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米国発のミルドヘッド『MOD-1』上陸どんなラフからでも力強いショットが打てる

クラブ ギア評価 吉村真

米国で知る人ぞ知る「MOREGOLF」。その中で、今回紹介するのがアイアンヘッド『MOD -1 IRON』。インゴッドと呼ばれる金属の塊から全てが削り出されたヘッドパーツだ。

一番の特徴は、ヘッドプレート、ネック、ソール幅変更のフランジの3つのパーツから、1つのヘッドがネジで組み立てられていることだろう。

その中で特徴的なのが、宇宙工学で発明された特別で超軽量なネック。通常のネックに比べて非常に軽く硬い素材を採用しているため、ヘッドの重量配分がネック重量に影響を受けずにデザインされている。

ネックは2種類用意され、ライ角が調整可能。ソール幅を調整するフランジは2タイプ用意されている。

もうひとつ特徴的なのが、フェースのミーリングで、長年使用してフェースが摩耗しても、フェースプレートだけを交換することも可能だ。

実は「MORE GOLF」、米国で有名なフィッティングショップ「クラブチャンピオン」全店での販売が決まった。そして今秋日本に上陸。セレクトされた工房での取扱いが開始する。

今回はギアの賢者・ソクラテス永井延宏プロが検証する。

動画で検証

『MOD -1 IRON』ファーストインプレッション

永井 まず、ネック、フェースプレート、ソールの3つのパーツを組み合わせて一つのヘッドができているというのが面白いですね。ネックは持ってみると非常に軽く、オフセットが入っているタイプもありますね。

それとフェースミーリングが独特で、パーツの組み合わせも含めて、これまで見たことがないヘッドですね。それでは、どのような試打結果になるか、打ってみましょう。

フェアウェイからの試打インプレッション(構えた印象)

永井 試打するのは7番アイアン(ロフト角32度)で、ピンまで約160yrdの地点で、試打してみたいと思います。芝の状況も良い状態です。

構えた印象は、独特の形状ですね。リーディングエッジが少し出ていて、ブレードの長さ(フェース長)は短くヘッドはコンパクト。イメージ的には、かなり小さいサイズのマッスルバックアイアンという感じですね。

そしてバックフェースは、複雑な削り込みがなされていますが、キャビティ的な要素を感じます。また、交換式のソールフランジでの低重心効果が期待できる形状です。ソールの丸みが、バンパー的な役割を果たしそうですね。では、実際に打ってみましょう。

フェアウェイからの試打

永井 弾道としては少し低めなんですが、前に前に強い弾道で飛んでいきます。そして、リーディングエッジからソールの丸みの部分が、強く芝に入っていって、芝を削ってくれたフィーリングでした。

アイインザスカイMORE GOLF MOD-1 IRON

どんなラフからでも力強いショット米国発のミルドヘッド『MOD-1』上陸ただ、重心の深さを感じるような形状でもありませんから、もう少しシャフトを動かしていくイメージで打ってみます。

シャフトを動かすイメージで打つと高さも出ましたね。そして、ヘッドがコンパクトなので、操作性が高いヘッドだと思います。

それと先ほども話しましたが、重心が深いフィーリングは伝わってきません。なので、ヘッドが深く入る傾向が強いと思います。そのあたりは、シャフトを上手に活用するイメージを持ちながらショットすれば、ボールの高さも確保されると思います。

それに伴って、スピン量も確保できると思います。

ラフからの試打インプレッションソールチェンジしてみた

永井 ラフからの試打ですが、せっかくなのでソールフランジを交換して試打してみたいと思います。ソール形状は、シャープな形状から少しトゥ・ヒール方向、そして深重心的な要素が加わる、また、ソールの幅が広くなるソールフランジに変えてみます。

ファーストカットからの試打

永井 ソールチェンジしたこともあり、しっかり芝を削っていってくれますね。すごく、心地よいと思います。芝生がスパーっととれるショットに繋がりますね。芝の種類に関わらず、ヘッドがしっかり芝生に入って行ってくれます。それでは、深いラフから試打してみたいと思います。

ラフからの試打

永井 やや順目ですが、ラフの長さはソコソコありますね。深いラフから打ってみると、やはり、ヘッドがザクっと入っていきますね。斧(オノ)とか鉈(ナタ)のように芝に入っていくフィーリングです。ヘッドは小ぶりなので、余計にラフでもヘッドが入っていきますね。まったく芝の抵抗に負けないですね。

凄く強いエネルギーで深いラフにも負けることなくバーンっと入っていきます。ラフからでも心地良く打てましたね。

総評

永井 形状的には近未来的なヘッドですが、実は性能的にはとても「ザ・アイアン」というようなヘッドで、フェースの向いた方向に素直にボールが飛んでいって、距離を刻んでくれます。

また、見た目の安心感や慣性モーメント、深重心といった現代的な高い許容性を兼ね備えているとは言えませんが、アイアンらしい役割、機能性は十分に担保されているアイアンだと思います。

ソール形状の変更で、様々な悪い状況のライやラフに強いですし、フラットなネック形状に変えれば、寛容性も高くなると思います。

シャフトの選択ですが、少し動いてくれるシャフトとの相性が良いと思いますし、アイアンを飛ばす道具ではなく、距離を刻む道具として位置付けるゴルファーに使ってもらうのが良いと思いますね。


GEW VIRTUAL GOLF FAIR 2021

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ライター紹介 ライター一覧

吉村真

吉村真

1974年1月22日生まれ、長崎県出身。
パーツブランド、ゴルフ場経営、中古ゴルフチェーン、ゴルフ雑誌を渡り歩き、現在は「月刊ゴルフ用品界」で地クラブを中心に取材、執筆。
国内を始め、中国、台湾、米国のゴルフ用品工場の取材経験もあり、地クラブ・工房ビジネスへの有益な情報発信、国内外の製造拠点などの取材を通してゴルフ用品市場の発展に貢献したいと、東奔西走。ほかには日本ゴルフ用品協会広報委員会アドバイザリースタッフ、販売技術者資格(日本ゴルフ用品協会認定)取得。
プライベートでは1歳男児の日々の成長と格闘中。

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