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    ハッシュタグ「クランクネック」記事一覧

    ラズルダズルは、自分に合うライ角・ロフト角を調整できる『CSPシリーズ』にクランクネックタイプを追加した。 また、組み合わせが自由にコンボできるアイアン、マッスルバック『CSI-BB FORGED』とキャビティーバック『CSI-CB FORGED』を6月に同時発売する。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2025/05/CSI-CB-FORGED-1.jpg" alt="" width="788" height="755" class="aligncenter size-full wp-image-87863" /> 今回『CSPシリーズ』に追加されたクランクネックスリーブは、比重の軽いアルミニウムフェースを、比重の重いSUS303クランクネックスリーブとウィングソールではさみ、縦にも高慣性モーメントが得られ、重いヘッドとの相乗効果により、抜群のストロークの安定と順回転を実現する。 アジャスタブルネックシステムを使用すれば、 ライ角1.5度フラット、1.5度アップライト、ロフト+1.5度の調整が可能で、リング式の為、グリップの向きを変えずに調整できる。オプションパーツとの組み合わせでライ角65.5°~74.5°まで変更可能だ。 価格は標準セットが10万5600円、オプションパーツは1万7600円。 『CSIアイアン』はBBとCBのロフトやライ角などスペック全てが共通。さらにヘッドサイズ・トップブレードの厚さも同じに設計されているため、違和感なく好きな番手を組み合わせることが可能なアイアン。不純物の少ない高級軟鉄素材(S-15CK)の一体鍛造により、最高の打感と打音を両立している。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2025/05/raz2.jpg" alt="" width="788" height="401" class="aligncenter size-full wp-image-87864" /> リーディングエッジ側のクレセントカットとラズルの代名詞であるクローイングソールとの相乗効果によって、抜群の抜けの良さを演出している。 価格はヘッド単体2万9700円。 お問い合わせ AZAS GOLF 048ー797-8971
    (公開)2025年05月28日
    キャロウェイゴルフは4月18日、オデッセイより、『RED SEVEN Xパター』を発売。 2024年、キャロウェイ・スタッフプレーヤーのザンダー・シャウフェレのメジャー初優勝を記念し、細部に至るまでシャウフェレの愛用モデルを再現したレプリカ、「TOUR BAG COLLECTION XANDERパター」が世界で263本のみ販売され即完売となった。オデッセイでは、この人気ぶりを受けて、新たな製品を企画し『RED SEVEN Xパター』が誕生した。 基本的に素材や製法などは変えず、スペックやソール、グリップのデザインなどをわずかにチェンジ。ロフト角は2.75度から3.5度となり、ライ角は71.5度から一般的な70.0度へと変更。長さは、33インチと34インチの2種類を設定している。 形状はツノ型の#7タイプでクランクネックが組み合わされている。ヘッド全体はステンレススチールを精密に削り出すことで形づくられ、インサートは搭載されていない。フェース面にはボールの転がりの良さを向上させるダイヤモンドミルパターンを採用し、ソールにはタングステン合金製の10gのウェイトを、前方のトウとヒールに搭載して浅重心化が図られている。 カラーリングは、シャウフェレの好みのレッドカラーを採用。一方で、フェース面は上部だけにレッドを残し、大半がブラックPVDカラーにペイントされ、フェース面をより認識しやすいようになっている。シャフトはステップ入りでブラックカラーのスチールを採用した。 デザインは、ソールの黒いプレート部分が変更となり、新たにオデッセイのロゴとモデル名が大きく入れられた。またグリップは、シャウフェレが実際に使用しているパターや「TOUR BAG COLLECTION XANDERパター」と同じ、SUPERSTROKE製のPistol Zenergy 2.0に、オデッセイのロゴが描かれている。 専用モデルのヘッドカバー付き。CALLAWAY SELECTED STORE限定製品で、価格は1本7万9200円。 お問い合わせ キャロウェイゴルフ TEL0120‐300‐147
    (公開)2025年04月26日
    ピンゴルフジャパンは、2月6日より、ツアープロの感性を反映した完全削り出しヘッドの「PLD MILLED」シリーズから『ANSER 30』『ANSER 4D』『KUSHIN』の3モデルを新たに発売した。 アメリカ・アリゾナ州のピン本社には、パター専門の研究開発室「PLD(パッティングラボデザイン)」がある。ここでは世界中のツアープロ達を勝利に導くため、最先端のツールを駆使してトッププロ達のボールの転がり、ストローク、アライメントなどを研究・分析し、繊細なタッチやフィーリング、ボールの転がりを日々追求している。 「PLD」シリーズは、完全削り出しのヘッドにこだわり、形状やトップレール、バックフェースなど、1個あたり約4時間以上かけて造られているのが特徴だ。 今回追加となる3モデルは、「PLD」の研究データを基に新たに開発され、より初速が出る浅い「シャローAMP溝」を採用。繊細なタッチ、ボールの転がりを是非グリーン上で感じてもらいたい。 価格は1本6万6000円。 【ANSER 30】 長めのクランクネック、 重心角30度のアンサー 【ANSER 4D】 ディープなアンサー形状、 ショートスラントネックが登場 【KUSHIN】 幅が広いソールと厚いトップレール、安心感と座りが抜群
    (公開)2025年02月21日
    キャロウェイゴルフは、アベレージゴルファーからツアープロまで幅広い人気を誇るオデッセイより、『2-BALL ELEVENパター』を、7月15日からキャロウェイゴルフ取扱店とオデッセイオンラインストアにて発売する。 一世を風靡した名器の後継機種である『ELEVEN』シリーズに、待望の新派生モデル、『2-BALL ELEVENパター』が登場した。 台形状の大きなヘッド上面に、オデッセイの歴史的アライメントである『2-BALL』を装備し、ストロークしやすいヘッド形状となっている。 従来の浅重心設計で、ヘッド前方部分にスチールを使用しており、トゥ・ヒール方向の高慣性モーメントによる、高い操作性やミスヒットへの強さもそのままに性能に優れている。 クランクネック、ショートスラントネック、ベントネックネック、ダブルベントネックなど異なる4種類のラインアップを用意し、伝統のホワイト・ホットインサートと『STROKE LAB RED』シャフトを組み合わせた最高なモデルとなっている。 2つの白いディスク上に黒の1本線のアライメントを入れたタイプで、 ダブルベントネックを組み合わせた『TOUR LINED』、黒い1本線のアライメントがあるタイプで、ショートスラントネックを組み合わせた『S TOUR LINED』、黒い1本線のアライメントがあるタイプで、クランクネックを組み合わせた『CH TOUR LINED』、2つの白いディスク上に赤と青の3本線のアライメント、トリプル・トラックを採用し、ダブルベントネックを組み合わせた『TRIPLE TRACK』となっている。 詳細は以下の通り。 『2-BALL ELEVEN TOUR LINED』 『2-BALL ELEVEN S TOUR LINED』 『2-BALL ELEVEN CH TOUR LINED』 『2-BALL ELEVEN TRIPLE TRACK』 ■ ロフト:(3度) ■ ライ角:(70度) ■ ソール:ウェイト約10g×2   ■長さ:32、33、34 (インチ) ■ グリップ:ODYSSEY Pistol ■ 重さ:約76g ■ ヘッド素材:ホワイト・ホットインサート
