1. フットジョイ「TOUR-S」レビュー。圧倒的な安定感でツアープロも続々とスイッチ!

フットジョイ「TOUR-S」レビュー。圧倒的な安定感でツアープロも続々とスイッチ!

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フットジョイ TOUR S

アクシネット ジャパン インクは先頃、「少しでも揺らいだら、全力では振れない。」と謳うフットジョイ『TOUR-S』ゴルフシューズを発売した。そのコピーが示す通り、このモデルの最大の特徴は、「安定感」だ。

同ブランドの中でも、最大値に近いソール幅とスパイクの鋲間隔を誇り、その「安定感」は抜きん出ている。ケビン・キスナー、ラファ・カブレラベロー、ブレット・ラムフォードなど多数のツアープロが『TOUR-S』へスイッチ、各ツアーで優勝を遂げるなど性能の高さは実証済みだ。

左)ケビン・キスナー、右)ラファ・カブレラベロー
左)ケビン・キスナー、右)ラファ・カブレラベロー

また、ソールに「ぺパックス」という新素材を採用、「安定感」に加えて「弾き感」、「軽量化」も搭載と進化を見せる。

スポーツシューフィッターでもある神谷幸宏プロは、「『TOUR-S』の優れた点は『床反力』」と新たなキーワードで評価、今後のゴルフシューズの在り方を示唆するニューモデルと注目する。

今回は神谷幸宏プロに『TOUR-S』をテストしてもらい、ヴィクトリアゴルフ新宿店の小林弘和チーフには商品分析をしてもらった。

 

バランスがよく地面からのフィーリングを感じやすい

神谷幸宏プロ
神谷幸宏プロ

まず、見た目がすごくスッキリしていますね。シューズの安定性を図るためにソール面積を広げたフレアデザインを『XPS-1』から受け継いでいますが、ミッドソールの色を透明にするなどソールがはみ出しているような印象を与えない。外観のデザインにも工夫を凝らしています。

あと、足を入れて感じるのは、地面との高さ。『XPS-1』はソールに厚みがあって地面からの高さもありますが、『TOUR-S』はインソールやミッドソール、アウターソールの厚みや素材を進化させて地面との距離感を縮めている。だから地面からのフィーリングを足裏で感じられますし、視覚的にも芝生との一体感があってアドレスもしやすいですね。

また、足を入れた時に感じる心地よさもあります。弾力性があるというか硬過ぎず柔らか過ぎず適度。中足部から踵のホールド感もいいのでスイングしやすそうです。あと、歩いてみて感じるのがミッドソールの柔らかさ。すごく弾力があるので次の一歩が踏み出しやすいから疲れないでしょうね。

 

地面を押す力が強いからスイングスピードとミート率がアップ

実際に『TOUR-S』を着用してボールを打ってみました。今回は、BodiTrakを使用してスイング中の足の動きのデータも取得したので、詳細は別掲のデータを参照してください。ここではスイングで大切なパートであるアドレス、トップ~切り返し、インパクト前~インパクト、そしてフィニッシュ時のインプレッションをお伝えします。

BodiTrak画面の説明
・画面左側が左足、右側が右足。
・白い丸は両足の中心圧。テイクバックでは右側に、ダウンスイング以降は左側に移行する。
・黄色線は上記中心圧の軌跡。
・色の変化:足のどの部分に圧が掛かっているかを示す。度合いの強さ順に赤、緑、青、白となる。
・インパクト直前~インパクトにかけての折れ線グラフ。青線:左足、オレンジ線:両足、黄線:右足の体重を1とした場合の地面を押す力を示したもの。

アドレス時

フットジョイ TOUR-S アドレス時

まずアドレスですが、すごくバランスよく立てますし、前足部、後足部のスパイクがしっかりと地面を噛んでいます。それはデータにも出ており、ここまで足圧が全体的にハッキリと出る(赤い部分)ことは今までテストしたシューズではありませんでした。

 

テイクバック~トップ時

フットジョイ TOUR-S テイクバックからトップにかけて

そして、テイクバックからトップにかけては、かかとに体重が乗せやすいのでバックスイングがしっかりと大きく取れます。これはソールがフラットなレスドロップ型のメリット。

一方、かかとが高くつま先にかけて低くなるドロップ型は歩行を促す効果がありますが、『TOUR-S』はドロップ型ではあるもののアッパーの生地がソフトなので歩きやすい。スイングと歩行の両面を考えて作っていることが伺えます。

 

インパクト前~インパクト時

フットジョイ TOUR-S インパクト前からインパクト

最も重要なインパクト前~インパクトですが、今回は足が地面を押す力(床反力)を他のゴルフシューズと比較してみました。すると、他のシューズが体重1に対して1.31倍だったにも関わらず、『TOUR-S』は1.62倍と地面を押す力がかなり強いことが分かりました。

