ダンロップスポーツマーケティングは4月10日、スリクソンブランドから、飛距離性能を徹底追求したニューモデル『スリクソン XmaX(エックスマックス)』を発売する。ドライバーショットであと数ヤード伸ばしたいというゴルファーの切実な願いに真正面から向き合い、コア、ミッド、カバー、そしてディンプル設計に至るまで全面刷新を図った意欲作だ。
単なるモデルチェンジではなく、「飛び」を最大化するための再設計といっていい。特にヘッドスピード45m/s以下のゾーンにおいて最大効率を発揮することを主眼に開発されており、日本のアベレージゴルファー層を強く意識した戦略モデルでもある。
心臓部となるのは新開発の「エックスマックス マッハ コア」。インパクトの瞬間にボール内部で効率よくエネルギーを受け止め、素早く反発へと転換する構造を採用することで、従来モデルを上回る高初速化を実現した。飛距離を左右する最重要要素はボール初速であり、その向上はすなわちキャリー増大へ直結する。一方で、初速を高めるだけでは吹け上がりや曲がりを招きかねない。そこで組み合わせられたのが高反発かつ耐久性に優れたH.R.カバーである。ドライバーショット時の過度なスピンを抑制し、強い中高弾道を生み出すことで、直進性と飛距離性能を両立させた。
さらにスーパースピードミッドがコアとカバーの性能をつなぐ役割を担い、反発力を高めながらも硬すぎないフィーリングを実現。飛距離特化型ボールにありがちな打感の硬さを抑え、幅広いゴルファーが違和感なく使用できる設計とした点も見逃せない。飛びを追求しながらも総合バランスを崩さない開発姿勢は、スリクソンブランドのものづくり思想を体現している。
空力性能の核となるのが「高弾道338スピードディンプル」だ。ディンプルの形状と深さ、配置バランスを最適化することで、打ち出し直後から力強く上昇し、最高到達点以降も失速しにくい弾道を描く。キャリーで稼ぎ、着弾後は適度なランで伸ばす理想的な弾道設計により、トータル飛距離を最大化する思想が貫かれている。風の影響を受けにくい安定感も特徴で、ラウンド中の安心材料となるだろう。
視覚面にも工夫が施されている。長めに設計されたセンターラインはターゲット方向へのセットアップを容易にし、ティーイングエリアでのアライメントをサポート。幅広の上下2本ラインは打ち出し方向のイメージを明確にし、プレーヤーの心理的安定感を高める。飛距離性能の向上は物理的要素だけでなく、構えやすさや安心感といったメンタル面のサポートも重要であることを示している。
構造は飛距離重視型のスリーピース設計。R&AおよびUSGAの規則にも適合しており、公式競技での使用も可能だ。カラーはホワイトとイエローをラインアップし、ボールナンバーは「111」、「333」、「555」、「777」と視認性と遊び心を両立させた設定となっている。
飛距離は最大の武器であり、最大の魅力でもある。ゴルファーにとって数ヤードの差はスコアに直結し、セカンドショットの番手選択や心理的余裕にも大きな影響を与える。『スリクソン XmaX』は、その「あと一歩」を現実のものにするための技術を凝縮したモデルだ。高初速、低スピン、高弾道という飛距離三要素を高次元で融合させながら、打感や直進性、視認性といった実戦性能にも配慮した完成度は、新たなスタンダード飛距離モデルの誕生を予感させる。飛ばしたいという純粋な欲求に、真っ向から応える一球である。