。飛距離が出なくなって、ゴルフをリタイアする人が多いと聞きますが、『韋駄天』ならそれを阻止できると思うんです。  最近、シニアの大会では高反発クラブ使用可という場面も増えてきており、当社の会長が群馬県のコースでラウンドしていると〝ありがとう〟と声を掛けられるそうです」(熊谷副部長) ボールをはじめ、ドライバー、アイアンの卸売りにも本格参戦する『韋駄天』。現在販売店を募集している。
    (公開)2019年05月21日
    写真は3月19日にオープンした有賀園ゴルフの御茶ノ水・神保町店。首都圏を中心にロードサイドの大型店を運営する同社は近年、「都市型ショップ」に進出している。今回の開業で系列23店舗目となる。 同社はジャパンゴルフフェア(JGF、3月22~24日、パシフィコ横浜)にも出展するが、この点について有賀史剛社長はこう語る。 「せっかく横浜まで足を運んでくれる来場者が、出展メーカーのブースをまわって、試打して終わりじゃつまらない。熱心なゴルファーの期待を裏切らないよう、出展社には時代に合ったサービスの仕方が大事です」 同社は自社ブランドの『韋駄天』(ボール、クラブ)がNHKの大河ドラマ(いだてん)と同名という「追い風」もあり、言葉には勢いがある。来場者の満足度を高める施策を打つ。 会期中、同社のブース(4-17)へ不要になったゴルフウエアを2枚持参すると、1000円分の商品券を進呈するもの。有賀園全店やゴルフフェア会場内の飲食コーナー等で使えるもの。 横浜開催となって2回目の昨年、JGFは5万7197人と過去最高の来場者を記録した。その1割の約6000人が同社のブースにウエアを持参したら600万円の負担となる。有賀園は3年前からゴルフウエアの下取りサービスを開始しており、これまで3万着強の下取り実績があるというが、 「今回、商品券の予算は最大600万円です。下取りのウエアがすべて再販できるとは限らないので、赤字覚悟ですよ。実は昨年、小田急ハルクで同様のキャンペーンを行ったら2週間で2000枚集まりました。古着を処分すると新しいモノを買いたくなる。そんな流れを生み出したい」(有賀社長) タンスに眠っているゴルフウエアを持参してゴルフフェアへ足を運べば、食事代が浮いて財布にもやさしい。もちろん、物販コーナーで新しいウエアやシューズ、クラブなどの購入の足しにしてもいい。 同社は3月7日、「那須ガーデンアウトレット」内に約40坪の直営店を出店。同月19日には「御茶ノ水・神保町店」(約100坪)をオープン、計23店舗の運営となる。終始、攻めの姿勢を貫くだけに、商品券で600万円の予算も痛くない?
    (公開)2019年03月19日
    「東京でNO・1を目指します!」 全国22店舗展開する有賀園ゴルフの有賀剛史社長が宣言した。9月13日、テーラーメイド直営店(港区新橋)の跡地に開業する「有賀園ゴルフ新橋TOKYO」のことだ。 1、2階フロアを借り切り、面積は約170坪。新橋駅近という土地柄を考えれば思い切った投資。店内はネットとの融合がコンセプトで、総力を傾けた店構えといえるだろう。有賀社長の話を聞こう。 「『ゾゾタウン』に代表されるネット通販サイトの増加やスマートフォンの普及により、衣料品のネット通販は急速に広がっています。当社が運営するAGO(有賀園ゴルフオンライン)も同様で、アウトレットや特価品を実際に見て、試してから買いたいという消費者が依然として多い。新店は、実際の店舗とネット専用商材のショールームを組み合わせて、有賀園ゴルフの魅力をアピールしていきます」 つまり、ゴルフ用品をネットで買う人が増える中、自社店舗を「ショールーム」にしてネット販売を伸ばそう、という業界初の試み。店で見てさわってネットで買う「ショールーミング」の動きを新橋TOKYOを軸に取り込む。 <img class="alignnone size-full wp-image-47878" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/08/ariga.jpg" alt="" width="788" height="525" /> <h3>「ショールーミング」採用のメリット</h3> 新店の売場面積は通常路面店の2分の1程度。同社の社員が常駐する店舗の中で最も小さい。