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    ハッシュタグ「カスタムフィッティング」記事一覧

    東京都渋谷区恵比寿のど真ん中で営業するのがダブルイーグル恵比寿店。土地柄、会社経営者など富裕層が常連客の高級店だ。その恵比寿店を切り盛りするのが若干28歳の岩本未来店長で、同氏にアドバイスを求めてきたのが15年ぶりにゴルフを再開する60歳の男性ゴルファーA氏である。 今どきのクラブも流行りのスイングも知らない浦島太郎状態だが、現役時代はスコア70台を叩き出す上級者だった。久々にゴルフショップに訪れたら、デカヘッドで高慣性モーメント(MOI)のドライバーしかない。令和のクラブフィッティングで復活ゴルファーは昔を取り戻せたのか? 「10K」の独り歩き やさしいクラブとは限らない 今回の悩めるゴルファーは15年ぶりにゴルフを再開する60歳男性ゴルファーのA氏。15年前といえば、可変式ドライバーが本格的に普及し始めた時代で、慣性モーメント(MOI)への注目はまだまだ薄かった。ところが最近は、縦と横のMOIを合算して「10K」を謳うドライバーも多い。岩本店長は、 「ゴルファーが入手する情報量が多すぎて、かつ、メーカーの謳い文句も誤解を招くものが多いと思います。特に『10K』という言葉が独り歩きしていて、どんなゴルファーにも簡単なドライバーと言わんばかりですね」   その高MOIドライバーが全く打てないのがA氏である。 「もともとAさんのスイングはオールドスタイル。リストをシッカリ使ってボールをつかまえるスイングなんです。それに対して昨今のドライバーは高MOIのヘッドしかありません。それで選んだのが、比較的MOIが低いとされるピンの『G440LST』でした」 このヘッドを推奨するまで、何本かのドライバーを試打したA氏。ところが、スピン量が多く、またトップで手首が背屈するためフェースが開き、高MOIのドライバーではフェースが開いたままインパクトを迎えてスライスしか出ない。 「それで低スピン、低MOIの『G440LST』のロフト角9度を選びました」 そのヘッドに合わせたのが、軟らかいのにスイング中には挙動が安定しているオートフレックスの『ドリーム7』(SF505)だった。果たしてA氏は昔を取り戻したのか? 推奨HSは47〜49m/sのシャフト A氏のHSは42m/s前後の何故 推奨した『ドリーム7』のSF505は重量52gで推奨HSは47〜49m/s。しかし、A氏の現在のHSは42m/s前後。現時点ではオーバースペックであるのは明白だ。 「A氏はゴルフを再開するにあたってジムに通い始め、ラウンドだけではなく、週数回練習場に通うそうです。つまり昔のスイングを思い出しながら新たにスイングを固めていく段階だと判断しました。今回の『ドリーム7』のSF505は現時点ではオーバースペックですが、オートフレックスのシャフト自体がHSなりにしなりのタイミングを調整してくれるシャフト。その意味でいまは試運転のシャフトですが、先を見据えてオーバースペックのフレックスを勧めることにしました」 当初HS42m/sだったA氏は、最近クラブの使い方、ヘッドの走らせ方を思い出しているそうで、HSは43〜44m/sに上昇。先を見据えたフィッティングが功を奏しているという。 「あの頃」と「体力の低下」と「いまを生きる」フィッティング 今回のピン『G440LST』(9度)とオートフレックス『ドリーム7』(SF505)の組み合わせで、スピン量は他のドライバーでは3000〜4000rpmだったのに対して2000〜2500rpmに収まり、高MOIドライバーではスライスしか出なかった弾道もストレートに近くなった。飛距離は全盛期の270~280ヤードに及ばないが、260ヤード近くまで戻って来たという。 「Aさんには『あの頃』を取り戻したいという気持ちがあるようです。ただ、それに対して15年も経っていれば体力の低下もあります。トレーニングで少しでも昔に近づきつつあるので、先を見据えながら『いまを生きる』フィッティングを重視しました」 左を嫌うゴルファー向けの低スピンヘッドと、軟らかいけどスイング中は挙動が安定する不思議なシャフト。特殊な組み合わせが、ゴルファー人生第二幕の相棒になりそうだ。 メーカー担当者コメント オートフレックス輸入代理店 ゴルフジャパン販売 社長 松浦真也氏 「今回は先を見据えたフィッティングということで、HSが少しオーバースペックに見えますが、ピンのヘッドは比較的重いヘッドが多く、そのヘッドにオートフレックスの軟らかいシャフトだとしなり過ぎる可能性があります。その意味で今回のフレックス選びは秀逸だと思いますね」 ダブルイーグル恵比寿店とは 〒150-0011 東京都渋谷区東3丁目9−19 Vort 恵比寿 Maxim 1F TEL 03-5464-3431 なお、この記事は弊誌月刊ゴルフ・エコノミック・ワールド(GEW)2025年12月号に掲載した記事をWeb用にアップしたものです。記事内容は本誌掲載時のものであり、現況と異なる場合があります。
    (公開)2025年12月02日

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