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永井プロ「ツアーAD VR」試打レビュー ヘッド性能を引き出す新シャフトの評価は?

グラファイトデザイン 「TOUR(ツアー) AD VR」

グラファイトデザインが9月に発売する『TOUR AD VR』を打ってみました。『VR』とは、英語でいうとVanquish all Rivals―。全てのライバルに打ち勝つという意味―。この言葉からも、かなりの自信作ということが伺えますね。

永井延宏プロ
1969年埼玉県生まれ。アメリカ・オーストラリアでの経験をもとに、グローバルな視野と独自のティーチングメソッドを構築。NPO法人ゴルフアミューズメントパークの理事として、ゴルフ市場の発展や指導者の育成にも携わる。2006年度レッスンオブザイヤー受賞

飛ばなかったらシャフトを疑え!ヘッド性能を引き出すツアーAD VR

グラファイトデザイン TOUR AD VR

『ツアーAD VR』のコンセプトは、最近の大型サイズや調整機能付きのドライバーヘッドの性能を引き出すというものですが、確かに打ってみるとその狙いが感じられます。

まず、手元側が太いテーパー形状なので手元がしっかりしています。それに伴い、手元から先端にかけて剛性が低くなり柔らかさを出しています。

グラファイトデザイン TOUR AD VR

普通、このような剛性分布だと先調子になりやすいのですが、『ツアーAD VR』は先端に剛性の強い東レ『T1100G』を採用することで、余分な動きを抑えています。やさしく飛ばせる大型ヘッドの動きを極力邪魔しないことで、その性能をしっかりと引き出しているという印象です。

また、今回は60g台のSとX、50g台のSの3種類をテストしましたが、従来のスイングスピードが速い人は硬めといった概念を覆すモノ作りをしている。この辺りの開発背景について、同社営業本部の鈴木亮太課長に話を聞いてみました。

ツアーAD VRを深く知る

鈴木 亮太 株式会社グラファイトデザイン 営業本部 第2営業部1課 兼 広報担当課長
鈴木 亮太 株式会社グラファイトデザイン 営業本部 第2営業部1課 兼 広報担当課長

永井「コンセプトは大型ヘッドとのマッチングですね」

鈴木「シャフトの動きが大きいとヘッドの性能を邪魔すると感じる部分もあるので、『ツアーAD VR』はその動きを抑えることをポイントに置きました。でも、抑え過ぎるとフィーリングが出難くなるので、フィーリングが手に残るような繊細さも同時に追求しました」

永井「『ツアーAD VR』のポイントの一つが手元剛性の強さだと思いますが、手元剛性の強さを素材で出すとしっかりし過ぎて打つ時に力んでしまう。それを避けるために太いテーパー形状を採用していますね」

鈴木「過去に作った『ツアーAD MJ』の性能が『ツアーAD VR』に近いですね。一度作っているので、そのバージョンアップというか、それが背景にあるから作りやすかったのも事実です。永井さんの指摘の通り、形状におけるバットの強さがありますし、手元が硬くなれば先のしなりも出てきます」

永井「普通手元を硬くすると先が柔かくなるのですが、打ってみたらさほど柔らかさを感じません。これは素材によるものですか?」

鈴木「はい、東レの『T1100G』を先端に入れています。ただ、これは先端補強という意味での剛性強化ではなく、ほどよい剛性感を出してボールの捉り過ぎを抑えるというのが狙いです。

最近のヘッドはかなり捉りを強化しています。だから、ヘッドで捉まえてシャフトで逃がすというイメージ。しかし、逃がすと言っても捉らないということではなく、打ち出しを少し右に出して戻ってくるという弾道です。これが一番飛ぶので、そこを狙ったわけです」

グラファイトデザイン TOUR AD VR

永井「なるほど。あと、今までとは少しフレックスの感じが違うと思いました。Xでも全然振れてスピード感を出せますし、Sは(しなりの)タイミングで打てる。製品資料を見ると、プロも使っているフレックスがバラけていますが、これはその特徴が出ている?」

鈴木「シャフトの特徴って言ってもらうと嬉しいのですが、どうしてもヘッドタイプによってシャフトのフレックスを変える傾向が強くなります。今はヘッドの調整機能があるので簡単に違うフレックスを試せますからね。その中でプロが一番気にするのがスピン。彼らは力があるので柔らかいとスピンが増えます。ここをどうシャフトでアジャストするかでしょうね」

永井「でも、『ツアーAD VR』はSでも低スピンですよね」

鈴木「柔かいスペックだとどうしても先が少し動くのでスピンが増えます。ただ、今のボールは低スピンなのでそこを上手くフレックスで合わせると、高打ち出し・低スピンになります」

グラファイトデザイン TOUR AD VR

永井「あと、50g台のSですが、打った印象だとかなり幅広いゴルファーが打てそうです。資料を見ても、女子プロがけっこう使っていますね」

鈴木「今まで女子プロでSを使う人は数えるほどしかいなかったので、珍しい現象ですよね。でも、これも理由はヘッド。今のドライバーはやさしいからちょっと硬めのフレックスをトライしたくなりますし、長尺にしたい人もいるので、そういった時にフレックスの上げ下げが出てきます」

永井「その辺りは、アマチュアにも参考になるデータですね」

鈴木「昔の黄金スペックは「6S」でしたが、最近はほぼ50g台に変わってきています。今後は全メーカーの黄金スペックが「5S」になるかもしれませんね」

永井「「5S」は、アマチュアとの相性が良さそうですね」

ツアーAD VRのお問い合わせ

株式会社グラファイトデザイン
TEL:0494-62-1170
https://www.gd-inc.co.jp/

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ライター紹介 ライター一覧

片山三将

片山三将

1965年9月21日生まれ、東京都出身。
「月刊ゴルフ用品界」(GEW)を発行する株式会社ゴルフ用品界社の専務取締役兼営業本部長。92年の入社以来、編集&クライアントへの広告・企画を担当。
その一方、国際事業部の責任者として海外事情にも明るく豊富な人脈を持つ。編集&広告・企画のモットーは「切り口」。一つの事象を多面的に捉え、「多種多様な読者の興味を喚起する記事執筆」、「クライアントの商品・サービスに新たな付加価値をつけるブランディングの提案」を常に心掛けている。
信条は、「人生には何ひとつ無駄なものはない」ーー。

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