    (公開)2022年07月19日
    渡辺製作所は、イーデルゴルフ独自のEAS(Edel Alignment System)により進化を続けるパターに、新たにフェースバランスの「EAS-1・5」を追加し、先頃販売を開始した。 新たにラインナップされる『EAS-1・5』は、世界で初めてのクランクネックのフェースバランスパターとなる。 ヘッドのトゥ側が上を向くトルクバランス設計を採用した「EAS-1・0」は高次元のスクエアインパクトを実現し、多くのゴルファーから高い支持を得てきた。 一方で、ゴルファーの中にはクランクネックに対する根強い人気があり、イーデルのパターをフィッティングする顧客からも多くの要望が寄せられていたという。 イーデルの理論は欲しいが、クランクネックも手放せないというユーザーの想いを受け、世界で初めてとなるクランクネックのフェースバランスパターが誕生した。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2022/06/facebalance-1.jpg" alt="" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-72559" /> <strong>〈EAS-1・5 の特徴〉</strong> 扱いやすさから、世界中のゴルファーから支持を受けるクランクネックではあるものの、その形状によりヒールバランスにならざるを得ず、フェースの開閉が多いことが特徴だった。 そこで『EAS-1・5』は独自技術により、クランクネックでありながらもフェースの開閉が少なく、スクエアインパクトをもたらすフェースバランスを実現することに成功した。 選べるホーゼル 『EAS-1・5』は、ベントネックの 『EAS-1・0』 よりもヘッド重量を 20g軽量化し、その分の重量をクランクネックの要であるホーゼルに分配することで、『EAS-1・0』と同じ重量にすることに成功。過度に重くすることなく、それでありながら安心感があり、扱いやすいバランスを実現した。 イーデルのフィッティングでは、ライ角を 68〜72度の間で選択・調整することが可能だ。 <strong>〈独自のフィッティングキット〉</strong> イーデルゴルフのフィッティング店では、『EAS-1・5』のフィッティングキットも販売している。フェースバランスのヘッドと、シャフトを接続してフィッティングすることができる。アラインメントフィッティング時にはレーザーポイントでアライメントを確認できる。 キット内容は、EAS-1・5ヘッド(1個)専用クランクネック(3つ)で、価格は7万2000円(税別)~。 スペックは、下記の通り。 ヘッド重量:約345g ネック形状:クランクネック 長さ:33/34インチ ライ角:70度 ロフト角:3度 ヘッド素材:303SUS お問合せ 渡辺製作所 03-5604-3361
    (公開)2022年07月08日
    マジェスティ ゴルフは10月、新ブランド『MAJESTY W-MOMENT』シリーズを投入した。「W」は「勝利」の意味で、スコアの決め手となるアプローチとパッティングを極め、ゴルファーに勝利の瞬間をもたらすという想いを込めている。 そこで同シリーズのパターをギアの賢者ソクラテス永井こと永井延宏プロが試打。「スコアメイクの鍵を握るのはショートゲームとパッティングと言っても過言ではない」と語るだけに、ソクラテス永井の目にはどう映るのか? その性能を徹底解説する。 1969年埼玉県生まれ。アメリカ・オーストラリアでの経験をもとに、グローバルな視野と独自のティーチングメソッドを構築。NPO法人ゴルフアミューズメントパークの理事として、ゴルフ市場の発展や指導者の育成にも携わる。2006年度レッスンオブザイヤー受賞 動画で解説 <iframe src="https://www.youtube.com/embed/2S80Zhe_los?rel=0" loading="lazy" width="788" height="433" frameborder="0" allowfullscreen="allowfullscreen"></iframe> <h2>永井プロが『MAJESTY W-MOMENT』パターを徹底検証</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2021/10/majesty7.jpg" alt=" 新ブランド『MAJESTY W-MOMENT』パターを永井プロが徹底検証" width="780" height="520" class="aligncenter size-full wp-image-68696" /> ヘッド形状は3種類ですが、いずれも慣性モーメントが6000g・cm2を超えています。この数字は通常、ネオマレットなど大きいサイズのヘッドに多いのですが、いずれもシャープな形状でそれを実現している点が大きな特徴です。 3種類を椅子の上に並べてフェースがどれだけ上を向くか、重心特性を見てみました。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2021/10/majesty13.jpg" alt=" 新ブランド『MAJESTY W-MOMENT』パターを永井プロが徹底検証" width="780" height="520" class="aligncenter size-full wp-image-68702" /> 「ブレード」は一番トゥが下がるので最もシャープな印象を受けます。 「マレット」は一番フェースが上を向きますが、完全なフェースバランスではなく若干トゥが下がるので、ヘッドを低く引きやすい印象があります。そして「ミッド」はちょうど良いボリューム感があることと、バックフェースとバックソールの継ぎ目にスリットを入れることで構えた時のスクエア感や打感にも寄与しそうです。 <h3>シャープ形状と構えやすさでロングパットを攻略する「ブレード」</h3> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2021/10/majesty10.jpg" alt=" 新ブランド『MAJESTY W-MOMENT』パターを永井プロが徹底検証" width="780" height="520" class="aligncenter size-full wp-image-68699" /> 構えてみると角がクリアな感じに仕上がっているので、非常にシャープで直線的なイメージでカップに合わせられます。ネックはスタンダードなクランクネックですが、意外とネックからフェースセンターまで距離があるので、ストロークする上で引っかけにくい効果がありそうです。 実際に試打しましたが、トゥヒールのウエイトが効いており、ヘッドの直進性とボールを押してくれるようなエネルギー感があります。転がりも良いですのでミドルやロングパットに威力を発揮しそうです。 <h3>フェースセンターを感じやすいネック搭載の「ミッド」</h3> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2021/10/majesty9.jpg" alt=" 新ブランド『MAJESTY W-MOMENT』パターを永井プロが徹底検証" width="780" height="520" class="aligncenter size-full wp-image-68698" /> ネックがスラント型になっていますが、若干ヒール側に入っていますので、構えた時にシャフト軸の延長線がフェースセンターに近い所に入る工夫がされています。