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    ハッシュタグ「pga」記事一覧

    <strong>会長就任おめでとうございます。まずは新会長の簡単な経歴から教えてください。</strong> 「どこからいきましょうか?」 <strong>ゴルフを始めたあたりから。</strong> 「わかりました。ゴルフは20歳ぐらいに始めまして、もともと運動が得意だったのと、高校出て大学に行かず、家業の手伝いをしてたんですよ。それで周囲の大人に誘われたのがそもそもです。若かったし、周囲に比べて凄く飛んだから『プロになれば』って言われまして」 <strong>その気になった?</strong> 「そうなんです(笑)。それで『どうすればプロになれるんですか?』って聞きましたら、ゴルフ場に入ってキャディやりながら研修生になるんだと。それで岐阜の日吉ハイランド倶楽部の寮に入って、住み込みで研修生になったという経緯です」 <strong>で、どうでした?</strong> 「私は高知の出身なので、中四国ブロックの研修会で予選会に出てましたが、その上位者がプロテストに進むんです。プロテストは年2回、春と秋にありましたが、これがなかなか受からなくて。家業を継ぐ話もあったので、親から『いつまでやるんだ』と言われましてね。十何年かけて1992年の春にようやく合格(12位タイ)しました。 『これで最後にしよう』と思って臨んだのがよかったのかな。開き直れたというか。それとラッキーだったのは、テスト会場の伊豆下田CCのグリーンが高麗芝だったんですよ。それ以前のテスト会場はベントばかりで、予選会は高麗だから全然合わない。あのときのテストは高麗だから、感じがつかめたのが大きかったですね。 他の選手は1週間前から練習ラウンドに入ってましたが、私はレンタカー借りて温泉巡り。それも結果的によかったのかな(笑)」 <strong>苦労してようやくプロになった。で、そこからはどんなキャリアですか。</strong> 「特にツアーでの実績はないんですよ、そもそも家業を継ぐことになっていたので。家業というのは飲食業と、あとは母親が化粧品販売の会社をやってましてね。いわゆる化粧品メーカーの販売代理店で、私も本社で化粧品の研修受けたり、名刺持って動いてたので、ツアーの道を目指したい気持ちはあったけど、家業のことを全部振り出しに戻すわけにもいかなくて。 その後ティーチングの資格も取りますが、やっぱりプロですからシニアツアーへの想いも強くなる。それで何試合か出ましたが、ヘルニアで断念します。今は64歳で、仕事の中心はティーチング。5年ほど前にインドアを1店舗立ち上げました」 <h2>会長選で60票獲得した</h2> <strong>話を聞いて思うのは、明神さんは「等身大」のPGA会員という印象ですね。過去の会長はツアーでの実績が重視される傾向があったけど、明神さんの場合は一般会員と近い来歴だから現場の気持ちや事情に通じている。で、PGAの組織運営には以前から関わっていたんですか。</strong> 「そうですね。もともと地区(中四国)の代議員や委員をやってまして、資格認証やティーチングの仕事が長かったんです。そういった経緯もあったので、吉村前会長のときは資格認証担当の副会長を務めていました」 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/05/IMG_9116.jpg" alt="" width="1000" height="1314" class="aligncenter size-full wp-image-81252" /> <strong>倉本昌弘さんが4期8年会長を務めて、そのあとが吉村金八さんだった。ただ、吉村前会長は任期中に定年の70歳を迎えるので、1期2年での退任は当初から織り込み済み。そこで今年3月の会長選で槙岡充浩さんとの一騎打ちになったわけですが、選挙の流れは?</strong> 「会長選は次期代議員が投票しますが、代議員は全部で102名。そのうち総会に出席したのは88名で、一人棄権したので87名が投票した。その結果、私が60票を得たという流れです」 <strong>二人の争点は何ですか。</strong> 「そうですねぇ。私は槙岡さんが出るとは思っていませんでしたが、印象を言えば、槙岡さんはPGAが社会に向けてどうすべきかという大きな話だったのかな。私は2年間副会長を務めた経験から、具体的な課題を含めて現実的な主張をしたんですね。そのあたりが、」 <strong>わかりやすかった?</strong> 「かもしれません。本当のところは、選んだ人に聞かないとわかりませんが(笑)」 <h2>5900人全員が営業マン</h2> <strong>そもそも、なぜ立候補したんですか。</strong> 「なぜかと言いますと、2年前の会長選で我々は吉村さんを応援したんですね。その吉村体制の副会長を私と芹澤信雄さんが務めて、1期2年は決まっていたので、次に推すのは芹澤さんだなと、そのつもりでいたんですよ。ところが芹澤さんは仕事も忙しいから『次期会長は難しい』となりましてね。これまでの経緯を考えると、私が立たないわけにはいかないと。 我々は、吉村さんの考えに共鳴していたし、2年じゃ難しいこともわかってました。できなかったことは沢山あるし、副会長だったから細かい事情もわかっている。今は、引き継ぐのは自分しかいないという思いでいます」 <strong>で、肝心な話。明神さんが継承する吉村イズムって何ですかね?</strong> 「それは、約5900人(3月末現在5888人)のPGA会員全員が、営業マンになって走るということです。我々は公益社団法人なので、公益事業と収益事業のバランスが大事なんですが、改革することは沢山ありますね」 <strong>なるほど。改革の第一は何ですか。</strong> 「うん。『改革』って言葉自体はカッコいいけど、よくわからないところがあるじゃないですか。会員に周知するには丁寧な議論が必要ですが、その上で大きな課題は2018年以降『日本プロ』の冠スポンサーがいないことがあげられます。 日清食品さんを最後に冠がなくなって、今年も現時点で未定だから、ダメなら7年連続『冠なし』の状況になる。この問題はかなりデカイです」 <strong>無冠だと冠スポンサー料が入らない。金額的なダメージはどれぐらいですか?</strong> 「そうですねぇ。年にもよりますが2・5億~3億円だと思ってください」 <strong>それは大きい。</strong> 「大きいです。以前は電通さんが1社独占でスポンサー営業を頑張ってくれましたが、コロナもあったし、なかなか決まらないので、一昨年かな、オープンセールスに切り替えたんですよ。切り替えたけど、周知できてない面もあって、なかなか厳しいのが現状ですね」 <strong>オープンセールスに切り替えて、会員全員が営業に走る。会長自身の営業方法はどんな感じ?</strong> 「それが、私の場合はツアー経験もないので、大きな会社とのつながりがないんですね。以前の会長のようにはいかないので、5900人の会員みんなが営業できる体制を作りたいなと。 具体的な方策は固まっていませんが、イメージで言うと、もともと我々のツアーは会員のツテなり紹介でスポンサーを連れてきたケースが多いんですね。その意味でも先ほどの話、会員の力をもっと借りなければ」 <h2>コンサル会社との契約も視野</h2> <strong>スポンサーを連れてきた会員には成功報酬を出すんですか。インセンティブがつくとやる気が出るでしょう。</strong> 「そこは難しくて、PGAは公益社団だから、関係者に特別な利益を与えちゃいけないという原則論があるんですね。だけど我々は個人事業主の集まりだから、モチベーションは当然大事になる。特別な利益を与えることなく、モチベーションが上がる方法を模索してるんですが、」 <strong>今のところノーアイデア?