1. 注目記事
  2. ギア評価

マルマン KS PUTTER FORGED AND CNC MILLINGを徹底検証!その評価は?

ギア評価 マジェスティ 片山三将
マルマン KSパター

遠藤仁史がマルマン KS PUTTER FORGED AND CNC MILLINGを徹底検証! その評価は?

遠藤仁史
米国生パッティング解析器「TOMI」のセールスレップ。インターネットおよびゴルフの知識を融合し、ゴルフメーカー、ショップ、工房等のコンサルティングを行う。WEBサイト「アンサーフリーク」はクラブマニアの間でヒートアップ。TOSHIの愛称で親しまれている。HDCP+0.1

チェックポイント

  • 「重ヘッド・太グリップ」のメリットを最大活用
  • どんな構えでもフェースが真っすぐ向く
  • センターシャフトなのにフィーリングが出せる

名匠が極限まで追い求めた科学と感性の融合

創業以来、マルマンのクラブ作りを支え続けてきた名匠・杉山健三氏の名を冠した『KS パター』3機種をテストしました。

見た目の印象ですが、ヘッド素材の軟鉄(S20C)にニッケルクロムメッキを施し、とても綺麗に仕上げています。また、CNCミーリングで削り出した後をしっかりと残しており、数値的にも精密に作り上げたという印象を強く感じます。

また、ライ角を1度ピッチで調整できるアジャスタブルネックを採用、クラブの長さも32~37インチ(0.25インチピッチ)から選ぶことができるので、身長や体格、ストロークに合わせて調整が可能というカスタマイズ機能も搭載。店頭でゴルファーの特徴を見ながら提案できるモデルだと思います。

絶妙なバランスを生み出す「重ヘッド・太グリップ」設計

『KS パター』の最大の特徴は、重いヘッドに軽量で太いグリップを採用していることです。ヘッド重量はピン型の『KS-161P』が378g、ピン型ワイドソールの『KS-162PW』が398g、そしてマレット型の『KS-163M』が409gとパターの奥行きが深いタイプほどヘッドを重く仕上げていますが、特筆されるのがその重さ。一般的なパターに比べるとどのタイプも50gほど重くなっています。

ヘッドを重くするメリットは打球感が良くなること、そしてボールを長く捉まえられるのでしっかりとフォローが出て狙ったラインへ打ち出しやすくなることです。

ただ、重い分、ヘッドの力で手首が折れやすくなったりすることもあります。それを太グリップで手首が必要以上に動かないように抑制しているので、ヘッドの挙動に安定感がある。重さと太さのバランスをとても上手に仕上げています。

方向性と距離感がいい本当の理由とは…

そして、『KS パター』のもう一つの特徴がセンターシャフト設計と大きなラウンドソール形状の相乗効果です。

シャフト軸線がソールセンターに抜けていて、その点を軸に大きなラウンドソールの特徴を使ってトウを立てたり、ヒールを上げたりしてもフェースの向きが変わりません。人によって好みの構え方がありますが、どんな構えに対してもストレートにフェースを向けられる点が秀逸ですね。

マルマン KSパター
シャフトの軸線がソールセンター部へ抜けているので、どんな構えに対してもフェースが真っすぐ向きますね

また、通常のセンターシャフトタイプはフェース上の中央部にシャフトが付いているのでフェースバランスになるのですが、このモデルは先述したようにシャフト軸線がソールセンターに抜けているので重心角が若干つく。よって、フェースローテーションが使いやすくフィーリングも出しやすいという特徴があります。

方向性と距離感がいいのはそれが理由でしょうね。テクニカルでありながらもゴルファーのフィーリングも大切にする。名匠・杉山氏の長年にわたるキャリアが成せる技といえるでしょう。

最後に各タイプの推奨ゴルファーですが、ピン型の『KS-161P』は3機種の中で一番重心角が大きいタイプなのでフェースローテーションを積極的に使いたいゴルファーに向いています。

次に、ピン型ワイドソールの『KS-162PW』はピン型よりもワイドソールなのでヘッドの座りがいいですね。よって、ピン型だと座りに不安を感じる人には推奨したいですし、後ろが丸いマレットに違和感がある人にも薦められます。

最後にマレット型の『KS-163M』はシリーズの中で一番座りがいいですし、ヘッドも大きいのでシャープなストロークよりも少し余裕を持ってストロークしたいゴルファーにおススメしたいタイプです。

商品データ

  • ロフト角:4度
  • ライ角:71度(68度〜74度:1度ピッチ)
  • 長さ:34インチ(32〜37インチ:0.25ピッチ)
  • 材質:本体 S20C/ネック SUS304(ソフトステンレス)
  • 製法:鍛造+高精度CNCミーリング
  • 仕上げ:ニッケルクロムメッキ
  • グリップ:Winn PRO X Mid Size(重さ:65g)
  • 価格:4万4000円(+税)

マルマン KSパター

ピン型 KS-161P(写真中央)

  • ヘッド重量:378g
  • 総重量544g
  • 重心アングル54.5度

ピンワイド型 KS-162PW(写真右)

  • ヘッド重量398g
  • 総重量564g
  • 重心アングル36度

マレット型 KS-163M(写真左)

  • ヘッド重量409g
  • 総重量575g
  • 重心アングル29度

商品のお問い合わせ マルマン

TEL:03-3526-9988
http://www.maruman-golf.jp/


\ SNSでシェアしよう! /

GEW - 「ゴルフ通」に刺さるオリジナル情報メディアの注目記事を受け取ろう

マルマン KSパター

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

GEW - 「ゴルフ通」に刺さるオリジナル情報メディアの人気記事をお届けします。

  • 気に入ったらブックマーク! このエントリーをはてなブックマークに追加
  • フォローしよう!

    この記事をSNSでシェア

ライター紹介 ライター一覧

片山三将

片山三将

1965年9月21日生まれ、東京都出身。
「月刊ゴルフ用品界」(GEW)を発行する株式会社ゴルフ用品界社の専務取締役兼営業本部長。92年の入社以来、編集&クライアントへの広告・企画を担当。
その一方、国際事業部の責任者として海外事情にも明るく豊富な人脈を持つ。編集&広告・企画のモットーは「切り口」。一つの事象を多面的に捉え、「多種多様な読者の興味を喚起する記事執筆」、「クライアントの商品・サービスに新たな付加価値をつけるブランディングの提案」を常に心掛けている。
信条は、「人生には何ひとつ無駄なものはない」ーー。

この人が書いた記事  記事一覧

  • 関西主力専門店・工房がパーフェクトプロを推奨するワケ

  • マジェスティゴルフ『KSウエッジ ゼロバンス GN』は驚きのスピン性能

  • イオンスポーツ『TOUR WEDGE』スピン性能を備えたやさしく打てるウエッジを徹底検証 

  • 本格的なグリーンを導入した「早稲田ゴルフスクール&レンジ」に迫る

関連記事

  • PLAY GOLF EASY フェースのどこに当たっても真っすぐ遠くへ飛ぶ

  • 音は「トゥん。」? ピンが打音こだわった新パター『SIGMA(シグマ)2』を発表

  • マルマン、マジェスティ ゴルフに社名変更

  • ゴルファーの高齢化は最大の商機 マルマン松下専務の『マジェスティ』戦略

  • 「腕がなけりゃメシは喰えん!」マルマン杉山健三の極意を動画取材

  • 主役は杉山健三の「手」 マルマン『マジェスティ プレステジオ テン』発表