1. 注目記事
  2. ギア評価

最長飛距離でギネス認定!『The Roots Jin』ドライバーを徹底解説

ギア評価 吉村真
Roots Golf The Roots Jin ドライバー

今年3月、「膝をついた状態でのゴルフショット最長飛距離」のギネス世界記録へ挑戦し、キャリー255ヤード2インチで、見事ギネス世界記録に認定されたのがルーツゴルフの『The Roots Jin(ザ・ルーツ ジン)』ドライバー

ルーツゴルフのクラブといえば、フェースにチタンの2.4倍の強度を誇るスーパーアーメット鋼を採用して、アマチュアゴルファーの飛距離増大に寄与している唯一無二のブランドだ。

その中で、『ザ・ルーツ ジン』ドライバーは、これまで以上にフェースの撓み面積を拡大するために既存のカップフェースをクラウン方向に広げ、さらに、最薄部も厚さ0.9mmとインパクト時の撓みが向上。インパクト時のエネルギーをヘッド内に貯め込んで、一気に放出する効果が得られる構造となっている。

また、ヘッドの撓みはフェースだけではなく、クラウンは蛇腹のように0.5mm厚と0.55mm厚を交互にデザイン。さらにボディのサイド部分もフェース側とヘッド後方側が厚さ0.7mm、中間部が厚さ0.5mmと、ヘッド全体で撓む構造に設計している。

膝付きショットでギネス世界記録更新の『ザ・ルーツ ジン』

Roots Golf The Roots Jin ドライバー

このフェース、クラウン、サイドボディが飛びに寄与する大きな要素なのだが、ギネス世界記録更新には打ち手の技術も要求される。ギネス世界記録に挑戦したのが、L1グランプリ・ドラコン競技の元日本代表である佐伯忍プロだ。

ギネス世界記録に挑戦したのは3月13日。気温7度で感覚的には風速5~7のアゲンスト。飛ばない条件が揃った中で、ギネス世界記録を更新した秘密、そしてスーパーアーメットフェースを搭載した『ザ・ルーツ ジン』の飛距離性能を最大限に生かす打ち方を佐伯プロに聞いた。

2ピースボールを打ってもウレタンカバーボールを打っているような打感

Roots Golf The Roots Jin ドライバー

まずは構えた印象、打感について伺います。

構えた感じは飛ぶドライバーにありがちなディープフェースではなく、シャローフェース。球が上がり易いイメージで安心感があります。

打感はボールがフェースにくっついている感触で軟らかい。例えるなら2ピースボールを打っていてもウレタンカバーのボールで打っていると感じるほど軟らかい打感ですね。

ヘッド自体は低スピンが実現できる構造ですから、飛び系のボールだけではなく、スピン重視のボールでも相性は良いと思います。

構造を知れば飛ぶ理由が良く分かる

Roots Golf The Roots Jin ドライバー

ヘッドスピード(HS)43で打って頂きましたが、佐伯プロは266ヤード。ヘッド構造がどのように飛距離に寄与していますか?

よく言われるのはHSを上げることによる飛距離の追求ですが、HS遅くても飛距離を稼げた方が、力みもなく効率的に飛ばせますよね。ただ、そのためにはツアープロや上級者のように、シャフトの撓りを効率的に活用しなければなりません。アマチュアゴルファーには難しい点です。

飛距離を伸ばすにはHSを上げる方法だけではなく、フェースとボールの接触時間を長くする手法があります。『ザ・ルーツ ジン』はフェース面積が拡大したカップフェース、クラウンとボディのサイド部分の偏肉構造で、ヘッド全体が撓むことによって、長い時間フェースにボールがくっつきます。

また、その撓みでインパクトエネルギーをヘッド内に貯め込んで一気に放出します。これらの構造が飛距離に繋がっていると思います。

シャフトの撓りを上手に使うことができない部分をヘッドの構造によるヘッドの撓みが補ってくれるということですね。

その通りです。それが『ザ・ルーツ ジン』の構造から読み取れます。

HS43‌m/sで266ヤード『ザ・ルーツ ジン』で飛ぶ効率的なスイングとは?

Roots Golf The Roots Jin ドライバー

私も試打してみましたが、HS43前後で229ヤード。一方の佐伯プロは266ヤード。『ザ・ルーツ ジン』の機能を存分に発揮させて飛ばすコツは?