ソールに弾力性があることが影響しているのでしょうが、地面を押す力が強いということは、その反動も大きくなるので下半身の回転速度に結びつく。その結果、ヘッドスピードが速くなります。また、下半身もしっかりするのでミート率も上がりました。スイングにいい影響を及ぼすことは明白で、ツアープロが『TOUR-S』に変えてすぐ優勝したことも頷けますね。

 

フィニッシュ時

フットジョイ TOUR-S フィニッシュ時

あと、それぞれのスパイクの間隔を離し外側のスパイクを可能な限り外に装着しているので傾斜地で地面を噛む力が強い。フィニッシュまでキチンと振り抜けます。

 

以上、『TOUR-S』をBodiTrakで検証しましたが、履き心地の良さ、安定性、そして弾力性に伴うスイングサポートなど、クオリティの高さを実感しました。この性能はレベルに関係なく全てのゴルファーが体感できるでしょうし、私は迷ったら『TOUR-S』を選べと強く推奨したいですね。

 

ハイテク満載!機能性に喰いつく人に薦めたい

続いてヴィクトリアゴルフ新宿店の小林弘和チーフに話を聞いてみた。

ヴィクトリアゴルフ新宿店 小林弘和チーフ
ヴィクトリアゴルフ新宿店 小林弘和チーフ

フットジョイから3月に『TOUR-S』が発売されましたが、その印象は?

小林氏 一言でいえば、ゴルフシューズとして安定感が優れています。広いソール幅とスパイクのグリップ力で地面をガッチリと掴んでくれますし、スイングした際の捻じれに対する強さもある。すごく土台が安定しますね。既存の『XPS-1』もスイングが安定することで好評ですが、『TOUR-S』はその安定感をさらに向上、その上に軽さとしなやかさを加えたという印象です。

あと、細かい点をいえば、ダイヤル(BoaIP-1)が微妙に調整できるので好みのフィット感を出しやすい。また、インソールが二重構造でほど良い硬さになっていますし、タンもしっかりしていてズレない。総合的に足をしっかりと包み込むホールド感があります。

 

一般的にホールド感があると足はしっかりしますが、その分きつかったり足当たりが強かったりする場合もありますが。

小林氏 確かにそうですが、『TOUR-S』の生地は柔らかく、しかも縫い目が少ないので足当たりがソフト。それに外観はスッキリと見えますが、履くと以外と幅があるので、全体的に足当たりはいいですね。

 

すでに『TOUR-S』にスイッチしたプロが試合で優勝するなど結果も出ています。

小林氏 スイングがブレないからでしょうね。

 

どんなゴルファーにオススメか

『TOUR-S』は、どんなゴルファーに薦められますか。

小林氏 対象者のイメージとしては、ゴルフにハマっている人。一足持っているけどちゃんとしたものが欲しい人や機能性に喰いつく人、あとは靴の重さが安定感につながると考えている人が一度履けば、こっちが気に入る可能性も高いでしょうね。

同じ安定感を訴求する『XPS-1』はとにかくガッチリしているのでアスリート向けですが、『TOUR-S』は安定感にクッション性もあり履き心地もしなやかなので、より幅広い層に提案できるモデルです。また、ソールに『ぺパックス』という柔軟で粘りのある新素材を使用したということですが、この素材のせいかソールが全体的にしなるので足が楽に前へ出る。だから歩行が楽ですし、足も疲れ難いと感じます。

あと、やはりソール面が大きいから傾斜地で下半身が安定する。傾斜で上手く打てないと感じているゴルファーには強く推奨できるモデルだと思います。いずれにしろ、総合的な機能性が高くコースでその威力を発揮すると思います。

 

FJ TOUR-S 概要

FJ TOUR-S

  • 価格:オープン
  • サイズ:24.5~27.5cm
  • カラー:ホワイト+ブルー、ホワイト、ブラック、ホワイト+グレー 

問い合わせ先:アクシネット ジャパン インク
TEL:03-6890-0888
https://www.footjoy.jp/

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片山三将

片山三将

1965年9月21日生まれ、東京都出身。
「月刊ゴルフ用品界」(GEW)を発行する株式会社ゴルフ用品界社の専務取締役兼営業本部長。92年の入社以来、編集&クライアントへの広告・企画を担当。
その一方、国際事業部の責任者として海外事情にも明るく豊富な人脈を持つ。編集&広告・企画のモットーは「切り口」。一つの事象を多面的に捉え、「多種多様な読者の興味を喚起する記事執筆」、「クライアントの商品・サービスに新たな付加価値をつけるブランディングの提案」を常に心掛けている。
信条は、「人生には何ひとつ無駄なものはない」ーー。

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