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  • 創業90年の老舗『ラムキン』の革新的なグリップ、5モデルを永井プロが徹底検証する

    浅水敦
    1971年東京(板橋区)生まれ、埼玉育ち。(株)明光商会入社後、7年半シュレッダー&パウチッ子&ボイスコールの営業(新規開発営業部→第3直販部配属、外務省、宮内庁、旧富士銀行、日本興業銀行、大手宗教法人を担当)...
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    1925年の設立以来、時代を代表するトップツアープレーヤーに選ばれてきたラムキンゴルフグリップ。90年以上に渡って革新的なグリップを生み出し続けているラムキンには、独自の技術を用いた様々な特徴がある。 その同社が放つ2019年モデル(アイアン用、パター用)の実力を、豊富な試打経験を持つギアの賢者・ソクラテス永井延宏プロが様々な角度から検証する。
    永井延宏プロ
    永井延宏プロ
    1969年埼玉県生まれ。アメリカ・オーストラリアでの経験をもとに、グローバルな視野と独自のティーチングメソッドを構築。NPO法人ゴルフアミューズメントパークの理事として、ゴルフ市場の発展や指導者の育成にも携わる。2006年度レッスンオブザイヤー受賞

    アイアン用グリップから試打

    ラムキン アイアン用グリップ まずはアイアン用のグリップから試打してもらった。

    ジャスティン・ローズと共同開発『SONAR Tour(ソナーツアー)』

    ジャスティン・ローズと共同開発『SONAR Tour(ソナーツアー)』 世界ランク2位のジャスティン・ローズと共同開発したモデル。 実際に打ってみると、右手のフィーリングというのが、インパクトからフィニッシュにかけてしっかり残ります。この部分はローズが求めるフィーリングだと思いますが、同プロのスイング特徴であるワイドなトップからの鋭い切り返しを反映していることが伺えます。 また、特殊なGENESIS素材による程よい柔らかさとフィンガープリント効果を明らかに感じ、手に吸い付くような感触が得られるのもグッド。 つまり、ホールド性に優れるということです。これからの季節にも最適で、汗や水分で滑ることもなく、まるで車のラジアルタイヤのよう。『ソナーツアー』は、ツアーモデルらしいグリップといえ、プレーヤー目線の拘りを感じます。

    『SONAR Tour Calibrate Hybrid(ソナーツアー キャリブレート ハイブリッド)』

    『SONAR Tour Calibrate Hybrid(ソナーツアー キャリブレート ハイブリッド)』 製品特徴であるキャリブレートデザインが、手にはっきりとした情報として伝わってきます。他のどのモデル比でもバックラインをより強調しているのが特徴で、指の引っ掛かりを明らかに感じることができました。 ゴルフスイングの大敵は力み。力を入れなくてもしっかり握れるから、自然と力が抜けてスムースに打てそうな安心感を与えてくれます。また、フィニッシュ時も一体感がありますね。キャリブレート効果とはいえ、ここまでバックラインを強調したモデルは類を見ません。 グリッププレッシャーに悩むゴルファーに最適で、力みのないスムースなスイングを促してくれるでしょう。ドライバーやFWなど長いクラブに装着すれば、普段よりも飛びそうなイメージが湧いてきます。

    『CrossLine360(クロスライン サンロクマル)』

    『CrossLine360(クロスライン サンロクマル)』 ロングセラーの「クロスライン」を可変式クラブ用に360度どの方向へも使用可能なデザインを施したのが『クロスライン360』。 握った印象は、「クロスライン」よりも柔らかくて、右手と左手のテーパー差が少なく一体感があるため、クラブの動きを感じやすい。特に大型ヘッドのドライバーとの相性が良いと思います。ヘッドのトルクをグリップで支えよう、という開発意図が伺えるグリップです。

    パターグリップ『SINK FIT RUBBER(シンクフィットラバー)』

    パターグリップ『SINK FIT RUBBER(シンクフィットラバー)』をテスト パターグリップ『シンクフィットラバー』3タイプをテストしてみましたが、全般的にラバー素材らしい手元のしっかりさとしっとりさを併せ持っています。最大特徴であるフィンガープリント技術は、一般的な溝やディンプル加工と比べ細かいパターンが無数に施されていて手に馴染み、手のひらと一体となってストロークできました。 パターグリップ『SINK FIT RUBBER(シンクフィットラバー)』をテスト 『シンクフィットラバー』は、「ストレート」と「ピストル」、そして、「スキニーピストル」の計3種類がありますが、①体感主導、②手のフィーリングを重視、③1と2の折衷型のストロークタイプから選ぶと良いでしょう。 今回の試打により、グリップ特性がフィーリングやタッチを変えるということを改めて知ることができました。以下、モデル別の対象者について説明していきます。

    ストレート

    バット部分は人間工学に基づいた特殊な形状により、シャフトに対し手首を真っすぐ構えられるデザイン。体幹と連動して最もストロークを感じやすいグリップといえ、私のイメージでは、高速グリーンやショートパットで痺れた時に、より効果を発揮するグリップだと感じました。

    ピストル

    グリップ自体はボリューム感があり、太めのタイプに属しますが、体幹と手のフィーリングを半々で使うゴルファーにズバリ、ミート。形状がもたらす感覚の違いを明らかに感じ、ピストル形状は特にインパクト時の感触を左手で覚えやすいので、体幹だけでなく手先の感覚も出しやすいといえます。

    スキニーピストル

    手にした瞬間に繊細なタッチやフィーリングを出したくなる感覚が自然と湧いてきますね。つまり、体幹よりも肘から先の動きを重視するゴルファー向けのグリップです。マレット型よりもシャープなヘッドとの相性が良く、自分の持つ感覚でストロークする方にお薦めします。

    軽量パターグリップ『SINK FIT PU』

    軽量パターグリップ『SINK FIT PU』 続いて『シンクフィットPU』2モデルを打ってみました。ポリウレタン素材らしく、軽さが特徴になりますので、よりヘッドの重さを感じながらストロークすることが可能。 ラバータイプ同様、フィンガープリント技術が採用されているので、握った感触もいい。軽量グリップは手元側がふわふわしたモノが多い中で、『シンクフィットPU』は、グリップ全体が締まった印象。ボリューム感がありながら、ヘッド挙動を覚えやすいので、体幹主導によりヘッドの動きを感じながら自分の感性を入れていく。そのようなゴルファー像が目に浮かびます。 軽量パターグリップ『SINK FIT PU』 ストレートとピストルの2種類があり、選び方は先に紹介した「シンクフィットラバー」に準じますが、単に総重量を重視するのではなく、バランスポイントをはじめヘッド形状や振り心地などを加味しながらパターグリップを選択すると、良い結果が見えてくると思います。 総括すると、ラムキンは老舗グリップでありながら技術開発を惜しまず、素材だけでなく優れたパターン技術を併せ持ったカンパニーといえます。その最新技術がゴルファーへしっかりと伝わる製品群になっていますので、是非一度試してみてください。
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