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    「2会場の平均値ですが、ボール初速が1.15m/s、飛距離が9.2ヤード伸びるという好結果が出ました」 こう語るのは、アクシネットジャパン・タイトリスト事業部の池田智満シニアマネージャーだ。 同社は9月28日、タイトリスト『TS2・TS3』ドライバーを発売する。それに先駆け、7月12日~8月31日まで、全国8会場で試打会を実施、352名の一般ゴルファーを集めた。 そこで自身のドライバーと『TS』を打ち比べてもらった結果、参加者の平均飛距離が飛躍的に伸びたという。 参加者が会場に持ち込んだドライバーはけっして古いモデルではなく、タイトリストの前作や他社最新モデルが多かったという。その条件下で9ヤード強の飛距離アップは、同社にとって大きな自信になった。 『 TS 』が表す新機軸 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/09/titleist-ts2.jpg" alt="タイトリスト TS2ドライバー" width="788" height="525" class="size-full wp-image-48707" /> タイトリスト TS2ドライバー タイトリストは従来、ドライバーの開発記号となる「9」の数字を頭に、「15」や「17」など発売年度の数字を付けて商品名としてきた。 しかし、今回は思い切って『TS(タイトリスト・スピード)』へ変更、ボール初速の速さを含め、スピード感を打ち出す新機軸で臨む。その性能を事前試打会で一般ゴルファーが体感したことで、発売前に好感触を得た。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/09/titleist-ts3.jpg" alt="タイトリスト TS3ドライバー" width="788" height="525" class="size-full wp-image-48708" /> タイトリスト TS3ドライバー 実際、筆者も同ドライバーをテストしたが、想像していたよりもやさしかった。軽く振って260ヤード越えは納得感がある。 特に、ちょっとヘッドがゲンコツ型の『TS2』は国産の軽量モデルみたいに軽くスーっと振れるのに、インパクトがビシッとソリッドでその打ち応えも楽しめる。ただ単にやさしくしないところにもタイトリストらしさを感じた。 <h2>『 TSシリーズ 』試打レビュー</h2> <iframe src="https://www.youtube.com/embed/RS1uw6zqdUA?rel=0" width="788" height="433" frameborder="0" allowfullscreen="allowfullscreen"></iframe> <h2>#TSProject</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/09/titleist-tsproject.jpg" alt="タイトリスト #TSProject" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-48719" /> また、注目されたのが発売前に実施された「TSプロジェクト」という販売促進活動だ。6月の全米オープンを皮切りにツアープロの使用感などがフェイスブックやインスタグラムといったSNSで投稿された。 以降、米国ではティーチングプロ→アマチュア、日本では国内ツアー→メディア・インフルエンサーという流れで試打を促し、SNSで自由に使用感が発信された。 「ツアー期間中ではありましたが、今までにないスピードでツアープロが新作へ変えてくれました。当社のドライバーをもう一段上のレベルに引き上げることを念頭に作りましたが、それがツアーで実証されました。ただ、今回はツアーだけではなく、一般アマチュアにも発売前に体感してほしいという思いがありました」と、同プロジェクトを実施した背景を語る。 <h2>設計ではなく総合力で勝負</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/09/titleist-ts-series-fairway.jpg" alt="タイトリスト TSシリーズ" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-48712" /> 近年、キャロウェイの「ジェイルブレイク」やテーラーメイドの「ツイストフェース」など斬新な設計で注目を集め、成功したケースも目立つ。 『TSドライバー』も、スイング中の空気抵抗を20%軽減するという「ストリームラインド シェイプ」や極薄軽量チタンクラウンと超精密高初速フェースによる最適な重心設計など、新たなテクノロジーを盛り込む。 しかし、「当社は以前から、一つのテクノロジーを切り取って訴求していません。総合的な機能が大事だと主張しており、それは『TSドライバー』も同じです。そこでクラブの体感を促す試打会も積極的に実施していますし、店頭スタッフにも“とにかく打ってみてください”と促しました。その結果、飛距離性能に満足してくれた取引店は多かったですね」 販売店からも好感触を得たというが、ゴルファーにクラブを体感してもらうには試打会がカギを握る。 <h2>『 TS2 』と『 TS3 』どちらを選べばいいか</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/09/titleist-ts-series-model.jpg" alt="タイトリスト TS2 TS3 違い" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-48711" /> 『TS2』ドライバーと『TS3』ドライバーの選び方だが、『TS2』は飛びとやさしさを求める広範囲のゴルファー、『TS3』は重心調整機能を活かすなど弾道をカスタマイズしたいゴルファーへ向けた製品になっている。 <h2>年間試打会は1200回を数える</h2> 「今までも7つの専門部隊を持つなど試打会には力を入れています。年間実績では1200回、2万3000人ほどですが、『TSドライバー』についても同規模で実施する予定です」 試打会の充実で『TSドライバー』への理解を促したいと語る一方、今回は前作よりも若干の値下げ(7万2000円+税~)も実施、より幅広いゴルファーへの普及を狙う。 <h2>エイジシューター 塩田正の試打レビュー</h2> 最後にエイジシュート22回、ゴルフ歴60年の塩田正さん(85歳)の試打レビューを。 <iframe src="https://www.youtube.com/embed/lt15oYFN8Y8?rel=0" width="788" height="433" frameborder="0" allowfullscreen="allowfullscreen"></iframe> <strong>タイトリスト『TS2・TS3』ドライバー</strong>は9月28日発売だ。
    (公開)2018年09月19日

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