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ミート率が上がるシャフト『ハドラス スマッシュ』を永井プロが試してみました

ギア評価 浅水敦
シャフトラボ Hadolass SMASH(ハドラススマッシュ)

ナノグラスコーティングは、クルマやスマホ液晶の傷・汚れ防止などで実績があるが、ゴルフ用シャフトへ世界に先駆けて採用したのがシャフトラボ。

『アッタス』ブランドで知られる同社は遡ること2年前、ゴルフクラブやシューズに塗布するとガラスの被膜が形成され、長期間傷防止などの効果を発揮する「ハドラス」に着目した。

4月発売のシャフト『ハドラス スマッシュ』(5万円)には、ヤマモトホールディングス(株)と共同開発した「ハドラスEX」が採用され、シャフトの空気抵抗軽減によるヘッドスピードアップの期待に加え、インパクト時のヘッド挙動を抑えてミート率が向上するという。

果たしてその実力は? 豊富な試打経験を持つギアの賢者・ソクラテス永井延宏プロが様々な角度から検証する。

永井延宏プロ
1969年埼玉県生まれ。アメリカ・オーストラリアでの経験をもとに、グローバルな視野と独自のティーチングメソッドを構築。NPO法人ゴルフアミューズメントパークの理事として、ゴルフ市場の発展や指導者の育成にも携わる。2006年度レッスンオブザイヤー受賞

ミート率をアップ!日本発、世界初ナノグラステクノロジー搭載

シャフトラボ Hadolass SMASH(ハドラススマッシュ)

コスメはブルーを基調にホワイトのロゴが配されており、非常にさわやかで軽快。気分が少し若返って、軽やかかつしっかり振っていけるイメージがあります。その特性はインパクト時におけるシャフトの微細な挙動を抑制し、特にトゥダウン(縦しなり)の数値を同社モデル比で約半分に抑えているのがポイントです。

シャフト自体の特性は、ミッド&ローでやや先が走るタイプ。先端が動くということは、ミート率を上げにくく、ヘッド挙動が抑えづらいというのが定説ですが、「ハドラスEX」を用いることにより、インパクト前後の挙動を抑制することで、初速とミート率アップにつなげています。そのあたりは、試打をして紐解くことができました。

フレックス展開も独創的で、4S、5S、6S、6TOURの4種類の展開でRがありません。そのあたりは詳しく後述していきます。

トゥダウンのしなり量が少ない だから左に行きにくい

シャフトラボ Hadolass SMASH(ハドラススマッシュ)

試打をした印象をひとくちでいうと、引き締まったシャフト。その意味で重量帯、フレックスなど、無理をしないフィッティングが勧められそうです。

スイング中のシャフトのフィーリングですが、やや先調子に感じます。逆に手元側がしっかりしていることになりますが、ダウンからインパクトへのタイミングで、明らかにトゥダウンの量が抑えられています。

トゥダウンの量というのは、シャフトのタイミングや、振り心地と密接に関わってきます。『ハドラス スマッシュ』は明らかにトゥダウンの量が少ないですから、どちらかというと左へのミスが少ないと特性といえるでしょう。

ある程度自分で叩いていけるゴルファー向けのシャフトといえ、切り返しで左にしっかり踏み込んで導いてこないと、プレーンに入りづらい感じがあります。素直なミスが出るシャフトなので、スイングもどんどん良くなるでしょう。

シャフトの挙動を抑えてミート率を向上

シャフトラボ Hadolass SMASH(ハドラススマッシュ)

シャフトの変形量が少ないということは、しっかり感が出てくるということ。手元側はしっかりしていますが、ボールだけがヘッドに当たるのではなく、シャフト全体がインパクトに向かっていき、厚いインパクトならではのフィーリングが手に伝わってくるのも特筆すべき点。

そのインパクトの衝撃に負けないシャフト剛性は、ナノグラスコーティングの効果といえます。自分に合うスペックが見つかれば、ミート率を上げることも可能です。

トラックマン試打データ
トラックマン試打データ

「シャフトのしなりを使って飛ばす」という、フレーズをよく耳にしますが、しなり戻りで球を弾く、というのでなくて、シャフトの変形をいかに自分でコントロールできるかということなんですね。私の感覚では3センチくらいの変形量なんですが、やわらかいフレックスを打つと5センチくらいになります。

つまり、変形を自分で感じながら、それをイメージ通りにしなり戻すということ。そういった部分(挙動の安定)で、ハドラス効果を感じます。

対象ゴルファーは?どのようなシチュエーションで効果を発揮する?

シャフトラボ Hadolass SMASH(ハドラススマッシュ)

私の調子がいい時は、振っていく方向と球筋をシャフトでイメージできます。『ハドラス スマッシュ』は、ティグラウンドに立った時に、ラインを出す感覚が出しやすいので、林間ですとか、フェアウェイがセパレートされているコースで使うと効果を発揮しやすいでしょう。

『ハドラス スマッシュ』は、シャフト自体の挙動が大きいお助けシャフトではなく、ゴルファー自身のスイングによって飛距離性能を発揮するモデルです。

動きすぎたり、暴れたりすることはないので、ある程度振れる方で、ヘッドスピードの速い人。そのようなプレーヤーがイメージできます。

インパクト前後の挙動を抑制することで、初速とミート率アップに繋げるナノグラスコーティングは、これまでカーボン素材中心だったシャフト開発に新たな可能性を感じます。

※シャフトデザインは変更になる場合があります。

商品のお問い合わせ:シャフトラボ
TEL:03-6272-9801
https://ustmamiya.jp


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ライター紹介 ライター一覧

浅水敦

浅水敦

1971年東京生まれ。(株)明光商会入社後、7年半シュレッダー&パウチッ子&ボイスコールの営業(新規開拓営業部→第3直販部配属、外務省、宮内庁、旧富士銀行、日本興業銀行、大手宗教法人を担当)を経て1997年(株)ゴルフ用品界社入社。本誌及びWEB広告営業&編集、クライアントのビジネスマッチング、JGGANEWS編集委員などに従事。ゴルフ業界歴20年のベテラン記者。2003年取締役、2009年常務取締役、2017年1月専務取締役。

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