ゆえに品揃えも通常の半分ほどに絞り込むが、それを補うのが「ショールーミング」というわけだ。 通常のネット通販との違いは、店舗にあるクラブの試打をはじめ、ウエアを試着したり、店員に採寸してもらったりできる点。特にウエアは、実際の商品を手に取って素材やサイズを体験することで、ネット通販だけでは難しい着用感を確認できる。気に入れば、そのままネットで注文し、商品は自宅や最寄りの店舗で受け取れる仕組み。 ここ数年で小売業をとりまく環境はスマートデバイスの普及により激変した。従来の店舗へ行ってショッピングを楽しみながら購入するというスタイルから、いつでもどこでも買い物ができる時代になった。その時流が示す通り、ネット通販の市場規模は毎年2ケタ成長を続けている。 有賀園ゴルフでは第二弾の準備も整えた。今秋を目処に、『ウエアレンタル』事業をスタートする予定で、今期は駐車場の空枠を利用したレンタカーサービスに着手するなど、一気に反転攻勢へ出ている。 <img class="alignnone size-full wp-image-47884" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/08/loudmouth.jpg" alt="" width="760" height="631" /> <h3>ウエアレンタル事業参入の狙い</h3> 並みいる量販店の中で、ウエア販売へ最も注力するのが有賀園ゴルフ。ウエアレンタル事業参入の経緯について、有賀社長がこう話す。 「今まで、レンタル=ブランド毀損だと思っていました。しかし、今はシェアの時代です。そこで今秋を目処にゴルフの『ウエアレンタル』を始めます。当社は総勢60ブランドを取り扱っていますが、残念ながら、ワンシーズンの消化率は1割程度。残りの9割は返品する形になっているというのが実情です。 ゴルフウエアは高価なものが多いですし、新しいデザインにトライしたくても、勇気がいりますよね。だったらまずはレンタルで着てもらおうと。ブランド認知にも繋がるでしょうし、ゴルフアパレルひいてはゴルフ産業の活性化へのカンフル剤になるのではないか」 例を挙げると、『ラウドマウス』が分かりやすいかもしれない。〝ゴルフ場で一度は着てみたい″と購入してみたものの、その後タンスに眠っているゴルファーは少なくないだろう。一方、気に入って同ブランドを続々購入するムキがいるのも事実だが、新しいブランドに挑戦するゴルファーは、トライアルで有賀園ゴルフのウエアレンタルを利用するのもいいかもしれない。 <img class="alignnone size-full wp-image-47877" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/08/arigaen2.jpg" alt="" width="788" height="525" /> <h3>新品市場の活況はトライアル購入がカギ</h3> ネットの個人間取引市場も隆盛だ。ここ数年はスマートデバイスの急速な普及により、フリマアプリが若年世代に拡大中。なかでも、ユーザーを急増させているのが「メルカリ」。スマホひとつで不用品を処分し、お金に換える。そんなシンプルな個人間取引(CtoC)サービスが猛威を奮っている。 既に有賀園ゴルフやゴルフキングなどウエア買取サービスを始めているところもあるが、これまで買取り業者へ流れていた分がCtoCでの取引で売られていくから業者のダメージは深刻だ。 中にはフリマアプリを利用する人は、「高く売りたい層」で、買取り業者を選択するのは「手軽に売りたい層」だから両者は相関関係にない、という声も聞かれる。だが、消費者は「手軽にかつ高く売るか」という視点でフリマアプリを選択するようになっている。この傾向は特に若年層に多く見られ、 「最近の若い人たちは、高価なモノを購入することに抵抗を感じていません。つまり、売ることを前提としているのです」(有賀社長) ゴルフ活性化には、リサイクル市場の一般化は見逃せない要素。先頃、決算発表を行ったキャロウェイ、テーラーメイド、住友ゴムの3社はいずれも好業績を記録しており、新品市場の活況はトライアル購入の普及と無縁でないことを伺わせる。
    (公開)2018年08月09日