</strong> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/05/IMG_9099.jpg" alt="" width="1000" height="1086" class="aligncenter size-full wp-image-81254" /> 「んー、ないこともないけど、話せる段階じゃないんですよ。ただ、そういった話にも関連しますが、外部の知恵を集めるプロジェクトチームの立ち上げも改革案の中に入っています。我々プロゴルファーは業界の中の人間じゃないですか。我々の知恵が及ばないところもありますので、少し費用を掛けて外部コンサルに依頼しようかなと。 他のスポーツ団体を見ると、皆さん外部の知恵を積極的に入れている。我々の考えと世の中の考えが合致してない部分もありますし、合致させるには世間の知恵を借りて勉強しなければ」 <strong>業界の内側だけの話じゃなくて?</strong> 「そう、もっと大きな話をしていく必要があるでしょうね」 <strong>コンサル会社は決定済みですか。</strong> 「一応候補は数社あるんですが、名前はまだ出せません」 <strong>そのほかの改革ポイントですが、PGAはティーチング団体の色合いが濃いので、ここにも改革の余地があるんじゃないですか。</strong> 「おっしゃるとおりで、今やってる講習会はアナログな部分が残ってるんですね。ティーチングの会員はB級とA級がある中で、座学はeラーニングに変わってますが、改革の余地はあるでしょう。会員はそれぞれスクールを持っているので、学びの時間を取ることが難しいんですよ。 そこでPCなりタブレットにコンテンツを入れて、いつでもどこでも好きな時間に勉強できて、論文提出等でクリアできればいいかなと。あんまり先走ったことを言うと問題ですが(笑)、指導技術をもっと掘り下げる必要もありますよね。自分もインドアを経営して思うんですが、現場の技術ってもの凄く進化してるじゃないですか」 <strong>特にアプリ系の進化が凄いですね。スマホのカメラでスイング中の骨格の動きもわかるし、そのうちVRも来るでしょう。加速度的に技術が進む中で、申し訳ないけどPGAは遅れている。</strong> 「あのぉ、そのあたりは全部を肯定も否定もしませんが、我々はね、レッスン市場はPGAが主流だと思っているので、周辺環境をしっかり調べて、研究して、新しい部分のメリット・デメリットを見極める必要はたしかにある。 ただし基本は大事なんですよ。基礎は基礎として大事にしながら、プラスαの部分を専門的に考えていきたいということです」 <h2>進化するITへの対応策は?</h2> <strong>その話は、新しい科目を増やすってことですか。</strong> 「その方向性も否定はしません」 <strong>資格の更新制度はあるんですか。</strong> 「あります」 <strong>その更新の中に、最新のアプリやデバイスの使い方も入ってる? 最新技術を学ばないと更新できないとか。</strong> 「いえ、入ってないです」 <strong>じゃあ何を更新するんですか。</strong> 「今のところクルマで言う免許の更新みたいなもので、たとえば『日本プロ』やゴルフフェアもそうですが、いろんな関連イベントにボランティアで参加したり、地区のプロ会の手伝いやレッスン会に参加するとか、いろんなカテゴリーがあるんですよ」 <strong>そういうのに参加したらOKですよ、というのが更新制度?</strong> 「そうですね。ですからほぼほぼ更新できますし、普通にやってればまず問題ありません」 <strong>そうですか。会費はいくらでしたっけ?</strong> 「年間4万5000円です」 <strong>税別で?</strong> 「いや、我々の会費は非課税なんです」 <strong>いずれにせよ、PGAは会費が高いって話をよく聞きます。高い安いは個々の価値観ですが、高いという声があるのは、会員資格の費用対効果が低いと思われてる。そこをどうやって解決しますか。</strong> 「費用対効果の部分で今、具体的にお話しできることはちょっと難しいんですが、先ほど説明した部分を取り入れながら『会員参加型』のモノをつくりたいという思いはあります」 <h2>乱立するインストラクター団体</h2> <strong>コロナ特需でインドアが増えて、インストラクター不足が起きました。という中で、PGA資格を持たない人間が教えるケースが増えている。</strong> 「ええ」 <strong>代表的なのがステップゴルフで、首都圏中心に100店舗を超えましたが、ご存知ですか?</strong> 「いえ、知りませんでした」 <strong>ステップゴルフは店長一人で運営するワンオペで店舗網を広げてますが、自社で指導者を育成する中で、スコア100を切れない指導者もいる。ほかにもUSGTFとかNGF、あるいは無資格者を含めてアウト・オブ・PGAの流れが顕著になってますが、どうですか?</strong> 「もちろんそれは、我々の中でも出ている話ですし、なかなか難しい問題だと思ってます。プロかどうかわからない人がいっぱいレッスンしている現実は、世の中がそれを求めてるわけじゃないですか。なので全面的に否定はできないけど、我々にはPGAとしてのプライドがある。 会員はみんな難しいカテゴリーの中で資格を取っていますから、当然、ほかの資格とは違うと言いたいですし、信頼感だってあるはずですよ」 <strong>わかります。B級は筆記試験の正解率8割以上、実技は36ホール158打以内等で、195時間の講習がある。A級はB級保持が前提で、4学期110時間の講習が必須など、他団体に比べてハイレベルですから。</strong> <strong>その上で「レッスン資格発行団体」の過当競争が起きている。王道はPGAだけど、別にPGAの資格じゃなくてもいいじゃないか、という流れは深刻な問題になりますよね。</strong> 「あのぉ、ゴルフとほかのモノを一緒にはできませんが、例えば有名学習塾の中には家庭の奥さんが教えるケースもありますよね。これをゴルフに置き換えると、100切れない人に安く習って満足するのは最初だけで、上達を真剣に望む人はその上のレッスンを必ず求める。いずれきちんと習いたくなりますよ」 <strong>会長としては、アウト・オブ・PGAの流れはOKなんですね。</strong> 「ですからお客さんがそこに集まってる事実があるわけで、我々がそこまで全部入って行って『あなた(教えちゃ)ダメですよ』とは言えませんよね。繰り返しになりますが、上のレッスンを求める方に対しては、誰にも負けないスキルを身につけて、どこよりも深い知見と内容で勝負する。 そのためには現状に甘んじない研究も必要だし、今はトラックマン等の講習も行ってますが、今後は計測器を使ったレッスンをもっと深掘りしなければと思ってます」 <h2>社会活動としてのジュニア育成</h2> <strong>公益社団という性格上、社会貢献活動も大事ですが、特に世の中はSDGsが注目されています。このあたりの取り組みはどうですか。</strong> 「そうですね。全国15地区で会員がやってる事業が、数十から100ぐらいあるんですよ。例えば『SDGs地区事業』では、ジュニア育成事業や春休み親子レッスンにも注力しています。 SDGsって言葉自体、項目が沢山あって一言では答えにくいんですが、うちの練習場でも電気代を節約するとか、創意工夫で資源の無駄をなくすとか、いろんな活動をしてるんですね。当然、PGAにとっても大事なキーワードになってきます」 <strong>PGAの「ジュニアリーグ」なんかまさにSDGsでしょうね。17番の「みんなで協力」や4番の「教育」にも掛かってくるし。</strong> 「なるほど、そうですねぇ。ジュニアリーグは以前からありましたが、コロナで止まって、去年あたりから再度動かしているんです。いわゆるエリートジュニアじゃなくて、普通の子が、チーム戦のスクランブルゴルフで助け合う。そこが特徴になっています」 <strong>子供の集め方はどうやって?</strong> 「各地区の会員が主体的にやってるので、統一した方法はないんですよ。レッスンしてる方のお子さんやジュニアレッスンの生徒とか、いろんな形があると思います」 <strong>明神さんもチームを持っている?