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Archからユーティリティ専用シャフトが登場『UTL、UTM、UTH』の評価は?

ギア評価 浅水敦
Archからユーティリティ専用シャフトが登場『UTL、UTM、UTH』の評価は?

アーチからユーティリティ専用シャフト『UTL』、『UTM』、『UTH』3タイプがいよいよ投入。

今回は48g台~110g台まで3つの重量帯の中で、50g台の『UTL』(硬度F3)、80g台の『UTM』(同F7)、そして100g台の『UTH』(同F7)の3タイプをスカイトラックを使って、新宿御苑ゴルフスタジオ代表の坂本龍楠プロに検証してもらう。

坂本龍楠プロ
1981年生まれ。神奈川県出身。オーストラリアへ留学してゴルフを学び、2011年「日本プロゴルフ協会」ティーチングプロ合格。自身が運営する新宿御苑ゴルフスタジオでは身体に負荷のかからないスイング理論が好評を博し、公式YouTubeのチャンネル登録数は9万5000人を超える。著書には「逆説のゴルフ」などがある。

Archからユーティリティ専用シャフトが登場『UTL、UTM、UTH』の評価は?

坂本龍楠プロの試打インプレッション

坂本龍楠プロの『HopeFul』試打インプレッション

アーチからユーティリティ専用モデルシャフト3タイプが発売されました。

見た目は『Arch』を象徴するオーソドックスなコスメで色もブラックを基調にしっかりした印象。まず全体的な印象としては、見た目通りしっかり感があります。

重量帯が変わっても振り心地やシャフトの挙動に一貫性を感じます。結論から先にいうと、使い方や振るイメージがアイアン的な人向けというコンセプトが明確で、その性能もリンクします。

早速、各モデルの対象ゴルファーとともに見ていきます。

『UTL』(52g、硬度:F3)

『HopeFul UTL』

試打スペック ヘッド:WaowwUT(24度)、長さ:39.5インチ、振動数:243cpm、バランス:C8.5、総重量:348g

まず、50g台の『UTL』(48~58g)は軽量タイプですが、やや手元に重量感がある印象です。このモデルは全体的な軽さがあるので振りやすい。

一般的な50g台の軽量タイプだとシャフトの積層がどうしても薄くなり、その分しなり量も増えてしまうのですが、このモデルは軽量にも関わらずしなり量が少なくしっかりしています。

つまり、自分で振っていく必要はなく重さで振り切れる。よって、振り易さの中にもしっかり感をシャフトに求めるゴルファーに推奨できるタイプです。

『HopeFul UTL』試打データ

『UTM』(88g、硬度:F7)

『HopeFul UTM』

試打スペック ヘッド:WaowwUT(21度)、長さ:40インチ、振動数:279cpm、バランス:D2、総重量:378g

続いて『UTM』(85~90g)ですが、50g台の『UTL』よりも明らかに重量感が増しますが、アドレス時にクラブを持った印象は、逆に軽く感じました。

実際打ってみると、振り心地は一貫性を感じますが、シャフトの縦と横のしなり量が『UTL』よりもやや少なくなるので、自分で少し叩きにいくイメージを持つ人にいいでしょう。

また、縦方向のしなり量も出てくるタイプなのでユーティリティでも厚いインパクトになりやすい。そのフィーリングを好む人にも合いますね。

『HopeFul UTM』試打データ

『UTH』(108g、硬度:F7)

『HopeFul UTH』

試打スペック ヘッド:アクシスゴルフ Z SERIES TOUR︲SPEC UT(21度)、長さ:40インチ、振動数:280cpm、バランス:D2、総重量:397g

そして、最後に100g台の『UTH』(108~110g)。3本の中では一番重量があるタイプです。今回、『UTL』→『UTM』→『UTH』の順で軽量モデルから打っていきましたが、実はワッグル時に重量が増すにつれて軽く感じられたのです。

軽量タイプは重さをしっかり感じる一方、100g台の『UTH』は重量を持たせつつ、動かしやすそうな印象を与えてくれます。つまり、操作性に優れるということ。

私はアイアンにスチールシャフトを挿しているので、スムースにスイングがしやすく、『UTH』が合っていると感じました。

『HopeFul UTH』 試打データ

Archのユーティリティ専用シャフトはどんなシャフトか

坂本龍楠プロの『HopeFul』試打インプレッション

前回、Archのドライバー用シャフトを試打しましたが、しっかりさと振り抜きやすさを併せ持つ特性です。今回のUT用3タイプも同様のフィーリンが得られ一貫性がある。

上級者がピンを狙っていく、というシチュエーションで活躍するシャフトといえ、球の高さを抑えるなど操作性の良さも抜群です。

先述のとおり、軽量モデルが重く、重量モデルほど軽く感じました。換言すれば重量が増すごとに軽く感じるということは、操作性に優れるということ。特に100g台は、カーボンなのに硬さを感じさせず、とても振りやすかったですね。

カーボンは重くするとガチガチというのが定説ですが、それを覆すのが『UTH』といえます。

アイアン感覚でピンをデッド狙う ユーティリティ専用設計シャフト登場 Arch JAPAN/HopeFul 『UTL』『UTM』『UTH』

また、今回試打した3タイプは、アイアンの延長で振っていける特性があります。でも60g及び70g台がラインアップに入っていません。

よくFWはU字型、アイアンだと直角三角形型の弾道といいますが、UTってどっちつかずなんです。そういう意味でArchのUT専用シャフトは後者といえ、アイアンのように打出しが低く出て、スピンが入ってから球が上がってグリーンに着弾する、というのが表現できている。

繰り返しになりますが、60~70g台を作らずにポカっと空いているのは、このゾーンはU字型、つまりFWライクなスイングを目指している方が使うべきと考えているからではないでしょうか。

そういう人はFW用シャフトを入れた方が結果が出ると思います。FW寄りの方はArchのFW専用設計『WL』、『WH』が視野に入ってきます。


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ライター紹介 ライター一覧

浅水敦

浅水敦

1971年東京生まれ。(株)明光商会入社後、7年半シュレッダー&パウチッ子&ボイスコールの営業(新規開拓営業部→第3直販部配属、外務省、宮内庁、旧富士銀行、日本興業銀行、大手宗教法人を担当)を経て1997年(株)ゴルフ用品界社入社。本誌及びWEB広告営業&編集、クライアントのビジネスマッチング、JGGANEWS編集委員などに従事。ゴルフ業界歴20年のベテラン記者。2003年取締役、2009年常務取締役、2017年1月専務取締役。

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