Golf Pride『プロ・オンリー コード』形状、肌触り、剛性感を兼ね備えた新基準
吉村真
1974年生まれ、長崎県出身。 パーツブランド、ゴルフ場経営、中古ゴルフチェーン、ゴルフ雑誌を渡り歩き、現在は「月刊ゴルフ・エコノミック・ワールド」で地クラブの担当として取材、執筆。 国内を始め、中国、台湾、米...
SNSでシェアする
10月、新たなパターグリップがゴルフプライドから発売された。その名も『PRO ONLY CORD(プロ・オンリー コード)』。
現在でも多くのプレーヤーが愛用している伝統的なグリップ形状がある。その伝統的な形状を継承した『プロ・オンリー』のコードタイプだ。『プロ・オンリー』同様、3つの形状で、様々なパッティングスタイルに対応。コードが入っているため、ゴルフプライドのしっとりした手触りに、ザラザラ感が加わった。
今回は、カリスマフィッターである鹿又芳典氏に試打して頂いた。
Golf Pride『プロ・オンリー コード』試打インプレッション
10月に発売された『プロ・オンリー コード』です。触った第一印象はどうですか。 鹿又:いいですねぇ~。グリップって柔らかく握りたいけど、緩めたくない。手の内側で締まった感じは欲しいけど、強くは握りたくない。手の平は敏感なので、肌触りは重要なんです。その感触を作る要素は、形状、表面の質感です。 その点『プロ・オンリー コード』は、柔らかいのに、ザラついて、尚且つ剛性感を強く感じます。手の内で締まったフィーリングがありながら、柔らかさと強さ、ザラつきが同居しているので、ゆったりとした握りでも締まったグリップホールドが可能ですね。 グリップって感じ方は人それぞれですが。 鹿又:そうですね。握り方も違いますしね。ただ、ゴルファーのグリッププレッシャーって状況によって一定ではないですよね。そのプレッシャーに対して、対応できる。 それは必要最低限の力で握ってもザラつきで締まった感があるし、強く握っても剛性感があるので違和感がありませんね。ある意味、道具から「こんな感じに握って」と矯正されていない。プレーヤーの感じるプレッシャーをそのまま受け入れてくれますね。ソフトだけどソリッド感 3タイプでど真ん中が見つかる
試打した印象はどうですか。 鹿又:ソリッド感が出ますね。パターやショートゲームなど感性が求められ強くインパクトしないショットでは、上級者はソリッドな打感を求めます。そのソリッドな打感が情報として使い手自身に伝わる。その意味でも好印象です。 『プロ・オンリー コード』は3タイプの形状がありますね。 鹿又:スタンダードな形状の中に、細かな特徴があって、どの形状でも違和感がありません。それでいて、使い手がド真ん中だと感じる形状を網羅している。 細かいラウンドやテーパー、角の形状などが作りこまれているから、繊細な手の平にマッチするのだと思います。より実践的なパッティングに『プロ・オンリー コード』
一方で太グリップのトレンドもありますが、『プロ・オンリー コード』はミッドサイズ。その点については。 鹿又:そうですね。ソフトで太いグリップが流行して、好まれる傾向も強くなった。ただ、万能ではありません。それで違和感があったゴルファーに対応できるのがミッドサイズの『プロ・オンリー コード』だと思います。ソリッドなグリップは絶対必要なんです。 大型マレットにはソフトで太目のグリップが流行です。いわゆる鈍感なヘッドに鈍感なグリップ。これはどうですか? 鹿又:鈍感+鈍感は、グリーンが平らで真っ直ぐ打つだけなら良いと思います。しかし、グリーンは傾斜がある。 パッティングは機械的になれないし、絶対に感性が必要です。一方で敏感なヘッド+敏感なグリップもありますね。その対極のちょうど真ん中に『プロ・オンリー コード』があると思います。 その意味では、ヘッドが鈍感でも敏感でも『プロ・オンリー コード』の対応力は幅広いですね。