</strong> 「持ってます。僕の地元は高知だから、チーム名は『高知カツオ』で、いろんなチーム名があるんですよ(笑)。うちのメンバーは7人かな。基本は9~13歳の6人が2人1組のチームになって、その3組で相手チームと競います」 <strong>12人になったら「カツオ2」?</strong> 「そんな感じで、増えたら別にもう1チームつくればいい。一番大事なことは、チームの全員が試合に出られることですから」 <strong>試合以外の普段の活動はどういった感じですか。</strong> 「それもバラバラなんですが『高知カツオ』の話をすれば、普段は一緒に練習しなくて、大会になると集まるんですね。中四国の場合、去年は4チームで総当たりのリーグ戦が3試合。5チームの地区は4試合になりますが、このジュニアリーグが全国に12地区あって、総チーム数は60弱。個人的にはこの活動に力を入れたいんです。 ゴルフって個人競技だから、子供が協調性を学ぶにはよくないと思ってたんですよ、以前は。だけどスクランブルのチーム戦は違いますし、一人のミスをもう一人がカバーしながら励まし合えるでしょ? 僕は父親の立場もあるし、自分の子供や周りの子供を見てきた中で、ゴルフにはいいところが沢山ある。今の世の中、コミュニケーションが苦手な子は沢山いて、人と関わるのが不得意なんです。でも実際に接するとみんないい子なんですよ。野球じゃないけど番号つけて、同じユニフォーム着て、助け合いながら楽しくやっている。その光景を見るのが嬉しくて(笑)」 <h2>部活の「地域移行」との相性</h2> <strong>この活動は会員の手弁当ですか。</strong> 「そこが問題で、手弁当じゃ大変なんですよ。なのでジュニアリーグ自体に冠スポンサーを見つける動きをしてますし、個々のチーム単位でも募っています。 うちの例だと去年は50万円くらい、知人や地元の企業に年間5万~10万円ほど出してもらいました。企業名の入ったワッペンを5万円でウエアにつけたり、要するにコマーシャル代ですね。地元の子供を応援してくれる理解者がいますので、できればリーグ全体にも冠をつけたい」 <strong>ジュニアリーグはクラファンを立ち上げて、目標300万円を目指しています。1口5000~50万円ですね。</strong> 「そうやって原資を募って、現状の12地区・60チーム弱をどんどん増やしたいですよね。4チーム集まれば1デビジョンのグループができますから、47都道府県で各1デビジョンが目標です」 <strong>何年後ですか。</strong> 「んー、どうでしょう。イメージ的には4~5年で達成したいんですが、それにはゴルフ全体の人気が上がることも大事だし、大きな冠がつくと一気に広がる可能性もあるし、流動的な部分も大きいですね」 <strong>ところで、部活の「地域移行」が注目されてます。少子化と教員の過重労働から中学の部活が維持できなくなっている。そこで市内の複数の中学の生徒を集めて、市内の運動施設が中心になって運動部をつくる動きを国が進めてます。</strong> 「はい」 <strong>兵庫県の三木市が積極的ですね。市内に25コースあって、ゴルフ場利用税も6億円ある。その贖罪の意味かどうか、三木市長がゴルフ部に前向きなんですが、ジュニアリーグの話を聞くと、この流れにPGAも乗れそうですよね。</strong> 「あのぉ個人的に言いますとね、僕はそれをやってますし、僕の活動はそこから始まってるんですよ。第一期生は片岡大育で、地元の学校に掛け合ってゴルフ部をつくりました」 <strong>それは、市内の複数の学校で?</strong> 「いえ、単校でしたけど」 <strong>なるほど。教員以外の地域住民が部活に携わるのは、地域移行の原型になるのかな。</strong> 「最初は子供一人からでした。母校の高知中学の子で、一人だけ教えるのは面倒だから『誰か連れて来なさい』と。それで3~4人連れて来て、徐々に増えましてね、のちに全国大会や県アマで勝った子も出ましたけど、すると学校からも注目されて、学校に行って体育の先生を説得したんです」 <strong>部活には顧問が必要で、顧問は教員が前提だから。</strong> 「はい。最初は、ゴルフ場も練習場も指導者もいないって難色を示されたんですが、『僕が全部面倒見ます』って。おっしゃるように、学校の先生が顧問をしてくれないと部活ができないので、学校に行って掛け合ったんです」 <strong>で、部費の予算は学校から?</strong> 「出ました。最初は出ませんでしたが、徐々に認めてくれたんです。だけど、似たような話は全国のPGA会員が沢山やってると思いますよ。僕だけじゃなくていっぱいあります。いちいちPRしないだけで(笑)」 <strong>そこはPRしましょうよ。特に「地域移行」は大きな社会問題だし、SDGs活動になるし。</strong> 「そうですか(苦笑)。僕自身、ほかの中学に体育の選択授業でゴルフを教えてるし、小学校のスナッグゴルフを含めてね、全国の仲間は普通にやってます。言わないだけで。 我々のいいところは、個人事業主である会員が独自に普及活動をしてることなんですね。みんな一生懸命やってますよ。ジュニアの無料レッスンもそう、やればやっただけ、必ず自分に戻ってきますから」 <h2>赤字体質からの脱却も</h2> <strong>PGAの予算書を見ると、当期は「入り」が13億1000万円強で、「出」が15億8000万円弱。赤字予算の改善も必要じゃないですか。</strong> 「『入り』で一番大きいのは会費収入で、2億7000万円を超える程度です。各種事業の収入は講習会やプロテスト、大会等もありますが、事業関連は『入り』もあれば『出』もあるので、寄付金以外は入りっぱなしの事業はないんですよ。 それと、公益社団は全体の事業の中で公益事業が過半を占めなければいけません。収支が51対49以上という意味ではなく、公益事業、収益事業、その他事業を公益認定等委員会に申告しているので、活動のボリュームというか、存在の目的として公益が大きい団体なんですね」 <strong>とはいえ会長就任の挨拶で「毎年赤字予算は大変だ」と発言されたので、改善は必要でしょう。</strong> 「それは、そうです。とにかくPGAの一番の目的は一人でも多くゴルファーを増やすことで、増えれば会員の仕事が増えますし、そのためにはPGAだけではなく、ゴルフツアーや他団体との連携も必要でしょう。 ゴルフ界全体を盛り上げるにはJGAやゴルフ場、練習場や用品協会との連携も大事なので、これから入って行きたいと思ってますし、もっと勉強しなければいけませんね」 <strong>インドアゴルフの協会もあります。彼らには勢いがあるけど、新興団体だから主流の団体とは疎遠です。彼らと話し合う機会があれば?</strong> 「はい、全然OKです。ただ僕自身知らないんで、わからないものはコメントしようがないですよね。そういう団体があることを今日、認識しましたので(笑)、機会があれば情報交換したいですね」
    (公開)2024年05月06日
    日本プロゴルフ協会(PGA)は4月9日付で事務局の組織変更と人事異動を行ったことを発表した。 &nbsp; <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/04/PGA.jpg" alt="" width="654" height="624" class="aligncenter size-full wp-image-81146" /> &nbsp;
    (公開)2024年04月25日
    日本プロゴルフ協会(PGA)の元会長で、プロゴルファーでもあった石井冨士夫氏が、10月17日前立腺がんのため都内の病院で死去した。82歳だった。 通夜は21日18時から、告別式は22日午前10時半から、東京都足立区の日本典礼西新井会館で執り行われる予定。 謹んでご冥福をお祈りいたします。
    (公開)2022年10月18日
