ミスター・テーラーメイドが本間ゴルフの常務に
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片山哲郎
1962年8月3日生れ。月刊誌GEW(ゴルフ・エコノミック・ワールド)を発行する(株)ゴルフ用品界社の代表取締役社長兼編集長。正確、迅速、考察、提言を込めた記事でゴルフ産業の多様化と発展目指す。
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テーラーメイドゴルフ日本法人でマーケティングディレクターを務めていた菱沼信之氏(36)が11月1日、本間ゴルフの常務執行役員に就任した。
アディダスの子会社だったテーラーメイドは米投資ファンドに売却され、10月にテーラーメイドとアディダスゴルフが分離された。これを機に菱沼氏はテーラーメイドを退職し、ホンマから声が掛ったという経緯である。
当初、この重役人事はホンマの世界戦略と密接に関係していると思われた。中国系資本のホンマは昨年10月、香港市場へ上場(本間ゴルフリミテッド)し、その流れで世界最大の北米市場に本腰を入れているからだ。
テーラーメイド出身の菱沼氏は米国駐在が長く、その経験を生かして海外戦略を担うと思われたが、実際には「本職」のプロダクトマーケティングで能力を発揮していくもよう。
ホンマとテーラーメイドは「職人集団」と「技術革新」といったように、企業体質は対照的だが、双方を融合させることにより相乗効果につなげたい構え。