1. 注目記事
  2. ギア評価

福山ゴルフ『F1-SKYWARD α』61ミリのディープフェースが放つ低スピン・強弾道ドライバー

ギア評価 浅水敦
福山ゴルフ F1-SKYWARD α(エフワン スカイワード アルファ)  試打検証

福山ゴルフの開発理念は、「正しいクラブを使えば、スイングも良くなる。スイングが良くなればスコアがまとまりゴルフが楽しくなる」をコンセプトに置いている。

その同社が放つ「F1-SKYWARD α(エフワン スカイワード アルファ)」ドライバーの実力は? 試打経験豊富なギアの賢者・ソクラテス永井プロがGCクワッドを用いて検証する。アシスタントはGEW浅水敦が務めた。

永井延宏プロ
1969年埼玉県生まれ。アメリカ・オーストラリアでの経験をもとに、グローバルな視野と独自のティーチングメソッドを構築。NPO法人ゴルフアミューズメントパークの理事として、ゴルフ市場の発展や指導者の育成にも携わる。2006年度レッスンオブザイヤー受賞

ギアの賢者永井延宏プロの試打評価

福山ゴルフ  F1-SKYWARD α(エフワン スカイワード アルファ)  試打検証

浅水:永井さん、今回は福山ゴルフ『F1-スカイワードα』ドライバーを検証してもらいます。455㎤のディープフェースが特徴でして、

永井:確かにここまでディープなモデルは他に類をみません。FSPと共同開発した50g台のシャフト「スカイワードINP-LAY(インプレイ)」(硬度S)を手にしていますが、しっかり感が手に伝わってきます。

福山ゴルフ  F1-SKYWARD α(エフワン スカイワード アルファ)  試打検証

浅水:試打クラブはロフト角10度、長さは46インチです。

永井:実際に構えてみると、ヘッド後方の形状が浅重心の洋ナシ型といわれるシェイプ。クラブ総重量は軽量タイプに属しますので、多くのゴルファーにとって振りやすそうです。では早速打ってみます!

低スピン&強弾道でラン平均40Y

福山ゴルフ  F1-SKYWARD α(エフワン スカイワード アルファ)  試打検証

永井:明らかにライナー系の低スピン弾道で、ボールが落下してからかなりランが出ていますよ。

浅水:GCクワッドの計測結果を見てみましょう。

永井:ベストショットはボール初速61.2、打出角15度、ボールスピン量2124.5rpm、キャリー233.3Y、トータル273.4Y。ランが40Y以上出ています。

浅水:5球打った平均値でもランが40Y以上と突出していますね。

永井:ボールスピン量の平均値も2167.0rpmと明らかに低スピン。その飛び姿は最高到達点から先のボールの勢い、落ち際の突っ込み方が特筆されます。

浅水:球の弾きはどうですか。

永井:ヘッド体積460㎤のディープフェースを例えるなら、「大きな太鼓」ですね。非常に心地良い打感です。フェースの広さをスイートエリアの大きさに繋げている印象で、方向性についてもギア効果による補正力が強い。また、ヘッド側面に流体力学を応用したデザインが施すなど、個性のあるヘッドのメリットが凝縮されています。

ヘッド構造から低スピン弾道を紐解く

福山ゴルフ  F1-SKYWARD α(エフワン スカイワード アルファ)  試打検証

浅水:ランが良く出るとのことですが、ヘッド構造からみる特性はどのような部分でしょうか? ヘッドを割ったモノがこちらです。

永井:フムフム、フェース高を測ってみるとなんと61ミリ! 最近のドライバーのフェース高の平均は56mm前後ですからかなりディープ。

浅水:弾きが強いということでしたが、フェース肉厚はどうですか。

福山ゴルフ  F1-SKYWARD α(エフワン スカイワード アルファ)  試打検証

永井:想像していたよりも厚いですが、ヘッド体積455㎤、高さ61ミリのディープフェースなので、必然的に反発力は大きくなります。

浅水:なるほど。

永井:実際に打つとよく分かりますが、構造上はフェースが「大きな太鼓」の役割を果たしているので、反発の強さを感じます。通常、フェースを厚くすると反発力は落ちるというのが定説ですが、『F1-スカイワードα』は、「大きな太鼓」なのでフェース肉厚を厚くしても良く弾く。何度もいうようですが、「大きな太鼓」を持っているという特徴が、内部構造を含めて特筆される部分です。

浅水:ヘッドの重心は?