    日本プロゴルフ協会はこのたび、新型コロナウイルスの蔓延とそれによる政府の緊急事態宣言の発動を踏まえ、今年予定していたプロテスト全日程を8月以降の開催へ延期することを発表した。 日程延期に伴い3月1日から開始された申込受付も、プレ予選・1次・2次、および最終プロテストの受付期間を一律5月28日(木)締切へ延長するとのこと。 開催の詳細は決まり次第、PGAのホームページ上で報告する見通し。
    (公開)2020年04月14日
    日本プロゴルフ協会(PGA)倉本昌弘会長の3期目が今年3月に満了する。3期6年を振り返って「目標の半分にも達していない」と不満気だが、ゴルフ界ならではの事情も苦戦の理由だという。 業界きっての論客であり、「ゴルフ団体のトップ達は改革に本気じゃない」とバッサリ。会員5600人超の最大組織を牽引するリーダーは、どのような壁にぶつかったのか? ロングインタビューをお届けしよう。 PGAが抱える悩みとは? <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2020/01/kuramoto1.jpg" alt="PGAが抱える悩みとは?" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-60602" /> <strong>今年3月に3期6年の会長任期が満了します。倉本さんは当初から「3期はやりたい」と話してましたが、4期目への意欲はどうですか?</strong> 「その前に制度的なことを話しますと、新たに『特任理事』を設けましてね、これは地区から選ばれる理事とは別にPGA本体のことを考える役割で、代議員選挙を経ずに理事になります。 いわゆる従来の『執行理事』は地区の声を優先しがちなので、そうではなく、PGA全体のことを考えるための役職だと思ってください」 <strong>「特任理事」は昨年3月の社員総会で承認された新しい役職で、「組織改革」の目玉ですが、企業の執行役員と似ている気がします。取締役会と現場の意志疎通を図るのが執行役員ですが、特任理事はそんな感じ?</strong> 「まあ、そうですね。10月に私を含む5名が立候補しましたが、特任理事になれるかどうかの審査を経て、さらに通常の選挙で選ばれた理事がきて、そこから会長・副会長を選ぶという状況が生まれます。なので、来期のことは何とも言えませんねえ」 <strong>3期6年は燃焼しましたか?</strong> 「はい。目いっぱい頑張ったつもりですが、思っていたことの半分もできてないのが現状です。 これにはいくつかの要因があって、PGAの組織の問題、外的な要因、それから関連団体の協調性のなさも一因だと思います。 まずは組織的な問題ですが、我々の会員は5623名(10月28日現在)いるものの、大半はPGAを頼っていないという現実があるんですよ。つまり、それぞれ個人事業主として地域に根差した活動をしていて、それで生計を立てている。本部からの情報も満足に行き渡っていないから、会員には『本部は本部で勝手にやってる』という意識が強くあって、一方の本部も会員に手厚い対応ができていません」 <strong>協会の職員は何名ですか?</strong> 「26名です」 <strong>少ないですねえ。</strong> 「少ないです」 <strong>つまり増員が必要だと。</strong> 「というか、今の人員体制で事業規模と管理費を見てみると、管理費の方が遥かに大きいわけです。じゃあ、事業規模を大きくすれば人員問題が解決すると思うかもしれませんが、我々は公益社団だから同時に公益事業を増やす必要もある。 『収益事業』の柱はトーナメントで『公益事業』の柱は資格認証になりますが、双方を上手くバランスさせながらやりくりしなければならない。現状はそんな感じです」 <strong>大変ですねえ。5600人超の個人事業主を取りまとめて、同時に経営感覚も発揮しなければならない。とはいえ「収益」と「公益」は明確に二分できるんですか。</strong> 「ん? どういう意味です」 <strong>例えばトーナメント事業内に公益性の高い活動がある場合、それを公益事業に振り分けるとか、あるいはそのあたりの調整を主体的にして、会計上、公益事業に厚みを持たせるとか。</strong> 「そこは簡単じゃないんですよ。PGAは公益認定等委員会に申請していて、我々自身がトーナメントは収益事業、資格認証やジュニア育成は公益事業と分けて公益社団の認可を取っているんですね。 まあ、部分部分でやれるところもありますが、基本的には会計上、そのように分類しているわけです。ジュニアなどの公益事業に注力すると、持ち出しが増えるという面もあります」 <strong>いっそ「公益社団」をやめたらどうですか。職員が足りない、だから会員と齟齬が生じるという話に公益社団の体質があるなら。</strong> 「体質っていうか、これは我々が選んだ組織(法人格)だし、だから株式会社と違って税制優遇を受けてるわけですよ。まあ、組織に対する会員の理解不足もあるんですね。 話を極めて単純化すると、まず年会費が4万5000円です。その半分以上は公益事業をやらなきゃいけないから、2万2500円は公益に使う必要がある。残った半分を会員の皆さんに還元できますよと」 <strong>半分の還元では会員の不満が募るでしょうね。</strong> 「そこは無きにしもあらずだと思いますが、でも、みんなで決めた組織だから、不満を持っている会員は理解不足だと思いますよ。逆に言えば、だからこそ会員の理解を得ることが大事なんです」 <h2>会員の実態調査でPGAの「価値」訴求</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2020/01/kuramoto4.jpg" alt="会員の実態調査でPGAの「価値」訴求" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-60599" /> <strong>任期中、一番大変だったのが組織改革だったように思います。人事面でもインストラクター出身の井上さんを副会長に抜擢したり、ツアーの勝利数が幅を利かす組織に一石を投じた。</strong> 「組織改革は竹花委員長が一生懸命やったことですが、改革の主旨は組織の情報共有と理解の深化に尽きるんです。 全国15地区の代議員制度は国会みたいなものですが、公益社団の『社員』は92名、これがPGAの決定権を持っていて、つまり国会議員です。 一般会員は5600名強ですが、理事会で決まったことを代議員に伝え、代議員が一般会員に伝えるという組織図の中で、先ほどの繰り返しになりますが、情報伝達と理解の共有は本当に大変なんですよ」 <strong>伝達手段のひとつが会報誌ですね。</strong> 「はい。年3回PGAリポートを出してますが、調べたら、読んでいる会員は3割未満と少なくて(苦笑)。それでホームページの有効活用という話にもなるわけですが、今のホームページをキレイにしても会員は本当に見るんだろうか。5億6億かけてプラットフォームが良くなりましたと言ったところで、会員は高齢化が進んでいるし」 <strong>65歳以上の会員比率は21%です。</strong> 「そう。理事会でもペーパーレス化を検討してますが、その理事会が紙ですからね(苦笑) ただ、今は高齢化ですけれど、将来もそうだとは思っていないわけで、今後の構想が本当に大事だと思うんですよ。その構想を考えるために大事なのが会員の実態調査で、たとえば『あなたは今、どこで仕事をしていますか?』という問いに対してゴルフ場、練習場、ショップ、あるいは『してない』とか。収入面を含め細かく調査したんです。全員はカバーしてませんが、ある程度の実態はつかめると思いますね。 これがわかれば対策を打てるじゃないですか。練習施設も屋外より室内の勤務が増えているとか、ゴルフ場よりもネクタイを締める仕事が多いとか。仮にそうなら、時代に即した指導マニュアルの作成や新しいカリキュラムの提案につながりますよね」 <strong>インドアで働く会員が増えると、インドア専用の教え方も必要なわけですか?</strong> 「必要だと思いますね。