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MYSTERY HS820アイアン|最大飛距離と最大慣性モーメントを求めたモデル

ギア評価 浅水敦
MYSTERY HS820アイアン|最大飛距離と最大慣性モーメントを求めたモデル

和宏エンタープライズの『ザ・ミステリー』シリーズは、細かなディテールまでしっかりとした、完成度の高いモノづくりで全国の工房・ショップから信頼を寄せられているコンポーネントブランド。

この度『MYSTERY HS820 series』から2タイプのアイアン『HS820(ルール適合)』、『HS820HC(高反発)』が新たに投入されたが、その実力は? ギアに精通し、試打経験が豊富なソクラテス永井延宏プロがトラックマンを用いて検証する。

永井延宏プロ
1969年埼玉県生まれ。アメリカ・オーストラリアでの経験をもとに、グローバルな視野と独自のティーチングメソッドを構築。NPO法人ゴルフアミューズメントパークの理事として、ゴルフ市場の発展や指導者の育成にも携わる。2006年度レッスンオブザイヤー受賞

HS820(ルール適合)の印象

MYSTERY HS820アイアン|最大飛距離と最大慣性モーメントを求めたモデル

新製品は軟鉄ボディと反発性能に優れたマレージングスチールをフェースにコンポジットした中空構造のハイブリッドアイアンですが、『HS820(適合モデル)』とフェースを薄肉化した『HS820HC(高反発モデル)』の2タイプをラインアップ。

MYSTERY HS820アイアン|最大飛距離と最大慣性モーメントを求めたモデル

実際に構えてみると、シャープな印象がありますが、適度なオフセットと安心感のあるラージサイズボディ。

中空ヘッドの重心特性はまず、ソールが厚くなるというのが大きなメリットになります。早速、適合モデルから打っていきます。

HS820(適合モデル)の評価は

MYSTERY HS820アイアン|最大飛距離と最大慣性モーメントを求めたモデル

確かに抜けの良さや寛容性を感じますね。フェースに採用したマレージングスチールにより、ボール初速の速さとインパクト効率が際立っています。

なかでもスマッシュファクターは1.40を達成。今回の試打モデルは#7アイアンですが、これがマッスルバックやハーフキャビティだったら、1.37が精一杯でしょう。

「HS820」は中空構造やマレージングの弾き感が良く出ていて、ボールスピン量4640回転、キャリー175.4y、トータル185.6yを記録。打ち出し角も19度で高弾道。アイアンで、キャリー175Yを出せると攻撃的なプレーが見えてきます。

MYSTERY HS820アイアン|最大飛距離と最大慣性モーメントを求めたモデル

よく見るとフェースのミーリングもしっかり入っていますね。

フェースに施したレーザースコアラインが球の滑りを抑え、方向性も確保しているのが分かります。全体的なデザインはプレーンで、そこに「MYSTERY」のロゴが刻印されている。

このあたりのブランドイメージは統一感があって、スッキリしたクールなイメージですが、実際に打つと分かりやすいフィーリングで衝撃的な一打というのが『HS820』の魅力。うまくカタチにできていると思います。

HS820HC(高反発モデル)の印象

MYSTERY HS820アイアン|最大飛距離と最大慣性モーメントを求めたモデル

『HS820HC(高反発モデル)』はよく見ると、バックフェースに「HC」の文字が刻印されています。

形状は適合モデルと全く同じですが、「インパクト音」と「フィーリング」が明らかに異なります。フェースの薄肉感がよく表れていますので、グシュッという弾きの良い音と同時に打った瞬間に弾いたという球離れを実感。

MYSTERY HS820アイアン|最大飛距離と最大慣性モーメントを求めたモデル

適合モデルよりも明らかに数値の向上が見られました。インパクト効率は1.43を記録し、薄肉高反発フェースの特性が良く出ています。

キャリーも4yアップ、トータルで189.1yを記録していますが、普段私がキャリー180yを狙うときは#5アイアンを使用します。

『HS820HC』なら#7で打てるわけですが、手にした時のイメージやインパクト時のフィーリングは、一般的な飛び系アイアンとは違って、シャープでカッコイイ、打った時の驚愕の一発がこのモデルを語る上でのキーワードになります。

MYSTERY HS820 seriesはこんなアイアン

MYSTERY HS820アイアン|最大飛距離と最大慣性モーメントを求めたモデル

HS820シリーズのルール適合と高反発モデルをそれぞれ打ってみましたが、適合モデルは幅広い層のゴルファーが見えてきます。

番手展開は#5〜9、PW、GAPウエッジという流れになっていますので、様々なシャフトとのマッチングが考えられるでしょう。

中~上級者は中重量帯からヘビーウエイトのカーボンシャフトやスチールシャフトがミート。モーダス120やダイナミックゴールド等の重量級で「820」のヘッドを組んでも相性が良さそう。

一方のHCは飛距離特化モデルという観点でいうと、軽量タイプのカーボンシャフトでやや長めにアッセンブルして、HSアップを加味すると非常にいい結果が表れると感じました。

高反発ドライバーを使うのであれば、アイアンも高反発を使おうというゴルファーは少なくありません。高反発ドライバーで飛ばして、セカンドは高反発アイアンで飛ばすことができれば、今まで以上に楽なゴルフができますし、スコアをまとめやすくなります。

両モデルに共通していえるのは、操作性を犠牲にしない適度な重心距離でありながら、大きな慣性モーメントを確保している点。

ですので、低~高領域のHS、上級者、プロが使ってもいい結果が見えてくるイメージが湧いてきます。ストロングロフト(#7=28度)ながら、高弾道と十分なスピン性能を発揮しますし、仕上げもCNC研磨により、非常に精度も高く、見た目もキレイでカッコイイ。

ミステリーらしいアイアンヘッドといえ、打った時の驚きと喜びが「820」の最大の魅力だと思います。


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ライター紹介 ライター一覧

浅水敦

浅水敦

1971年東京生まれ。(株)明光商会入社後、7年半シュレッダー&パウチッ子&ボイスコールの営業(新規開拓営業部→第3直販部配属、外務省、宮内庁、旧富士銀行、日本興業銀行、大手宗教法人を担当)を経て1997年(株)ゴルフ用品界社入社。本誌及びWEB広告営業&編集、クライアントのビジネスマッチング、JGGANEWS編集委員などに従事。ゴルフ業界歴20年のベテラン記者。2003年取締役、2009年常務取締役、2017年1月専務取締役。

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