ギネス世界記録更新は膝をついたショットですが、ボールに対して両腕が伸びた状態で、且つ下半身が動きませんから、体の正面でインパクトを向かえる練習をしていました。

これを練習場で行うと危険ですから、自宅でもできるのはクラブを反対に持って、体を開かずに正面でインパクトをむかえる練習です。正面でインパクトをむかえることで、体からのエネルギーをヘッドに伝える芯ができます。クラブ重量とゴルファー自身の体重を、クラブヘッドに乗せることができるというわけです。

その打ち方が『ザ・ルーツ ジン』のフェース特性や構造に最も効果的ということですか?

その通りです。私も様々なクラブで試しましたが、特にスーパーアーメットをフェースに採用した『ザ・ルーツ ジン』で効果が倍増します。他のクラブにも応用できますが、一番効果的なのが『ザ・ルーツ ジン』でした。

軟らかいシャフト装着でゆったりスイングシニアだけではない『ザ・ルーツ ジン』

今年から『ザ・ルーツ ジン』を始め、ルーツゴルフでは2つのブランドでパーツ販売を始めています。どんなシャフトとの相性が良いのか? また、『ザ・ルーツ ジン』の機能を発揮できそうなゴルファー層を教えてください。

実はギネス更新時に使用したクラブは、ロフト角10.5度、オリジナルシャフトのRフレックスなんです。そのような意味でも、最近のシャフトは軟らかいフレックスでも当たり負けしないシャフトが多いですから、軟らかいシャッフトを装着して、そのしなり戻りとヘッドの撓みをうまくマッチさせるのが『ザ・ルーツ ジン』の性能を最大限に生かすセッティングだと思います。

また、対象ゴルファーですが、ルーツゴルフの対象者はシニアと思われがちですが、30代や40代のゴルファーにも飛距離を伸ばせるドライバーとしてお薦めできます。まずは、シニア向けブランドと思い込まずに、そして力むことなく試打してもらいたい。

動画で解説:効率的なスイング練習法


\ SNSでシェアしよう! /

GEW - 「ゴルフ通」に刺さるオリジナル情報メディアの注目記事を受け取ろう

Roots Golf The Roots Jin ドライバー

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

GEW - 「ゴルフ通」に刺さるオリジナル情報メディアの人気記事をお届けします。

  • 気に入ったらブックマーク! このエントリーをはてなブックマークに追加
  • フォローしよう!

    この記事をSNSでシェア

ライター紹介 ライター一覧

吉村真

吉村真

1974年1月22日生まれ、長崎県出身。
パーツブランド、ゴルフ場経営、中古ゴルフチェーン、ゴルフ雑誌を渡り歩き、現在は「月刊ゴルフ用品界」で地クラブを中心に取材、執筆。
国内を始め、中国、台湾、米国のゴルフ用品工場の取材経験もあり、地クラブ・工房ビジネスへの有益な情報発信、国内外の製造拠点などの取材を通してゴルフ用品市場の発展に貢献したいと、東奔西走。ほかには日本ゴルフ用品協会広報委員会アドバイザリースタッフ、販売技術者資格(日本ゴルフ用品協会認定)取得。
プライベートでは1歳男児の日々の成長と格闘中。

この人が書いた記事  記事一覧

  • 最長飛距離でギネス認定!『The Roots Jin』ドライバーを徹底解説

  • 老舗軟鉄鍛造アイアン『TAKUMI JAPAN』初心者から上級者まで選べる3タイプを永井プロが試打!

  • 『ミズノプロ 920』アイアン登場 「ミズノなのに、やさしい」 原英莉花「いー球です」

  • 一人二役パターTAKUMI JAPAN『TF-01 MIRAI』を最新解析センサーを使って検証する

関連記事

  • 半端ないヤツ!キャロウェイ『EPIC FORGED STAR』アイアンを試打検証

  • 老舗軟鉄鍛造アイアン『TAKUMI JAPAN』初心者から上級者まで選べる3タイプを永井プロが試打!

  • 福山ゴルフ『F1-SKYWARD α』61ミリのディープフェースが放つ低スピン・強弾道ドライバー

  • 一人二役パターTAKUMI JAPAN『TF-01 MIRAI』を最新解析センサーを使って検証する

  • マジェスティゴルフ『KSウエッジ ゼロバンス GN』は驚きのスピン性能

  • イオンスポーツ『TOUR WEDGE』スピン性能を備えたやさしく打てるウエッジを徹底検証