室内は球筋が見えない分、顧客の満足度は下がりますが、球筋が見えないからスイングに集中できるメリットもありますよね。これを意識した指導をするとか。 デメリットは打席数が少ないから、時間帯によって満席と空席の差が激しくなる。なので、空き枠を合理的に埋めるビジネスモデルの提案もできると思います」 <h2>「ゴルフ経済」が激変した</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2020/01/kuramoto2.jpg" alt="「ゴルフ経済」が激変した" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-60601" /> <strong>任期中に苦戦した2番目の理由に「外的要素」をあげましたが、具体的には何ですか?</strong> 「外的要因は経済環境ですが、日本の経済というよりも『ゴルフ経済』の話です。ゴルフ雑誌が苦戦している、ナイキやアディダスがゴルフ市場から撤退した、今は好調のピンにしても、いざ何かで売れ行きが止まれば、」 <strong>人員整理を余儀なくされる。過去の成長で人員が膨らみましたからね。</strong> 「ですよね。一方のダンロップとBSは2年周期で我慢してますが、仮定の話として、今のファースト・ロットは6000セットで十分だと、昔みたいに1万は作らない。 小売り環境も激変しています。大きな『箱』をもつゴルフ5はリストラを強行しましたが、今後維持するのはさらに厳しくなってくる。一方で小さな専門店はこれまで散々潰されてきましたが、生き残ったショップも顧客の高齢化や息子の継承問題を考えれば先行きが暗い。 女子プロがいいと言われますが、物販にはまったくつながらない。藍ちゃん、石川遼、松山ときたけど、用品市場は拡大してないじゃないですか」 <strong>ジャンボ尾崎の活躍で物が売れました。あれで業界はスターが出れば物が売れる、いわゆるスター待望論が蔓延したわけですが。</strong> 「ジャンボさんの活躍で売れたのはバブル時代のほんの数年ですよね。あとは『ニューイング』も売れましたが、当時のビジネスモデルは今、まったく通用しないですよ。 それと、我々が注視するのは練習場の廃業です。PGA会員の主業務はレッスンですが、練習場がなくなると職場を失うことになりますから、これは深刻な問題です」 <strong>市街地の練習場は固定資産税と相続税に加え、台風による鉄柱倒壊も問題です。あれが最後の一押しになって、悩んでいる練習場経営者が続々と閉鎖を決めるかもしれない。</strong> 「あると思いますね。固定資産税と相続税に加え、施設の改修や建て直しが求められる。昭和40年代頃に開業した施設は軒並みこの問題を抱えていて、だったらマンションにしようとか用途変更を考えますよね。いずれも待ったなしの状況です」 <strong>なるほどねえ。PGA会員の雇用主が練習場という意味で、両者は一蓮托生です。そこでJGRA(全日本ゴルフ練習場連盟)に一言ありますか?</strong> 「他の協会のことなんでね、我々が口を挟むのもアレですが、連盟という意味では加盟場数を増やしてもらいたいですよね」 <strong>全国の練習場でJGRAに加盟している施設は約400、加盟率は十数%です。</strong> 「そう。加盟率が少ないと、連盟というよりは個々の練習場との付き合いになってしまう。ただ、団体同士ということでは以前から話し合いを進めていて、JGRAの認定プロと連携して、一本化を図りたいと。これを実現したいわけですが」 <strong>この話は多少注釈が必要ですね。PGAとJGRAは各々レッスンプロを認定していますが、倉本さんはPGAに認定事業を集約したいと考えている。JGRAのプロをPGAの3軍に位置づけるイメージですが、するとJGRAの収益源(資格認証)がPGAに取られてしまう。当然、JGRAは身構えますね。</strong> 「というか、JGRAのプロフェッショナルと我々が一緒にやれるならいいじゃないかと。彼らはレッスンの実践経験があるので、我々の基本講習さえ受ければPGAの1軍になれますよと」 <strong>それはJGRAの米櫃(こめびつ)を自分の米櫃にしちゃうという話ですか。</strong> 「いや、我々の米櫃という話じゃなくて、お互いに問題を抱えているじゃないですか。少子化でプロの予備軍がいないのに、両者で取り合ってどうするんですかと。今は米櫃かもしれないけど将来の米櫃にならないなら、早くから互いに話し合って、仕分けしませんかという話ですよ。 この部分をもう少し掘り下げると、JGRAは教える人がほしいわけですよね。プロを認定する機関ではなく、指導者がほしいだけなら我々が出します。その指導者は我々に作らせてください、我々は教える場所があれば飯のタネになるんですからと」 <strong>実は、この話は業界の構造的な問題を端的に表しています。業界団体は総じて連携を望むけど、各論に入ると個別の事情が台頭する。つまり総論賛成各論反対です。</strong> 「その際、一番大事なのは顧客目線だと思うんですよ。つまり、JGRAのプロフェッショナルはお客さんを満足させているんですか。我々は満足させられますと。そのあたりで共通認識を得たいと考えます」 <h2>何もしなかったと言われたくない</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2020/01/kuramoto5.jpg" alt="何もしなかったと言われたくない" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-60603" /> <strong>業界団体の在り方はどうですか。特に関連16団体が加盟するゴルフサミット会議ですが、船頭が多すぎて物事が前に進まない。議論ばかりしているという批難を浴びています。年初に活動テーマを掲げるけれど、ゴルフ場利用税の撤廃も進まない。</strong> 「まあ、ずう~っと言ってますけれど、各団体のトップには成功者しかいないんですよ、失敗した人は消えますから。ということは昔の成功体験でみんなが話し合っている。 昔は良かったみたいな話の中で『大変だ』『苦しい』と言いながら、実は本気じゃないわけですよ。本当に苦しい人達は、業界の会合なんか出ませんよ。そんな暇あったら必死に仕事してますよ」 <strong>倉本さんは本気のヒト?</strong> 「はい」 <strong>その本気度を言葉にすると?</strong> 「ぼくの本気度は、選手としてゴルフ界のいい時代を過ごし、いろんな勉強をさせて頂いて、今はPGAの会長になりました。で、倉本が会長やって十数年後の評価として『何も残らなかった』『あの連中はいいとこ取りでいなくなった』と言われたくない一念ですよ」 <strong>食い逃げ世代じゃないかと。</strong> 「そう言われたくないだけなんです。だから少しでもいいゴルフ界を次の世代に残したい、明かりが見える状態で手渡したい。その想いだけなんです」 <strong>仮にサミット会議が本気じゃないなら、あの組織は必要なのか?</strong> 「そうですねえ、サミットもGMAC(ゴルフ市場活性化委員会)も同じだと思うんですが、やるべきこと、できることを絞らなきゃダメだと思うんです。 で、必要性という意味でサミットがやるべきことは大きな方向性を出すことで、20年後のゴルフ界をどうしたいのか、その指針を示すことでしょうね」 <strong>各団体の長が70代以上という中で「20年構想」は酷でしょう。頭を総取っ換えするしかない。</strong> 「それは我々ができる話じゃないし、今のサミットは潰すこともできません。潰すか、という話になれば『お前が抜けろ』となりますから。なので、加盟団体が共通の課題をベースに分科会をつくることが現状では有効だと考えます」 <strong>ワンテーマで離合集散するタスクフォース型ですね。</strong> 「そう。それで決めたことをサミット会議に諮るという感じですね。サミットの役割はそれをオーソライズすることで、例えば選手強化の面ではPGAとJGA、LPGA、JGTOがひとつの部会を作るとかね。 