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『ルーツストーリーウェッジ』絶妙なバンスとソール幅、 形状で3つのミスを軽減する

ギア評価 吉村真

ルーツゴルフから発売された『ルーツストーリーウェッジ』。アマチュアゴルファーが苦手とするアプローチを楽しむことが目的で開発された。ギアに精通し試打経験が豊富なソクラテス永井延宏プロに試打評価してもらった。

ウエッジにおけるアマチュアの多くのミスが『ダフリ』、『フェースを開いた際のトップ』そして『フェースの向き』だ。『ダフリ』には、ダフリ気味でも抜けるソールのバンス角と幅の絶妙なバランス、『フェースを開いた際のトップ』には、ソール後方(ヒール側)を落とした形状、そして『フェースの向き』をターゲットに合わせやすいように、リーディングエッジの丸みを抑えた。その3つで、アプローチを怖がることなく、ショットに臨むことができる。アマチュアのミスを理解したウエッジだ。

今回はギアの賢者・ソクラテス永井延宏プロが『ルーツストーリーウェッジ』を徹底検証する。

永井延宏プロ
1969年埼玉県生まれ。アメリカ・オーストラリアでの経験をもとに、グローバルな視野と独自のティーチングメソッドを構築。NPO法人ゴルフアミューズメントパークの理事として、ゴルフ市場の発展や指導者の育成にも携わる。2006年度レッスンオブザイヤー受賞

ソクラテス永井延宏プロの試打インプレッション


見た目はブラックIP加工が施されているということで、アスリート向けと思いきや、アマチュアのミスや悩みを解消するウェッジという位置づけです。バックフェースにはルーツゴルフのキャラクター「アンクルルーツ」もデザインされていますので、楽しくプレーできるウェッジといえるでしょう。

『ルーツストーリーウェッジ』57度はダフってもヘッドが前へ行く

まず57度のウェッジです。バンス角が12度と、バンスはしっかり付いています。実際に打ってみると、ソールの抜け感は抜群です。ボールに対するスムーズな入射、そしてスムーズに抜けるフィーリングは、ソール形状の工夫、そしてリーディングエッジの丸みを抑えたことによるものですね。

アマチュアゴルファーのアプローチにおけるミスの多くはダフリだと言われますが、ソール形状、そしてバンス角のバランスで、ヘッドが前に行く、バンスの効果でヘッドが上に跳ねるというより、ヘッドが前へ跳ねるフィーリングです。なので、多少ダフっても、前へヘッドが動きますね。アプローチの平均点が上がって、コースではパーパットを打つチャンスが増えると思います。

フェースを開いて打っても、ソールの中央部は高いですが、ヒール側が地面に当たるフィーリングはありません。それに加えて、ボールを楽に上げられるイメージも出てきます。

そして、ターゲットに対するフェースの向きです。シャフトの左側面とフェースのリーディングエッジが繋がっており、フェースプログレッションもあるので、真っ直ぐ構えることができてボールがしっかり捉まるイメージもあります。

また、フェースミーリングの効果で、ボールがフェース面上を滑りません。その効果もダフッた時でも、ボールが前へ行くことに寄与していると思います。

『ルーツストーリーウェッジ』51度は過度なスピンを抑制して寄せる

51度のウェッジは、フェースプログレッションが少し強めになりますね。57度のウェッジがシャフトの左側面と繋がっているのに対して、グースネックを強く感じます。

フルショットで打ってみると、スムーズに振って100ヤード。安心感のある距離感ですね。打ってみると飛距離性能は十分にあるウェッジです。

次にアプローチショットです。少し、ピッチ&ランのイメージで打ってみました。ボールがフェースにのるフィーリングが強く出ています。手でボールを投げるイメージに近い感覚です。ソールも綺麗に地面に対して抜けるので、ストレスを感じません

先ほども言いましたが、手でボールを投げているような感覚なので、過度なスピンがなくアプローチでショートしやすいアマチュアにはピッチ&ランのショットが打ちやすい。最近のアスリートモデルのウェッジは、スピン性能に特化したモデルが多く、スピンがききすぎる傾向があります。

その点、『ルーツストーリーウェッジ』はアマチュアゴルファーがプレーするゴルフ場、グリーンの状態にあっています。球足が伸びて、ピンに寄るイメージです。その点もアマチュアゴルファーのプレーを考えた易しいウェッジになっていると思います。


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ライター紹介 ライター一覧

吉村真

吉村真

1974年1月22日生まれ、長崎県出身。
パーツブランド、ゴルフ場経営、中古ゴルフチェーン、ゴルフ雑誌を渡り歩き、現在は「月刊ゴルフ用品界」で地クラブを中心に取材、執筆。
国内を始め、中国、台湾、米国のゴルフ用品工場の取材経験もあり、地クラブ・工房ビジネスへの有益な情報発信、国内外の製造拠点などの取材を通してゴルフ用品市場の発展に貢献したいと、東奔西走。ほかには日本ゴルフ用品協会広報委員会アドバイザリースタッフ、販売技術者資格(日本ゴルフ用品協会認定)取得。
プライベートでは1歳男児の日々の成長と格闘中。

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