    首都圏を中心に20店舗を運営する有賀園ゴルフが、新事業を展開する。レンタカービジネスへの参入がそれだ。有賀史剛社長の目論見を聞いてみよう。 「新たにレンタカー事業をはじめることで、ゴルフ場への『足の問題』を解決したいと思います。同時に、クルマと試打クラブを貸し出せばゴルフがもっと手軽に楽しめる。市場活性化の効果も期待できるでしょう。夏以降の導入を検討しています」 レンタカーで新たな収益を生み出し、若年層における「足の問題」(クルマ離れ)を解決することで、ゴルフ場へのアクセスを容易にしたいと考えた。一石二鳥の試みといえるだろう。 しかし、最大の狙いは違うところにある。郊外型の量販店は広い駐車場を完備する必要があるが、満車になることは稀で、稼働率が低く「お荷物」になっている。特に平日の駐車場は閑散としており、スペースの有効利用ができていない。レンタカーの導入でこの問題を解決する意図があり、一石三鳥を狙ったものだ。これが成功すれば、同じ悩みをもつゴルフショップの追随もありそう。 <h2>スマホの普及で外出率が低下</h2> 具体的な展開はこうだ。同社は4月、レンタカー事業を全国展開する伊藤忠系列のエネクスオートとFC(フランチャイズチェーン)契約を交わし、「カースタレンタカー」を駐車場内に併設する。 当初は好立地の4店舗(新横浜、川崎、西東京、池上店)から着手して10店舗まで広げる方針だ。1店舗当たり5~10台を保有して、カースタの予約サイトから受け付ける。 小型のファミリーカーが中心で、会員の支払いは12時間で5120円から。4人1組で同乗すると1人当たり1280円の負担となり、ここに試打クラブを4セット貸し出せば手ぶらでゴルフが楽しめる。最新の試打クラブが気に入れば、販売につながる可能性もある。 「都心のレンタカー需要が高まっているのは、駐車場代が高いからです。若者がクルマをもつためには、維持費やローンの支払いなど負担が大きいじゃないですか。 そのような事情でクルマ離れが加速すると、ゴルフ場から足が遠のきます。ゴルフの楽しさを覚えても、毎回乗せてもらうのは気詰まりですよね。そういった悩みを解決できると考えました」 有賀社長はそんな青写真を描いている。 実は、若者のクルマ離れは経済的な理由だけではなく、複雑な要因が絡んでいる。そのひとつが、家にこもる若者が増えていることだ。 国土交通省は20代の「休日外出率」(2015年)を調べており、これによると男性は51%、女性は60%で減少傾向にあるという。 この世代の免許保有率も2005年の89%から2015年は84%に下降しているが、逆に世帯間のインターネット・スマホ普及率は上昇中。2005年の70%から2015年は83%と、10年間で13ポイント高まっている。国交省はこれらの要因を俯瞰して、「内向き傾向」の高まりがクルマ離れの一因と分析する。 クルマでの外出が減り、ネット通販が台頭した結果、郊外に大型店を構える小売業は苦戦中。ゴルフ量販店も同様だ。 <h2>「お荷物」を武器に</h2> 有賀園は昨年8月からレンタカービジネスの可能性を探っていたという。有賀社長が経緯をこう話す。 「たとえば当社の新横浜店の場合、収容台数は100台ですが、平日の稼働率は2~3割に過ぎません。満車になるのは正月の初売りとGWぐらいで、有効活用できていないのです。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/05/arigaen.jpg" alt="有賀園ゴルフ" width="640" height="426" class="aligncenter size-full wp-image-43866" /> そこでレンタカー会社に調べてもらったところ、立地条件が非常にいいから『採算が取れます』と言われました。レンタカーは一度借りると同じ店で借り続けるそうです。すると、当初はクルマが目的だったのに、店内も見てみようと興味を覚える。 そんな流れでゴルフに触れる機会が増えれば、市場の活性化にも寄与できる。ゴルフへ行くひとには特別価格でレンタカーを提供するなど、8月を目処に様々なサービスをはじめます」 「お荷物」だった駐車場が、需要創造の拠点になる。そんな逆転の発想で新ビジネスに踏み切った。 <h2>異業種との連携で新サービス</h2> 改めて言うまでもないことだが、ゴルフとクルマは密接な関係にある。自動車業界にしてみれば、外出の動機が増えるほどクルマの需要が高まってタイヤも消耗する。ゴルフ市場が活性化するほど、好影響が期待できるわけだ。 国内の二大ボールメーカーはいずれもタイヤメーカー(ブリヂストン、ダンロップ)に発祥しているが、ダンロップスポーツ(住友ゴム工業)は合宿制の自動車教習所と提携してゴルフスクールを企画した経緯がある。異業種間の連携で相乗効果を狙ったものだ。 そして、このような異業種交流は徐々に目立ちはじめている。ゴルフ場は単にプレーを楽しむ場ではなく、ワインの試飲会やミニコンサート、ネイルサロンの併設など多様な付加価値を備えはじめたのだ。それぞれの専門企業がアイデアを持ち寄れば「ゴルフ」の魅力を訴求できる。そこに商機が生まれれば、異業種にもメリットがある。 有賀園のレンタカー事業は当初、駐車場の有効利用が目的だったが、ここから派生して新たなサービスを描くことも可能だろう。いずれ自動運転の時代になれば、往復の車内で健康をチェック。そのデータをゴルフショップで蓄積すれば、高齢者に「健康とゴルフ」のアドバイスをできるかもしれない。 するとまた、そこから新サービスが生まれるかもしれない。異業種との提携で、ゴルフショップの役割は広がりそう。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/05/ariga.jpg" alt="有賀園ゴルフ 有賀社長" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-43865" />
    (公開)2018年05月09日
    有賀園ゴルフは12月26日、サンコー72カンントリークラブ(群馬県高崎市)で、「第1回有賀園ゴルフ ジュニアゴルフ大会」を開催する。 同大会は、群馬県ゴルフ関連5団体、群馬県ゴルフ振興基金などの協力を得て、健全なるジュニアゴルファーの育成を目的とするもの。全国の小・中・高校生を対象に、120名の定員で10月1日より募集を開始したが、約一週間で満員になる人気ぶり。 30名増員して150名まで定員を増やしたが、それでもキャンセル待ちの状態だという。健全なるジュニアゴルファーの育成? 一体、どのような企画を盛り込んだ大会なのか? 同社の有賀史剛社長は、次のようにコンセプトを語る。 「当大会は、人間・人格形成に非常に有効なゴルフという競技を通じ、将来、『一人の人として成長できる』『国や企業のリーダーを育成する』といった子供を、両親や地域と協力して育てることが目的です。ですから、当日はもちろん物販も行いませんし、参加した親御さんたちに会員登録してもらうなどといったことは一切いたしません。ただ、ゴルフがうまいといったジュニアを育てるのではなく、本来、スポーツのあるべき姿をもう一度見直し、『文武両道』の子供を育てることをテーマにしています」 確かに、幼少期からゴルフ漬けの毎日で、学業が疎かになるケースをよく耳にする。また、スコアを期待する親からのプレッシャーに耐えきれず、実際、スコアをごまかしたりするジュニアゴルファーも少なくない。 「ですから、参加する子供たちには競技を通じ、『競う事』『努力次第でゴルフがうまくなること』も教えますが、親御さんを対象にした『プロの懇親会』も開催。ジュニアゴルファーの健全な育成には、親をはじめとする周りの大人たち、地域、プロゴルファーなどの協力が必要不可欠です」 当日は、群馬県出身の田島創志プロを招くという。田島プロは、県内有数の進学校である高崎高校を卒業後、ゴルフの名門である日本大学に進学。プロ転向後は、2003年のKBCオーガスタで優勝を果たすなど、まさに文武両道を地で行く人物。具体的には、自身の体験から得たプロになるための心構え、ジュニアゴルファーの育て方などを座談会方式で実施する。 そのほか、プロによるレッスン会、パターフィッティング会、大手クラブメーカーのツアーサービスカーを導入し、グリップ交換や簡単なクラブの調整を行うという。まるでプロのツアーに出場しているかのような体験をさせることで、プロゴルファーになりたい! という夢や、道具(クラブ)を大切にする心を育成する。有賀社長がこう締めくくる。 「海外に目を向ければ、タイガー・ウッズやバッバ・ワトソンをはじめ、多くの一流選手たちはボランティア活動、自身のファウンデーションを立ち上げるなど、社会貢献活動を率先して行っています。この大会を通じて、ゴルフのみならず、そういったことにも目が向くような大人に育ってほしい。当社としても、手弁当ですが今後も大会をできる限り継続していきたいと思っています」 同社初となるジュニアゴルフ大会。今後は、年2回のペースで開催していく予定。問い合わせは有賀園ゴルフへ、027‐322‐3800。
