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  • プーマが提供、大学ゴルフ授業研究会「世話人ユニフォーム」への想い

    浅水敦
    1971年東京(板橋区)生まれ、埼玉育ち。(株)明光商会入社後、7年半シュレッダー&パウチッ子&ボイスコールの営業(新規開発営業部→第3直販部配属、外務省、宮内庁、旧富士銀行、日本興業銀行、大手宗教法人を担当)...
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    「サポーター企業のプーマジャパンより、オリジナルスタッフウエア200着(ポロシャツ100、ジャンパー100)の無償提供を受けました。スポーティーでカッコイイ。これで世話人の士気が上がります」 と話すのは、大学ゴルフ授業研究会の北徹朗代表(武蔵野美大准教授)。このほど、同研究会で学生のゴルフ授業を担当する教員が着用する「世話人ユニフォーム」が完成、配布された。左胸にプーマのキャットロゴ、右袖に同研究会のグリーンロゴを組み合わせたもの。 同研究会は、大学の体育授業(一般教養科目)でゴルフを履修する学生にゴルフ場体験を促す「Gちゃれ」を展開しており、「世話人」はこれを引率する教員のこと。ゴルフ人口は年々減少しており、若者需要の創造が急務だが、「Gちゃれ」の活動に注目したプーマがこれを支援。今回のスタッフウエア提供もその一環だ。 「日本全体にゴルフカルチャーを根付かせて、市場を創出していく必要があります。そのためには若者にもっとゴルフと触れてもらうこと」(プーマジャパン梅宮研二マネージャー) そして、「プーマの商品はかっこいい。自分も着てみたい」という想いを大学生に持ってもらいたい、と梅宮氏は話す。 そのイメージ戦略の最たるものが、冒頭のウエア提供だ。 きっかけは昨年9月に実施した武蔵野美術大学でのプーマキャディバッグのデザインコンテストに遡る。
    デザインコンテストで優秀な成績をおさめた学生 デザインコンテストで優秀な成績をおさめた学生
    これは、プーマのキャディバッグをテーマに、美大生がデザインをする企画で、産学協同の試みといえる。武蔵野美大はこれまで、商業施設や病院、食品メーカー等との共同プロジェクトを行っているが、スポーツメーカーとは今回が初めて。美大生ならではのユニークな作品が多かった。 北代表が担当する体育のゴルフ授業を履修する学生120名にデザインの提出を呼びかけた結果、48作品が提出され7名の審査員が優秀5作品を選んだもの。受賞者には、プーマ製品1万5000円相当が贈られた。表彰式の前に梅宮マネージャーが「スポーツ産業の現状」について30分間講義するなど、企業PRも行っている。
    「スポーツ産業の現状」について30分間の講義を担当した梅宮マネージャー 「スポーツ産業の現状」について30分間の講義を担当した梅宮マネージャー

    優秀作品に選ばれた5作品

    視覚伝達デザイン学科1年 須田裕貴那さん 視覚伝達デザイン学科1年 須田裕貴那さん
    油絵学科油絵専攻2年 宮路茉奈さん 油絵学科油絵専攻2年 宮路茉奈さん
    彫刻学科3年 中村万梨恵さん 彫刻学科3年 中村万梨恵さん
    建築学科1年 内山佑香さん 建築学科1年 内山佑香さん
    建築学科2年 佐橋 飄さん 建築学科2年 佐橋 飄さん
     

    Gちゃれの規模は年々拡大

    ところで、「Gちゃれ」がはじまった2015年は12名の参加だったが、以後、飛躍的に参加者を増やし、今春は累計700名を伺う規模にまで成長している。参加大学は79で、102名超の教員が名を連ねている。 「こちらも凄い勢いで増えましたが、大学の教場は学内施設など狭かったので、本気で教育力を高めたい先生が入ってきやすい土壌ができたことも登録教員が増えた要因でしょう。世話人に登録すると有益な情報がメール配信されますし、『研究会』に属することで、ゴルフ授業を持てる期待感もあるかもしれません」(北代表)
    作品についての感想を述べる武蔵野美術大学長澤忠徳学長 作品についての感想を述べる武蔵野美術大学長澤忠徳学長
    士気向上や一体感の醸成にも世話人ユニフォームが活躍しそう。また、先述した「デザインコンテスト」は、他のゴルフメーカーにとって産学共同の好例となりそう。実際、大学と共同で用具開発を進めるメーカーも現れている。 武蔵野美大の長澤忠徳学長は、 「AIの普及で49%の職業がなくなってしまうという見方もあり、特にエンジニアリングの領域は代替えされる部分が多いでしょう」 と前置きして、次のように続けた。 「ただし、クリエイティブな部分は残ります。本校は美大という特殊性から卒業生の4割が創作活動に入りますが、就職する5割ほどの学生はクリエイティブな仕事に就き、本校は毎年1000名の学生を輩出しています。 このデザインコンテストは、企業人に美大生の頭の中を見て頂き、学生は自分のアイデアを臆せず発表する場を与えてもらった。産学協同の好例といえるでしょう」 このような活動が広がることを期待したい。
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