永井:重心位置をフェースの肉厚寄り、つまり前方へ持ってきているので浅重心です。ヘッド後方の見た目も浅く、洋ナシ形状も浅重心へ繋げています。実際にクラブを指の上に乗せて、ヘッドがどのくらい傾くか試してみましょう。スクエアですので、フェース寄りに重心があります。

専用開発シャフトとのマッチングは?

福山ゴルフ  F1-SKYWARD α(エフワン スカイワード アルファ)  試打検証

浅水:専用開発された50g台の『インプレイ』は、バット側から620ミリにかけて補強材が入っています。

永井:確かに手元側はしっかりめ。ミッドから先端にかけて戻ってくる印象で、ムチのように強烈に走るというよりも、ダウンスイングからインパクトにかけて全体的に戻ってくる。とても安心感があります。

浅水:ディープフェースですが、インパクトロフトの平均値は16.5度を確保しています。

永井:重心角の浅いヘッドをシャフト性能により、球のつかまりやインパクトロフトに繋げているのが分かります。ロフト角も9、10、11度の3タイプ、シャフトバリエーションもR、R2、SR、Sの4タイプありますので、その中から組み合わせてもらうと、ヘッドの持つポテンシャルをより活かせるでしょう。

浅水:性能特徴をひとくちでいうと、

永井:ライナー性の強弾道のひとことに尽きます。弾きの良い太鼓型のディープフェースから打ち出されたボールは、最高到達点からグッと前に伸びて、地面に落下してランが出る。飛距離追求型のドライバーです。

福山ゴルフ  F1-SKYWARD α(エフワン スカイワード アルファ)  試打検証

浅水:どのようなスイングのゴルファーにミートしそうですか?

永井:シャフト重量も硬度Sで50g台ですし、長さもやや長め(46インチ)ですから、スイング軌道もフラットに振りやすい。一般的に球のつかまりが悪い人は、アウトサイドインで縦振りスイングの傾向が強く出てきますが、『F1-スカイワードα』なら補正してくれるので、スイング特性に関わらず単純に飛ばしたい、飛距離が欲しいという方に推奨。球のつかまりはロフト角とシャフトでフィッティングすれば、最大飛距離が得られるでしょう。

浅水:打球音も爽快でしたね

永井:心地良い金属音です。「大きな太鼓」が奏でるサウンドを実際のコースで味わってみてください。市場にある大型ヘッドとは一線を画し飛距離性能は非常に高い。


\ SNSでシェアしよう! /

GEW - 「ゴルフ通」に刺さるオリジナル情報メディアの注目記事を受け取ろう

福山ゴルフ F1-SKYWARD α(エフワン スカイワード アルファ)  試打検証

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

GEW - 「ゴルフ通」に刺さるオリジナル情報メディアの人気記事をお届けします。

  • 気に入ったらブックマーク! このエントリーをはてなブックマークに追加
  • フォローしよう!

    この記事をSNSでシェア

ライター紹介 ライター一覧

浅水敦

浅水敦

1971年東京生まれ。(株)明光商会入社後、7年半シュレッダー&パウチッ子&ボイスコールの営業(新規開拓営業部→第3直販部配属、外務省、宮内庁、旧富士銀行、日本興業銀行、大手宗教法人を担当)を経て1997年(株)ゴルフ用品界社入社。本誌及びWEB広告営業&編集、クライアントのビジネスマッチング、JGGANEWS編集委員などに従事。ゴルフ業界歴20年のベテラン記者。2003年取締役、2009年常務取締役、2017年1月専務取締役。

この人が書いた記事  記事一覧

  • パーシモン・メタル世代に!MIRAI『KEYEK(キーク)』大型ヘッド・浅重心ドライバーを試打

  • (株)ファイン酒井CEOインタビュー:スマートスピーカーで切り開くシュミレーションゴルフの未来

  • 楽天 反町執行役員インタビュー:予約から総合サービスへ 楽天GORAの市場存在術

  • Arch『KaMs16509』、『KaMs16609P』シャフトをプロが試打検証!フィニッシュまで振り切れる!

関連記事

  • グラファイトデザイン『TOUR AD XC』のプロの評価は?低弾道フェード&ランで飛ばす!

  • パーシモン・メタル世代に!MIRAI『KEYEK(キーク)』大型ヘッド・浅重心ドライバーを試打

  • Golf Prideの豊富なラインアップでゴルファー別の悩みを解決する

  • Arch『KaMs16509』、『KaMs16609P』シャフトをプロが試打検証!フィニッシュまで振り切れる!

  • タイトリスト『Tシリーズ』アイアン試打!ミスがミスにならないは本当か?

  • 『TOUR B JGR』ドライバー&アイアンをプロが試打!軽く振っても飛距離が出る!