ツアー系モデル『TOUR B X』シリーズ|ボールをつかんで前にねじれず飛ぶ!

ブリヂストンスポーツから最新の『TOUR B X』シリーズが発売。今回のモデルは、昨年発売の『TOUR B X JGR』ドライバーに登場した、高初速エリアを拡大する「SP-COR(サスペンションコア)」に加え、クラウンのねじれを抑え、たわみの復元力を高める「ハニカムストリング」など様々なテクノロジーが搭載され、デザインもシンプルで潔く、上級者が好むクラブに仕上がりになっています。
早速、ドライバー、フェアウェイウッド、ユーティリティを実際のゴルフ場で坂本プロに試打してもらいたいと思います。

TOUR B Xドライバーから検証
試打クラブ(ロフト:9.5度・フレックス:S)
まずはドライバーを試打してみたいと思います。私自身、初めて打ったドライバーが1997年頃に生産された『230エイト』だったということもあり、ブリヂストンのクラブには思い入れがあります。
ブリヂストンのドライバーの特徴は、どちらかと言うとつかまりを抑えた構造で、その分しっかり叩くことで良い球が出るというものでした。
一方、今回のドライバーは、ブリヂストンらしさは継承しつつも、構えてみるとつかまりの良さそうな印象を受けます。フェース面を動かさずに、アドレスのまま素直に体を回して打っていけるイメージが出やすいクラブです。
上級者が好む打音と球をつかむような打感
飛びましたね! 構えた印象通り、右に逃げずにつかまった球が出ました。打音は上級者が好むような低くてしっかりとボールにエネルギーが伝わっている音です。
打感は、フェース面がボールをつかんで、クラウンが撓み、ねじれずに前に強く飛んでいくような感触です。確かにクラウンのハニカム構造の機能を感じられるクラブです。
続いてTOUR B X-Fを試打
次にフェアウェイウッドを打ってみたいと思います。構えてみるとドライバーと同じ顔をしており、親和性が高いですね。フェース面もシャローで、球が上がってくれそうな印象です。
球が上がりやすくフェースに球がくっつく感覚。
打ってみると自分が思った以上に球が高く上がってくれます。打感は弾いて飛んでしまうというよりも、フェースにくっついている感覚で柔らかく、非常に心地良いです。しっかり打ち抜いていけました。
TOUR B X-H
最後はユーティリティを打ってみたいと思います。クラウンが同じ色で統一されているので、すっきりとシャープに見えますし、アイアン感覚で構えられます。また、若干オフセットがついているので、つかまりやすさを感じます。
左足下がりでも球が上がる。
打ってみましたが、左足下がりのライから打ったにも関わらず、球が楽に上がってくれます。ユーティリティが苦手なゴルファーには最適ですね。構えた印象通りシャープな顔なので、アイアンのような感覚で振りぬくことができました。
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