本間ゴルフ TOUR WORLD(ツアーワールド) TW737 アイアンを永井プロが検証
浅水敦
1971年東京(板橋区)生まれ、埼玉育ち。(株)明光商会入社後、7年半シュレッダー&パウチッ子&ボイスコールの営業(新規開発営業部→第3直販部配属、外務省、宮内庁、旧富士銀行、日本興業銀行、大手宗教法人を担当)...
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見た目だけでは分からない、プロニーズを取り入れたモデル別設計
- 本間ゴルフの熱意とブランドの本質が形になった4モデル
- フェースプログレッションを変えずに、独自のロフト設定(Vシリーズ)
- 豊富なバリエーションの中から最適な1本を選び出せる
ツアーワールド TW737 V
Vシリーズのスタンダードモデルが『TW737 V』。7番アイアンのロフトは32度の設定。ヘッドサイズは大型化が図られ、バックフェースはキャビティ構造。名器の顔に拘りながら、やさしさを機能として持たせているのが分かります。 実際に打ってみると、印象通りのヘッド挙動と弾道で実にオートマチック。距離感や弾道コントロールがしやすく、メーカーの狙い通りいいバランスに仕上がっています。ツアーワールド TW737 Vs
7番アイアンのロフトが30度。ストロングロフト設計で、飛距離性能とマイルドさを両立させた、わがままなニーズを具現化したキャビティモデルです。 僅かな差(最大0.6mm)ですが、『V』シリーズ中キャビティ部分が一番深く、トップブレードもやや薄くなっています。最も低重心化が図られており、ボールが楽に上がって飛ぶアイアン。 フェースの重心位置の近いところにボールが当たりますので、ライナー性の強弾道が特性として表れています。ツアーワールド TW737 Vn
最上位モデルになるのが『TW737 Vn』です。7番アイアンのロフトは34度。バックフェースから見たトップブレードが、他の2モデルよりもやや太めの設計になっており、高重心化が図られています。 実際に打ってみると、インパクト付近でヘッドを押し込んでいきながら、ボールがフェースの上を滑っていくフィーリングが得られました。低く打ち出して、ボールのスピン量により高さを出していくアイアンです。ロフト以上に重心特性が機能しているのが『Vn』。 Vシリーズを総括すると、弾道の属性はそれぞれ異なるものの、最高到達点はすべて揃っていて、高い設計基準を感じました。また、3モデル投入は自信の表れであり、売上構成比の82%をクラブで占める本間ゴルフの熱意を具現化したアイアンだと感じました。 ターゲットは中・上級者に限定されますが、他社では類を見ない豊富なバリエーションの中から最適な1本を選び出せるのも◎。ツアーワールド TW737 P
Vシリーズとは系統が異なり、軟鉄鋳造製法を採用、異彩を放つのが『P』。顔がシャープなポケットキャビティという位置づけで、ヘッドサイズも大型化が図られ安心感があります。 7番アイアンのロフトは30度のストロング設計。ポケキャビらしい弾きと初速感が特筆され、深・低重心化設計との相乗効果により飛んでボールが楽に上がります。Vシリーズと比較して弾道、飛距離ともに一段階上がる印象です。 今回試打したのはすべてスチールシャフト装着モデルでしたが、アイアン用に専用開発した「IN」(IN?55・IN?65・IN?75の3種類)と重量系の「IB」(IB?85・IB?95・IB?105の3種類)カーボンもラインアップ。契約プロもアイアン用カーボンを使用するほど、その性能の高さは実証されている。 本間ゴルフの熱意とブランドの本質が形になった『TW737』アイアンシリーズは多くのゴルファーの武器になると思います。 価格:6本組(#5-#10)11万4000+税~/各1本:1万9000+税~商品のお問い合わせ 本間ゴルフ
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