    (公開)2015年10月15日
    有賀園ゴルフは3月6日、新宿西口にある小田急ハルク1階に「有賀園ゴルフ 小田急・新宿ハルクスポーツ店」をオープンした。初日は開店前には50人以上が並ぶという盛況ぶりで、その先頭に並んでいた都内在住の高橋大貴さん(男性・22歳)は、 「朝6時から並びました。超目玉商品の『ナイキ VRSフォージドアイアン』を狙ってます!」 と気合をみなぎらせる。朝10時の開店後、オープンセールの目玉商材は飛ぶように売れ、開店20分後には、「『ゼクシオ』のアイアンセット完売です!」と売場スタッフから威勢の良い声が響いた。もちろん、気合が入っていたのは、長蛇の列に並ぶ一般客だけではない。小田急ハルク店を任された山崎啓介店長は、 「責任重大、もちろんプレッシャーはありますが、それ以上に気合入ってますよ! 想像以上の集客力で、かなり手応えありです。小田急さんに協力していただきながら、有賀園ゴルフならではの特色をしっかりと押し出していきたい」 と意気軒昂。小田急ハルク新宿は地上8階、地下2階の新宿西口のカオともいうべき百貨店で、一日の来場者数は4万人以上を誇る。ここで話を引き取るのは、小田急百貨店・スポーツファッション兼商品政策部の永田慶一部長。 「おそらく、ゴルフ用品・アパレルが並ぶ1階フロアだけでも1日に2、3万人は来場していると思います。特にゴルフアパレルの売場は、新宿副都心に勤める30代、40代のキャリア女性を中心に好評を博しており、夕方5時以降は『OLタイム』と呼ばれる時間帯があるぐらい多くの女性ゴルファーたちが来場。おかげさまで昨年の売上げも好調で、前年比2ケタ増を記録しました」 ゴルフ売場として国内トップクラスの集客力を誇る同百貨店だけに、アパレル以外のゴルフ用品への販売にも期待が高まる。売場来場者の男女比率は4対6で女性優位。実際にクラブや用品を購入するのは男性ゴルファーが圧倒的に多いはずだから、今後、新たな男性顧客の取り込みがカギになってくるだろう。 「有賀園さんとテナントに関する話し合いを始めたのは昨年9月ごろから。とにかく数字に対して貪欲で、東京で成功したい! という強い意志を感じたので契約に至りました。それだけに、期待値はかなり高いですね。これまで手前どもが取り込めなかった新しい客層を取り込んでほしい。そして、アパレル売場とのシナジーを図り、同フロア全体で常に新しい情報を発信。業界活性化の起爆剤的な存在になりたい」(永田部長) ちなみに、今回のオープンにあたり有賀園ゴルフは、テレビCM150本、ラジオCM500本、そのほか新聞雑誌広告、チラシ30万部、手配りの招待券1万5000部、小田急の外商優良顧客回り、ゴルフフェアへの出展など、新規店オープンに向け約2000万円の宣伝広告をかけバックアップ。小田急側も顧客へのDM、開店当日は売場に14人ほどを人員増強、加えて特設レジを3台設置、ゴルフメーカー各社からも約40名が販売応援に駆け付けるなど、万全の態勢で臨んだ。有賀園ゴルフの有賀史剛社長が次のように意気込みを語る。 「売場面積は約40坪と当社の路面店と比べ、10分の1程度ですが、ここは関東一、いや日本一といっても過言ではないぐらい集客力の高い売場です。この限られたスペースの中で何ができるのか? 何が売れるのか? そのために何に注力すべきかを常に考え、流行に敏感なゴルファーにもご満足いただける品々をセレクトし、いままでにないゴルフ専門店にしたい。特に苦労した点は、アパレル売場からの動線づくり。売場のカドをなくし、商品ディスプレイの照明もやや青味のある間接照明を使用するなど、女性が入りやすい工夫を施しましたが、売場の中に入れば50代、60代のおじ様たちも安心してお買い物ができるという、老若男女問わず楽しめる店づくりを心掛けました。初年度は4億5000万円を売上げ目標に掲げています」 その施策として、(小田急百貨店)本館で行う『スポーツフェスタ』などの催し物にも積極的に参加、9月には同百貨店の屋上スペースでゴルフスクールを開校、年間を通して売場のイベントを開催するという。今後の展開にも注目したい。
