キャロウェイの新ドライバーROGUE(ローグ)はエピックの後継機種じゃない!
片山三将
1965年9月21日生まれ、東京都出身。
1992年「月刊ゴルフ・エコノミック・ワールド」(GEW)を発行する株式会社ゴルフ用品界社に入社。以来、編集&クライアントへの広告・企画を担当。
その一方、国際事業...
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先頃、最年少で選手会長に選ばれた石川遼がしみじみと話した。
「『エピック』の発売から1年後、これを超えなきゃ意味がないというキャッチフレーズで発表された『ローグ』ですが、(商品開発は)本当に厳しい世界だと思います。試打の数字面だけではなく、選手にいいフィーリングを与えてくれる。素晴らしい製品になってますね」
開発の苦労に思いを馳せて、大人のコメントを披露した。
キャロウェイゴルフは1月9日、新製品発表会を都内の展示会場で開催した。登壇者は石川遼、上田桃子、深堀圭一郎の3選手で、冒頭のコメントはその時のもの。昨年末から噂にはなっていたが、この日、ついにヴェールを脱いだ。
新製品は2月23日から順次発売される『ROGUE(ローグ)』シリーズで、『ローグ』には反逆者、荒くれ者などの意味があるという。転じて「ワルかっこいい」とのニュアンスを込めて、市場に一石を投じる構え。ドライバーは『GBB EPIC(エピック)』の発売から1年後、アイアンは7ヶ月後という短サイクルだ。
米本社のチップ・ブリューワーCEOは、ビデオレターでこう話した。
「当社には長期債務がありません。利益を積極的に再投資できる体質であり、今回の新製品にも様々な機能を盛り込みました」
『ローグ』の特徴はフェース面裏側に装着された「2本の柱」、ジェイルブレイクの継承と進化で、やさしくボールを拾えてハイドローで飛ばせるところにあるという。
ドライバーは日本仕様の『スター』と限定モデルの『スタンダード』及び『サブゼロ』の3機種、その他フェアウェイウッド、ユーティリティ、アイアン(2機種)、レディスモデルの総合展開となる。