藤倉ゴム工業は9月11日より、国内の男女ツアーで高い評価と使用率を誇るの飛びに、高い操作性を両立した新モデル『Speeder EVOLUTION Ⅱ』(4万円)を発売する。
同製品は、飛びの限界に挑戦した前作をさらに超越すべく、シャフト全体の操作性向上を目指し、開発に着手。その結果、初級者から上級者まで、幅広い層にとって、タイミングが取りやすく、適正なスピン量を期待できるシャフトの開発に成功したという。
具体的に、新シャフトに採用されている3つのテクノロジーを説明していこう。
まずはフジクラシャフトの特許技術である「Metal Composite Technology(MCT)」。これはアイアン用シャフト「MCI」で採用されているカーボンと金属の複合化を可能にした技術。今回初めてウッド用シャフトに採用されている。グリップ下辺に銅箔を複合させ、トップからの切り返しでタメが作りやすく、インパクトゾーンで手元が浮くのを抑える効果がある。さらにシャフト全体のしなりが感じやすいように設計されているため、タイミングも取りやすく、スピードにのった、シッカリとしたインパクトを実現する。
続いて紹介するのは「超高弾性90tカーボン」。既に同社の『PLATINUM Speeder』と『ONYX Speeder』に取り入れられているこの世で最も硬い炭素繊維で、剛性を高めることで、操作性と強いインパクトから来る圧倒的な弾きを両立している。これにより、しっかりとボール初速を確保し、スピーダーシリーズらしい高い飛距離を実現する。
さらに前作から引き続き採用されているのが、高強度・高弾性率炭素繊維「トレカRT1100G」だ。東レ社により開発された素材で、前出の「超高弾性90tカーボン」と組み合わせることで、ダウンスイングの加速感とインパクト時の弾きの最大化を形にした。
また同製品はコスメティックにもこだわりを見せる。全長印刷技術を用いたデザインが特徴で、オレンジをベースにゴールドをまぶしたグラデーションで高級感を演出する。
通称"オレンジスピーダー"でさらなる飛距離を追求してみてはいかが?