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MYSTERY『212MF』ウエッジを試打、徹底検証!

ギア評価 浅水敦

和宏エンタープライズから発売のMYSTERY『212MF』WEDGEをギアに精通するソクラテス永井延宏プロに検証してもらった。

まずは動画で

『212MF』ウエッジは、フェース面を公差1000分の2ミリで削り出し、平滑度を極限まで高めているのが特長的。

まず、平面加工のメリットは、ボールとの接触面積を増やし、摩擦係数を高めることでインパクト時の球の滑りを抑制することです。

結果、スピン軸が傾きにくくなり、いわゆるサイドスピンが低減し、方向性が安定するとともに弾道高も一定になりやすい。この部分はウエッジで重要な要素になってきます。

また、スピンの質が強くほどけにくいことも平面フェースの特性といえます。

ロフト設定は48・50・52・54・56・58・60の7タイプをラインアップ。ロフト領域ごとにリーディングエッジの形状を変化させ、ネック長さをフローさせることで、より操作性が高められています。

『212MF』ウエッジの第一印象は

メッキタイプはノーメッキ風の仕上げが施されていますね。軟鉄系のノーメッキウエッジはスピン性能に優れる一方、どうしても使っているうちに錆びてしまい、所有感を損なうという声も聞かれますので、市場ニーズに応えた意欲作といえそう。一方で、ノーメッキ黒染めタイプとの対比もはっきり出ているので、コンセプトもわかりやすい。今回は48度、52度、58度のモデル、ピッチング、アプローチ、サンドウエッジを試打。58度についてはノーメッキ黒染めとの比較も行っていきたいと思います。

48度を打ってみると

ピンまで残り100ヤード地点から48度で打ってみます。なるほど、いい感じです。インパクト時の厚い打感とフェースの面に対してボールが素直に真っすぐ出ていきます。イメージ通りの打ち出しで、アゲンストにも強い弾道です。平面フェースに対して、溝がきっちり彫刻されているので、スピン回転軸のブレも非常に少ない。つまり、ターゲットに対してラインが出しやすく直線的にピンを狙う攻撃的なプレーができる。グリーン周りの転がしでチップイン狙う場合でもコントロールしやすく、厚みと柔らかいフィーリングが得られました。

52度を打ってみると

先ほどの48度はピッチングウエッジらしく、#9アイアンから繋がってくるようなコンパクトで見た目からつかまりのよさそうなイメージがありましたが、52度はやや丸みを帯びたティアドロップ型になってきます。グリーン周りでフェースを開いたり、アプローチショットでもイメージが湧くような形状です。

実際に打ってみると、48度と同様スピン軸の捻じれが非常に少なく、かつボール初速があります。最高到達点までシュッといってから落ち際でボールが縦にスっとランディングするようなウエッジらしい奥行き感のある弾道です。距離感がイメージしづらいということは一切ありませんでした。

58度の第一印象は

ソールバウンスは56、58度が13度、60度は12度の設定となっています。これから、58度のメッキタイプと黒染めノーメッキタイプの2種類を打っていきますが、ソール部の高さがしっかり出てきました。とはいえ、エッジ部はシャープですので、ハイバウンスで構えても歯が浮くようにみえない工夫が施されています。また、ソール形状もトゥ&ヒールと前後方向もラウンドがある。素直にソールセンターの後部が高いので、インパクト時にスムーズに前へ跳ねてくれそうな印象で、さらにスピード感というのもイメージできる。

構えてみると先ほどの52度、アプローチの領域から少し変わってきて、ややオフセットが入ってきます。ヒール部のポケットもしっかり視覚に入ってきますので、安心感があります。また、エッジ部分にはラウンドがついていますので、フェースを開いた状態でも違和感はありません。

メッキタイプ58度を打ってみると

期待通りの結果でした。インパクトからのソールの抜けが抜群で、インパクトロフトも変わらないため、フェースにボールが乗っている時間が非常に長い。感覚としてはつかまりがいいというのがキーワードになってくるでしょう。

飛び姿も安定していて、グリーンに落下してからスピンがギュギュと効いています。

■30ヤードのアプローチ
ソールの抜けがよく、低い弾道でスピンもよく効いています。また、バウンス効果によりソールが積極的に前にスクエア方向へ動こうとします。

■グリーン周りのアプローチ
ソールがうまく跳ねてくれるので、面を長く保ちつつゆっくりしたボールでスピンもよくかかる。ツアー設定のグリーン上でも威力を発揮しそう。

黒染めノーメッキ58度を打ってみると

黒染めノーメッキはメッキタイプに比べて、締まった印象。打ってみると、イメージ通りの弾道で、ピタッと止まりました。直進性が高く、自分でフェースをコントロールできれば最高の結果が待っています。ノーメッキタイプ同様、方向性、スピンと初速のバランスを十分に感じることができました。

■30Yのアプローチ
形状的にややハンドファーストで構えてエッジから入れたくなりますので、弾道も低めに出て切れ味も良い。フェースに球がバイトする感じが一層増します。やはり、ノーメッキは打感が心地いいですね。

■グリーン周りのアプローチ
 イメージ通りの動きで、ネック長によるソールの当たる位置及びバランスがいいので、操作性に優れる。

総括

フラットフェースの信頼性を肌で感じることができました。ロフト展開によってネック形状と長さ、リーディングエッジの繋がりを変えて、それぞれの目的に合わせた細かいモノ作りが形になっています。MYSTERYらしい、「おっ」という驚きがあって、打っていても素直に心地よいと感じました。

48度のヒールポケットは大きめに取ってありますので、サイズ感のあるキャビティアイアンと繋いでウエッジまで揃えていくのも良いでしょう。

ラインを出しやすい特性や、捻じれの少ないスピン性能を是非体感してみてください。

お問い合わせ:和宏エンタープライズ TEL06-6390-6131 www.mystery-jp.com


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ライター紹介 ライター一覧

浅水敦

浅水敦

1971年東京生まれ。(株)明光商会入社後、7年半シュレッダー&パウチッ子&ボイスコールの営業(新規開拓営業部→第3直販部配属、外務省、宮内庁、旧富士銀行、日本興業銀行、大手宗教法人を担当)を経て1997年(株)ゴルフ用品界社入社。本誌及びWEB広告営業&編集、クライアントのビジネスマッチング、JGGANEWS編集委員などに従事。ゴルフ業界歴20年のベテラン記者。2003年取締役、2009年常務取締役、2017年1月専務取締役。

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