1. 模倣品対策ラベルの導入

模倣品対策ラベルの導入

 2012/01/06 模倣品・リコール
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業界通信

日本ゴルフ用品協会(JGGA)は2011年12月、近年増加している模倣品クラブ対策として、協会推奨の模倣品対策ラベル及び真贋判定用の専用フィルターを作成した。
 
近年、模倣品クラブの多くは極めて精巧に作られており、一般ユーザーにはその真贋の判断が非常に困難になっている状況。特にインターネット購入での被害が多く発生しており、この問題に対しJGGAは会員各社にホームページ等での注意を呼びかけていたが、あらたに、同協会の製造渉外委員会を中心に推奨の模倣品対策ラベル及び真贋判定用の専用フィルターを作成。模倣品クラブ対策強化をしていくという。
  
同模倣品対策ラベルは3つの検証機能を備えている。
①見る角度によって色が変化するカラーシフト機能。
②ラベルに当たる光の方向が回転するとネガポジが反転。
③専用フィルターで潜像が出現するフィルター検証機能。
同ラベルを使用した対策は、主要メーカーを中心に18社が賛同、各社順次貼付展開を実施していく予定だという。また、ラベルの仕様は米国ゴルフメーカー協議会(USGMC)と共通の仕様であり、今後、USGMCとの連携を進め、より効果的な諸対策を実施。この取り組みに関し、同協会に問い合わせが来ているという。以下、質問内容を紹介しよう。
 
■対策の背景、事実について
①Q:「近年増加している」とあるが、どのくらい増加しているのか? また、その根拠としている事実は?
①A:JGGAとしては正確な数字を捉えていないのが現状です。しかし会員各企業からここ数年、真偽判定をして欲しいとのユーザー問い合せが増加している。偽物を市場か購入する費用が増加している。等の声が増加しているのが事実です。今後は、このシステムの導入を契機に実態の数字も捉えて行きたいです。
 
②Q:「きわめて精巧」とあるが、本物のヘッドやシャフトとの使用(流出品)事例もあるのか?
②A:あると聞いています。
 
③Q:「特にインターネットでの購入被害が多く発生」とあるが、何との比較か? また、どの期間でどれだけ発生していると把握しているのか?
③A:具体的には把握していませんが、会員企業からはユーザーがインターネットで購入したが本物か判定して欲しいとの問い合せが増加しているとの報告は聞いております。
 
④Q:JGGA(製造渉外委員会)としては、いつごろから問題視し、議論を開始したのか?
④A:ここ数年から問題視はしていましたが、具体的に今回の模倣対策に取組んだのは2010年9月頃からです。
  
⑤Q:今回のJGGA方式以外にどのメーカー(ブランド)がどんな独自対策をしているのか?
⑤A:報道を通じて把握しているのは、クラブのヨネックス社とシャフトの三菱レイヨン社です。両社ともに類似の模倣品対策ラベル方式です。
 
■シール、フィルター、判定について
①Q:何故、各社で運用(貼付位置)が違うのか? 製造渉外部会で統一しないのか?
①A:ガイドラインとしては、シャフトに貼付、全クラブ(アイアンセットはセット内1本で可)に貼付等、出しています。しかし、個々の商品のデザインの違いやそれぞれの事情があると思い統一とはしませんでした。
 
②Q:現状、JGGAで把握している、各社の運用を教えてください。
②A:各社にお問合せください。
 
③Q:今回の識別シール自体が偽造されることはないのか?
③A:有り得ることとは思いますが、現状で最も無いと考えられるラベルを採用しています。
 
④Q:偽造製品そのものの精巧化で一般ユーザーに判別しづらくなっている現状の中で、偽造シールが本物かどうか、ユーザーに判別できるのか?
④A:説明の通り3つの真偽判定機能が付いており、カラーシフト機能、画像反転機能の2つは何も使わずにユーザーが判別できる機能です。
 
⑤Q:真贋判定用のフィルターを、クラブ購入予定ユーザーが入手・使用する方法は? (どこがいくらで販売するのか? JGGAからの無料貸し出しか? など)
⑤A:JGGAより会員各社、ラベル採用メーカーにはそれぞれ一定枚数は配布されています。また、追加フィルターの販売もいたしておりますので、ショップ店頭での確認は可能かと思いま す。ユーザー個別への販売は今のところ計画しておりません。
 
⑥Q:主にインターネットでゴルフクラブを購入しているユーザーは、今回のシール判定をどう活用すれば良いのか?
⑥A:今後は購入時の目安としてラベル添付の有無の確認は、選択肢のひとつにしていただきたいと思います。
 
■修理、下取り、中古販売について
①Q:メーカーでのシャフト修理の際は、シールはどうなるのか?
①A:全てではありませんが、メーカーでの修理の際に新たに貼付すると聞いております。詳細は各メーカーにお問い合わせください。
 
②Q:小売店でのチューンアップによるシャフト交換の場合、シールはどうなるのか?
②A:あくまでも模倣品の購入を防止する役割としていますので、シャフト交換等の個別の対応は想定していません。
 
③Q:ユーザーが使用済みクラブを中古店に販売する時、シールが無いと偽物扱いとなるのか?たとえば、JGGA加盟のゴルフパートナー社は、JGGAシールの有無で下取り価格や再販売価格を変えるのか?
③A:その辺の対応は中古店の対応なので、中古店等に問い合わせください。
 
以上が質問内容の一例となる。
 
なお、JGGAは、今後、消費者・販売店・税関などで真贋判定を行なうことができるようにシステムを拡げ、業界全体での模倣品クラブ撲滅に向けた取り組みを進めていくと説明している。
 
問い合わせは日本ゴルフ用品協会へ、03~3832~8589。

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