より実践的なパターに合うのが『プロ・オンリー コード』です。 敏感+敏感はどうですか。 鹿又:実は『プロ・オンリー コード』のサイズ感がミソで、敏感により過ぎない。昔ながらの細いグリップ、それから今は太グリップが市場では多いですよね。その意味で、新たな『プロ・オンリー コード』のサイズ感がパターグリップのスタンダードになりますよ。 ゴルフプライドにはパターグリップの種類も多いですね。 鹿又:そうですね。多様性のひとつですよね。ゴルファーはわがままで、且つ、同じフィーリングは続きません。 鈍感+鈍感に違和感を感じ始めることもある。それに対応するための選択肢のひとつが『プロ・オンリー コード』です。多様性の中から選んでいくものですから。昨日多く読まれた記事TOP25
おすすめ
最速試打!? QPこと 関雅史プロも絶賛! 曲がらない、 飛び、低スピン、 寛容性が進化した スリクソン『ZXi』シリーズ
2024年10月10日
おすすめ
マジェスティ ゴルフ、ファッションとして楽しめる カジュアルなバッグ発売
2024年10月11日
おすすめ
「しなる」「ねじれない」「当たる」を叶えたシャフト 大型&高MOIヘッドの 強みを生かして飛ばせる “新生・青マナ”
2024年10月11日
おすすめ
“難しい”とはもう言わせない 一新された本間ゴルフの『T//WORLD』
2024年10月07日
おすすめ
キャロウェイゴルフ、2018年上期の好業績を発表
2018年08月05日
おすすめ
スタイリッシュで色鮮やか オノフプロスタッフモデルキャディバッグ限定発売
2024年10月05日
おすすめ
阿武松部屋のおかみさん、奥村久子はプロゴルファー
2018年02月06日
おすすめ
『241CB』『242CB+』2モデルでコンボセットも可能! 「打感」「カオ」「抜け」が揃った本格ツアー系・軟鉄鍛造アイアンを常住充隆が試打
2024年10月09日
おすすめ
ボルビック VIVID(ビビッド)は目立つだけじゃない高性能ゴルフボールだ
2017年07月11日
おすすめ
月刊GEW(ギュー)10月号で「酷暑のゴルフ界」を総括
2024年09月30日
おすすめ
テーラーメイドゴルフ 役員人事のお知らせ
2024年09月30日
おすすめ
日本シャフト、役員選任のお知らせ
2022年04月14日
おすすめ
ゴルフネットワーク前田鎮男取締役が社長昇格
2018年06月25日
おすすめ
チャンネル銀河 役員変更のお知らせ
2024年04月16日
おすすめ
行き過ぎた女性向けサービス?バリューゴルフ「女性1人目無料サービス」の問題に言及
2017年12月04日
おすすめ
フェアウェイウッドがバッグから消える日
2019年01月16日
おすすめ
日本シャフト、役員選任のお知らせ
2021年04月15日
おすすめ
ティーショットで曲がらない!?ブリヂストンゴルフ SUPER STRAIGHT(スーパーストレート)を打ってみた
2017年07月12日
おすすめ
PGAの分列騒動はなぜ起きた? ゴルフ産業を創った男(6)
2018年07月02日
おすすめ
リョーマの『マキシマ3』ドライバーは本当に曲がらない? 常住充隆が動画で徹底検証
2024年09月20日
おすすめ
全フレックス試打 『N.S.PRO 850GH neo』はこんなゴルファーにマッチする
2022年03月05日
おすすめ
1プッシュで平均16ヤードアップ 魔法の液体『飛びッシュ』って何?
2017年02月14日
おすすめ
アメリカン俱楽部の役目は終わった 高額地クラブ路線に舵を切る諸般の事情
2020年11月08日
おすすめ
専門店がメーカーを順位付け 日米メーカーの得意分野が明確にわかれた
2020年08月30日
おすすめ
『GOLF NEXT 24』を 会社の福利厚生(ベネフィット・ステーション)として利用可能に
2024年10月03日