構造的につかまりの良いパターだということが見て取れます。 試打してみると、予想通りボールのつかまりが良いです。ヘッドの重心を感じながら振り子のようなイメージでパッティングする方には最適だと思いました。 <h3>エネルギー感と直進性でショートパットを攻略する「マレット」</h3> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2021/10/majesty11.jpg" alt=" 新ブランド『MAJESTY W-MOMENT』パターを永井プロが徹底検証" width="780" height="520" class="aligncenter size-full wp-image-68700" /> ブレードやミッドと比べて明らかなヘッドのボリューム感がありますが、ソールを半円状にくり抜きフィンのような形状にしているのは現代的なデザインだと言えます。特徴的なのは最近トレンドのネック形状で、フェース面との繋がりを感じやすい点です。 試打したところ、3種類の中で最もインパクトのエネルギー感、球足の速さと直進性を感じました。トゥヒールのタングステンウエイトが3種類の中で最もフェース寄りに入っていることが転がりの良さに関係していると思います。特にショートパットが苦手な方には、小さい動きで直進的なタッチで入れられるのでお勧めです。 <h2>『MAJESTY W-MOMENT』パターまとめ</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2021/10/majesty14.jpg" alt=" 新ブランド『MAJESTY W-MOMENT』パターを永井プロが徹底検証" width="780" height="520" class="aligncenter size-full wp-image-68703" /> アマチュアゴルファーのパッティングのミスで一番多いのはテイクバックを低く引けず、ヘッドを上に持ち上げてしまうことです。それによって打点ブレやロフトを正しく使えないというエラーが起こります。 その点、このパターは3種類とも重心距離があるため、ヘッドを低く引く感覚が出しやすいです。また慣性モーメントがあることでスイートエリアが広く、フェースのミーリングによって打点ブレへの寛容性も感じます。また、手先で操作しがちなアマチュアゴルファーに合うように、グリップに角をつけて手元の中で面を感じやすいスクエア感を出 作性の良さも感じる太さに仕上げています。アマチュアゴルファーに何が起きており、どんなメリットが受けられるのかをしっかり研究して作られているパターだと思います。
    (公開)2021年10月21日
    シーモア・カンパニー・ジャパンはこのほど、世界に先駆けてシーモアのナッシュビルスタジオシリーズより『Z1s』を日本で先行発売した。 このモデルは、センターとヒール寄りの中間である、ニアセンターにシャフトが刺さった、100%削り出しのプレミアムモデル。バレルクランクとストレートから好みのネックを選択できる。 <strong>■ナッシュビルスタジオシリーズ『Z1s』バレルクランク</strong> シーモアの特許取得済みおよび実績のあるRST(ライフルスコープテクノロジー・アライメントシステム)を特徴とする、ニアセンター(センター寄り)にクランクシャフトが刺さったブレードパター。 シーモアの新しいライフルスコープテクノロジー・プラマーネック・ホーゼルを採用。日本では「バレル(銃身)クランク」という。このライフルスコープテクノロジー・アライメントシステムを活用して、クランクネックの下部を使用して赤いドットを隠し、白い線を並べることで、ややハンドファーストで、オフセット(クランクネック)を好むゴルファーもシーモアパターを存分に活用できるようになったという。 <strong>■ナッシュビルスタジオシリーズ『Z1s』ストレートネック</strong> ナッシュビルスタジオシリーズ『Z1s』バレルクランクと同様のテクノロジーを有するストレートネックのパター。ライフルスコープテクノロジー・アライメントシステムにより、完璧な位置合わせがすべてのパッティングにおいて確認可能となるという。
    (公開)2020年09月10日
    2018年8月、アメリカで新しいパターを作っているという人物がヘッドサンプルを持って日本にやってきた。インゴットから削り出したT型のヘッドはトウとヒール部分にタングステンを125gも埋め込んだもので、ヘッド重量は一般的な重さだが、パター全体のバランスポイントをソールから5インチ以内に設定する新しいコンセプトのパターを開発中だという。 そして、幾つかの特許も取得できたので2019年のPGA Showで発表。 このパターを開発している人物の名前を聞いて驚いた。彼の名はリッチ・パレンテ。キャロウェイゴルフの前身、ヒッコリースティックUSAの創業者の一人である。ヒッコリーシャフトの芯をくり抜いてチタンシャフトを挿入し、そのシャフトにインゴットから削り出したヘッドを装着したパターを作り出した人物だ。 このほど彼は、温めていたアイデアをパターで商品化、再び脚光をあびる可能性が高い。開発を行っている場所はサンディエゴ、そこにロボットや実験設備があるという。筆者は、PGA Showでの発表前に特別に取材をさせてもらった。 新会社の名前は<strong>SackS Parente Golf Company</strong>というもので、二人の投資家が新しいパターメーカーを全面的にサポートして立ち上がった。 S・サックスという人物 今回発表したモデルは3種類、シリーズ39、シリーズ54そしてシリーズ18である。メインは『39』と『54』だ。この数字の意味はちょっと面白い。それはデザインした人の生まれた年から付けられているからだ。 39をデザインしたのはリッチ・パレンテ、彼は1939年生まれで今年80歳である。経歴は前述したとおり。一方、シリーズ54をデザインしたのがスティーブ・サックスで、彼は1954年生まれの65歳。プロフィールにはこのように記載されている。 スティーブ・サックスは1974年以来ゴルフ業界に携わり、過去40年以上の間、ゴルフのマーケティングと製造のパイオニアとして活動。彼はゴルフクラブ製造のための新しい素材の開発やゴルフクラブ設計において広範な研究を行ってきた。 Goldwin Golfを共同設立し、Carbite Golfのセールスおよびマーケティングディレクターを務める。ゴルフ市場、トレンド、クラブデザイン、製造の歴史に関する深い知識を持っているため、いくつかのゴルフメーカーや国内組織へのコンサルタントとして活動してきた。 今回の取材の目的は、新しい会社が発表するパターはどのようなものなのか、どのようなコンセプトを持って市場に投入するのか、実際に完成したものを打ってみてどうなのか、を誰よりも早く自分なりに確認したかった。 まず出来上がった新しいパターとはどんなものなのか? パレンテ氏の自信作<シリーズ39>から始めよう。 <img class="aligncenter size-full wp-image-55448" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/03/1.png" alt="新パターメーカーが提唱する「極低バランス」の意外な効果" width="792" height="320" /> この写真が製品特徴を端的に表している。パターのバランスポイントがソールから5インチ以内にセットされているからだ。 ヘッド重量は360gで、ほぼ標準の重さである。するとシャフトとグリップが極端に軽いものが使われていることが容易に理解できる。 