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来年、強力布陣で『マジェスティ帝国』を構築

メーカー ムービー マジェスティ 編集部
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「来年は、”マジェスティ帝国”を作ります!」――。こう高らかに宣言するのが、マルマンの出山泰弘社長だ。同社は2016年、ゴルフ事業に参入して45周年を迎える。その節目の年に、同社フラッグシップブランドである『マジェスティ』の拡充を図ることを明らかにした。

『マジェスティ』は、言わずと知れた最高峰のプレミアムブランドで、マルマンのゴルフ事業にとっては屋台骨だ。それは同社ゴルフ事業におけるブラン別の販売構成比(『マジェスティ』:70%、『シャトル』:20%、『コンダクター』:10%、ともに金額ベース)を見ても明らか。『マジェスティ』の拡充イコール企業の馬力アップといえ、3000㏄から5000㏄に、エンジンを積み替えようというわけだ。

では、なぜマルマンは『マジェスティ』の拡充を図らなくてはいけないのか。そこには揺るぎないプレミアムブランドだからこその悩みもある。暫し、出山社長の話に耳を傾けてみよう。

「市場を見渡しても、『マジェスティ』が君臨するプレミアムゾーンにおいて、競合商品は無いと自負しています。それは今まで当社が『マジェスティ』に心血を注いできた成果です。その一方、高級・高額品ということでお金持ちのシニアが持つクラブというイメージがあり、それが40~50代のゴルファーには関係にないブランドになってしまったという課題も見えてきました。そこで今後末永くゴルファーに『マジェスティ』を愛用してもらうには、やはり現役世代に向けた『マジェスティ』を作ることが急務と考え、その対象商品として今回、『VANQUISH(ヴァンキッシュ) by MAJESTY』を発表するに至ったわけです」

製品対象者の年齢を引き下げなければ、未来は見えない。換言すれば、ブランド永続性の鍵を握るのが、『ヴァンキッシュ』になる。ヴァンキッシュとは英語で、完全なる征服者という意。意味深なネーミングともいえるだろう。

商品名の付け方にも新たな方向性が見える。『マジェスティ』は従来、『マジェスティ プレステジオ』や『マジェスティ ロイヤルブラック』など、マジェスティブランドの何々モデルとマジェスティの名前が先に出た。しかし、『ヴァンキッシュ』は『by マジェスティ』とヴァンキッシュを前に押し出す。なぜか、それは具体的な製品対象者のイメージを聞くと理解できるだろう。
「ズバリ、50歳がターゲットです。この世代は、社会人として成功している世代ですが、”まだ『マジェスティ』は早い”と考えている層でもあります。ただ、体力面では変化に順応しなくてはいけないことも理解している人達である一方、モノの本質もよく知っている世代です。よって、シニア色の強い『マジェスティ』の心理的な部分を排除してあげれば、強い関心を持ってもらえるはず。そこで『マジェスティ』の入り口という意味合いもあり、『ヴァンキッシュ by マジェスティ』というネーミングにしました」(出山社長)

換言すれば、『マジェスティ』の登竜門といったところで、その裾野を広げる役目が強いといえる。そこで気になるのが、昨年からマジェスティユーザーの幅を広げる役割で投入、市場で好調に推移する『マジェスティ ロイヤルブラック』との棲み分けだが・・・。

「『ロイヤルブラック』は、プロ・上級者が飛びつき、その後口コミで幅広い層から支持を得ていますが、『ヴァンキッシュ』はもっとアスリート色が強い立ち位置です。それはスペック(『ロイヤルブラック』はヘッド体積460㎝3、46.5インチ、『ヴァンキッシュ』は445㎝3、45.5インチ)でも明らか。また、ヘッドデザイン的にもディープフェース・シャローバックの『ロイヤルブラック』に対して、『ヴァンキッシュ』はアスリートが好むディープフェース・ディープバックです。打ちやすさと飛びの優位性は『マジェスティ』の流れを汲みますが、その佇まいはシャープでアスリートモデルの匂いすら感じてもらえるはずです」(開発チームの阿久津桂部長)

同社では両モデルのカニバリはないと強調するが、実際に両モデルをテストした永井延宏プロも、その違いを次のように述べる。

「同じ『マジェスティ』シリーズですが、違いますね。『ロイヤルブラック』は大型ヘッドで重心深度も深いのでボールが上がりやすい。シャフトはスピード感があってボールを捉まえてくれるので、万人受けするモデルです。一方、『ヴァンキッシュ』はやや小ぶりなヘッドで『ロイヤルブラック』に比べると重心は浅めに感じる。シャフトの剛性もしっかり感があるので、低スピンの強いライナーボールが出やすいですね。アスリートシニアが好みそうな印象を受けました」

ともに『マジェスティ』シリーズではあるが、しっかりと性能を棲み分けたことが、永井プロの試打でも分かった。

『マジェスティ ロイヤルブラック』とはまた違った形で、『マジェスティ帝国』の構築という大きな役割を担った『ヴァンキッシュ by マジェスティ』が、現役世代のハートをガッチリ掴むのか、今後の動向が大いに注目されそうだ。なお、動画は11月5日の記者発表会の模様を収録したもの。


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