ガラスコーティングでヘッドスピードがアップする?
片山三将
1965年9月21日生まれ、東京都出身。
1992年「月刊ゴルフ・エコノミック・ワールド」(GEW)を発行する株式会社ゴルフ用品界社に入社。以来、編集&クライアントへの広告・企画を担当。
その一方、国際事業...
ガラスコーティングはクルマやスマホ液晶の傷・汚れ防止などで実績があるが、今回、アドウェルからゴルフクラブやゴルフシューズなどゴルフ用品専用のガラスコーティング剤『HARDOLASS(ハドラス)』が発売された。
同製品は、30種類のガラスコーティング剤から3種類を選びゴルフ用品専用剤として商品化されたもの。商品構成は、『ハドラスW』(ウッド、ユーティリティ、シャフトの傷防止)、『ハドラスUSED』(主に中古アイアン・ウエッジの錆止め、クリーンアップ)、『ハドラスSH』(シューズ等の革製品の汚れ防止)にそれぞれ下地処理剤がセットになっている。
塗るだけでヘッドスピードがアップ?
発売元のアドウェル富山暁社長によれば、
「クラブやシューズに液体を3回塗りすると18層ものガラス被膜が形成され、長期間傷防止などのメリットがあります」
ということだが、実は塗布したゴルファーからヘッドスピードが上がる効果があるのではないか、という声が届き始めたとか。
「知人の女子プロやトップアマに試してもらったのですが、ドライバーのクラウン、ソール、シャフトに塗ったところ、素振りでその違いを感じるほどヘッドスピードが上がりました。飛距離が伸びる可能性は十分にあると思います」
塗るだけでヘッドスピードが上がって飛距離が伸びる?思わぬ副産物を得られたことで、『ハドラス』の商品価値が高まると同社では期待を寄せる。
ショップの利益商材としても期待
『ハドラス』は、傷・汚れ防止、そしてヘッドスピードのアップも期待されるものだが、もう一方の側面が利益商材としての期待値の高さだ。値引き販売やポイント還元が常態化して、売場の利益確保が難しい昨今、粗利が期待できる商材としても注目されている。
実は、このビジネスを先行したショップがある。ゴルフパートナー岐阜のFC2店舗で2日間実演販売した結果、ドライバー10本、アイアン14本、スマホ1台で計5万円を売り上げたとか。導入初期のテストマーケティング的な要素、価格自体は店舗が決めるのでシミュレーションの数字とは若干異なるが、実績を挙げる店舗が増えているという。
ゴルフ用品のメンテナンス、機能性向上、そして商品を扱うショップの利益が三位一体になった印象の強い『ハドラス』。業界では今年注目のニュードライバーなどが話題になっているが、隠れた商材として注目を集めるかもしれない。
なお、同製品に興味がある方は、アドウェル(TEL.03-6880-9043)まで。ライター紹介
片山三将
1965年9月21日生まれ、東京都出身。
1992年「月刊ゴルフ・エコノミック・ワールド」(GEW)を発行する株式会社ゴルフ用品界社に入社。以来、編集&クライアントへの広告・企画を担当。
その一方、国際事業部の責任者として海外事情にも明るく豊富な人脈を持つ。編集&広告・企画のモットーは「切り口」。一つの事象を多面的に捉え、「多種多様な読者の興味を喚起する記事執筆」、「クライアントの商品・サービスに新たな付加価値をつけるブランディングの提案」を常に心掛けている。
信条は、「人生には何ひとつ無駄なものはない」ーー。
2023年1月 顧問就任。