彼らはこの新しいコンセプトを「極低バランスポイント」(Ultra Low Balance Point 略してULBP)のパターとして特許を取得している。 <img class="size-full wp-image-55450" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/03/matsuo1.jpg" alt="右がシリーズ39をデザインしたRパレンテ、左がシリーズ54をデザインしたSサックス" width="788" height="525" /> 右がシリーズ39をデザインしたRパレンテ、左がシリーズ54をデザインしたSサックス 筆者は次のように質問した。なぜ、このようなバランスポイントのパターを作ろうと思ったのですか? 答えはこうだ。 「パッティングでは、振り子のように一定のテンポとリズムでストロークできることで安定したボールの転がりを得ることができます。そのためには重りの役目をするヘッドが、重いものが良いのです。 しかし、重すぎるとヘッドコントロールが難しく、距離コントロールはもちろん方向性にも影響が出てきます。そこでヘッドの重さを360〜365gに抑えて、重さを感じながらも操作性を考慮するには、シャフトとグリップの重さを極力軽くすべきとの結論に達したのです」 <img class="size-full wp-image-55639" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/04/putter1.jpg" alt="タングステンウェイトとフェースインサートを手に説明するパレンテ" width="350" height="525" /> タングステンウェイトとフェースインサートを手に説明するパレンテ どのようにシャフトとグリップの軽量化を図ったのですか? 「まず、シャフトからいきましょう。軽量化を進めるにはグラファイトシャフトが良いことはすぐに理解できますね。しかし、パター用で我々が意図する軽量のものはまだなかったのです。スチールでも軽量化を図ると肉厚が薄くなるためしなりが出て、方向性やボールスピードが安定しないという問題が出てきます。 しなりを抑えようとするとシャフトの径が太くなり、タッチが出にくいことにつながります。そこで太さを変えずに軽量化が図れ、かつ硬さも出すことができるものは、ということからグラファイトシャフトの特性を生かしたパター専用のシャフトを開発することになりました。 色々実験した中で40gを切るものが良いことが分かり1インチ1gというコンセプトで、幾つかのシャフトメーカーに試作をお願いしました。 日本の幾つかのメーカーに試作を依頼しましたが、その中でもオリンピック製のものは我々の狙い通りのものでした。シャフトの硬さも振動数で言えば360cpm以上を目指し、この硬さはスチールを超えるもので重いヘッドにも十分対応できるものに仕上がったのです」 <img class="size-full wp-image-55641" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/04/putter2.jpg" alt="1インチ1gを具現化したオリンピック製の超軽量オリジナルパターシャフト" width="733" height="525" /> 1インチ1gを具現化したオリンピック製の超軽量オリジナルパターシャフト グリップも同じように軽量化を狙ったものを試作したのですか? 「その通りです。やはり40gを切るものが必要でした。それにグリップの太さと形はそのパターを操作する上で、重要な部分でラウンドタイプ、ピストルタイプ、フラットタイプと3種類が必要と考えグリップメーカーに試作を頼みましたが、握った時の感触まで考慮すると完成までには相当時間もかかりました」 <img class="size-full wp-image-55642" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/04/putter3.jpg" alt="3種類の専用の超軽量パターグリップ(ピストル型、ラウンド型、フラット型、35gという重さに注目)" width="788" height="525" /> 3種類の専用の超軽量パターグリップ(ピストル型、ラウンド型、フラット型、35gという重さに注目) 筆者は実験を見学したが、ロボットテストを繰り返しながら、最も良いスペックを探し続けたことが容易に理解できた。また、市場で評価されているパターをテストし、転がり、安定性、方向性を少しでも上回るものができなければ開発する意味がない、ということで徹底して細かな部分まで微調整を繰り返し、ほぼ完成のレベルに達していた。 シリーズ39の最大の特徴は、T型のヘッドデザインを採用した点である。ネオマレットやクランクネックのブレードタイプが主流の中、パターとして最も基本的なデザインT字型の中で、トウとヒール部分に125gものタングステンを装着して最大級のMOI(慣性モーメント)を狙った点とヘッドの重心位置がシャフト軸線上にある点である。 このようにすることでヘッドの回転する力はなくなり、まさに振り子と同じように動く。実際にプロトタイプを打たせてもらったが、バランスが相当重く操作性が悪いとの事前の想定は簡単に覆され、自然にストロークできるだけでなく、操作性も確かなものであったことは正直驚いた。 フェースインサートも軽量アルミ合金のAL24を採用し、タングステンウェイトの効果をより引き出す役割の他、スコアリングもボールディンプルに効果的にかみ合うようデザインされている点もよく考えられている。 一方、サックスがデザインしたシリーズ54もユニークな点がいくつも見ることができる。 一つはマレット型にしてゼブラ模様のアライメントラインを入れた点。このデザインはパターの後ろから低く始まり、光学的にミスアライメントを排除するためにフェースの高さいっぱいまで傾斜する完全に平らなクラウンを備えている。 さらにアライメントの補助、つまり視覚的にターゲットを正確に捉える目的で、黒のボディにいくつもの白いストライプを入れたものと、黒いボディに2本のブルーのサイドラインと赤いセンターラインを入れたバーニアアキュリティクラウンと名付けたものをデザインしている。 2つ目はヘッド重量の65%をフェース面から1インチ以内に集約させた点。ネック形状にアジャスタブル機能を持たせ長さの異なるクランクネックや、スラントネックを用意して入れ替えることができるようにした発想はとてもユニークである。 ストレートネックのホーゼルの長さもいくつか用意している。これらは重心角を微妙に変化させることができ、ヘッドローテーションの具合によって最適なものを選べるメリットがある。 <img class="size-full wp-image-55643" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/04/putter4.jpg" alt="シリーズ54のプロトタイプの数々" width="788" height="525" /> シリーズ54のプロトタイプの数々 シリーズ54はとてもユニークだ。複数のアライメントラインは視覚的な位置合わせを容易にする効果があり、目が意図したターゲットに向かって傾斜した形状をたどり、一貫してヘッドをスクエアにセットできるようにデザインされている。 同色だけのラインではおぼつかないゴルファーのために設計されたバーニアアキュリティは2本の線の間のずれを見る能力として定義されていて、ターゲットラインに集中し狙いを定めることでより正しいストローク引き出すことを狙ったものという。 <img class="size-full wp-image-55644" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/04/putter5.jpg" alt="ロボットマシーンでシリーズ54の機能をテストするサックス氏" width="363" height="525" /> ロボットマシーンでシリーズ54の機能をテストするサックス氏 一見、特殊なデザインには見えないが、開発のバックグランドを聞くと様々な工夫の跡が見られる。やはり今までの経験から来たもので、再び手にとってじっくりと眺めてみるとユニークさが引き立って見えるのは不思議である。 発表は4月1日だが、日本ではジャパンゴルフフェアでお披露目した。 <img class="size-full wp-image-55645" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/04/putter6.jpg" alt="プロトタイプのヘッドでパターの特徴を説明するパレンテ氏" width="788" height="525" /> プロトタイプのヘッドでパターの特徴を説明するパレンテ氏 <img class="size-full wp-image-55646" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/04/putter7.jpg" alt="開発途中のシリーズ54を手にするサックス氏" width="788" height="525" /> 開発途中のシリーズ54を手にするサックス氏
    (公開)2019年04月03日
    クラブ開発はルールという規制の枠が決められていて、画期的なものはできないのでは? と見られている。しかし、スコアの40%程度を占めるパッティングに使われるパターは、まだまだ開発の自由度が大きく、開発の余地は十分残されている。 パターのトップブランド『オデッセイ』はこれまで、『O-WORKS, STROKE LAB, WHITE HOT Pro, EXO, RED BALL, TOULON』などのシリーズを展開してきたが、今年は全て新しいコンセプトを持った『STROKE LAB』に統一する。 <img class="aligncenter size-full wp-image-54640" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/03/stroke-lab2.jpg" alt="STROKE LAB" width="788" height="525"> 従来は様々なタイプのゴルファーに広い選択肢を与え、最適パターを選んでもらうという姿勢だったが、大きな方針転換といえる。なぜなのか? その真意が知りたくて、オデッセイパターの開発責任者オースティ・ローリンソン氏にメールを送り、取材の要請をした。彼とは旧知の仲であり、快く依頼を受け入れてくれた。2019年1月18日、5年ぶりにキャロウェイゴルフ本社を訪ね、ローリンソ氏に取材。以下がその取材のやりとりである。 <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;">松尾</span>:オデッセイは今まで色々なタイプを用意してゴルフアーの選択肢を広げたのに、今回『STROKE LAB』一本に絞って展開することにしたのはなぜですか? <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">オースティ・ローリンソン</span>:とても良い質問ですね。あなたのためにプレゼン資料を作成しました。まず、 開発のバックグランドから説明しましょう。グラフを見てください。1975年からパターヘッドの重量は少しずつ重く変化しています。 <img class="size-full wp-image-54641" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/03/head_g.png" alt="パターヘッド重量の変化" width="922" height="624"> 1975年:295g、1999年:325g、2012年:360g、2018年:360g この理由は、グリーンが年々速くなってきたからで、速いグリーンになると距離感が大切な要素となるために、ストロークのテンポを少しゆっくりしたいのです。 そのような状況でも安定したストロークにするにはヘッド重量を重くして、ストローク中のブレを少なくしたかった。ヘッドを重くすると当然クラブ重量も重く変化します。次の表を見ていただければ一目瞭然です。 <img class="size-full wp-image-54642" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/03/putter_g.png" alt="パタークラブ重量の変化" width="841" height="631"> 1975年:473g、1999年:508g、2012年:535g、2018年:527g <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;">松尾</span>:2015年から軽くなったのはなぜですか? <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">オースティ・ローリンソン</span>:数年前から採用したスーパーストロークのパターグリップの影響です。グリ ップが軽量化された分、パター重量は軽くなりました。 <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;">松尾</span>:当然、パターの操作性の目安となるスウィングウェイトにも変化がでますね。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">オースティ・ローリンソン</span>:そうです。スウィングウェイトもこのように変化してきました。 <img class="size-full wp-image-54644" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/03/swing_weight.png" alt="スウィングウェイトの変化" width="1746" height="205"> 1975年:C-6、1999年:D-8、2012年:E-5、2018年:F-2 軽いグリップに重いヘッド、そして大きなスウィングウェイト、Fのレベルに なるとパターをコントロールするには重すぎる数値でした。 それに重くなることでシャフト硬度も柔らかく変化してきました。シャフトが柔らかいとヘッドの挙動に影響を与えます。できるだけしならない硬いシャフトがパターには必要なのです。 <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;">松尾</span>:シャフト硬度の変化はどのような具合になっていたのですか? <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">オースティ・ローリンソン</span>:これも表を見ていただければわかるでしょう。 <img class="size-full wp-image-54645" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/03/shaft_stiffness.png" alt="シャフト硬度の変化" width="984" height="718"> 1975年:385cpm、1999年:335cpm、2018年:320cpm シャフトはヘッド重量に反比例して柔らかく変化しています。そこで『TANK』と命名したヘッド重量も重くシャフトも硬いパターを開発してみました。 <img class="aligncenter size-full wp-image-54646" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/03/tank.png" alt="オデッセイ tank" width="1289" height="985"> このパターのスペックは、ヘッドの重量:375g、シャフト重量:135g、グリップ重量:113g、総重量:645g、シャフトの硬さ:380cpm、SW:F-3になります。許容範囲の広いO-WORKSパターと比較してもらうとその特異性は一目で分かります。 O-WORKSのスペックは、ヘッド:355g、シャフト重量:117g、グリップ重量:77g、総重量:549g、シャフトの硬さ:325cpm、SW:E-5です。 『TANKパター』は全ての人に合うパターではありませんが、長尺パターのメリットを具現化したものです。そのためにロングパットの距離コントロールが難しい部分がありました。開発においての次の目標は、O-WORKSの重さでシャフトの硬さはTANKというものでした。 <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;">松尾</span>:この課題を解決するものとして初代の『STROKE LAB』を作ったのですね。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">オースティ・ローリンソン</span>:そうです。シャフトをより軽量化することでヘッドとグリップに重量を配分することを狙ったものです。スペックは、ヘッド重量:365g、シャフト重量:84g、グリップ重量:85g、総重量:534g、シャフトの硬さ:320cpm <img class="aligncenter size-full wp-image-54656" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/03/stroke-lab3.png" alt="オデッセイ stroke lab" width="1299" height="559"> ただ、ヘッドの重量とグリップ重量は重くすることができたのですが、シャフトを軽くすることでシャフト強度を出すために、シャフトのバット系が太くなり、その分シャフトの手元が硬くなる反面、先端の方が柔らかくなる課題は残りました。また、クラブ全体の重さは大きな変化がないため、もう少し重くする必要もありました。 <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;">松尾</span>:これらの課題をクリアするためにどのような技術を取り入れて改善したのですか? <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">オースティ・ローリンソン</span>:シャフトをより軽く、そして硬さもより硬くするためにTru-Temperの『Bi-Matrix』シャフトの技術(スチールシャフトとカーボンのハイブリッド)をパター用シャフトに応用したのです。 シャフト重量:130g→87g、シャフト硬さ:330cpm→360cpm シャフトを約40g軽量化できたので、それをヘッドとグリップに配分し、最適なスウィングウェイトを得るために、シャフトのバット部分にインナーウェイトを装着してパター全体の重さ、狙ったシャフトの硬さを得ることができました。 それに、今回はマレットタイプとブレードタイプでヘッドの重さを変えて、その分、インナーウェイトも重さを変え最適なバランスを確保しています。 <img class="aligncenter size-full wp-image-54647" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/03/40grams.png" alt="最適なバランス重量の確保" width="1139" height="379"> ヘッド重量 - マレット:365g、ブレード:360g グリップ重量 - マレット:75g+インナーウェイト30g、 ブレード:65g+インナーウェイト40g スウィングウェイト - マレット:E-5、ブレード:D-9 シャフトをハイブリッドにすることで、シャフトの硬さを軽くて硬くすることができ、その結果、インパクト時のボール初速がアップするのと同時にシャフトの不要な動きを抑えることができました。 また、ヘッドの重さを10g重くしてもインナーウェイトを装着することで、パターのバランスポイントがグリップ寄りにシフトし、パターコントロールがよりしやすく、ストロークの再現性が高まったのです。 <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;">松尾</span>:今回、モデルを10種類に絞った意図はどこにあるのですか? <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">オースティ・ローリンソン</span>:新しい『STROKE LAB』はマレットタイプが6種類、ブレードタイプが4種類ですが、マレットタイプには2ベンドシャフト、ショートスラントネック、ストレートシャフトを用意し、ブレードタイプにはクランクネック、ショートスラントを用意しているので、選択肢はかなり広がっています。その中からローテーションの大小やストロークに合わせたものを選べます。 <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;">松尾</span>:グリップも太いものとそうでないもの2タイプを用意していますが、その狙いはどこにあるのですか? <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">オースティ・ローリンソン</span>:太いグリップはヘッドローテーションをあまりしないゴルファー、またはさせたくないゴルファー向けであるのに対して、少し細いタイプはローテーションをしているゴルファーに向けてデザインしてあります。 <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;">松尾</span>:『STROKE LAB』に統一した理由がわかりました。それで『TOULON』『EXO』『RED BALL』にもBI-MATRIXシャフトを採用して『STROKE LAB』コンセプトを取り入れて統一化したことも理解できました。先頃発表したオデッセイ独自のパターフィッティングシステムについて教えてください。 <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">オースティ・ローリンソン</span>:計測器の上にボールを乗せて打つものですが、これで分かることはインパクト時のヘッドの動きやストロークの傾向などです。比較的短時間でパターフィッティングができ、ゴルフアーに適したパターを選べるというものです。 <span style="font-weight: bold; color: #e74c3c;">松尾</span>:こうして開発のバックグランドを聞いてみると、パターに関してはまだまだ開発の余地があるように感じました。その辺はどう見ていますか? <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">オースティ・ローリンソン</span>:パターに関してはドライバーと違って開発のスペースはかなりあります。ヘッド素材一つを取ってもまだまだトライしたいものが数多くあります。ヘッドデザインもそうですね。