この文脈で何かをやるときにはゴルフ場団体や練習場など関係ない団体が出ますけど、それは別のテーマでやればいいんです。当然、関係団体は事務局の人間を派遣しますが、ヒトを出せない組織はね、脱退したらどうですかと。動く人がいないならいる意味もないですから」 <strong>そもそも参加する資格がない。</strong> 「ぼくはそう思います」 <strong>一番いいのは業界団体を一元化、つまりフェデレーション化することだと思います。それでCEOなりCOOがセクションの役割を差配する。その長は倉本さんが適任だと。</strong> 「そうなんですか?」 <strong>そういった声を聞きますね。</strong> 「ぼくは全然聞いたことないんだけど(笑)。まあ、本来はフェデレーションにすべきだと思いますよ。それが難しいと思うからタスクフォース型や部会型を提案しているだけで、理想的にはそっちだろうと」 <strong>その長になりたいですか?</strong> 「いや、なりたくはないですよ。個人的にはもっと楽に、自由にしたいだけで(笑)。 まあ、サミットをベースに考えたとき、我々がJGAを担ぐのは、スポーツ団体の中でゴルフ界を代表する地位にいるわけだから、これを神輿にしましょうと。JGAが神輿になって、動く部分は我々がやりますと。それをJGAの竹田会長に説明して理解を得られれば、それでいいとぼくは思うんです」 <h2>リオ五輪の「強化委」は機能したのか</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2020/01/kuramoto6.jpg" alt="リオ五輪の「強化委」は機能したのか" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-60605" /> <strong>そこで思い出すのがリオ五輪の強化委員会です。JGAを中心に「選手強化」に向けて関連団体が協同しましたが、結局、あの組織は上手く機能したんですか?</strong> 「当時の事情を考えればよくやったと思いますよ、成績面でね。一方ではその成績に不満で強化コーチの責任論を唱えるムキもあって、わからないでもないんですが、突き詰めれば責任て何だろう、取るべき責任はあったのかとも思うんですよ。 だって、選手はワールドランクで勝手に選ばれる、選ばれてから1ヶ月間ツアー競技に参加している。プロゴルファーは個人事業主だし、スタッフを自前で揃えている。 それでもリオ五輪のときは事前に合宿を張りましたが、当時来たのは女子が3人で、渡邉彩香、成田美寿々、鈴木愛。誰も選ばれてないですよ。何のための合宿ですか」 <strong>強化委員会って何ですか?</strong> 「という話になりますが、アレをつくる必要が、JOCなりに対してあるんじゃないですか」 <strong>ひとつの体裁として。</strong> 「はい。もっと深く言うと、リオのときは男女の選手とキャディで合計8名、その数の3割を目安として3枚のクレデンシャルが出たんです。通訳に1枚、選手村の常駐者に1枚、残りの1枚はコーチの丸山茂樹ですが、すると私も小林浩美さんもどこにも入れない。東京も似たような状況になるかもしれませんが、これは我々がどうこうではなく、五輪の制度としてそうなっている。それでいて責任論を言われても、果してどうかと思うんです」 <strong>その東京五輪で日本人がメダルを取るとゴルフが盛り上がるだろうと。カナダカップで中村寅吉・小野光一組が優勝して大ブームを経験した長老達は、そう考えるはずですね。</strong> 「非常に懐疑的ですね。その理由は、帆が張ってない舟は風が吹いても進まないからです。帆を張って、指針をきちんと示して風を待たないとダメですし、現状、その準備が整っているとは思えませんから」 <h2>「5Gレッスン」に期待大</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2020/01/kuramoto7.jpg" alt="「5Gレッスン」に期待大" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-60604" /> <strong>そこで肝心な話、「倉本私案」の指針はどこですか。</strong> 「それはゴルフ人口を増やす方向にしかないんですよ。ぼくが会長になってすぐ、1500万人、最大2000万人のプレー人口を達成したいと表明しましたが、今は700万人台、ひょっとしたら600万人台かもしれません」 <strong>ゴルフ人口には諸説あって「800万人規模説」もある。レジャー白書を懐疑的に見るムキも多いですから。</strong> 「まあ、いろんな試算がありますけど、高齢化は間違いないので、いつガクッと減ってもおかしくないですよね」 <strong>日本人男性の「健康寿命」は72歳で、2019年に団塊世代の第一陣が72歳に突入しました。これ、ゴルフ市場を引っ張ってきた大集団です。</strong> 「そういうことです。なのでジュニア育成も大事ですが、PGAは『エリートジュニア脱却宣言』を行って、底辺を増やす活動に注力していきます。 エリートジュニアを追求すると大量の挫折者を出してしまうし、その部分は他団体に任せればいいと。その流れでジュニアリーグを千葉、北関東、兵庫に立ち上げて、ポイント制のチーム戦で競っています。担当の会員から『子供が喜んでいる』という話を聞きくと嬉しいですよね(笑)」 <strong>ほかに明るい話題もありますね。ひとつは「5Gレッスン」で、PGAはNTTドコモと実証実験を開始する。若い会員にとって朗報でしょう。</strong> 「それでつくづく思うのは、ゴルフって捨てたもんじゃないなあということですよ。比較的所得が高いし自由時間もそこそこあるから、異業種には魅力的に映るんですよ。 で、5Gで何をやるかですが、直近では遠隔レッスンだとしても将来はそんなもんじゃない。全国にアンテナが立つには5年ほど掛かるそうですが、すると世界観が激変する。 例えば石川遼が1番ホールで凄いティショットを打ちましたと。そのバーチャルの場にゴルファーもいて、『次はあなたです』とインストラクターが促すわけです。 打つと大きくスライスした。そこでレッスンが始まります。石川遼はこう打ったけど、あなたはフェースが開くからこうしてくださいと」 <strong>どこで、ですか?</strong> 「場所はインドアだったり、要するに『あなたのいる場所』ですよ。タイガーの素晴らしいバンカーショットもその場で体験できるし、要するにトーナメントと連動したレッスンですね。これを是非やりたいと思っていて、5Gが普及すればいろいろできる。そうなるとゴルフも楽しいだろうなあって」 <strong>いろいろ夢想するわけですね。すると会長職は3期6年じゃ終わらない。4期目もあるでしょう。</strong> 「まあ、4期目は私が決めることではなくて、会員の皆さんがやれということであれば、会員のために喜んで働きたいと思ってます」 <strong>オッ、続投宣言ですね。</strong> 「・・・・・・」
    (公開)2020年01月15日
    日本プロゴルフ協会はこのたび、3月22日開催の定時社員総会において、下記の通り役員の選任を発表した。 ・会長     倉本 昌弘 ・副会長    井上 建夫 ・副会長    植田 浩史 ・副会長    渋谷 稔也 ・副会長    槙岡 充浩 ・理事(新任) 片倉  修 ・理事     河野 和重 ・理事     紺村 俊徳 ・理事     下田 和則 ・理事     杉谷 博美 ・理事     時田 陽充 ・理事(新任) 中上 達夫 ・理事     長﨑  誠 ・理事     新関 善美 ・理事(新任) 平山 徳男 ・理事     船渡川育宏 ・理事(新任) 水谷 久嗣 ・理事     山口 修一 ・理事     山口  通 ・理事     吉村 金八 ・理事     井上 尚彦 ・理事     岡本 綾子 ・理事     加藤 賢治 ・理事(新任) 佐々木孝悦 ・理事     竹花  豊 ・理事     手塚  寛 ・理事     矢野 和之 ・理事     山中 博史 ・監事     深澤 直之 ・監事     松木 昭和