    (公開)2015年03月10日
    既存店売上80億円、ネット通販(EC)売上30億円で、営業利益は5億円。これにより対前年比売上10%増、利益率を2%高める――。ゴルフ市場が長期的に伸び悩むなか、有賀園ゴルフが強気の2015度計画を打ち出した。 意欲的なのは販売予測だけではない。3年後の株式上場に向け、東京ゲートウェイ構想を立ち上げた。有賀園の本社は群馬県。ゆえに当初は「北関東の雄」として域内商圏での盤石を目指したが、徐々に関東全域へ拡大し、郊外店を主軸として全国チェーンと覇権を競った経緯がある。今回旗揚げした東京ゲートウェイ構想は都心部へ攻め込むイメージで、東京の「本丸」を落とす構え。 その狼煙として3月6日、小田急ハルク(都内新宿区)内1階に19店舗目を立ち上げる。同社は2013年9月に「DECKSお台場店」(都内港区)を開業しており、両店の相乗効果を図りながら、売上の都心部比率を高める目算。今後も同様の戦略を継続させ、2018年末までに30店舗体制を整えるという。有賀剛史社長の進軍ラッパを聞いてみよう。 「今回の小田急ハルクは加賀スポーツの居抜きですが、売上実績は約2億5000万円だったと聞いています。ハルクは関東でゴルフアパレルを一番売る百貨店ですが、当社がやればもっと売れるのではと考えた。むろん、百貨店だから高く売れる時代ではないので、市場の実勢売価と合わせながら質のいい顧客を取り込みたい。客層は30~40代が中心で、特に女性が多く品揃えがカギになるでしょう。床面積は約40坪と路面店の10分の1にすぎないから、商品選択が重要になる。流行発信基地の役割も担いたいですね」――。 ゴルフの専門量販店としては、アパレルの販売比率が高い有賀園。厳選した商品を小田急ハルクに並べ、そこでの売れ筋商品を「都会の人気ブランド」として郊外店へフィードバックする利点もありそうだ。 これ以外にも今年中に2店舗の新規出店を計画しており、既存店のリニューアルも同時に行う。昨年9月に新装開店した高崎本店には改装効果があったそうで、その成功体験を新横浜店にも踏襲する。具体的には総工費5000万円をかけ、パッティングコーナー、試打ブースをそれぞれ10mへ拡大、試着室も高崎本店同様1・5坪に広げ、3月の開店を予定している。 一連の流れでソフト面にも注力する。スクール事業への本腰がそれで、ダンロップゴルフスクールが受託運営する柏、東名、越谷の3店舗以外をすべて自社運営にしていくもの。これによりインストラクション販売に注力するが、日本プロゴルフ協会は、会員の職域拡大の一策としてインストラクション販売に興味をもっているだけに、今後、有賀園と共同歩調を描く可能性もある。 「顧客のゴルフ上達が大前提ですが、スクールだけでは利益を確保しにくい。クラブやウエアを販売できるインストラクターを養成すれば、多店舗展開のスピードも速まるでしょう」 今年5月に新本社ビル(群馬県高崎市)を落成し、翌6月は55周年式典を行うなど意気軒高な同社は、昨年9~12月期売上で前年比20%増(既存店ベース)と好調を維持。2018年7月期に店舗売上200億円、EC売上100億円の計300億円を視野に入れる。果たして? 画像:有賀園ゴルフ 有賀史剛社長
    (公開)2015年02月16日
    コンセプトは"体験ゴルフ"に集約されるという。①国内最長12mの試打室、②10mのパターコーナー(在庫1000本)、③12mのシューズコーナー(100種類)④豊富なゴルフアパレル(50ブランド)などを完備。 売上構成はクラブ4割、アパレル4割、その他2割を見込む。初年度の売上目標は6億円に設定。 ■有賀園ゴルフ高崎本店 店舗概要 総坪数:1200坪▽店舗延床面積550坪▽売場面積300坪▽駐車場70台▽所在地:高崎市下之城町160-1▽TEL:027-327-6161
    (公開)2014年09月19日

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