「ギリギリ、全開。」新たな高初速へ プロギアが新RSシリーズを7月13日に発売
大矢晃弘
1982年生まれ、神奈川県出身。
中央大学卒業後、俳優としてテレビや映画に出演してきた経歴を持つ、異色の記者。
ゴルフをこよなく愛し、2018年5月株式会社ゴルフ用品界社入社。
自分が発信する記事で、ゴル...
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「徹底的に開き直る」――。そんな気合で臨んだという。
6月11日、プロギアの新RSシリーズ発表イベントが東京国際フォーラムで開催された。約1ヶ月前からウェブサイトで予告ムービーを流し、執拗に「ギリギリ」を打ち出してきた新シリーズがお披露目となった。
会場中央のスクリーンには、「Smilin’ PRGR」のキャッチフレーズとともに、小平智、原江里菜などの契約プロが出演するプロモーションムービーが流れる。プロ達の素の笑顔を映し出す和やかな映像とは対照的に、そのスクリーン両端には「ギリギリ、全開。」と書かれた攻撃的なポスターも。
「ギリギリ」の正体は「高CT」の実現と「高初速」へのこだわり
周知のように、2016年発売の『RS-F』はギリギリのCT値を追及した結果、規則違反により回収となった。しかしそれに臆することなく、リベンジモデルとして昨年『RS2017』ドライバーを発売。そして、今作は「ギリギリ、全開。」をキャッチフレーズにさらなる飛びを追及したという。 その「ギリギリ」の正体は、やはり今回も高CTの実現だ。前作のドライバーでも採用されたWクラウン設計がより進化。たわみのエリアを拡大することで、エネルギーロスを排除。加えて、フェース面の高初速エリアを広げることで、打点のズレによって生じる初速ロスも軽減させた。「高初速のレベルが違う。高初速のエリアが違う。」まさしく徹底的に開き直った新作だ。 徹底的なのはそれだけではない。プロギアオリジナルのCT測定器を駆使し、工程で全2回の全数検査を実施。徹底した高CT管理を行った。森田忠夫社長は、 「さらなる飛びと、やさしさを追求したギリギリのブランドです」 と自信を覗かせる。 さらに開発に際しては、直近約2万発の試打データを解析。同社のミッションである「悩めるゴルファーを救う」(森田社長)モデルとなっている。新RSシリーズの印象と試打風景を動画でレポート
フルモデルチェンジ!「ドライバー以外も飛びを実現!」
ラインアップはドライバー、フェアウェイウッド、ユーティリティ、アイアン、ウエッジのフルモデルチェンジ。山本眞司副社長は、 「RSシリーズはギリギリを打ち出すあまり、ドライバーだけに目がいきがちですが、それ以外のクラブもゴルファーが実際に使って結果が出て、飛ぶクラブを目指しています。シリーズ全体として評価してほしいと思っています。」矢野東、原江里菜も新RSシリーズの性能を絶賛!
発表会の第2部は契約プロの矢野東、原江里菜にティーチングプロの内藤雄士氏がトークショーで製品性能を話し合った。 「小ぶりなヘッドに違和感を覚えたので、『多分使わないと思いますが・・』と前置きして試打しましたが、実際に打ったら、球も上がりやすく、抜けがいいので、即使うことに決めました」(原) 「ゴルフは飛ばすスポーツではなく、最終的には距離感のスポーツ。距離が合わせられて、うまく芯に当てやすくなっている今回のアイアンはプロでもアマでも使って面白いクラブだと思います」(矢野) 山本副社長が訴えたように、トータルで自信のあるモデルのようだ。 場所をドライビングレンジ日比谷に移しての試打会は盛況。力のあるドライバーショットを放つ報道陣の姿が多く目についた。NEW「RS SPIN」ボールには遊び心も
クラブの陰に隠れがちだが、今回はNEW「RS SPIN」ボールも発表。1ダースの中に、11、18、68、77番と珍しいナンバリングが施されているが、これは同社契約の平塚哲二プロと、森田理香子プロがラッキーナンバーとして実際のボールに使用している番号をそのまま採用したもので、同社の遊び心も垣間見える。発売日は7月13日!
発売は7月13日を予定。違反で回収という2年前のピンチを逆手に取り、敢えて開き直って「ギリギリ」を打ち出してきた同社。プロギアの「ギリギリ」への挑戦と逆襲はこれからも続くのだろう。昨日多く読まれた記事TOP25
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