    (公開)2018年04月01日
    PGA・オブ・アメリカと世界的ゴルフエンターテイメント企業であるトップゴルフ(Topgolf)は、全米のトップゴルフ拠点でのPGA所属ゴルフプロフェッショナルのキャリア機会促進を支援するために戦略的提携を行った。加えて、トップゴルフは、ゴルフへの参加を促進するユニークなファンサービスを企画、PGA・オブ・アメリカの選手権大会に提供すると共に、PGAジュニアリーグゴルフの促進を行う。 PGA・オブ・アメリカのCEO、ピート・ビバッカ氏は、 「トップゴルフの楽しく愉快なコンセプトは、急速にゴルフに対して非伝統的で新しい世代を魅了している。我々(PGA・オブ・アメリカ)としては、PGAのプロフェッショナル達が、この成長の助けになることを誇りに思う。ゴルフを成長させることに加えて、トップゴルフのエキサイティングな拡大は、全米のPGAプロフェッショナルのために、傑出した機会を示している」と話している。 PGAのキャリアサービスは、全米のゴルフ業界プロフェッショナルに対して、トップゴルフでの雇用機会を促進することになっており、可能なポジションには、営業ディレクター、インストラクション・ディレクター、リードインストラクター、営業マネージャー、飲食サービスマネージャー他が含まれる。 なお、トップゴルフはオープンする各拠点に約500人を採用するが、それには3人までのプロゴルフインストラクターが含まれている。 地域のトップゴルフ拠点は、PGA・オブ・アメリカのイベントに協力してファンサービスを展開する。 トップゴルフは、13歳以下の少年少女にゴルフの楽しさを学ばせるための楽しい社会的な活動、PGAジュニアリーグについてもゴルフプロフェッショナル達を支援することになる。 トップゴルフの”Youth Play It Forward”(前からプレー)プログラムが、全てのPGAジュニアリーグ参加者が使用できるように作られ、PGAジュニアリーグのキャプテン達は自分のチームのためにゲームを無償でアレンジすることが出来る。 さらに、PGAとトップゴルフはリードエキジビション社(展示会企画業者)と協力し、公式PGAマーチャンダイズショーのプログラムも開発する。 トップゴルフラスベガス店は8月14日、新しいPGAの試打会場として提供され、業界交流、クラブ試打、商品展示、打球コンテスト及び参加者表彰の場として使用される予定だ。 トップゴルフエンターテイメントグループの会長でCEOのエリック・アンダーソン氏は、 「トップゴルフはPGA・オブ・アメリカと提携できてわくわくしている。この提携はトップゴルフの、顧客のゴルフ能力改善を助け、同時に彼等に施設内での楽しさを通して、PGAオブ・アメリカのイベントを紹介することによるゴルフ振興への継続努力を示している」と話している。 <strong>(PGA.com 8/2記事より)</strong>   <h2>翻訳者トム河北のワンコメント</h2> 米国で急速に伸びているインドアゴルフ方式ゴルフエンターテイメント トップゴルフは、このところのゴルフ参加人口低迷に反し、若い世代に受け入れられ、新しいゴルフライフとして定着し、新しいゴルフの形として拡大を続け、最近はメキシコ、カナダへも進出している。 一方、1916年に創立され100年以上の歴史を持ち、28,000人以上の男女ゴルフプロフェッショナルを抱えるPGA・オブ・アメリカだが、ゴルフ参加人口の減少による不況で、会員プロフェッショナルが雇用問題で苦境に立たされていた。 この提携により、会員に対する雇用機会が増えると同時に、新しいタイプのゴルファー達をコースに誘う新しい糸口になりそうで、米国ゴルフ人口拡大にも有効な提携となりそうだ。
    (公開)2017年08月08日
    全国大学体育連合(大体連)と日本プロゴルフ協会(PGA)、ゴルフ市場活性化委員会(GMAC)は6月27日、都内で「大学のゴルフ授業充実」に向けた三者連携の調印式を行った。 大体連が特定のスポーツ業界と本格的な提携を交わすのは初めて。全国782の4年生大学では、体育の授業にゴルフを導入しているケースが延べ約580もあり、最大10万人規模の学生がほぼ初めてクラブを握るが、大半は土のグラウンドで授業を終える。 この現状を重く見た業界団体が大体連に働き掛け、「ゴルフ授業」の環境整備に乗り出すもの。調印式に出席したスポーツ庁の鈴木大地長官も「期待している」とエールを贈った。
    (公開)2016年06月30日
    日本プロゴルフ協会(PGA)の井上建夫副会長は6月7日、武蔵野美術大学(都下)の体育授業でゴルフを専攻する学生に対し「特別講義」を行った。実はこれ、業界が目指す若者ゴルファー創造策の一環。 全国の4年生大学では延べ約580のゴルフ授業を行っており、講義内容の充実を図ることで若者のプレー人口増を図る試みだ。その第一回の成果は如何に?
    (公開)2016年06月16日
    ダイヤコーポレーションはこのたび、フリーサイズでフィット感抜群のグローブ『US PGA グローブ』3モデル、『WGCグローブ』1モデルを発売した。 同グローブは、伸縮性に優れた素材を採用し、ワンサイズで22cm~25cmまでしっかりフィット。サイズ選びを必要としないので、試着なしでも不安を感じずに購入できるのが嬉しいポイント。また、サイズを気にする必要がないので、贈答用やコンペ景品としても人気の商材となりそう。 掌側には、東レ・コーテックス社の合成皮革「トライト3000N」を採用。同素材は、その優れたグリップ性能から、フィッシング用グローブにも採用されている画期的な素材。また、クラブを握る際に一体感を損なわぬよう、関節部位や小指をかける部分には、ストレッチ素材を採用。さらに、同ストレッチ生地には嫌な匂いを防止する抗菌素材を使用するなど、ゴルファーのツボをおさえたモノづくりは評価に値するだろう。同社によれば、 「ゴルフクラブと手の接点となるゴルフグローブ選びにおいては、手の形状と一体となるようなフィット感が重要です。ご自身の手に合ったグローブをみつけるにはサイズ選びが欠かせませんが、そのためにはいくつもの商品を試着するなどして探す必要があります。一方で、近年の購買行動の変化や時間の制約上、試着なしで自分にフィットしたゴルフグローブを購入したいというニーズが高まっています。そこで、当社は一般的な男性の手のサイズ(22cm~25cm)にフィットするフリーサイズグローブを、新たに『US PGA』ブランドで発売します。ぜひ、一度お試しください」――。 ラインアップはホワイト/ブラックの『US PGAグローブ3003』、ホワイト/レッドの『同3004』、ホワイト/グリーンの『同3005』、そして、ホワイト/ブルーの『WGCグローブ3006』という4モデル。しかも、各色で異なるトーナメントロゴを採用するこだわりよう。全色コンプリートして、その日の気分やウエアに合わせコーディネイトする楽しみ方もありそうだ。 本体価格はオープンだが、店頭での想定価格は1100円前後と、グローブにしてはリーズナブルな価格帯でコスパも高い。鮮やかなカラーでプレー中の気分も高まりそうだから、米PGAで戦うツアー選手のようなスーパーショットも期待できる? 問い合わせはダイヤコーポレーションへ、03‐3381‐5454。
    (公開)2016年05月13日
    (公社)日本プロゴルフ協会では、ジャパンゴルフツアーにおいて、賞金ランキングによるシード権を獲得した選手に対して、当該年度のPGA資格認定プロテストを免除し、同協会が定めた入会セミナーを受講するという条件下、PGAへ入会できる特別制度を設けている。 今回、この制度の適用により、プラヤド・マークセン(49)、今平周吾(23)の2名が12月15日・16日の2日間、入会セミナーを受講し、倉本会長、PGA役員との面談を経て12月18日付でトーナメントプレーヤー会員(TP)として入会した。 特別制度による過去の主なPGA入会者には、松山英樹、石川遼、小平智、川村昌弘、藤本佳則、宮里優作、池田勇太、近藤共弘などがいる。
