ヤマハは7月19日、ヤマハホール(東京・銀座)にて2017年新製品記者発表会を実施し、9月16日より、『インプレス UD+2』シリーズを販売することを発表した。
通常、同社の発表会では契約の藤田寛之、谷口徹が登壇して軽妙なトークを披露するが、今回は様相が異なり、社員5名が次々と登壇。ターゲット、性能や構造、レディス専用設計のポイントなどを代わる代わるアピールしていった。
『インプレス』ブランドは2002年に誕生したが、今回"ぶっ飛びインプレス"として9月に再スタートを切る。そのため、同社が持つ『RMX』ブランドとの棲み分けを丁寧に説明する必要があったため、今回の形式になったそう。
なお、今回のモデルは、2014年に発売され、同社史上最大のヒット作となった『インプレス RMX UD+2アイアン』をシリーズ化、アイアンで培った技術を注入して飛距離性能にこだわった。ドライバーからパターまで、フルラインアップ。ターゲットについて、マーケティング担当の吉田信樹マネージャーは、
「新製品は、自らの上達に対して合理的に手間をかけず、飛距離を伸ばしたい"スマートゴルファー"に向けたものです。探究者向けの『RMX』とは対極にあることを強調したい」
としている。またウッドの商品開発を担当する竹園拓也氏は、製品の"飛び"を強調する。
「2014年にアイアンを発売した際、ウッドも同時発売の予定でしたが、プラス2番手の飛びを実現できず見送った。今回は、自信があります」
ドライバーは1本8万円と高価格帯に分類されるが、プラス2番手の飛びを実現できれば前作のアイアン同様、クチコミ効果も得られそう。
昨対実績2割増と順風満帆な同社は、ドライバー初年度3万本を目標に、秋の商戦に向けた準備を進めている。
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