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『M5』と『M6』は何が違うのか?前作からの進化は?永井プロが詳しく解説

ギア評価 テーラーメイド 浅水敦
永井プロテーラーメイドM6ドライバー試打

テーラーメイドの新ドライバー『M5/M6』がいよいよ市場投入。前作は曲がり幅を抑えるツイストフェースの搭載が話題になりましたが、どのような進化を遂げたのか。

今回は前作『M3/M4』と最新作『M5/M6』を実際に打ち比べて検証していきます。

永井延宏プロ
1969年埼玉県生まれ。アメリカ・オーストラリアでの経験をもとに、グローバルな視野と独自のティーチングメソッドを構築。NPO法人ゴルフアミューズメントパークの理事として、ゴルフ市場の発展や指導者の育成にも携わる。2006年度レッスンオブザイヤー受賞

『M5』と『M6』に搭載された新機能とは

テーラーメイド M5 M6、新機能スピードインジェクション搭載

まず、印象的なのがフェース面2ヶ所に設けられた赤いポート『スピードインジェクション』の搭載です。

2019年モデルの『Mシリーズ』は、最初に高反発ヘッドを作ってから、フェース面の2つのポートへレジン素材を注入することで反発係数をルール最大限に調整する新手法を採用。

フェース部には前作同様、ツイストフェースを採用していますが、ボール初速をより高めるため、さらにフェースを『M3』比で20%薄肉化。

ハンマーヘッド構造との相乗効果により、約66%スイートエリアが拡大したとか。

まずは、『M5』ドライバーから試打してみました。

ヘッドスピード速め、中・上級者が対象の『M5』

テーラーメイド M5 M6 試打インプレッション

構えた印象は非常にニュートラル。方向も取りやすく、構えやすいですね。手に伝わるフィーリングは前作のM3よりやわらかく、ヘッドの挙動を感じやすい。

また、前作は、ヘッドの重心がしっかりしていて全体の大きさを感じさせないサイズでしたが、新作のM5では、ヘッド全体のボリュームが増して、重心とのバランスが取れています。

マッピングでいうと、M3とM4の中間に位置するのがM5。前作のM3は歯を食いしばって思いっきり振っても左に行かないイメージでしたが、M5では力みなくスムーズに振りぬけます。

テーラーメイド M5ドライバー

オフセンターヒットで打ってみると前作同様、トウ側上部で打ってもフックが出づらく、ヒール側下部でもスライスにはなりづらいですね。

ボール初速も、芯を外した時でもM3よりボール初速が出ています。

カチャカチャで微調整もできるので、実際にコースで打った時の方向性や、レスポンスの良さが期待できるでしょう。M5はヘッドスピードが速めの人が自分好みに調整し、シャフトやロフトがミートした時に最大性能が得られるクラブです。

『M5』と『M3』をトラックマンで比較検証

テーラーメイドM5 M3打ち比べ トラックマン比較データ
トラックマンの計測結果を見ると、ヘッドスピード45m/sでボール初速65m/s、キャリー232ヤード、トータル飛距離250ヤード。

前作M3との比較では、キャリー6ヤード、トータル飛距離で5ヤード上回り、前作よりも性能を上回ることを実証。

さらに低スピン弾道が打ちやすくなり、キャリーだけでなくランでも距離を稼げるのがM5といえそうだ。

球のつかまりが前作より向上、幅広い層が使える『M6』

永井プロテーラーメイドM6ドライバー試打

続いて『M6』を試打してみます。

まず、構えた印象ですが、フェースに対してボディ形状がトゥ側へ膨らんでいるので、USPGAツアーのプロのようにハンドダウンで構えるゴルファーに相性が良さそうだと感じました。

M6はウエイト調整機能が付いていませんが、その余剰重量をヘッド後方へ集中させ、前作のM4よりも深重心設計になっています。

テーラーメイド M6ドライバー

実際にロフト9度のモデルを打ちましたが、高弾道・低スピン弾道が得られ、球のつかまりも前作より向上していると感じました。M4で球をつかまえきれなかった人には朗報といえ、M6は幅広い層のゴルファーが性能を享受できるクラブへ進化しています。

スイングスピードを減速して振ってみても、基本的なクラブ挙動は変わりませんでした。つまり、ヘッドスピードのあまり速くない方でもシャフトを合わせてあげれば、使いこなせるということ。

扱いやすさという部分でM6は高水準にまとまっているクラブといえます。

『M6』と『M4』をトラックマンで比較検証

テーラーメイドM6 M4打ち比べ トラックマン比較データ
ヘッドスピード45m/sでボール初速64m/s、キャリー233ヤード、トータル飛距離260ヤード。前作M4との比較では、キャリー-3ヤード、トータル飛距離で3ヤード上回った。

ソール部分にもカーボン素材を採用して、前作よりも球がつかまる設計で、低スピン弾道に一層磨きがかかったM6。これまでMシリーズを使えなかったスライサーは一度試してみる価値大。


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ライター紹介 ライター一覧

浅水敦

浅水敦

1971年東京生まれ。(株)明光商会入社後、7年半シュレッダー&パウチッ子&ボイスコールの営業(新規開拓営業部→第3直販部配属、外務省、宮内庁、旧富士銀行、日本興業銀行、大手宗教法人を担当)を経て1997年(株)ゴルフ用品界社入社。本誌及びWEB広告営業&編集、クライアントのビジネスマッチング、JGGANEWS編集委員などに従事。ゴルフ業界歴20年のベテラン記者。2003年取締役、2009年常務取締役、2017年1月専務取締役。

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