    (公開)2015年12月30日
    プロテストはこれまで受験にあたり「顕著なアマチュア競技成績」が必要だったが、「受験年度に16歳以上の男性」であれば受験が可能になる。またティーチングプロはゴルフ場の研修生など「ゴルフ業界においての数年の研修等」が必要だったが、「申込み年度に20歳以上の男性」という条件を満たせば、受験できるとのこと。 これについて森静雄会長は次のようにコメント。 「いわゆるオープン化です。誰でもという訳にはいきませんが、こうして間口を広げることで、将来的にゴルフ界が活性化してくれればと考えています」――。 PGAは昨年5月に社団法人から公益社団法人へ移行。それに伴い、資格認証プロテスト及びティーチングプロについて、専門的資格から身近な資格へと変化させていきたい姿勢が伺える。
    (公開)2014年01月23日
    今年度のPGAティーチングプロアワード最優秀賞は、岩垣貴栄プロ(34歳、B級)が受賞。「精度の高いショートゲームを求めて、技術を感性に伝える」をテーマに賞金50万円を獲得した。 森静雄会長は冒頭挨拶で、 「本当に一年間お世話になりました。また、このたびの一連の不祥事につきまして、ご迷惑をお掛けしたと同時に、深くお詫び申し上げます。来年は心機一転し、二度とこのような不祥事を起こさぬよう精進いたしますので、引き続きご支援のほど宜しくお願いいたします」 と深く頭を下げる場面が何度もあった。 そして、一連のけじめをつける形で、森静雄会長ら執行部を含む代議員の総辞職を決めた。12月18日開催の理事会にて決定したもので、今後の流れとしては、来年1月早々に全国各地区で総勢91名の代議員選挙を実施、2月24日開催予定の社員総会で新理事を選任する。そのなかから執行部を選ぶ。 いわば出直し選挙で、反省をかみしめて、信頼回復に向けて再生の道を歩んでゆく。
    (公開)2013年12月19日
    同イベンドは、Jリーグが目的とする「地域に根差すスポーツクラブ」、PGAが目的とする「ゴルファーの育成・普及や社会貢献」を理念としている。    参加者はゴルフとサッカーを通じて、親子で同じ時間を共有できる。これにより絆を深め、プロと触れ合いながらゴルフ、サッカーを楽しめる。   【概要】 ■主催:日本プロゴルフ協会、日本プロサッカーリーグ、ジェフユナイテッド ■後援:千葉県ゴルフ協会、千葉県ゴルフ場支配人会 ■協賛:ブリヂストンスポーツ、日本ジュニアゴルファー育成協議会 ■教室運営:ジェフユナイテッド市原・千葉サッカーおとどけ隊コーチ、日本プロゴルフ協会(千葉地区)会員 ■運営協力:エール・クリエート ■開催日:2012年7月29日(日)、30日(月)1泊2日(29日サッカー教室/30日ゴルフ教室) ■開催場所: ・宿泊場所:ファミリーオ館山(千葉県館山市大賀81‐17 Tel 0470‐22‐8861) ・サッカー教室:ファミリーオ館山(千葉県館山市大賀81‐17 Tel 0470‐22‐8861) ・ゴルフ教室:館山CC(千葉県館山市坂井772‐54 Tel 0470‐29‐1111) ■募集人数:親子40組80名(小学生と父母の親子で参加可能な方) ■参加費:2万6000円(税込、家族だけの部屋利用2万8000円。)ただし、大人1名追加につき9000円、子供1名追加につき7000円。 ■応募受付終了期間:2012年7月13日(金) ■応募方法:FAXまたは郵送での申し込み。 申込書は、日本プロゴルフ協会オフィシャルサイト、ジェフユナイテッド市原・千葉オフィシャルサイトよりダウンロードするか事務局まで問い合わせ。 ・日本プロゴルフ協会オフィシャルサイト <a href="http://www.pga.or.jp/" target="blank" rel="noopener noreferrer">http://www.pga.or.jp/</a> ・ジェフユナイテッド市原・千葉オフィシャルサイト <a href="http://www.so-net.ne.jp/JEFUNITED/" target="blank" rel="noopener noreferrer">http://www.so-net.ne.jp/JEFUNITED/</a>   なお、参加者は先着順にて決定。募集期間内で定員に達しなかった場合は追加募集予定。 問い合わせは夏休み親子スポーツ合宿運営事務局へ、 TEL 043~274~6720。
    (公開)2012年07月11日
    今年で12回目を迎える同大会は、静岡県東部の夏の一大イベントとして定着しており、昨年も大会3日間で、国内シニアツアーとしては最大規模となる2万694人が来場。今年も2万人以上が来場すると見込まれているという。   記者発表の登壇者は、ファンケルの池森賢二名誉会長、日本プロゴルフ協会の森静雄会長、プロゴルファーの尾崎直道、髙橋勝成、中嶋常幸、羽川豊、芹澤信雄、渡辺司、水巻善典の計9名。冒頭の挨拶で池森名誉会長は次のようにコメント。   「私はこの大会を始めた2001年に『シニアといえばファンケルクラシック』といわれるような、メジャーな大会に育てていくという思いがありました。第1回大会のギャラリー数は2千数百人。それがいまでは、2万人を超えるギャラリーが来場する日本を代表するシニアの大会となりました。これも、ご来場いただいているファンの皆様、出場プロ、関係者各位のご支援があってこそだと思います。改めて御礼申し上げます」   また、同社は大会記者発表に先駆けてゼリー飲料タイプのゴルフサプリメント『バーディラッシュ』(1袋300円/7月20日発売)の新製品発表会を開催。   同製品は、「最後まで持久力が持たない」、「集中力が途切れる」、「リラックスできず力んでしまう」など中高年ゴルファーが抱える悩みを解決するために開発されたサプリメントだという。日本では使用例が少なく、欧米で注目されている成分ビニトロックスをはじめ、BCCA(分岐鎖アミノ酸)やテアニン、アルギニン、マルトデキストリンを配合。ゴルフに必要なパフォーマンスとメンタルにアプローチするとか。同製品開発者の田村理華さんは次のように説明する。   「サプリメントを健康のための義務的な摂取ではなく、自らの意思で摂取したくなる具体的なオケージョン提案がポイント。ゴルフプレーに必要な3つのコンディション、『体力の維持、集中力、そしてリラックス』に対して1本でアプローチできる夢のゴルフサプリメントです。ゴルフを愛する皆様がもっとゴルフを楽しみ、人生の幸せにつながるサプリメントになることを期待しています」   また、同製品のネーミングを用いて中嶋常幸は、   「『バーディラッシュ』を飲んでバーディーを量産し、ぶっちぎりで優勝したいと思います!」   とV宣言。会場を大いに沸かせた。製品に関する問い合わせはファンケル(サプリメント相談室)へ、0120~750~210。
    (公開)2012年07月09日
      通夜は10月31日、告別式は11月1日にJAハートフルメモリー大仁会館(静岡県伊豆の国市田京166‐4)にて執り行われた。喪主は長男、石井俊博さん。   石井氏は1924年11月27日生まれ、静岡県出身。戦前にPGAへ入会。関西プロゴルフ協会の理事を1964年~1988年まで務め、日本プロゴルフ協会においても1977年~1988年まで理事を務めた。1986年には日本プロスポーツ功労賞、2001年には文部科学大臣顕彰を受賞。1956年のカナダカップ(英国・ウェントワース)では林由郎と組んで4位、日本プロゴルフシニア選手権大会(1974年)優勝など、通算10勝。心よりご冥福をお祈りいたします。   主な戦歴 通算10勝 ・関西オープンゴルフ選手権競技(1953、1955、1959) ・日本プロゴルフシニア選手権大会(1974) ・関西プロシニア選手権大会(1974、1975、1977)
    (公開)2010年11月08日

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