ミズノは8月20日、都内練習場で9月18日に発売する『MP』シリーズのメディア試打会を開催した。
ラインアップは、アイアン2機種、ウエッジ2機種、ユーティリティアイアン1機種、ユーティリティ1機種、FW1機種。もちろんメインとなるのは『MP』のアイアンで、『MP-5』、『MP-55』が新たにラインアップされる。
『MP-5』はマッスルバックのアイアンながら、ハーフキャビティのアイアン同様のやさしさを追求したモデル。
同社契約のルーク・ドナルド監修『MP-64』の後継機種となる。その特長であるルークソールを踏襲し、アメリカではチャネルバックといわれる「ニューマッスルバックデザイン」を採用。
ハーフキャビティバックのアイアンと同じ効果を発揮するという「ニューマッスルバックデザイン」だが、バックフェース中央部を横方向に削ぎ落とし、且つトゥ・センター・ヒールでの肉厚を変えている。これにより左右の慣性モーメントが高まり、スイートスポットは『MP-64』より広くなっている。
さらに、トップエッジに厚みをもたせ、マッスルバックのアイアンながら構えた時に安心感を想起させて、やさしさをアピールしている。
もうひとつのアイアンが『MP-55』。ボールの上がりやすさ、操作性、そしてソリッドな打感を追求したキャビティアイアンという位置づけだ。
『MP-55』は、キャビティ部に新V字型T-SLOT加工を施し、ソリッドな打感とつかまりやすい重心特性を実現したという。この新V字型T-SLOT加工は、キャビティ部をトゥからセンターまでは深く半円状にデザインし、センターからヒールまでのキャビティは浅く半円状に抉っている。
さらに、バックフェースの中央部は三角形に肉がもられており、ソリッドな打感の実現と共に、重心をヒール側に移動。よりボールのつかりやすさを重視した設計だ。
今回の発表で興味深かったのがウエッジ。両モデルともラウンド型の『MP-R5L』と『MP-R5W』がそれだ。
特長はソール形状で、『R5L』の「L」はルークソールの「L」。バックフェースのトゥ側を少しだけ削り落とし、ダウンブローに打ち込んでも芝に潜りすぎず、ヌケの良さを発揮する細いソール形状にデザインされている。
一方の『R5W』の「W」はワイドソールの「W」。バックフェースのトゥ側を大きく削りながら、ワイドなソールでスイープなスイングに適応している。
ソール形状で分かるように、両モデルはソールの使い方に着目して開発されたモデルだとか。『L』はダウンブローな入射角のスイングをイメージし、ソールの前部を接地させるゴルファーを対象としている。
一方の『W』はスイープなスイングで、ソールの後部を接地させてインパクトをむかえるゴルファーをイメージする。同社は、ダフリなどを研究した結果、今回はその両極のモデルを投入するに至ったと説明している。
そのほか、ユーティリティアイアンは『MP FLI-HI』、FWは『MP CLK-F』、ユーティリティは『MP CLK-H』がラインアップするが、全て、各クラブの役割を明確にし、それでいてロフト角、ライ角、クラブ長など、『MP』アイアンとのスムーズなセッティングを実現したシリーズとなった。
なお、動画はメディア試打会の様子を収録した。
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商品の問い合わせはミズノへ、0120-320-799。