月刊ゴルフ用品界2017年8月号
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 三菱ケミカルは10月以降、『OT Tour Hybird』(1万8000円)と『OT Tour Iron』(1万3000円)を発売する。 この「OT」シリーズはそもそも、同社のコストや生産性にとらわれず自由なモノ造りをめざすプロジェクト「FRANKI プロジェクト」から生まれたもの。2014年2月に『OT Iron』を発売し、今回はアスリートモデルの発売に至った。 アイアン用カーボンシャフト『OT Iron』は、これまでの中重量帯から高重量帯のカーボンアイアンシャフトは、「実際の振動数より硬く感じる」、「手元が軽く感じる」、「ピンピンした感触がある」など、スチールシャフト使用者更なる着弾精度の向上へ、『OT Tourハイブリッド/アイアン』お問い合わせ:三菱ケミカル・コンポジット製品事業部営業G TEL 03-6748-7606上げて製造している。これにより、余計な変形を抑えつつ大きなしなりを生み、インパクトゾーンで安定したヘッド挙動を実現するという。つまり、高重量帯カーボンシャフトにありがちなハード感を払拭して、高い弾道と左右のバラツキの低減を実現したシャフトだ。 その『OT』シリーズにツアーを冠した『OT Tour Hybird』と『OT Tour Iron』が発売するということだ。 先端部分の剛性を高め、方向性を更に強化。特にアイアン用は、『OT Iron』が1本取りだったのに対して、『OT Tour Iron』は番手別設計により、アスリートが求めるより精細な重量フローセッティングを可能にしている。がスムーズにリシャフトできないケースが見られたという。さらには、本数が多いアイアンをカーボンシャフトに替えるにはコストが高く、普及の妨げになっていた。そこで同社は、カーボンならではの設計自由度、性能を備えながら、スチールユーザーがスムーズにスイッチできるフィーリングや価格を条件に、『OT Iron』を企画したという。 その特長は製造技術、着弾精度の高さだそうだ。まず製造技術だが、通常のカーボンシャフトは、カーボン繊維を並べて樹脂を染みこませたプリプレグシートを筒状に丸めて成型している。しかし『OT Iron』では、カーボン繊維の束に樹脂を染みこませた同社独自のトウプリプレグを組み紐状に組み発売日:10月価格:本文参照 また、スチール装着からのカーボンへの移行を想定して、ホーゼル内径にスムーズに対応するテーパーチップを採用し、クラフトマンの手間を煩わせることない。さらに、先端部の剛性を高めながらも、シャフト先端内径を確保して細やかな重量調整も容易としているのは、工房が扱い易い商材となるはずだ。157

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