飛びで評判の新『TOUR B JGR ボール』初速・打ち出し角・スピン量の3要素がマッチ!

飛びで評判の新『JGR』ボールが3年振りに登場しました。
「マッスルコア」がキーワードとなる新『JGR』と、旧ボールを永井延宏プロに打ち比べてもらった。

Contents
動画で解説
『TOUR B JGR ボール』新旧打ち比べ:ドライバーショット編
ドライバーショットで、新旧の『JGR』ボールを打ち比べてみましたが、やはり明らかな違いが出ていると思います。
前作の方はコアの軟らかさをそこまで感じないので、カバーの硬さが残ることによってインパクト時に若干滑ってしまい、エネルギーがスピンに置き換わってしまう印象がありました。データでも前作はスピン量が若干多くなっていることが分かります。

一方、新作はコアがしっかりと潰れてくれますので、インパクト時にかなりボールが小さくなり低スピンに繋がるのが分かります。それによって自分自身も思い切り叩いていける安心感があります。
とは言え、コアが潰れすぎてしまうと逆にエネルギーロスになってしまうのですが、今回のコアは潰れた後に、まるで筋肉が収縮するように一気に復元してくれるので、初速が出てボールが前に前に進んでいってくれる感覚があります。

弾道も高弾道でありながら、頂点からさらに前に進んでいってくれるように見えたので、キャリーも稼ぎつつランも期待できると思います。
データでも新しい『JGR』の方が10ヤード近く飛んでおり、全く違うボールに進化しているということが実感できました。
『TOUR B JGR ボール』新旧打ち比べ:アプローチショット編
ドライバーショットでの違いが分かったので、グリーンまで100ヤードの地点から51度で新旧の打ち比べをしてみました。
こちらもドライバーと同様に、前作はコアがそこまで潰れない分、素直にボールが飛び出ていくのですが、割とスピンが入ってイメージより飛び過ぎない印象です。

一方、新作は51度で打ってもコアがしっかり潰れてくれますので、低スピン性能が出てスピン量が落ちています。

落ちたと言ってもけして悪い意味ではなく非常に適正感が出て、私達が使う軟らかめのツアー系ボールと同じような操作性が見えてくる印象です。
新『JGR』の進化した点は
新旧を打ち比べてみましたが、かなりパフォーマンスが上がっており、全く違うボールだということが体感できましたし、データでもその違いがはっきり出ていたと思います。
コアの潰れと復元力による初速の速さはもちろん、確実に低スピン性能が出ていますので、スピンコントロールという点においても進化しています。また、重要な3要素であるボール初速、打ち出し角、スピン量のマッチングが非常に良いと思います。
『JGR』ボールはディスタンス系というカテゴリーになるかと思いますが、私達プロが使うウレタンカバーのツアー系ボールと似た軟らかさやスピン感を感じられる印象です。
ブリヂストンのボールは元々、飛行機がフワッと伸びていくような弾道の美しさが特徴ですが、今作もそれが十分に受け継がれボールトータルのパフォーマンスが高かったという印象です。非常に信頼感のあるボールに仕上がっていると感じました。
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