そういった視点で見るとパター開発は無限と言ってもいいかもしれません。 「緊張感」はロボットで再現できない <img class="size-full wp-image-54681" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/03/mickelson.jpg" alt="ミケルソン用に作られた練習用グリーン2度、3度、4度の傾斜が付けられている" width="788" height="525"> ミケルソン用に作られた練習用グリーン2度、3度、4度の傾斜が付けられている この後、ERCパフォーマンスセンターに行って実験場所を見学したが、パターフィールドも大きく改造されていた。 一つは実際のコースのグリーンと同じようにアンジュレーションをつけたもの、もう一つはセントアンドリュースのグリーンを再現していた。 より実践に近い状況でパターのあり方を見られるようにという工夫で、圧巻はフィル・ミケルソンのリクエストによって作られた約3平米の人工芝のグリーンだった。 これらは2度、3度、4度と角度をつけて設置してあり、それぞれのグリーンの中央と四隅には通常のカップより小さなカップが切られていて、いかなる傾斜でも練習できるものまで用意されていた。 パター開発はロボットテストを行わないというが、その理由はキャロウェイゴルフには様々なゴルファーがいて、その人たちにテストをしてもらうことでかなりのことができること、パターには上級者用、アベレージゴルファー用などレベルによって区分けをする必要がない点も面白い。 『STROKE LAB』パターを再度見ると2つの気づきがあった。一つはヘッドのコスメの部分で全てが銀色と黒で統一されている点。 以前のモデルで『VERSA』というシリーズがあり、ヘッドをより目標に正確にセットアップできるために白と黒のラインを強調させて作られていたが、これをよりシンプルにデザインすることで、落ち着いた感じに仕上げられている。この点は進化を感じた部分だった。 パッティング、特にショートパットほど精神的な緊張感が高まるものであり、ロボットでは表現できない。そのような緊張下においても冷静にセットアップでき、自然な形でストロークできるような配慮がデザインや色使いにもなされている。 もう一つはマレットタイプの一つに『TUTTLE』という名前を復活させたこと。この名前はキャロウェイゴルフの名前でパターを作っていた当時のもので、時代は1994年ビッグ・バーサヘヴェンウッドを発売した時のことだ。 ニューヨークでプロショップを経営していたTUTTLE氏がイリー・キャロウェイに「このショートウッドのヘッドと同じ形でパターを作ってみたらどうだ」とリクエストをした。 キャロウェイゴルフのクラブを積極的に販売してくれたショップオーナーの言葉だが、彼は癌に侵されて余命はあまりないと聞かされていた。 そこでイリー・キャロウェイはオースティに命じてヘヴェンウッドと同じ形のパターを作るように命じ、彼の名前をその功績とともに残すことを意図した。 その後、S2H2コンセプトの洗練されたマレット型が発表され、その名前はTUTTLEとソールに刻印されていた。そのパターを使用してジョニー・ミラーがペプルビーチ・プロアマで復活優勝を遂げたことはちょっとしたSTORYである。 その名前の復活には、明確な意図があったに違いないと想像するが、この部分を聞きそびれたことは記者として不覚だったと反省している。 キャロウェイゴルフがオデッセイを買収した1997年、キャロウェイゴルフのパターデザインの中心人物であったオースティはオデッセイに出向を命じられた。 彼とすれば、キャロウェイゴルフのブランドで良いパターを開発したかったに違いなかったろう。 新しいマレットタイプのヘッドに『TUTTLE』と入れたオースティの気持ちを想像するだけで、楽しくなる。 <img class="size-full wp-image-54651" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2019/03/austin.jpg" alt="STROKE LABの開発のバックグランドを説明するオースティ・ローリンソン" width="788" height="525"> STROKE LABの開発のバックグランドを説明するオースティ・ローリンソン
    (公開)2019年03月07日
    リアルマックスは先頃、円柱型ヘッドで優れた打球感を生み出す『Tru‐Rollパター』(トゥルーロールパター/価格:1万5000円)を発売した。 『トゥルーロールパター』は、2014年の1月に米国のオーランドで開催された「PGAマーチャンダイズショー」で、バイヤーから高い評価を得た円柱型ヘッドのパターだという。同社によると、 「トゥルーロールパター社の代表であるシェルダン・ロング氏は、2003年からPGA認定のインストラクター・クラブフィッターとして活躍しています。 とりわけ、パッティングについて熱心に研究をしてきた彼は、その研究の中で、『丸みのあるフェースは、平面のフェースよりもボールに直進性を与える』ことを、2005年に農機具からヒントを得て、発見しました。試作した丸みのあるフェースを持つパターは、彼のパッティングの問題をこれまでに無いほど解決したのです。 この発見を、多くの方に共有したいと思い、円柱型のヘッドを持つ『トゥルーロールパター』は開発されました」――。 それでは以下より、同製品の特長を紹介しよう。 <h2>トゥルーロールパターの特長</h2> <strong>1.ユニークな見た目</strong> 数多くのテスト結果と開発者の長年の経験を基にし、機能的にデザインされた結果、一目で一般的なパターとは異なることが分かる。見た目がユニークな円柱型ヘッドのパターとなる。 <strong>2.安定したロフト</strong> 同製品は、ヘッドが円柱型であるため、インパクト時もボールとの接触角度が一定になるという。ボールの転がりが安定しないゴルファーのパッティングの要因となっている「ロフト角の問題」を解決することができる。 <strong>3.3種類のネックタイプとヘッドカラー</strong> クランクネック・ベントネック・センターシャフトと、3種類のタイプを用意。ベントネックタイプとセンターシャフトタイプは、左右が対象になっているため、左右兼用モデルとなる。また、クランクネックタイプには、シルバーサテン仕上げの左利き対応モデルも用意しているという。 素材は、ステンレススチールで、ヘッドカラーは、オーソドックスなシルバーサテン仕上げ、光の反射を抑えたブラックPVD仕上げ、真鍮ヘッドを思わせるゴールドカラーのブラス仕上げから選べる。長さは、33~35インチを、それぞれのタイプで用意しているという。 <strong>4.優れた打球感</strong> 『トゥルーロールパター』は 円柱型のヘッドのため、ヘッドの円柱の直径がフェース裏の厚みとなり、非常にソフトな打球感を得ることができる。打球感の柔らかさは、パッティングの距離感を掴むのに非常に重要なポイントだという。 以上が、『トゥルーロールパター』の特長だ。因みに、同製品は、USGAとR&amp;Aの公認を得ているとのこと。パッティングに悩む多くのゴルファーの救世主的な存在となるか? 他社とは一線を画すパターの今後が注目される。 問い合わせはリアルマックスへ、082~209~7716。
    (公開)2015年06月29日
