1. グラファイトデザイン TOUR AD F シリーズを徹底検証! その評価は?

グラファイトデザイン TOUR AD F シリーズを徹底検証! その評価は?

 2017/05/26 ギア評価
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永井延宏プロがグラファイトデザイン TOUR AD(ツアーAD) F SERIESを徹底検証! その評価は?

1969年埼玉県生まれ。アメリカ・オーストラリアでの経験をもとに、グローバルな視野と独自のティーチングメソッドを構築。NPO法人ゴルフアミューズメントパークの理事として、ゴルフ市場の発展や指導者の育成にも携わる。2006年度レッスンオブザイヤー受賞

チェックポイント

  • ハンドファーストで厚いインパクトを実現
  • FW用として理想のしなり量
  • 重量帯で異なるトルク感が多様なニーズにミート

厚いインパクトが手に入る理想のFW専用シャフト

『ツアーAD F』の65と75のSフレックスをテストしてみましたが、フェアウェイウッド(FW)用らしい打ちやすさがあります。また、地面から直接ボールを打つスイングイメージも出やすい。この辺りをギアーズのデータを使って解説してみましょう。

まず、「65S」のデータですが、なるほどと頷けるインパクト。FW用なのでシャフトが前方へ傾くハンドファーストの形で上手く当たっています。シャフトもきれいなしなり曲線を描いていますね。

FWのミスの原因の一つにヘッドのリーディングエッジが浮いてしまい、しっかりとスイートスポットに当たらないということがあります。これはシャフトのしなり戻りが大きくて手元とヘッドがインパクトで一直線になり過ぎる、いわゆるハンドレイトによるミスです。

ティーアップしているドライバーの場合はハンドレイトになるとロフトが増えて高打ち出しで飛ばせるというメリットにもなりますが、直接地面から打たないといけないFWの場合は、この形ではしっかりと当たり難い。ややハンドファーストにインパクトする方が、しなりが適正化されてソールが地面にピッタリとついた形で厚いインパクトを実現できる。

これがFWの理想のインパクトで、この技術を上手く引き出してくれるシャフトということが、シャフトの傾きのデータからも読み取ることができます。

次にしなり量ですが、かなり抑え込んでいますね。そもそも地面から直接打つFWは大きなしなりが邪魔になるので、この辺りもしっかりと考えてFW用として作り込んでいます。

そして、もう一つは手元のトルク。いい意味で手元を緩くしているので、その緩みを使って力むことなく切り返しができます。そのトルク感とグリップスピードのマッチングの良さが飛びにつながっていますね。コンセプトとしてすごく分かりやすいシャフトだと思いますし、それがちゃんとFW専用として形になっていると思います。

次に「75S」ですが、インパクトの形は「65S」同様にハンドファーストの形がきちんとできているし、ソールもしっかりと地面とコンタクトしてヘッドの芯でボールを打ち抜いています。

ただ、「65S」と違うのは手元のトルクで、かなり絞っていますね。印象としては「65S」の半分ほどでしょう。「75S」のように手元がしっかりしていると自分から打ちにいくという意識になりやすいので、フェースローテーションを使いたくなります。そういった意味では、「75S」はフェースローテーションを上手く使ってヘッドスピードを出せる人に推奨したいモデルです。

このように『ツアーAD F』シリーズは重量帯によって手元のトルク感も変わってくるので、この辺りをゴルファーのスイングとマッチングさせるといい結果が出るでしょう。重量帯も50g台から80g台まであるので、豊富なバリエーションで多様なゴルファーにミートさせられると思います。

総括すれば、全体的なインパクトのエネルギー感は、やはり『ツアーAD』らしい強さがあります。芝の上でもよく飛びますし、インパクトのタイミングを自分で作れる人には、すごくレスポンスもいい。FWでミート率を上げてショットの精度を高めたい人には、是非お薦めしたいシリーズです。

商品データ

シャフト全体のしなり戻りにより、しっかりと地面からボールを捉えることが可能になり、安定した弾道を実現しているという。

また、ドライバーからの流れを考慮した設計となっており、50g台はトルクを増やしよりやさしく、60~80g台はトルクを抑えてフェアウェイウッドでも叩きにいける設計を施している。

価格:25,000円(税抜)

TOUR AD F-55のスペック

重量(g)トルク(deg)Tip径/パラレル(mm)Butt径(mm)フレックスキックポイント
595.08.50/7515.20R2中調子
605.08.50/7515.20R1中調子
605.08.50/7515.30S中調子

TOUR AD F-65のスペック

重量(g)トルク(deg)Tip径/パラレル(mm)Butt径(mm)フレックスキックポイント
683.38.50/7515.35SR中調子
683.38.50/7515.35S中調子
703.38.50/7515.40X中調子

TOUR AD F-75のスペック

重量(g)トルク(deg)Tip径/パラレル(mm)Butt径(mm)フレックスキックポイント
773.28.50/7515.20S中調子
793.28.50/7515.30X中調子

TOUR AD F-85のスペック

重量(g)トルク(deg)Tip径/パラレル(mm)Butt径(mm)フレックスキックポイント
892.88.50/7515.30S中調子
912.88.50/7515.35X中調子

商品のお問い合わせ:グラファイトデザイン

TEL:0494-62-1170
URL:http://www.gd-inc.co.jp

今回測定に使用したギアーズの紹介動画

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ライター紹介 ライター一覧

片山三将

片山三将

1965年9月21日生まれ、東京都出身。
「月刊ゴルフ用品界」(GEW)を発行する株式会社ゴルフ用品界社の専務取締役兼営業本部長。92年の入社以来、編集&クライアントへの広告・企画を担当。
その一方、国際事業部の責任者として海外事情にも明るく豊富な人脈を持つ。編集&広告・企画のモットーは「切り口」。一つの事象を多面的に捉え、「多種多様な読者の興味を喚起する記事執筆」、「クライアントの商品・サービスに新たな付加価値をつけるブランディングの提案」を常に心掛けている。
信条は、「人生には何ひとつ無駄なものはない」ーー。

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