ダンロップスポーツ ASICS GEL-ACERPRO 3 Boaを徹底検証! その評価は?

神谷幸宏がダンロップスポーツ ASICS GEL-ACERPRO 3 Boaを徹底検証! その評価は?

チェックポイント
- あらゆるライで優れた安定性とグリップ力
- スウェーで悩むゴルファーに特にオススメ
- 競技ゴルファーの速いHSもしっかりと受け止める
ボディトラックとは
- 画面左側が左足、右側が右足
- 白い丸は両足の中心圧。テイクバックでは右側にダウンスイング以降左側に移行する
- 黄色い線は、上記中心圧の軌跡
- 色の変化:足のどの部分に重心が掛かっているかを示している。度合いの強さは赤、緑、青、白の順となる
フィニッシュが決まる! 足元からスイングを作りたいゴルファー必見
このモデルで特徴的なのがスパイク(鋲)の位置です。前足部の鋲をより外側に、中足部の鋲も一般的なタイプよりもかなり外側に配しています。スパイクが外側にあれば、スイングのパワーが外に逃げないので土台がしっかりすることは容易に想像がつきますが、その真価は?早速、『ボディトラック』で検証してみましょう。
今回は平地だけではなく、傾斜マットを使ってつま先上がり、つま先下がり、左足下がり、左足上がりと様々なライからシューズの機能性をテストしてみました。
まず平地ですが、想定した通り、グリップ力がかなり高いので外側にパワーが逃げない。アマチュアのミスに多いスウェーを防ぐことができます。
スウェーしてしまうと、インパクトでクラブフェースが開いたり、インパクトからフォローにかけて身体が左に突っ込んでボールを引っ掛けたりといったミスになりやすい。それが未然に防げるのでスイングが安定してボールも曲がりにくくなります。
次につま先上がりですが、このライはどうしても踵に重心がかかりやすく、それがスウェーにつながって様々なミスショットを誘発しやすいところ。
しかし、このモデルはフレア構造で踵を中心とした後足部のグリップ力がしっかりしています。トップスイングでは右足の踵で、ダウンスイングでは左足の踵でしっかりとパワーを受け止めてくれる。身体がグラつかないのでフィニッシュもしっかりと取れますね。
■つま先上がりのライ
また、つま先下がりは膝を落として構えるのでつま先上がりよりも下半身が安定しやすいといえますが、『GEL-ACERPRO 3 Boa』を履くとさらに安定感が増す印象です。
■つま先下がりのライ
一方、左足下がりは重心がどうしても左足に乗りやすくなるので、左の足元がしっかりしていないと身体が左に流れやすくなってしまう。
しかし、このモデルはスパイク、特に左足後足部外側のスパイク3本がガッチリと芝を噛んでくれるので身体が左へ流れにくい。少し身体がよろけた時も左足のソールがめくれずにしっかりとフィニッシュが取れる。バランスのいいスイングをしやすいという効果もあるでしょう。
■左足下がりのライ
最後に左足上がりですが、このライはアドレス、スイングを通じて右足に重心が乗りやすく、それがすくい打ちのミスにつながりやすいところです。
ただ、『GEL-ACERPRO 3 Boa』は地面をしっかりグリップするのでアドレスでバランスよく立ちやすい。その結果、スイング中に右足へ過度に重心が乗らないので、しっかりと左足に体重が乗ったフィニッシュが取りやすい。すくい打ちのミスも出にくいですね。
■左足上がりのライ
以上、『GEL-ACERPRO 3 Boa』の性能を様々なライで検証しましたが、どんなところでもスイングをしっかりサポートしてくれることが分かりました。
カラーバリエーション
左からホワイト×シルバー(0193)、シルバー×ブラック(9390)、ブラック×ラテ(9005)
商品のお問い合わせ:ダンロップスポーツ
TEL:0120-65-3045
URL:https://golf.dunlop.co.jp/asics/index.html
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