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単なる距離計じゃない、スコアを伸ばす統計も分かる「Shot Scope V3 GPSウォッチ」

ギア評価 吉村真

数あるGPS距離計の中で、異彩を放つのが『ショットスコープV3ウォッチ』だろう。通常の時計型GPS距離計というだけではなく、ショットトラッキングのセンサー16個がセットになっている。そして価格も3万4980円とリーズナブルなのだ。

機能も充実しており、ハザードやグリーンのフロント/センター/バックまでなど正確な距離測定はもちろん、ショットトラッキングのセンサーを装着すれば、各クラブでのショットの飛距離を自動で記録。そして、その記録から衛星写真でホール毎のショット軌跡を確認することができる。

特筆すべきは、米PGAツアーでも活用され、ゴルファーのスコアアップに繋がる統計データ「ストロークゲインド」を含めて、専用アプリを活用することでクラブ毎の飛距離やフェアウェイキープ率など100以上の統計情報を提供する機能だ。

今回はギアの賢者・永井延宏プロが「ストロークゲインド」を含めて『ショットスコープV3ウォッチ』を検証する。

永井延宏プロ
1969年埼玉県生まれ。アメリカ・オーストラリアでの経験をもとに、グローバルな視野と独自のティーチングメソッドを構築。NPO法人ゴルフアミューズメントパークの理事として、ゴルフ市場の発展や指導者の育成にも携わる。2006年度レッスンオブザイヤー受賞

動画で検証

GPSウォッチとしての使用インプレッション

永井 最近2週間で5ラウンドほど使用しましたが、距離測定の精度はレーザー距離計に遜色ありません。それにスタートホール直前にコース選択を行っても直ぐにコース情報を受信してティーオフできます。

そして距離もピンセンター、フロント、バックと色分けされて表示されるので大変見やすいですね。シンプルですが、すぐに起動する、見やすい、そして高精度というのが、ゴルファーには大きなメリットになると思います。

専用センサーでショットを記録スコア直結の統計データを提供

GEW 先述の通り『ショットスコープV3』は、専用センサーをクラブエンドに装着することで、使用クラブ毎の飛距離と位置情報を取得。それによって、クラブ毎の平均飛距離、最大飛距離はもとより、フェアウェイキープ率やパーオン率もデータ化される。その中で特筆すべきは、「ストロークゲインド」の指標が提供されることだろう。

例えば、同じ1パットのバーディーでも、ロングパットを沈めたプレーヤーはパッティングがストロークを縮めた(ゲインド)要因となる。一方で、ショートパットでバーディーをゲットしたプレーヤーは、その前のアプローチで寄せたことになり、アプローチショットがスコアを縮めた要因になる。そのような指標がラウンド中のショットの記録から分析される。

これらについて、永井プロに分析してもらった。

平均飛距離、フェアウェイキープ率、パーオン率

永井 特にクラブ毎の平均飛距離は、練習場でのゴルファーが認識してる平均飛距離と、ゴルフ場での平均飛距離とでは差があると思います。そしてフェアウェイキープ率、パーオン率ですが、これらもゴルフ場でしか知ることができません。

最近では弾道測定器でゴルファー自身が飛距離や弾道特性を知ることができますが、同じように『ショットスコープV3』によってゴルフ場でショット毎のデータや統計データを知ることができます。ショットに関する測定器をゴルフ場に持ち込んでいるようで、これらのデータを活用することで、プレーが進化すると思います。

ショートゲームの統計データから見えるもの

永井 右の画面を見てみると、ショートゲームでアイアンの7番、8番、9番、PWでのパーオン率がデータ化されています。ここで興味深いのは、通常、クラブが短くなればなるほど、ショット精度が向上するはずですが、9番アイアンでパーオン率が急激に下がっています。想像できるのは、9番アイアンだけライ角やロフト角、またはクラブの総重量など、クラブがゴルファーに合っていない可能性があるということです。

そのようなことが分かることで、スコアを縮めるには、スイングなのか、あるいは体力なのか、あるいはクラブなのか。改善点が分かるのが最大の特長だと思います。

永井プロもクラブ調整に『ショットスコープV3』取得のデータを活用する

永井 実は今回、先の5ラウンド以外でパー4を1ホール、パー3を1ホールだけプレーしたんです。パー4の2打目とパー3は同じ距離で、どちらも7番アイアンでしたが、ショートしました。アイアンを新調して、長めのクラブ長にセッティングしているのですが、この2打のデータから少しクラブの調整が必要だということも分かりました。

その意味で、『ショットスコープV3』で得られるショットデータからの「ストロークゲインド」などのデータ分析は、クラブ毎の課題やクラブの調整のヒントになります。これらデータの活用次第では、スコアを伸ばすことができるはずです。

お問い合わせ:アイインザスカイ Support@Eyeinthesky.Jp


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ライター紹介 ライター一覧

吉村真

吉村真

1974年1月22日生まれ、長崎県出身。
パーツブランド、ゴルフ場経営、中古ゴルフチェーン、ゴルフ雑誌を渡り歩き、現在は「月刊ゴルフ用品界」で地クラブを中心に取材、執筆。
国内を始め、中国、台湾、米国のゴルフ用品工場の取材経験もあり、地クラブ・工房ビジネスへの有益な情報発信、国内外の製造拠点などの取材を通してゴルフ用品市場の発展に貢献したいと、東奔西走。ほかには日本ゴルフ用品協会広報委員会アドバイザリースタッフ、販売技術者資格(日本ゴルフ用品協会認定)取得。
プライベートでは1歳男児の日々の成長と格闘中。

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