    「タッド・モア」と言えば、過去ダンロップと契約して日本での知名度を上げた。80年代にはセベ・バレステロスが長きに渡り「タッド・モア」のパターを愛用し、91年にはイアン・ウーズナムがマスターズを「タッド・モア」のパターで制覇した。そして、97年にタッド・モア社を設立している。 今回、日本で発売するパターは、タッド・モア氏がハンドメイドで、最終検査まで見届けて出荷するプロダクト。6アイテムがラインアップするが、すべて数量限定で、刻印入り、認定書付きのレアパターだ。 そのうち特徴的なパターが『TnT-1 C/N Short』と『TM―88W』。『TnT-1 C/N Short』は、ピン・アンサー型の短いクランクネックを『TnT-1』に装着したモデル。素材・1018ソフトカーボンスチールを使用し、伝統的なデザインは弧を描くパッティングストロークのゴルファーに最適だという。また、ネックが短いためトゥの返りを意識することなく、ボールを真っ直ぐ転がすことが可能なパターだ。 一方の『TM-88W』は、ニック・ファルドが使用してメジャータイトルを手にしたことで有名になった『TPA18』(テーラーメイド・ウイルソン製)からヒントを得て制作されたパター。トゥ側の膨らみ具合が、フォロースルーを意識することなく、ラインにヘッドが出せるパターにデザインされている。 両モデルの共通点が。ツーピースネックと特許であるフェースの「ウォッシュボードミーリング」。ウォッシュボードは洗濯板という意味で、フェースに加工されたミーリング。ボールにはディンプルがあり、インパクト時にディンプルの角や凹みなど、当たる場所によってボールの転がりは一定でないという。それを補正するのが、「ウォッシュボードミーリング」の役割。打ち出しがストローク通りに実現できるフェースということだ。 タッド・モア氏は、アラバマ州サルマの工房で1本1本パターを制作している。そのため、生産キャパは月100本が限界で、今回発売されるモデルも全て限定数量販売。日本での販売は年間500本が目標。レアパターとなるのは間違いない。 問い合わせは(有)アダムスへ、03~3833~9002。
    (公開)2014年02月08日
    <div class="feature"> <h2>WINBIRD バーディアンパターTYPE V</h2> <div class="main_image" style="margin-right:15px"> <img src="https://www.gew.co.jp/tieup/201309_patting/img/winbird1.jpg" alt="WINBIRD バーディアンパターTYPE V" width="232" height="231" /> </div> <div id="player"><embed type="application/x-shockwave-flash" src="https://www.gew.co.jp/js/player.swf" width="388" height="315" style="undefined" id="mpl"></div> <div class="item_comment"> <h3>永井延宏プロの試打インプレッション</h3> <h4>ネック部のホールド感が強い 強めにラインを消して打てる</h4> 「ヘッド素材にソフトステンレスヘッドを採用し、さらにコンピューターミルドで仕上げる拘りよう。面取りの丁寧さなど、高級感のあるデザインが特徴的ですね。形状はオーソドックスなアンサータイプですが、ヘッドの座りもよく、アドレス時にすんなり構えられる点も◎。実際に打ってみると、クランクネック部のホールド感が強いので、フィーリングが手に伝わりやすく、タッチが非常に出しやすい印象です。ストロークタイプは、リズムがやや早くて、インパクトで"コツン"と強めのタッチで打っていけるゴルファー。ショートパットでラインを消して打ちたい方にミートするでしょう」 </div> <div class="item_data"> <h3>商品データ</h3> ■素材:SS303 ソフトステンレス ■製法:CNC プレシジョンミルド ■フェース面仕上げ:ジャーマンエンドミル550 ■仕上げ:ブラックレインボー、クラシックコーティングの2タイプ ■シャフト:WINBIRDロゴ入りオリジナルスチール(145g) ■グリップ:IOMIC I-Classic Putter ■ヘッドカバー:バーディアン専用付属 ※ハンドメイドのため、色に個体差あり ■価格:オープン </div> <div class="contact"> <h3>商品のお問い合わせ</h3> <h4>WINBIRD</h4> TEL:045-595-0668 URL:<a href="http://www.winbird-golf.com/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">http://www.winbird-golf.com/</a> </div> <div class="feature_summary"> <ul> ∇ パッティング関連特集 <li><a href="https://www.gew.co.jp/tieup/201309_patting/ping.php">PING Scottsdale TR Putter</a></li> <li><a href="https://www.gew.co.jp/tieup/201309_patting/daiya.php">ダイヤコーポレーション Bobby Grace PuttersAMG NYC TOUR</a></li> <li><a href="https://www.gew.co.jp/tieup/201309_patting/toei.php">TOEI TOUR LINKS</a></li> <li><a href="https://www.gew.co.jp/tieup/201309_patting/iomic.php">IOMIC I-Classic,Absolute-X putter Grip</a></li> <li><a href="https://www.gew.co.jp/tieup/201309_patting/susas.php">TMC Enterprises SUSAS Putter Grip</a></li> <li><a href="https://www.gew.co.jp/tieup/201309_patting/parallel.php">服部産業 Parallel(パラレル)</a></li> <li><a href="https://www.gew.co.jp/tieup/201309_patting/victor.php">ビクターアドバンストメディア SSジャストヒッター</a></li> <li><a href="https://www.gew.co.jp/tieup/201309_patting/yes.php">Yes! i4-TECH Callie Sandy-12 White</a></li> <li><a href="https://www.gew.co.jp/tieup/201309_patting/sportsasia.php">Sports Asia Mr.Golf Putter Matt</a></li> <li><a href="https://www.gew.co.jp/tieup/201309_patting/sakura.php">さくらゴルフ I.B.S. PUTTER</a></li> <li><a href="https://www.gew.co.jp/tieup/201309_patting/create.php">Create Product Piretti Putter Potenza Ⅱ</a></li> </ul> </div> <p style="margin-top:20px"><a href="https://www.gew.co.jp/tieup/">【今月の特集のトップへ戻る】</a></p> </div>
    (公開)2013年09月09日

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